2005.09.29
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昨日の夜から読み始めて読了。
---
小淵沢の側にある清海町にあるシーク協会の環境教育事業部が舞台の3つの短編が収録されている。物語の主人公は、高校生の若杉翠。そして彼女が恋をしているのが、シーク協会の自然観察指導員で「笑うと泣きぼくろが笑いじわに消える」深森護。

どれもが、物語の背景に静かに「死」が横たわっている。
けれども、主人公・若杉翠の一人称で語られるので、他の登場人物が抱えている「死」というものは表に出てこない。
物語は、家族の死、婚約者の死、という重たい現実をつきつけられた人たちが、シークの森の中で、そして護さんの語りにより癒され再生していく様が描かれている。

護さんの語る言葉、シーク協会のキャンプのゲストである児童文学作家、星野さんの語る言葉、物語の会話の端々に、ふっと目のさめるような言葉がちりばめてあって、自分も癒されていく気がする。

個人的には、第三話が良かった。

シーク協会でのキャンプのこと、森のことが生き生きと表現されている。
森へ行きたくなるそんな1冊だった。
---
もろりんさんの紹介で、この本を読みたいと思い続けて半年(!)
やっと読むことが出来ました。
時計を忘れて森へいこう


読みはじめて、まず意外な出会いがあり、おやっ?
小淵沢近く、清海という地名、これって、ひょっとして清里のキープ協会がモデル?やはり最後に作者によるあとがきで、紹介されていた。
(起こる事件、登場人物はすべてフィクションです)
わたしも何度か訪れたことがあるので、主人公たちを包み込む風景をより身近に感じられた。

実は、大学時代の友人の中に、環境教育の事務所を興しスローライフ、パーマカルチャーなどの指導を実践している人がいる。彼は、キープ協会のキャンプにも関わっていたはず。読み進めると、どうも深森護を友人と重ねて見てしまった(笑)笑いじわもあるし、歩き方も似ているし。ただ、わたしの友人は護さんのように物静かなタイプじゃないけれどね。(注:わたしたちはお互いを恋愛対象としては見ることがなかったので、今でも貴重な男友達)

文中で引用されていた、「センスオブワンダー」を知ったのも彼が卒論のゼミで取り上げたことがあったから。

センス・オブ・ワンダー

心の深いところで癒されたとともに、森の空気を感じ懐かしい気持ちになった1冊でした。





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Last updated  2005.09.30 00:19:29
コメント(10) | コメントを書く


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Re:「時計を忘れて森へ行こう」光原百合(09/29)  
kayokorin  さん
「星月夜の夢がたり」をさらっと気持ちよくよんでしまい
いっぺんに光原さんが気に入ってしまったKayokorinです。
じつは「時計を忘れて森へいこう」も、次に読もうと思って
今つくえの上にあります。楽しみです(*^_^*) (2005.09.29 23:43:35)

Re[1]:「時計を忘れて森へ行こう」光原百合(09/29)  
kayokorinさん
>「星月夜の夢がたり」をさらっと気持ちよくよんでしまい
>いっぺんに光原さんが気に入ってしまったKayokorinです。
>じつは「時計を忘れて森へいこう」も、次に読もうと思って
>今つくえの上にあります。楽しみです(*^_^*)
-----
kayokorinさんの感想を読んで、こちらも読みたくなりました!次に図書館に行ってさがして来ます!新しい本なのかしら?絵も素敵ですね。

「時計を忘れて森へいこう」も良かったですよ。 (2005.09.30 00:03:00)

Re:「時計を忘れて森へいこう」光原百合(09/29)  
パティP  さん
センス・オブ・ワンダー,本でも映画でも見ましたよ。
ボーイスカウトの集会で見たんですが、きもちよーく眠りを誘う映画でした(笑 (2005.09.30 09:46:30)

Re[1]:「時計を忘れて森へいこう」光原百合(09/29)  
パティPさん
>センス・オブ・ワンダー,本でも映画でも見ましたよ。
>ボーイスカウトの集会で見たんですが、きもちよーく眠りを誘う映画でした(笑
-----
センスオブワンダー、映像化されるとどんな感じになるのでしょうね。たしかに、きもちよーく眠りを誘いそう。
パティさん、ボーイスカウトやってたのですね。 (2005.10.01 02:06:19)

Re:「時計を忘れて森へいこう」光原百合(09/29)  
たこたこ☆  さん
懐かしい思い出を振り返りながら読むことのできる本だったんですね。
やっぱり知ってる地名や職業など出てくると読みやすいですよね。 (2005.10.01 06:44:43)

Re[1]:「時計を忘れて森へいこう」光原百合(09/29)  
たこたこ☆さん
>懐かしい思い出を振り返りながら読むことのできる本だったんですね。
>やっぱり知ってる地名や職業など出てくると読みやすいですよね。
-----
懐かしい気持ちで読みました。
実は、わたし大学時代は森林に関わることをやっていたので。

作者が、森については無知だったとあとがきに書いてあってびっくり。文中の描写は素晴らしいです。取材の成果でもあるのでしょうが、あの表現ができるということは森を感じる心をもった人なんだなぁって、感心しました。 (2005.10.01 23:21:55)

はじめまして。  
tamayuraxx さん
はじめまして。tamayuraxxと申します。
TBさせていただきました。
「時計を忘れて森へいこう」仰るとおり癒しと再生の物語でしたね。
わたしも豊かな自然のある場所に行ってみたくなりました。 (2005.10.03 20:12:28)

Re:はじめまして。(09/29)  
tamayuraxxさん
>はじめまして。tamayuraxxと申します。
>TBさせていただきました。
>「時計を忘れて森へいこう」仰るとおり癒しと再生の物語でしたね。
>わたしも豊かな自然のある場所に行ってみたくなりました。
-----
はじめまして&TBありがとうございました。
ミステリというよりは、自然描写のほうに目がいってしまいました。癒しの物語でしたよね。 (2005.10.03 21:44:32)

Re:「時計を忘れて森へいこう」光原百合(09/29)  
hako0418  さん
こんばんは!

ゆきさんのこの感想を拝見して以来、ずっと読みたいと思っていましたが、とうとうこの本を手にすることができました。
とってもとっても良かった・・・。素敵な出会いをさせていただいて、感謝です。

TBさせてくださいね。 (2005.11.27 20:27:00)

Re[1]:「時計を忘れて森へいこう」光原百合(09/29)  
hako0418さん
>こんばんは!

>ゆきさんのこの感想を拝見して以来、ずっと読みたいと思っていましたが、とうとうこの本を手にすることができました。
>とってもとっても良かった・・・。素敵な出会いをさせていただいて、感謝です。

>TBさせてくださいね。
-----
ブログの不思議なご縁ですね。
わたしも、この本をブログで知ったのですよ。
いろんな出会いがあって、これだからブログはやめられないですよね。

TBさせてくださいね (2005.11.27 22:13:44)

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