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【全巻】 放課後カルテ 1-17 巻セット (BE LOVE KC) [ 日生マユ ]
ある日、6年2組のれいか(畠中一花)が保健室に来ていた。見るからに健康にも関わらず「具合が悪い」と言い、保健室を出ようとしないれいかに牧野(松下)は迷惑がるが、「一緒に教室戻ろう」と声をかけても「無理なものは無理」と理由を話さず保健室から出ようとしないれいかを見た篠谷(森川)は、何か事情があるのを察して牧野にれいかを託して教室へ。れいかは率直な物言いをクラスメイトのアローラ(コール レクシー)に感じ悪いときがあると指摘され、孤立していたのだった。
そんな中、牧野は6年1組担任の藤岡(平岡)に頼まれ、不登校の児童・聡(渡邉斗翔)の家庭訪問に同行することに。聡は父親が家を出ていってから部屋にこもるようになり、母の順子(市川)ともほとんど顔を合わせていないという。牧野は聡の健康状態を気にかけるが、看護師の順子は急な仕事のため、話もそこそこに出ていってしまう。牧野と藤岡を無視して窓から家を飛び出した聡は、様子を見に来ていたれいかと遭遇する。聡の家出を目撃した藤岡が対応する中、牧野はバスに乗った聡とれいかを自転車で追いかけて・・
今回は空気を読むことがキーワード
今はスクールカーストというようだが、昔から小学生の間には明らかなヒエラルキーが存在した。
勉強ができる、スポーツが得意、カッコいいないしは可愛い、そういう児童が児童会長になったり、学級委員になったりしていた。
今はそこに家庭の貧富の差も加わってきて、お金のある家の子は塾にも行く、スポーツクラブにも入っている、習い事もしているなんてことになっているから、子供間の格差、ヒエラルキーはさらにひどくなっているのかもしれない。
強いものが弱いものを挫く、酷いいじめがそこに存在することになる、大人社会のハラスメントと同じように。
今回のれいかのように、洋服をみる限り恐らく家にお金があって、日々の生活に不自由したことがなく、そこそこ可愛くて、勉強に関して劣等感がなければ、空気が読めなくても行きていけるのが学校なのだ。ヒエラルキーの上位者にとって学校とは自分の家の優越感を示すことのできる場所なのだ。
そこはよく描けているとおもう。
私も小学生の頃、れいかみたいな感じのことがあった。
ある日、それまでは仲良かったはずのスポーツのできるクラスメートに、いつも威張っている、と言われて、3日ほどクラスの大半に無視されたことがあった。カッコいいとされているクラスメートに勧められて、朝の会でみなの前で謝って元のサヤに収まった。
それからは少し空気を読むようにしたかも。
このドラマがファンタジーなのは、やっぱりイジメがないこと。だいたいイジメの首謀者は、今も昔もスクールカーストの上位にいるものがなる。それなりに恵まれているくせに何か満たされない。そういうキャラクター設定もドラマには必要じゃない?6年生はこんなファンタジーではないと思う。
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