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カテゴリ: 歴史・事件

まず非難する前に論文に目を通そう


「日本は侵略国家であったのか」
 田母神(たもがみ)俊雄

アパグループ ・第1回「真の近現代史観」論文 最優秀藤誠志賞


賛否を言う前に、まずは田母神氏の論文を読んでいただきたい。


いうまでもなく、この論文は旧・日本政府および旧・日本軍に寛容すぎる内容である。

しかし、いくつかの無視しがたい重要な指摘と、メディアが世論を作ったのに「旧日本軍=悪」「旧政府=無能」イメージを大衆に植え付け、すべての害悪の根元を「公」や「官」に押しつけて 自分たちは常に無罪を装うメディアと世論の悪しき風潮に投石をしている。

日露戦争当時の信頼できる資料を読む限り、伊藤博文など明治政府首脳陣や明治帝は、勝ち目の全くない大国ロシアとの開戦を回避する方向性を必死に模索していた。

しかし、世論(当時、急激に普及したメディア… 新聞 が誘導した)の強大な圧力に徐々に主戦論に傾いていったというのが、開戦に踏み切った要因の一つであることは間違いない。



メディアが頻繁に持ち出す「村山談話」と政府対応


田母神論文に対するマスメディアの批判は2点に集約されるだろう。

・田母神論文は日本に一方的な戦争責任があるとした『 村山談話(村山声明) 』と矛盾する

・日本植民地であったアジア諸国との関係が悪化する懸念がある



後者については、中国、韓国とも現在は「侵略戦争を正当化した自衛隊幹部が更迭された」と報道するのみで、目立った動きはない。

また、インドネシアやタイなどといった親日的アジア諸国の声明はいまのところ報道されていない。

中国や韓国にしても、麻生総理は就任早々『村山談話』を踏襲する方針を明示したし、この程度のネタでまた日本を脅すのは難しいと判断したのだろう。

なにより、中・韓とも、おりからの土地バブル崩壊と世界同時株安のダブルショックで経済的に大ダメージを受けている。

いま、世界中で唯一無傷と言っていい日本経済界を逆に刺激して、莫大な融資を引き上げられてはたまらないといった思わくもある。

では、前者の村山談話と矛盾するという点はどうか?

もともと、十数年前(平成7年)に発表された村山談話には、 歴史的事実を折り込んでおらず、さらに 卑劣な手段で採決 した という根本的瑕疵(かし)があり、国民の一致した見解とはほど遠い。
(詳細ついては他の方のHPに詳しいのでにゆずる)

だが、安倍、福田、麻生総理も(中韓関係に配慮して、おそらくはやむを得ず)これを踏襲すると明言した以上、田母神論文の内容を認められないのはやむを得ない。

超スピード更迭も(中韓関係に配慮すれば)、 正当であったかは別にして、きわめて有効であったろう。

少なくとも外交上は最も適切な対応に近かったとは思う。


ただし、 田母神論文の内容が、ねつ造だらけの村山談話と矛盾するからといって、まったくの「妄言(韓国報道)」か?という点については、別次元の話だ。


日本の「刷り込み自虐史観」に風穴をあける田母神氏の戦略

というより、田母神論文は戦後、 日教組 朝日新聞 を始めとした反日日本人から一方的に押しつけられてきた自虐史観に、敢えて「真実の歴史は違うと思う」と疑問を提起した重要な論文だ。

私がこの(あきらかに旧政府・軍に寛大すぎる)田母神論文に一定の評価をしたい理由は2つ

1.ねつ造と刷り込みだらけで、事実を隠蔽する歴史教育に一石を投じたこと

2.田母神氏は、論文を撤回する意思は皆目ないが、更迭を甘んじて受け入れていること


そんなの関係ねぇ 」発言など、これまでも注目されてきた田母神氏。

このような論文を発表すれば、まず、確実にメディアが総力バッシングに回ること、自分が社会的に抹殺されることは分かっていただろう。

さらに、現役自衛官の立場で、という点も看過しがたい。

更迭の時点で60歳。定年まで2年。退官して一般人になった後でいいではないか、という人も多いはず。

しかし、田母神氏には現役自衛官、しかもトップ級でなければならなかった理由があったのだろう。

現役自衛官のトップでなければ、そして処罰されなければ、この論文がこれほど注目を集めることは難しい。

確信犯的で、正道ではない。

しかし、論文を書いた動機は、日本国の真の国益のため、未来のためという信念に基づいている。

「伝えなければならない!たとえ自らの進退を賭しても!」という信念が感じられる。

やや詰めの甘い論文の内容より、そういった田母神氏の憂国の情を高く評価したい。

論文内容の正確さや考察は評価が分かれるだろうが、田母神氏が(多大なリスクを負って)日本の国益のために論文を書いたことは事実だ。

自分だけの利益のため「平和」を語る山師たち~マスコミ

さて、一方、なにかというと「平和」「未来」「自由」と連呼するマスコミや日教組はどうか?

