昨季のオランダ・エールディビジを2位で終えたトウェンテが、名将コー・アドリアーンセを新たな監督に任命した。契約期間は1年。カタール五輪代表の監督を辞任した3月以降、フリーの状態だったアドリアーンセは、6月13日にサウジアラビアのアル・シャバブへ引き抜かれたミシェル・プロドーム前監督の後任としてトウェンテに迎え入れられた。新天地では監督とテクニカル・マネージャーを兼任する。ADOやビレムII、アヤックス、さらにAZのほか、ポルトやザルツブルクでも監督を歴任した63歳は、「トウェンテに打診を受けた時から大きな興味を覚えた」と語った。「国外で6年間にわたって仕事をしていたとはいえ、私は典型的なオランダ人指導者だ。魅力的で攻撃的なサッカーを志すオランダに対し、外国では違うスタイルを求められることが多かったので、祖国に戻りたかった」「その点でトウェンテは理想的なクラブだ」とアドリアーンセは付け加えた。「トウェンテでは、優勝経験があるだけでなく、多くの可能性を秘めた選手たちを指導することになる。このクラブは組織もしっかりしているので、トウェンテにチャンスをもらえたことを喜んでいる」。トウェンテは2010-11シーズンのオランダ・カップを制したものの、エールディビジを2位で終了。新シーズンのチャンピオンズリーグには予選3回戦から出場する。