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私が住んでいる貝塚市名越には、まだ「隣組(となりぐみ)」が健在です・・・隣組とは、日本の昭和期において戦時体制の銃後を守る、国民生活の基盤の1つとなった官主導の隣保組織です・・・この隣組は貝塚市だけでなく、私の知る限り岸和田市でも存在しています・・・何故?こんな事をテーマにするのかというと、先日の某テレビ番組で「日本で嘗てあった隣組を復活させたい・・・」というのを聞いたからです・・・「チョッと、待った!」・・・「まだ、あるでェ・・・」と言いたかったのです・・・逆に、「日本で殆どないのですか?」と聞きたいくらいです・・・確かに東京や大阪市内といった大都会では、もうないのかもしれません・・・私の町も、昔ほど町内のまとまりや隣近所が仲良くという空気や雰囲気も薄れてきたのも確かです・・・しかし、3,4代先祖を辿れば殆ど親戚という「村」には間違いありませんので、この血の繋がりはけっして消せませんし、この絆は強いと思います・・・祖父同士が兄弟とか、曾祖父が近所の家から嫁さんもらったとか・・・みんな素性が互いに分かっていますので、都会や新興住宅地に比べて、見栄を張る必要が余りありません・・・逆に見栄を張ると、カッコ悪いだけです・・・しかしこの絆の強さも、「保守的」という弱みに場合によっては変わりますので注意が必要です・・・増々グローバル化に拍車がかかる日本の地方都市である貝塚市も、この強みを活かす事こそ今後の課題のような気がします・・・しかし、この隣組がなければ、だんじり祭も盆踊りも葬式も成り立ちません(厳密に言えば祭だけが町内会主催)・・・この町の3大行事に加えて、寺行事(浄土宗と浄土真宗の2ヶ寺)、宮座、行者講といった特定の組織も町運営を下支えしているように思います・・・更に町内会、女性会(旧・婦人会)、PTA、育成会、子供会、老人会、水利組合や、祭や盆踊りに組織力を発揮する青年団、30人組、若頭会、世話人会といった団体も、町運営をバックアップしているのです・・・かつて戦後の日本では何処でもこのような隣組という組織があり、世界が驚愕した日本の奇跡の復興も、その裏には地域のコミュニティである隣組が有効に働いたと言えるかもしれません・・・外国では、あまりこういうような小さな組織である町単位の組織はないように思います・・・新聞で見る限り、海外で人が大勢集まるのはデモか、祭り(フェスティバル)でも大きな組織である市単位とかのような気がします・・・ひょっとして日本人の優しさや親切、協調的という外人からすると素晴らしい国民性は、ヨーロッパや中韓の狩猟民族と違って、農耕民族のDNAをもった日本人の長所かもしれません・・・そういう意味で、日本が「再浮上」する為にも、隣組が日本から完全消滅する前に、もう一度日本全体に何らかの方法で「復活」させるのもイイかもしれません・・・ここもポチッと押してください!ご協力お願いします!にほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2014.02.12
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昨夜は毎年恒例の町内の「行者講(ぎょうじゃこう)」でした(名越・末吉講)・・・行者講とは一般的に、奈良県吉野の大峰山に参拝・修行する信者の団体です・・・うちの村(昔から町とは言わない)にも、江戸末期の文久年間から村内の30軒で構成された行者講があり、毎年当番制で30年に1回当番の家に講の成員が集まり会食するのです・・・本家と分家(地元では、本家を母屋、分家を隠居と呼ぶ)が1組となり、15組で計30軒の構成になっています・・・古い資料を見ると、うちは分家で屋号が「惣治郎」で、本家の「仁左衛門」とペアになっています・・・町内には浄土宗と浄土真宗の2ヶ寺があり、檀家も6対4くらいで分かれていますが、不思議と行者講の家は浄土宗に偏っていますが、何なんでしょう(苗字も偏っている)・・・?行者講と宗派は何らかの関連性があるのでしょうか・・・?今は10軒が休んでおり、当番の家にお邪魔する事も数年くらい前からなくなり、今は町会館で行者講を行っています・・・また大峰山に登るのも、最近は数年ごとになっており、毎年登る事はありません・・・去年大峰山に登った講の人によると、大峰山も世界遺産に登録されてから人が凄く増えたそうです・・・そんな行者講も、だんじり祭や盆踊りと同じように150年以上も名越で続いているのです・・・グローバル化が進展している日本だからこそ、こういった日本の伝統を守らなければならないと思うのです・・・外国からすれば、こういった日本の伝統文化や風習は尊敬に値します・・・だからこそ、大峰山が世界遺産に登録されたのです・・・行者講も地方によっては無形文化財に指定されていますし、名越の行者講も貝塚市の無形文化財くらいに指定されてもイイのではないかと思います・・・しかし毎回思うのですが、江戸時代や明治時代の車や電車のなかった頃に、名越から片道2週間かけて歩いて大峰山まで行ったというのを聞くと、驚きと尊敬以外何ものでもありません・・・肉体的な苦痛や病気になっても病院にも行けませんし、夜の野宿なんかでも狼に襲われる危険性もあったでしょう・・・往復で1ヶ月・・・正に地獄の修行だったのでしょう・・・この修行を積んで、初めて男として認められるといった一種の儀式だったのでしょうか・・・まァ、こんな事を我々の先祖がヤッテきたのです・・・これは今後も絶対続けるべきでしょう・・・という事で、昨年は旅行と重なり大峰山に行けませんでしたが、次回の大峰山修行には是非参加したいと思います・・・ここもポチッと押してください!ご協力お願いします!にほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2014.02.09
