里の種

里の種

2007/06/30
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カテゴリ: 記憶
幼い頃、父親は地域の消防団に入っていて、夜になると、その訓練か会合かによく出掛けていった。夜中遅く帰ってくると、父は、僕ら子供たちにお菓子をくれた。起きていたのか起こされたのか、電灯の明かりの下、パジャマ姿でお菓子を受け取ったときの嬉しさを、今もはっきりと覚えている。作家の向田邦子のエッセイに、夜遅く酔って帰ってきた父親に、子供たちみんなが起こされて、眠い目をこすりながら土産の折り詰めを分け合って食べる。という場面があった。それが、戦前のことだと考えると、向田さんは良い家庭に育ったのだなと、つくづく思う。と同時に、時代は変わっても父親というものは、いつもこんなことを繰り返していることが、おかしくも懐かしく感じられる。

亡き父の声思い出せぬほど時隔ち虫鳴く夜の月影親し





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最終更新日  2007/06/30 09:10:50 PM
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Re:父親というもの(06/30)  
川風そよこ  さん
子供の頃が懐かしいです、一人で立つ大人はつらいです。思い出はやさしいです。

父がまだ強かった頃 その背中 追いかけた日々 
覚えてる (2007/07/04 06:48:57 PM)

Re[1]:父親というもの(06/30)  
kawa-sakana  さん
川風そよこさん
>子供の頃が懐かしいです、一人で立つ大人はつらいです。思い出はやさしいです。

>父がまだ強かった頃 その背中 追いかけた日々 
>覚えてる
-----

思い出は本当にやさしいです。今の自分が嫌いになったときなどには、特に、幼い頃の思い出の中に逃げ込みたくなることがあります。現実逃避というと、悪い印象ばかり受けますが。少しの間行って、また、戻ってくる。そういう場所が心の中にあることは、救われる気がします。

永遠の果てまで行って星ひとつ拾って帰る七夕の夜


(2007/07/07 09:20:15 PM)

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