言葉の散歩路

2012年05月14日
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思い出が追いかけてくる足音が日毎増すからつい振り返る



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実家に年老いた父が一人‥正確には一人ではありませんが田舎では必須の車の運転もできない人ですし、家事なども万全にこなす訳ではなく、私が生まれる前から家族同様に暮らしてきたその人もよくよく考えればいい歳になっていて、実年齢より老けている父を、海を隔てた地に一人放っているようなもの‥。いつからなのか体調が悪かったのも大して気にも留めず豆な連絡もしていませんでしたが、肺に水が溜まって呼吸が苦しげな様子です。薬を貰って、明後日にもう一度病院だと言っていましたが、もし肺癌だとしたら‥私はどうすべきか‥考えても、どうするのがいいか決断に至らずグダグダしています。いつまでも元気な訳がないのだけれど‥現実を受け入れたくなくて考えるのをやめてしまう。いい歳をして、子供もいるのに、全然しっかりできない駄目な娘です。でもやっぱり‥100歳まで後何十年もあるよ‥って考えてしまいます‥まだまだいけるよ、まだ大丈夫だよ、今年の夏も、来年の夏も、再来年もそのまた来年もまだまだお盆の帰省で一緒に過ごせるよ───そう思ってる私です。願ってる‥でしょうか‥。親としての未熟な私と、いつまでも末っ子気分の甘えた私と‥いつまで共存してるつもりか‥未だ親離れできていない私です。





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最終更新日  2012年10月15日 02時39分19秒
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