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本日朝刊泉州版に、貝塚市沢の八品神社で古い櫛の供養などを行う「櫛祭り」が80年ぶりに本日開かれるという記事が載っていました・・・何でも明治初期から昭和初期にかけて行われていたそうですが、1933年を最後に途絶えたそうです・・・それを、町会関係者らが地元の文化を子供らに伝えようという事で、今回の開催が決まったようです・・・知っている人間が生きている内に、という事でしょう・・・知っている人間が死んでしまったら、伝えようにも文献資料だけではなかなか難しいものです・・・振り返って町内にも数々の古い習慣が無くなりました・・・30年くらい前の家内が町内に嫁ぐときの、嫁入り道具を家に運ぶ時に歌った「嫁入りの音頭?」も、今は町内で聞く事もありません・・・というか、嫁入りの家財道具をトラックで運ぶ習慣すら無くなりました・・・復活しようにも、ライフスタイルが根本的に変わりましたので不可能でしょう・・・子供の頃の月見の夜に、よその家に勝手に入って、団子とかを串で突いて持って帰る風習がありましたが、今なら不法侵入と強盗罪で訴えられるかもしれません・・・また「宮座(みやざ)」という地域の鎮守もしくは氏神である神社の祭祀に携わる町内の組織が今でもいくつかありますが、私の家の所属していた宮座はすでに解散してしまいました・・・家を継ぐ長男だけがこの組織に入ることが出来、私が生まれた時に「座入り」したそうですが、結局父親までが参加していただけで、私はついに参加する事はありませんでした・・・おそらく昔はレジャーが少なかったので、だんじり祭や盆踊りと同じように、そういった会や組織を作り生活を楽しんでいたのでしょう・・・大峰山に修行参拝する「行者講」は未だに、町内に江戸末期から続いていますが、当初の30軒から20軒に減ってしまいましたし、片道2週間かけて歩いて奈良県吉野まで行っていたのが(約1ヶ月の過酷な修行)、今は車で大峰山麓の洞川温泉まで車で2時間の1泊二日です・・・という事で、田舎にはいろんな祭り事や風習や習慣がありましたが、時代と共に変化してきました・・・残ったり、減ったり、無くなったり、復活したり・・・都会で新しい町のコミュニケーションとして「だんじり祭」が新たに生まれたというのを時々聞きますが、イイ事だと思います・・・論語に「温故知新」という言葉がありますが、正にそれを地で行っているようです・・・ここもポチッと押してください!ご協力お願いします!にほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2013.11.30
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懐かしいですねェ・・・地元貝塚市を大正時代から縦断している水間鉄道の「タブレット(通行手形)」が復活したと、新聞に載っていました・・・水間鉄道は10駅で5.5キロしかない小さな「単線」ですので、ちょうど中間の「名越駅」でタブレットを交換するのです・・・名越駅は町内にあり、この駅でよく乗り降りしましたので、このタブレット交換をよく見かけたのです・・・小学生の頃に電車に乗って名越駅に着いた時に、車掌さんが「・・・大工町、大工町~」というのです・・・現名越町のだんじりは岸和田の元「大工町(だいくまち)」のだんじりでしたので(大正時代に前々大工町の中古だんじりを名越が購入)、子供心に「やっぱり、名越は大工町やったんや・・・」と訳の分からない事を思っていたのです・・・その後、車掌さんは「大工町(だいくまち)、大工町(だいくまち)~」ではなく、「対向待ち(たいこうまち)、対向待ち(たいこうまち)~」と言っているのが分ってガッカリしたものです・・・(笑)そんな懐かしい思い出がこの「水間線」にありますねェ・・・という事で、このタブレットの復活は実用ではなくイベント時のみという限定だそうですが、既に日本では殆ど残っていないこの「慣習」は、マニアにとって嬉しいニュースだと思います・・・ここもポチッと押してください!ご協力お願いします!にほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2013.09.09
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昨日は町内の浄土宗・安養寺でお盆恒例の「施餓鬼」でした・・・浄土宗における施餓鬼とは、施餓鬼会に、心からお念仏を称え、自他ともに救われる 功徳を積んでいくもので、施餓鬼棚に「三界万霊牌」や初盆の戒名を記した位牌を置き、浄水や食物を供え、五如来の「施餓鬼幡」を立てて法要を営むのが習わしのようです・・・そして施餓鬼会は、新亡の霊や先祖代々の諸霊を供養するとともに、無縁仏や餓鬼に施しをする法要でありますが、さらに日頃の自分自身に巣くう「餓鬼」の心を反省し、自他ともに生かされている身をしっかり受け止め、救われる功徳をお互いに積んでいくことが大切で、先祖追福のために、また一切の生物の霊を慰め、あわせて自分自身の福徳延寿を願う法要です・・・毎年恒例の行事で、昨日の施餓鬼の前は、お寺の掃除を手伝いに行ったり、近くにある町内の墓地に墓参りに行き、雑草取りや花を替えたり・・・着々と「盆モード」が色濃くなるこの時期です・・・そして、日頃の仕事からチョッと離れ、日本の古くからの慣習に関わる事で、毎年このお盆の時期に日本人としての「自覚」を強く意識しますねェ・・・そしてこの日も、大阪府指定文化財の名越・安養寺「鉦講(かねこう)」も健在でした・・・という事で、これから16日まで個人的に親戚のお寺の檀家参りの手伝いも含め、町内の盆踊りなどの「盆行事」が目白押しです・・・ここもポチッと押してください!ご協力お願いします!にほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2013.08.04
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先日4年ぶりに、町内(名越)の行者講(末吉講)から、大峰山へ修行に行ってきたそうです・・・私は残念ながら、北海道旅行と被りましたので行けませんでした・・・もう一度、あの恐怖の「西の覗き」と「裏行場」を経験したいと思います・・・しかし、死ぬまでにもう「1回」だけでイイです・・・あの恐ろしさは、寿命が縮みます・・・まァ、4,5年後の次回には参加したいと思います・・・今回も洞川温泉の旅館花屋徳兵衛さんに泊まったそうです・・・名越の末吉講も江戸時代末期の文久年間からもう150年続いていますが、花屋徳兵衛さんは創業500年になるそうです・・・前回泊まった時に、女将さんから戦時中の話を聞きました・・・戦時中も来ていたそうで、戦争への召集令状が来た名越の若者がトラックに乗って大勢やって来たという話を聞き、泣きそうになりました・・・死ぬかもしれない戦場に明日行くという、まだ10代の名越の若者達(親世代)が束の間に洞川温泉へ・・・想像するだけで、可哀想すぎます・・・まァしかし、祖父や故老からの話によると、江戸や明治時代の電車や車がなかった時代は、名越から2週間かけて歩いて洞川温泉まで行き、そして大峰山で修行して、また2週間かけて名越まで歩いて帰るという「途方もない修行」をしていたのです・・・山奥なら宿もなかったでしょうし、野宿となると狼に襲われる危険性もあったでしょうし、途中怪我や病気で亡くなった人もいたかもしれません・・・同じ生身の人間の「行動」とは思われません・・・今は洞川温泉まで車で行きますので、楽チンです・・・ただ山を登って、頂上で修行するだけです・・・これで、恐ろしいとか怖いと言ったら、バチが当たります・・・という事で、次回は「自らを鍛えるために」進んで行こう・・・ここもポチッと押してください!ご協力お願いします!にほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2013.07.17