彼らには、田母神氏の論文をあれこれと非難する以前の 資格 を問いたい。 

いったい彼らは、田母神氏のほんの数分の1でも日本国の将来を真剣に考えているか?

北の大国・・・中国が、チベットやモンゴルをどれほど卑劣なやり方で「侵略」したかを知っているのか?

北の隣国・・・韓国で、「 竹島を武力制圧するにはどうしたらよいか? 」という話題が盛んだと知っているのか?

何度も指摘してきたことだが、 マスコミは企業である 。つまり本質的に利益追求のための組織である。

特に(パチンコ業界や食肉業界などを牛耳る)中韓系の資産家から莫大な資金を注入されている朝日新聞ら反日メディアは酷い腐敗ぶりだ。

他も朝日ほど酷くなくても多少は似たり寄ったりだ。多少骨のある企業もあるにはあるが、結局カネをくれる所になびく。

そのくせ(真面目な人も多いだろう)無抵抗の地方公務員をこれでもかとバッシングする。しかし監督官庁の総務省のスキャンダルは恐くて報道しない。

今回のマスコミ報道で目を覆わんばかりに酷いのは、田母神論文のどこがどう間違っているのか、を歴史的根拠をふまえて全く検証できていないところだ。

ただ、けしからん!問題だ!というだけである。

ネット掲示板の左翼論調の方がよほど質が高い。

今のマスコミをジャーナリストと呼んだら故・ 黒田清 氏が鬼になって化けて出てくるだろう。

かたや日教組や全教は、当初の教育に対する理念こそすばらし かった

だが、堕落し、教育のことより保身を優先する姿勢に、若い教師たちは反感すら覚えているという。

(そのため日教組の組織率は、創設当初の90%から現在30%まで落ちた)

国民は平和、未来、公益という言葉が、特定団体の利益追求ためのスローガンとして道具化にされている現実から、決して目をそらしてはいけない。

このような汚染された教師とメディアが、自傷による傷口を広げてきた。 

戦後、人々は学校で日教組の教師に洗脳され、社会人になって反日メディアのたれ流す情報に囲まれてきた。

しかし、通信革命で光も見えてきた。

ここ十年、従来の自虐史観に囚われず、自分で歴史資料を探し、自分で考え、ネットで真の歴史について熱く議論する若者が増えている。

おそらく、子供の頃から先生も間違うと理解し、ネットがあるから新聞は要らないという若者が増え、反日教育・腐敗メディアの洗脳から解放されたからだろう。 

パール判事の憂慮どおり自虐史観で日本人は堕落した

それでも、この国の少なくない人々が、太平洋戦争は日本が一方的に悪く、多くの日本人や外国人が死んだり苦しんだりしたのは「 すべて 」日本の責任だと信じて疑わない。

東京裁判という名の国際リンチ・・・世界法学史上最大の汚点・・・。

そこで、GHQの圧力に屈せず、判事団の中でただ一人国際法の専門家として「全員無罪」を主張したインドの ラダ・ビノード・パール 判事 が、広島の原爆慰霊碑を見て激憤したという話がある。

広島の原爆慰霊碑にはこう書いてある。。。今も

『安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから』

パール氏は同行の通訳に対して怒鳴った。

「なぜ日本人が謝るのですか!原爆を落としたのはアメリカではないですか!」

そして、暗澹たる表情でつぶやいた。

「東京裁判の被害は、原爆の被害よりも甚大だ・・」

パール氏はこうも言った。

「何もかも日本が悪かったとする戦時宣伝のデマゴーグが、これほどまでに日本人の魂を奪ってしまったとは思わなかった」

パール氏が看破したように、多くの日本人が持つ史観が デマ に基づいた歪んだ教義に固定されてしまった。

事実、多くの日本人が神のようにあがめる「欧米式」「国際感覚」「グローバルスタンダード」からはほど遠いトンデモ思想もまかり通る。

「戦争に巻き込まれないためには、武力を完全放棄すればよい」
 福島瑞穂(社民党党首)

こんな感覚で日本を子供達に引き継ぐつもりなのか?と問いたくなる。

少なくとも私は200cm・150kgのプロレスラーが、街でヤクザにからまれたという話は聞かない。

しかし、老いたホームレスが少年に遊び半分に撲殺された話や、か弱い女性が暴漢に無理矢理レイプされた話なら山ほど知っている。

・・・ああ、そういえば、こんな話も知っている。

中国も韓国も、できれば武力をもって、黄金の国・日本(まずは尖閣諸島、対馬や竹島から)を手中に収めたく、 日本を仮想敵国として 日々苛烈な訓練を行っている。

しかし、 日本の国防力が自国の軍事力より格段に高いので、ヘタに偵察機すら飛ばせないという


田母神俊雄

田母神俊雄(元)航空幕僚長







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最終更新日  2008/12/31 12:20:53 PM
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