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粗忽のたかびー

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2022.02.26
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カテゴリ: 乱読、積読日記

行人/夏目漱石【1000円以上送料無料】

夏目漱石後期三部作 行人を読んだ。おも
明治の資産家階級の人たちがどんな生活をしていて、どんな恋愛観を持っていたのか、そういう物語である。
主人公二郎はそこそこの会社に勤める独身貴族である。ただ、実家に両親、独身の妹、兄夫婦にその子供もいる大家族の一員である。
二郎が一郎から妻、二郎にとっては嫂(あによめ)、が一郎のことをどう思っているのか探って欲しい、夫としてどう思われているのか聞いて欲しい、と頼まれ、困り果てる話である。

一郎と嫂の馴れ初めや、二郎と嫂の関係性などバックグラウンドが不明のまま話が展開するので、作者の意図するところがさっぱりわからないのである。

とどのつまりは、恋愛下手な明治の男が、自分を分からぬまま妻をめとり、家庭というものがよく分からず煩悶し、弟を巻き込んで自滅する、そういう話である。





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Last updated  2022.02.26 20:34:39
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