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来月は貝塚市の南海本線貝塚駅の海手側周辺で、夏祭りの「太鼓台」が行われます・・・貝塚は南海本線より海手側が7月に「太鼓台」夏祭り、山手側が10月に「だんじり」秋祭りなのです・・・またこの間の8月には、各町内で盆踊りが行われます(音頭取りの基本は町民)・・・何百年も続いているというのは、ホント凄い事だと思います・・・すでに駅周辺のあちこちに献灯提灯台が立てられ、ポスターも張られています・・・たまにこの太鼓台を見に行きますが、担いでいる人は凄くシンドそうです・・・そりゃ夏ですから、汗の量もシンドさも・・・私は「太鼓出身」ですから、自然と鳴物が気になるのですが、大太鼓を何人かで叩いているようで、スピードやアレンジにあまり変化がなくパターンが決まっているようで、ヤッパリだんじりのグルーブ感ある、ノリノリの「刻み(4番)」太鼓のほうがスキですねェ・・・という事で、今年は久々に太鼓台を見に行こうか・・・ここもポチッと押してください!ご協力お願いします!にほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2013.06.21
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先日、町内の年1回の「行者講(大峰山修行)」の集まりがありました・・・ 江戸時代末期の文久年間に30軒(本家・分家15組)でスタートして、約150年も続いていますが、今は20軒ほどで細々と続けています・・・ 今は講で4,5年に1回、大峰山に登り頂上で「修行」しますが、今年は4年ぶりに大峰山に行きます・・・ 私は今回も参加します・・・ 地元の葛城山の2倍近くある標高1700mの大峰山に登るのもシンドイですが、問題は「頂上での修行」です・・・ 「西の覗き」と「裏行場」の2か所あり、前回はあまりの恐怖にホント死にそうでした・・・ 実際、命綱なしで岩場を回る「裏行場」で谷底に落ちて死んだ人がいるそうです・・・ いくら案内人の人がいると言っても、ホンのチョットしかない岩場の「ヒッカカリ」に手足と命を預けるのは、あまりに頼りなさすぎます・・・ 恐怖で身体中の血が逆流するというのは、この事を言うのでしょう・・・ しかしこんな危ない事を、またもう一度、自ら進んで「やろう!」というのはどんな心理でしょう・・・ それは親父や祖父、曾祖父といった先祖が辿ってきた「道」で、自分だけ「跡取り」としてやめる訳にはいかないのです・・・ 理由やヘチマもありません・・・ しかし考えてみれば、江戸時代から明治時代を生きてきた曾祖父なんかは、当時電車も車も自転車なかったのです(当たり前か)・・・ その時代の頃は、名越から大峰山の麓まで2週間かけて歩き、そして大峰山に登って修行し、また2週間かけて名越まで帰って行ったのです・・・ 途中野宿したり、山賊や狼に襲われて怪我や命を落としたかもしれません・・・ およそ1ヶ月にも及ぶ本当に「命を懸けた修行」だったのだと思います・・・ それに比べれば、今は大峰山の麓の「洞川(どろがわ)温泉」までバスで行き、登って頂上で「修行」するだけです・・・ 昔に比べれば楽ちんもいいとこなので、シンドイとか怖いとか言ってたら、先祖に怒られます・・・ という事で、今後も足腰の立たなくなるまで「登山」をしようと思いますが、頂上での2つの「修行」は今回でオワリにしたいです・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします!にほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2013.01.22
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今年も「えべっさん」の時期になりました・・・ 今宮戎や西宮戎と並んで、三大戎神社として知られる、泉州で最も古い戎社である貝塚市脇浜の「脇浜戎大社」に昨日行ってきました・・・ 毎年この時期にこの「商売の神さん」へ行くのは、もう子供の頃から習慣になっていて、生活の一部です・・・ そして「この1年、商売がうまくいくように・・・」と願ってきた訳です・・・ まァ、具体的には「不動産仲介」に力を入れ、モットモット売上を増やしていきたいと思うのです・・・ よく神社で「商売繁盛 笹もってこい!」と福娘の黄色い掛け声を聞きますが、これは「笹」が常に青々とした葉をつけているところに「いのち」を常に甦らせている神秘性を見て、日々「いのち」が甦り、生成発展している姿を象徴しているという意味があるようです・・・ この脇浜のえべっさん、今年はすごくデカい鳥居が出来ていました・・・ しかし私の苗字の「笹谷」も、そう意味で縁起がイイかもです・・・※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.com※地域最安値!月額5250円岸和田市東ヶ丘町「月極駐車場」にほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2013.01.10
