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私が初めて真弓定夫先生のことを知ったのは、宮城県蔵王町にある鎌倉温泉に泊まりに行った時のことでした。何年前だったかは記憶があいまいですが、お部屋に小さな本棚があり、その中の一冊に何気なく手を伸ばしたのがきっかけです。
その本のタイトルは『子どもは病気を食べている』。
タイトルを見た瞬間、心がざわつきました。普段、調剤薬局で患者さんに薬をお渡しする仕事をしている私ですが、薬物治療そのものよりも「いかにして健康を築くか」のほうにずっと関心がありました。だからこそ、このタイトルが妙に引っかかったのです。
ページをめくるうちに、心に響く言葉が次々と現れてきました。子どもの不調は薬で抑え込むものではなく、日々口にするものや生活環境を見つめ直すことで防げる――。そう静かに語りかけてくる本でした。
「この本を書かれたお医者さんは、いったいどんな方なのだろう」
そう思って調べてみると、真弓先生はその少し前にお亡くなりになっていたのです。お会いすることが叶わなかったことが、今も胸に残っています。
真弓先生のように、自然治癒力や生活習慣の側から病気の成り立ちを語ってくださる医師は、なかなかいらっしゃいません。新潟大学の安保徹先生もそうした稀有なお医者さんのおひとりでした。安保先生はかつて、こんな言葉を残されています。
「お医者さんの仕事は、病名というラベル貼りだ」
病名をつけて薬を出す。それが今の医療の主流です。しかし真弓先生も安保先生も、その先にあるもの――なぜその病気が生じたのか、どうすれば防げるのか――に眼を向け続けた方々でした。

楽天で真弓先生の書籍を検索しているうちに、もうひとり、共鳴できる医師の存在を知ることができました。葉子クリニック院長・内山葉子先生です。
内山先生の『子どもの病気は未然に防ぐ 今からできる!食と習慣』。タイトルそのものに、真弓先生と同じまなざしを感じます。「治療」ではなく「未然に防ぐ」。「薬」ではなく「食と習慣」。
内山先生は西洋医学を学ばれたうえで、漢方や機能性食品などの自然医療を取り入れた「全人的な医療」を実践されている方です。免疫力を整える食事、季節に合った食べ方、妊娠中に気をつけたいこと、環境毒との向き合い方――真弓先生が『子ども達に贈る12章』で語られた内容と、驚くほど重なる部分があります。
楽天では真弓先生の『子ども達に贈る12章』は手に入りませんが、内山先生の書籍は購入することができます。真弓先生の教えに共感された方には、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
薬物治療には、どうしても限界があります。一方で、自然治癒力を引き出す生き方には、それぞれの個性に応じた可能性が広がっています。両者は単純に比べられるものではありませんが、私はこれを「治療思考」と「予防思考」の違いと捉えています。
私は治療よりも予防に関心のある薬剤師です。しかし現在の医療は出来高払い制度のもとで動いており、「何もしない」という選択肢はほとんど用意されていません。自分で治せるはずの不調にすら、薬があてがわれてしまうのが現状です。
真弓先生の書籍、内山先生の書籍。どちらも、その流れに静かに「待った」をかけてくれる本だと感じます。
真弓先生にお会いすることはもう叶いません。けれども、書籍を通してその教えに触れ、また内山先生のような志を同じくする医師の本に出会えたことは、私にとって大きな励みになっています。
一日も早く、予防が当たり前になる日を願って。 そして、薬に頼る前に、まず健康的な生活習慣を。
子どもたちの未来のために、今できることから始めませんか。
楽天で購入できる書籍
楽天では取り扱いのない書籍
※真弓先生の書籍は、図書館や古書店などでお探しください。