一ヶ月近く小説書けませんでした。
これからはもっと頻度上げていくんで、どうぞヨロシク^^
五話
スースー・・・
まったく、のんきな奴だ。こんな状況にもかかわらず寝るなんて。
斉藤は待ち疲れたのか、10分ほど前からこんな調子だ。
携帯で時間を確認した。昼をまわっていた。エレベーターが止まってからゆうに2時間はたった。
いくらなんでも遅すぎる。店員は何してる。
もう一度緊急連絡用のボタンを押そうとしたその時。
「高橋君・・・」
寝てたはずの斉藤が話しかけてきた。だがどこか不自然だ。
「怖いよぉ~・・・」
どうやら寝言らしい。やっぱり暗闇の個室なんて、女の子にしてみたら怖いに決まってる。
気を取り直してボタンを押す。願いを込めたが、やはり応答はない。
落胆してその場に座り込んだ。もしかして一生ここから出られないんじゃないか?
しばらくすると、斉藤が起きた。
「ん・・・あ!高橋君、助けは・・・来てないみたいだね・・・」
斉藤も落胆したその直後、暗闇の個室が一気に明るくなった。天井の照明がついたのだ。
斉藤から笑みがこぼれる。俺も安堵の表情は隠せない。
やっと出れる。エレベーターが上昇するのがわかった。
上昇が終わりドアが開くと、そこには店員が頭を下げて並んでいた。
「大変申し訳ありませんでした!」
そういうと俺と斉藤に5000円分の商品券をくれた。
「2時間で5000円!良いアルバイトじゃん!」
斉藤はまんざらでもなさそうだ。
だが俺はこのデパートで買い物はしたくなくなったので、階段で下に降りて斉藤と店を出た。
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