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昨日銀行に行ったついでに、貝塚市中の「寺内町」にある、地元では「ぼっかんさん」と親しみをもって呼ばれる全国的に有名な「願泉寺」にチョット寄りました(天文年間(1550頃)にこの寺を創建した初代住職・卜半斎了珍に由来する呼称だそうです)・・・ 去年まで7年かけて「平成の大修理」をしていましたので、ホント綺麗になっています・・・ かつて寺内町は、貝塚御坊・願泉寺を中心に中世末頃に形成された自治集落で、願泉寺は16世紀後半に浄土真宗の本山・本願寺が置かれたこともあり、古い由緒を持つ寺院です・・・ 本堂、庫裏、鐘楼など江戸時代につくられた迦藍が今も残っている。南海本線貝塚駅に近い貝塚寺内町の一角は、土蔵や格子戸などが小路のところどころにあり、かつての街の繁栄ぶりを物語る姿も数多く残っており、貝塚の歴史を物語っています・・・ また本堂、表門などの建造物は「国の重要文化財」に指定されています・・・ この願泉寺は合戦や地震で何度も再建されていますが、寛文3年(1663年)の再建時には、先祖の名越の川岸仁左衛門や本家の三ツ松の岸上(左甚五郎)一門らと共に彫刻や修築に参画していることが願泉寺文献に載っているようです・・・ という事で、貝塚にも立派な寺社仏閣がありますので、海外から関空に来る外国人観光客や岸和田だんじりツアーのついでにも、是非「貝塚史跡めぐり」を加えて貰ったら嬉しいのですが・・・※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.comにほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2012.10.10
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本日読売朝刊に、和歌山県広川町の「大声コンテスト」の記事が出ていました・・・ なんでも和歌山県を襲った安政南海地震(1854年)で、「津波だ、逃げろ!」と稲束に火を放って村人を高台に避難させたこという故事からきているようです・・・ もう20年以上前に、盆の旅行で和歌山に行った帰りの途中で、ちょうど広川町あたりの地元の盆踊り会場をのぞきに行くと、まさに「大声大会」というのがやっていて、面白そうなので私と娘達が「飛び入り出場」した記憶があります・・・ 結果、長女が入賞したと記憶しています・・・ 地元で「大声コンテスト」が根付いていたのは、過去の歴史の教訓からだったのかと今日初めて知りました・・・ そりゃ、なんでも物事には理由はありますよねェ・・・何の脈絡も関係もなく、突然「大声コンテスト」なんて、起こるはずもありません・・・ 何でも大事なのは、今起こっている現象や現実を冷静に「分析」して、理解することだと思います・・・ 以前にも書きましたが、町内に縦横無尽に走っている「小さな溝」は、大昔洪水があって、その教訓から溝が建設されたのだというのを(おそらく3,400年以上前)、決して忘れてはならないのだと思います・・・ それがあって、毎年1回町内をあげて「溝掃除」をおこなっています・・・私の知る限り、水害とは無縁でしたのは、こういう理由からだったのです・・・ 普段我々町民は、何も溝の事を考えていませんが、実はこういった古人の知恵によって生活が守られていたというのを決して忘れてはならないと思います・・・※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.comにほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2012.09.16
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8月23,24日は町内の「地蔵盆」でした・・・ 地蔵盆とは、子どもの守り佛として古くから信仰されていて、お地蔵さんは民間の信仰の神様でしたが、仏教に属する地蔵菩薩であったようです・・・ 平安時代以降に阿弥陀信仰と結びつき、地蔵信仰が民間に広がり、道祖神と同じように村を守る役割も果たすようになり、地獄の鬼から子供を救うとして子供の守護神ともなり、現在にいたっているようです・・・ 青年団主催の8月14,15日の「盆踊り」とは違い、村のど真ん中にある地蔵さんの近所の家が当番となり、お年寄りと子供が中心となり、割とひっそりとやっています・・・ 木島地区5町では名越がもっとも新しい町ですが、それでも村が誕生して4,500年は経っていますので、町内にはいろんな行事や風習が残っています・・・ 世の中がインターネット時代になり、私も海外旅行に行く機会が多くなり、よりいっそう「日本人」としての自覚に目覚めるとともに、最近一種のナショナリズム的な「大阪人=貝塚人=名越人」としての自分に自信を持っていきたいと思うようになりました・・・ 今度のマレーシア旅行では、祭りの法被を着ていきたいと思うほどです・・・※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.comにほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2012.08.25
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先ほど町内の盆踊り会場に、花(寄付)を持って行きました・・・ 今日から2日間、町会館前で伝統の名越の盆踊りが行われます・・・ 花を持って行って、ブログ用の写真を撮っていると、「フェイスブック用ですか?」と青年団の受付のニイチャンが言いました・・・「そうや、宣伝やっといちゃるでェ」と私・・・ 小さな村でも、私がFBやブログをやっているのが知れ渡っているのか・・・ そりゃ、そうやなァ・・・ネットはワールドワイドですから・・・ 花を持って行って、1杯生ビールを頂いて、うちわとタオルを頂きました・・・ 今年のタオル、結構デザインも質もイイです・・・ ジムに持って行って、自慢やっちゃろ・・・ 名越青年団の皆さん、2日間踊り狂って、2か月後に迫った「だんじり祭」に全力をぶつけてください・・・ できる事なら、青年団活動に参加していない町内の若者にも「一声」かけてもらったら、嬉しいのですが(名越の祭りを長期的に存続させるために・・・)・・・かつて祭キチガイだったジイサンのチョットした希望です・・・※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.comにほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2012.08.14
