超絶テクニックと複雑な変拍子で構築された1曲目やジャズロックの匂いがする3-4曲目、不思議な女性の声が突然聴こえてきて妙にテンションの上がる5曲目など聴き所は多いが、ボクは敢えてタイトルトラックの2曲目「August in the Urals」をお奨めしたい。 叙情的なアコースティックギターのハーモニックスに誘われて静かに動き出すこの曲は、 ピアノとチェンバロ、A・ギターのアルペジオにメロトロン・コーラスとストリングスが美しく絡み合う幻想的なパート
を中盤に持ってきた美麗曲で、D・ボウイーのような渋いボーカルと弾けるようなハモンドが溶けあう後半での盛り上がりはプログレ・ファンならずとも高揚してしまうだろう。 (ちなみにボクは13:20のトコで死んだw)