【コンセプト】
オーストリア=ハンガリー帝国出身のエディス・ベネデック。
彼女はパリで香水店を立ち上げ香水を広めた一人。
そのストーリーをエディスから聞いた孫デビッドは
香水に関わりたい気持ちを抱き2016年にBDKを設立。
ビジネスウーマンのしなやかな力強さをイメージしたウッディベースのフローラルブーケ。
エディスに敬意を表し最高の香料で作り上げられた『ブーケドゥオングリー』。
ジューシーでグリーン、フルーティを組み合わせたフレッシュで明るいブーケ。
ソフトで心地よいムスクとアンバーをベースに、
ブラックカラントと洋梨がローズとジャスミンの花束に軽やかな輝きを表現。
【調香師】
Serge Majoullier/セルジュ・マジュリエ
・ニュクス『プロディジュー(2012)』
・ヴィクター&ロルフ『ボンボン(2014)』
・ジョーマローン『ダージリンティー(2016)』
【香調】
トップ:ペアー、ブラックカラント、ストロベリー
ミドル:ターキッシュローズ、ジャスミンサンバック、ロレノックス
ラスト:ムスク、シダー、アンバー
■感想:私の好み度<75>
洋梨ベリー×ローズ(『トロピカルパンチ』から『ベビードール』)
スプレー直後はエスカーダ『トロピカルパンチ(2001)』を思い出す
ちょっとトロピカルなフルーティ。
ストロベリー、ブラックカラント、とベリー系のフルーティーになり
これはジャム系のシュガーの甘さをほんのりと持ちます。
ストロベリーの表現が生の苺ではないけど、とても苺らしく感じます。
それが落ち着くとやや懐かしさのあるパウダリーフローラルが軽く広がり
百貨店の化粧品フロアの様々なフレグランスが混ざった印象ですが
落ち着くとやさしくみずみずしく洋梨が香り始めます。
(体温や気温が高い日はこの部分がトップのトロピカルフルーティより早め強めにでます)
そこからローズも甘く香りますが、メインはこれまでのフルーティ。
洋梨&ベリーで香水としては可愛らしく若い方向きの部類ですが、
ロレノックスなのかレザー×アンバーのねっとりとした重さ、
ミドル以降からはシダーの影響か果物の苦味、カシスの葉のようなものもあり程よく大人っぽさもある香り。
このあたりはYSL『ベビードール(2000)』のほろ苦いフルーティローズを思わせます。
フルーティー4、フローラル3、ビター3といった割合。
■拡散性・持続性
拡散性はやや弱めから普通。持続性はやや短め。
■液の色・ボトル
液は淡いピンク。
ボトル展開は100ml(160€)、10ml(42€)の2サイズ。
購入したのは『LA DÉCOUVERTE PARISIENNE/パリジャンコレクション』
下記3種類×各10ml(89€)
・BOUQUET DE HONGRIE/ブーケ ドゥ オングリー(2016)
・ROUGE SMOKING/ルージュ スモーキング(2018)
・GRIS CHARNE/グリ シャーネル(2019)
円柱形のクリアボトル、黒キャップ。スプレー部分は固定され詰替不可。
サイズは約φ17×H125mm。フランス製。
■季節
春。梅雨入り前まで。
■年齢
20代以降。女性向き。
一番似合うのは20代の学生。オフィスでは20代。
すでに廃番の『ベビードール(2000)』『トロピカルパンチ(2001)』
どちらも好きで忘れられない…という40代以降には懐かしいかも。
■フルーティーなローズなら?
ロジーヌパリ
・『 バレリーナ No.1(2014) 』洋梨×ピーチ×ローズ(私にはペビーパウダー系)
・『 ミュゲドロジーヌ(2015) 』洋梨×ミュゲ×ローズ
・『 モナミラローズ(2019) 』洋梨×ホワイトティー×ローズ
・『 ローズグリオット(2021) 』チェリーブロッサム×ピオニー×ローズ
ロジーヌは明るいイメージでエレガントより。
BDK『ブーケドゥオングリー』はややガーリーより。
■リピート
Gucci【Gorgeous Gardenia】 2024.09.30
Guerlain【Coconut Fizz】 2024.09.22
Hugo Boss【Ma Vie】 2024.09.12
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