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今日は早朝から近所のお寺で、お盆の行事である「施餓鬼(せがき)」に参列してきました・・・ この施餓鬼とは、新亡の霊や先祖代々の諸霊を供養し、無縁仏や餓鬼に施しをする法要で、さらに日頃の自分自身に巣くう「餓鬼」の心を反省し、自他ともに生かされている身をしっかり受け止め、救われる功徳をお互いに積んでいくという意味があるようです・・・ 私の住んでいる貝塚市名越では、浄土宗の安養寺と、浄土真宗の常照時の二カ寺ありますが、私の家が檀家の浄土宗だけが施餓鬼を行い、浄土真宗にはありません・・・ また不思議なことに「苗字」によって、大きく2つに宗派が分かれます・・・ 施餓鬼では、名越オリジナルの大阪府認定の「無形民俗文化財」である「鉦講(かねこう)」も毎年行われています・・・ 今回の施餓鬼も含め、お寺関係の細々した雑用をする「世話人」も12年に1回、当番制で当たります(1回2年間)・・・もちろんボランティアで・・・ 考えて見ると、けっこう地域のボランティアをやっていますねェ・・・隣組の組長、PTA、育成会、だんじり祭り・・・などの各役・・・ 会社の経営だけで手一杯なので、これまで出来るだけ避けてきましたが、子供も3人いましたので、家内と共同で、何とか人並みの事だけはやってきました・・・ 今後は趣味に「ぼちぼちシフト」していきますので、仕事とともにまだまだ忙しい時期が続きそうです・・・ そして今は「副業?」の不動産屋の方も、他の同業者が出来ないような「小さな細々した事」や、相続、土地活用などの無料コンサルティングもやっていますので、ある意味地域のボランティアみたいなものです・・・※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.comにほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2012.08.03
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今年も盆踊りまで、あと2週間です・・・ 地元名越の盆踊りは、昔から町会が主催ではなく、青年団が主催です・・・ その為、花(寄付)をすると、タオルとうちわをくれますが、毎年趣向を凝らしたデザインが楽しみです・・・ という事で、今年のうちわのデザインは、なかなかオモシロイですねェ・・・ 私が青年団の頃は、花を頂くと既成のタオルを渡すだけで、うちわはなかったように思います・・・ 今頃はちょうど、盆踊りのヤグラを組んだり、看板の制作に毎晩遅くまで作業していたように思います・・・ そして音頭は外部から雇うことなく、先輩や自分らで名越伝統の「横山くどき」の練習もしていました・・・ 貝塚市内では、昔は殆どは「横山くどき」でしたが、ちょっとテンポが遅いため、時代の流れで「江州音頭」に変わっていったところが多いようです・・・ しかし名越と蕎原だけが、「横山くどき」の伝統を守っている為、私も一時期蕎原の友人宅に泊まり込んで練習もしましたが・・・あまりにも長く、難しいために、途中でケツを割ってしまいました・・・ しかし青年団活動も、学年を超えてのコミュニケーションも出来ますし、礼節も学びます・・・社会人の「準備運動」として素晴らしいシステムではないでしょうか・・・ 実社会に出れば、海千山千の人達がウジャウジャいますから、青年団での経験が社会生活を生きていくうえでの「一助」になろうかと思います・・・この経験なしでは、社会人最初の一歩から大きなハンデになるでしょう・・・ やはり社会で生きていく基本は、どんな属性(男女、年の差、学歴、国籍、思想、宗教、趣味)の相手とも、その属性を超えたコミュニケーション力が必要とされるからです・・・※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.comにほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ
2012.08.01
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先日毎年恒例の、町内の「行者講」の寄り合いがありました・・・・ 毎年1月後半あたりにあり、講では先ず般若心経をみんなで唱え(ホラ貝を吹き、拍子木を鳴らし)、そのあとメインの食事と飲み会、会計報告・・・・・という流れで、特にイベントというモノはありませんが、5年に1回夏に大峰山に登る(修行)という「大イベント」があります・・・・・ 今回の寄り合いで来年あたりボチボチ「行こか」という話がのぼりましたが、どうでしょうか・・・・・ 私的には、あと1回くらいは、あの「恐怖の修行」をやってもイイかなと思います・・・・・ 町内のこの行者講も江戸時代末期の文久年間から始まっていて、その頃はもちろん電車も車もありませんから、名越から2週間かけて歩いて大峰山のふもとの「洞川温泉」に辿り着き、1日かけて大峰山に登り、山頂で恐怖の修行をして下山し、温泉で1泊してから、また2週間かけて名越まで帰ったという、ホント今から考えたら、トンデモナイ「修行」だったと思います・・・・ 片道2週間もかかったのですから、野宿もあったでしょうし、野犬や狼に襲われた可能性もあるでしょう・・・途中病気を罹ったかもしれませんし、登山でも今のように登り易いように、小さな橋やチェーンといったモノもなく、登山するだけでも困難を極めたでしょう・・・・ この1カ月近い「地獄の修行」で、命を落とした人もいるでしょう(裏業場では今でもたまに転落死するそうです)・・・ しかし昔に比べれば、今の洞川までバスで行く修行は「屁みたい」なものですから、いくら50歳超えたとしても、これくらい出来ないと、「男」とは言えないでしょう・・・・・ しかし行者講のメンバー30軒(今は減って20軒)すべて浄土宗の檀家というのは(町内には浄土宗と浄土真宗の2軒のお寺あり)、大峰山と何か宗教的な関係があるのでしょうか・・・・・ 次回の修行では、恐怖でオシッコを漏らしてもいいように、紙オムツをやっていこか・・・※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.comにほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村
2012.02.06
