日経225オプション市場で異変が起きた。
日経225株価の同日終値(9620円)を大幅に下回る
権利行使価格である7500円や8500円のプット
(売る権利)の価格が突如として上昇。
この値動きに呼応して、売りポジションを持つ投資家による
反対売買が加速し、価格はみるみるうちに急騰した。
端緒は午後8時43分ごろ、権利行使価格8500円のプットで起きた。
直前まで200円台だったオプション価格が一気に970円にまで跳ね上がった。
この時、同じく夜間取引が行われていた日経225先物は9320~9330円で
ほとんど値動きがなく、本来ならプットの価格が急上昇することは想定しにくい。
だが、ここでオプション市場に生じていたのは、
8500円という時価より安い価格で売る権利が、
時価より高い1万円で売る権利よりも高くなる異常事態だった。
こうした価格形成は長続きするはずもなく、実際、
間もなく8500円のプットの価格は元の水準に戻ったが
影響は権利行使価格が7500円や7000円のプットなどにも広がった。