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昨日は貝塚市立図書館で、郷土の「木嶋谷と水間寺」というタイトルの古文書講座を受けてきました 「木嶋谷」というのは、細長い貝塚市のちょうど真ん中辺りを指し、先祖伝来私達がずっと住んでいる現木島小学校校区の水間(みずま)、三ッ松(みつまつ)、森、名越(なごせ)、清児(せちご)の5町を言います。 正にこの地区は私の故郷であり、「心の支柱」であるのは言うまでもありません(イヤ、もっと重いものか?)・・・・ もともと「古文」なんてあまり好きでは無かったのですが、郷土の歴史に興味がありますので、古文を避けては通れません・・・・ 20代前半のウインドサーフィンや空手をやっていた頃、梅田の紀伊国屋の洋書コーナーで、海外の英語やフランス語、ドイツ語で書かれたそれらの関連雑誌を、分からないなりに一生懸命「興味本位」で貪り読んだのと似ています・・・・・ 学校の英語や古文の授業のように、興味のない事を、難解な言語で勉強するほどツライ事はありません・・・・やはり、先ず「興味ありき!」ではないでしょうか・・・・ 興味があって初めて、「物事が動く」のと違うでしょうか・・・・・ という事は、もともと興味や好奇心がなければ、何事も始まりませんが・・・・・ 興味も好奇心も無いのに、無理やり始めても、後々トラブルになるのは目に見えています・・・・が・・・・・・たまに興味が湧いてくるという事もありますので・・・・人間というのはよく分からん動物かもしれません・・・・・ いずれにしろ、「左甚五郎」研究を含め「郷土史」の勉強は私のライフワークと考えています・・・・イヤ、「ボケ防止」といった方が適切かも・・・・・(笑) 今回の受講で、原住民の「強み」として、昔の庄屋さんの屋号や、村社会の関連性が、自分の頭の中で「パッ」と一瞬で現在とリンクしたというのがオモシロかったですねェ・・・・・※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.comにほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村
2012.01.19
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先日、泉南郡熊取町和田の来迎寺(らいごうじ)」へ行ってきました。 来迎寺は曹洞宗の寺院で、かつては熊取町南部の雨山城にあり、現在の場所に移設されたそうです。 当初は天台宗に属し、その後真言宗の寺院となり、曹洞宗に改宗したのは1689年(元禄2年)のことと伝えられています。 昭和24年に国の重要文化財に指定されていて、寄棟造、本瓦葺き、方三間の小堂で、嘉暦4年(1329年)の建立と伝えられています。 年1回しかお堂の中を見学できないという事でしたが、熊取の母方の先祖が建立したという言い伝えがありますので、今回特別に中を見せて頂きました やはり先祖の宮大工が手掛けた芸術作品を、「一度は見ておかないと」という強い想いが私の心の中にありました・・・・ 中に入ると、見たことのない何本かの「湾曲した」大きな梁の木に支えられるといった、独特の建築様式に感動しました・・・・・ 父方の貝塚市名越の先祖の宮大工(川岸仁左衛門=貝塚市三ッ松の左甚五郎の分家)が建立したと言われる水間寺の三重塔もそうですが、よくも大昔の人がこんな素晴らしい建築物を「よう建てたなァ」とホント感心します・・・・・・ 残念ながら中の撮影は禁止ということでしたが、中には母親の実家の仏壇と同じく、菊の御紋が彫ってありました・・・・冗談でも仏壇に菊のご紋が彫ってあるというのは常識的にもあり得ませんから、宮大工だからこそ許されたのでしょう・・・ しかしこれは何を意味するのでしょか?・・・・また歴史の勉強をする課題ができました・・・・ しかしこの熊取町の奥まで来ると、周りは山と田んぼだらけの山村という感じで、非常にのんびりしていてリラックス出来ます・・・散歩コースにドンピシャのこの辺は、大阪市内から車で1時間とは信じられません・・・・※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.comにほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村
2011.12.15
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今年もお盆が始まり、朝早くから町内にある墓地に「仏さんのお迎え」に行きました。 今月3日に町内の浄土宗のお寺で「施餓鬼」という行事で先祖の供養を済ませ、今日のお迎えから15日の夕方まで自宅の仏壇にお供えとお膳をしてご先祖様を迎えるのです。 その間、お坊さんや親戚が来てくれたりとかで忙しいですねェ。 この「お迎え」と言っても、毎月の命日には墓に行き、雑草取りとお花と水を替えるので、この方が大変です(私というより家内が・・・)。 昨日も今日の日の為に、花と水を替え、掃除をしました。 しかし今日自分や家族があるのも、ご先祖様のお蔭ですし、「お墓を守る」のは自分の使命ですので当たり前のことをやっているだけです。 このお盆の期間中は、実は自分の家の事以外に、家内の実家のお寺の壇家さん回りのお手伝い(車の運転手)にも毎年忙しいのです 同じ町内出身の俳優の故高橋悦史さんも檀家という岸和田の大きな浄土宗のお寺で、お坊さん5人総出で地元岸和田を中心に泉州一帯に加え、神戸から北摂、大阪市内まで沢山ありますので本当にこの時期大変です 明日から2日間、地元名越で青年団主催の「納涼盆踊り大会」です。 また寄付(花)を持って行かなくては・・・・・・※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.comにほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村
2011.08.13
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今日は、朝から年1回の町内の「溝そうじ」です。 下水道が去年からやっと出来た地域ですから、今まで町内を縦横無尽に走っている「小さな溝」を町内挙げて掃除する事が昔からの習わしでした。 隣組単位で軽トラックをチャーターし、指定の場所に溝に溜まった泥を捨てるのです。 私は自宅周辺を今日そうじするのですが、トランクルームも町内にありますので、昨日トランクルーム周辺の溝を既に半日がかりで掃除して、軽トラックに泥やヘドロを既に積みこんであり、本日捨てに行く予定です。 今回も軽トラックが大活躍です いつも溝そうじの時に思うのですが、東のため池と西の近木川に挟まれた町内を、昔の人は大洪水から村民を守るために、町内を縦横無尽に小さな溝を「微妙に角度をつけ(1度くらい)」造った(ため池から溢れた雨水を、村内を溝によってスムーズに川まで流す)という、「先人の知恵」には感服します この溝そうじという長らく続けてきた「行事」は、ただ単に掃除という意味だけでなく、ある意味先人に対する感謝の意味も含まれているのでしょうねェ※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.comにほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村
2011.05.15
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昨夜は、毎年1月にある町内の「行者講」の飲み会でした。 この行者講から、5年に1回大峰山(女人禁制)に修行に行くのですが、一昨年に行きましたので、次は2014年になりそうですねえ。 もともとこの町内の行者講は、江戸時代末期の文久年間から町内の30軒(本家分家のワンセットが15組)でスタートしたそうですが、それから150年経った今は20軒くらいに減っています 参加できるのは「跡取りの男子」に限りますので、うちの場合は養子さんでももらわない限り、私で終わりという事になります こういう町内の古い慣習も世間から見ると時代遅れかもしれませんが、町内全体でする盆踊りやだんじり祭同様、この世知辛い世の中だからこそ、この「伝統」を守って行くべきだと思います 先日の和歌山旅行で、過疎化した地方都市を眼の当りにすると、まだまだ地元泉州には若者が沢山いますし、不況といえども雇用状況は未だマシなので、伝統を守るにはまだまだパワーが残っていると強く感じました この伝統を後世に伝えるのが、我々50代の役目かなと思うのです。 町内にはこの他、「宮座(単に座とも言う)」という集まりが7,8つあったようですが、私の家が所属していた座は、私が生まれて直ぐに「座入り」したにも拘らず1度も参加することなく解散したりとか、今は少し減っているようです こういった町内における講、座、盆踊り、だんじり祭(青年団、30人組、若頭会、世話人会)、隣組、婦人会、子供会、育成会、寺の壇家組織などは、日本人が失いかけた「助け合いの精神」が根底にあると思うのです。 この日本人が忘れかけ、失いかけた「助け合いの精神」を守ることが最後の砦か?※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.comにほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村
2011.01.30
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お盆真っ只中です。 昨晩から町会館前で、青年団主催の盆踊りが始まりました。 今年から2日間の開催で、1日少なくなったそうです。 これまで何百年?と、3日間で最終日は朝まで踊っていたのに、、、、 これも少子化の影響でしょうか? 私的には、盆踊りは早い目に切り上げて、秋のだんじり祭に力を入れようと考えているのかなと思います。 昔は盆踊りを充分に楽しんでも、だんじり祭はそんなに盛んでありませんでしたし、準備もゆっくりしていました。 今は早くからランニング、屋根、梃子などの各パート練習、鳴り物(お囃子)の練習、だんじりの調整、各パート間の打ち合わせなど「安全曳行」に全力を傾けます。 なんせ重さ4トンあるだんじり(サスペッションなし)が、全速力(引き手がほぼ早い目の駆け足)で90度方向転換する「やりまわし」で、横転や電柱にぶつかると、怪我人がでます だんじり事故がなくても、2日間の祭本番で、まだまだ暑い日の中約40キロも走りますので、引き手がよく熱中症になります。 全国的に田舎では人口が少なくなり、限界集落が増加している現状を考えれば、まだまだ盆踊りや祭その他行事が沢山ある、この辺の地域コミュニティはまだまだ捨てたものではないと思います 町内にはこの盆踊り主催の青年団の他団体が、子供会、30人組、若頭会、世話人会、婦人会、育成会、PTA、老人会、宮座、行者講、隣組、元祖講、鐘講、学年会、町内サークル活動、寺の壇家、、、、など沢山あり、みんな幾つもダブって加入していますし、これに親戚関係(遡れば、町内みんな親戚?)が加わりますので、今日本中を震撼させているコミュニティ不足による「高齢者不明問題」なんか起りえません※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.comにほんブログ村
2010.08.15
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昨日は私の家が壇家になっている、町内のお寺(浄土宗)の1年中で最大の行事、「施餓鬼法要」でした。 毎年この時期になると、お盆の行事で忙しくなります。 仕事とは別に、跡取りの長男として役目がいろいろとあったり、また家内の実家がお寺ですので、壇家回りの運転手をしたりして目がまわりそうです しかし何とか役目を全う出来ているのも、先祖のお陰だと感謝しており、その感もこの時期いっそう強まります 南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、、、、、、、、、、。※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.comにほんブログ村
2010.08.04
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貝塚市には、珍しく、読みづらい変わった地名が多いです。 近木(こぎ)、麻生中(あそなか=地元では「あすなか」とか 「中村」)、 石才(いしざい=地元では「いっさい」)、 清児(せちご)→ これはまず読めないですね。 名越(なごせ)→ 私の生まれ故郷であり、現住所。 他では、「なごし」と読む場合がほとんどですが。 三ッ松(みつまつ)→ 1300年前に近江から100人の建築集団 が移り住んだ村で、その後名彫刻師「左甚五郎」 こと本名「岸上甚五郎左義信」を始め、数々の 建築彫刻一族を輩出する。 三ケ山(みけやま)、水間(みずま)、 木積(こつみ)、蕎原(そぶら)、 お隣の泉南郡熊取町に 七山(しちやま)という町がありますが、地元では、「ひっちゃま」と呼んでいます。 最近の新しい町名では、「何とか台」とか「何とかケ丘」というのが多いですが、全国どこでも同じような町名で、味気ないですね 町名の由来にはそれぞれ「歴史」があるようで、これを深く勉強するのも不動産の仕事(地元密着型)に役に立ちそうです 貝塚市の不動産情報サイト「貝塚不動産.com」※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚にほんブログ村
2010.06.09
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町内の盆踊りが、今年も青年団主催で14,15,16日と3日間行われました。 最近の村の盆踊りは、30年前の我々の頃と違って、音頭の合間の「合いの手」の「どうしたァ こうりゃェ♪」が地声になってしまっているのです。 昔はこれを「ファルセットボイス(裏声)」で歌ったものです。 これは我町独特のもので、女の人から言わせるとこの男性の裏声の掛け声は妙に「色っぽい」と言う事です。 ソウルミュージックなんかは、昔からファルセットの男性ボーカルはよくありましたが、日本の伝統芸能では珍しい存在だったのでしょうね。 合いの手以外の音頭(横山くどき)や踊り方は昔のままでしたが、時代によって少しずつ変化していくのでしょうね。 いずれにしろ、地元の伝統文化が「継承」されていくのは良い事です。 この盆踊りが終われば、青年団、三十人組、若頭の各団体はだんじり祭りの準備に入り、村中「まつり一色」になります。スポンサーの看板早い時間だったので、まだ踊り子は少ない ※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚にほんブログ村
2009.08.18
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今日はお盆の「施餓鬼」法要にお寺(浄土宗)へ行ってきました。 施餓鬼とは、「餓鬼道に落ちてしまった腹ぺこと喉の渇きに苦しむ者に飯食と浄水を施す法要です。 知らず知らずのうちに死者の魂が餓鬼の世界に堕ちてしまうと、飢えと渇きの苦を受けるとされ、このような霊にこの世の縁者が、飯食浄水を供養して救うための儀式を「施餓鬼会」といいます。 仏様の弟子の目連(もくれん)が仏様の教示に従って餓鬼の世界に堕ちた母の常苦を救ったと、仏典に説かれているところから来ています。 その儀式は現代、寺の本堂に施餓鬼壇をつくり壇の中央には、飯を鉢にうず高く盛り、その前に浄水をたたえた鉢を配して香をたむけます。 これらは悪所に堕ちて飢えと渇きに苦しんでいる精霊に対し、施し供養するという意味を持ちます。」というそうです。 この施餓鬼も毎年の事ですが、数年前にお寺の世話人もしていましたし、墓もお寺も同じ町内にありますので、遠いところから来られる人達(この町内から分家や結婚などで出て行った人達)に比べ楽なので、気軽に参加しています。 こういう行事に参加していると不思議と心が安らぐのは、年を取ったせいでしょうか(笑)。 またこの安養寺には、大阪府指定文化財(無形の民俗文化財)の檀家メンバーが双盤鉦を打ちながら唱える、いわゆる「鉦講=かねこう」という珍しい伝承が残っています。 ※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚にほんブログ村
2009.08.03
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町内の江戸末期の文久年間から続く「行者講」から、1泊2日で奈良県の世界遺産「大峰山」の修行に行ってきました。 10時に早い昼食を取り宿を出て、標高1719メートルの大峰山への登山を開始し、帰ってきたのは夜の7時近くという長丁場でした。 メンバーは30歳から73歳までの13人。(もちろん女人禁制の山なので全員男) メインイベントは頂上近くの「表行場(西の覗き)」でのロープを肩に巻きつけて、崖の上から頭から逆さまに吊り下げらて、命綱を持ってもらう人から「親孝行するか?」とか「嫁さんを大事にするか?」とか質問されて、当然「するする、、するさかい、助けて、、、、!」と思わず答えてしまって、引っ張り揚げてもらう一連の修行です。 やるまでは、どちらかというと高いところは得意でしたので恐怖心は全くなかったのですが、いざロープに吊り下げられると、「落ちてしまう!」恐怖に全身が凍りつきました(笑)。 いくら2、3人で命綱をもってもらうとはいえ、下に落ちる可能性はゼロではありません。 続いて「裏行場」での岩を命綱なしで回るというヤツです。前の人のやっているところを見ると、早くもビビってきました(笑)。 案内人の指図を忠実に聞いて一挙一動その通りしないと、とてもひとりでは回れません。 少しでも足を踏み外したり、手が滑ると下に落ちてしまいます(もちろん転落死)。 まあ50を超えてこんな恐ろしい体験をするとは夢にも思いませんでしたし、完全に甘く見ていました(笑)。 江戸時代や明治時代の電車や自動車がなかった頃は、町内から3日かけて歩いて吉野経由で大峰山に登り、帰りは今回我々が泊まった「どろ川温泉」に泊まり、また3日かけて歩いて帰ったそうです。 よくもそんな事が出来たんだなと感心します。 そう言えば、泉州地方の地場産業であった「織物業」も、明治時代前半の頃は、村の産元(織物商)が各農家が織った反物(納屋に木製の織機が一軒に1台あり農業の閑散期に織っていた)を集めてリヤカーに積み、牛で大阪の船場や本町まで丸1日かけて引っ張って行き、今の伊藤忠や丸紅に売っていたという事を村の古老から良く聴かされていました。 昔の人は「偉い!」。 そう考えると、今回の修行くらいで音を上げたら、「甘い」と言わざるを得ません。せめてもう1回くらいは挑戦しないといけませんね。 ※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚にほんブログ村
2009.07.06
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