日々始まり

日々始まり

2017年03月20日
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暖かくなりました。
来週はまた寒さが戻るようですが、寒暖を繰り返すこの時期は、季節の境目という感じがします。
とは言え、もう真冬に戻ることはないと感じる季節ですね。



コノハナサクヤ姫

【宜しくお願いします。春ですね。桜の季節の匂いが気持ちいいです。温度、天候、風景の記憶は感覚の記憶を呼び覚まします。卒業と新生活の季節でもありますね。以前病気になった時、病院のベッドから桜を眺めていた事もあり、その頃の生活が懐かしくも思えます。春夏秋冬、循環する季節ですから、最初の季節はないのでしょうけれど、植物が芽を出す季節でもあり、始まったという感じがありますね。】


ほほほ、人それぞれ楽しい思い出もそうでない思い出も様々であろう。
人の生き方が季節に現れると申しても過言ではないほど、季節の景色は人の個性でもあろう。
暖かい季節は、生まれた時の暖かさが原点じゃ。
母に抱かれた思い、記憶になくとも意識に残るものじゃ。
誕生の時、春はその感覚に重なるのじゃ。

春がどのように人の心に感じられようと、基点の感覚は癒やしをもたらすものじゃ。
冬の厳しい季節を乗り越え、漸く春を迎えることができた気持ちは、
基点の感覚を思い出し、命を謳歌する前触をひしひしと感じるであろう。

弱々しく始まった命であったとしても、春の季節には身を守る自然の気配があるのじゃ。
川を流れる水、優しく吹く風、穏やかな陽の光、土は軟らかく芽は力強く気配に触れる。
植物も人も同じじゃ。気配は生きる力となり、育っていくのじゃ。

我らの住む世界の空気は地に気配として降りていくものよの。
春夏秋冬、それぞれ、人も植物も生きる力の出し方が異なるものじゃ。
夏の日射しに命は謳歌し、秋には輝く澄んだ空を眺め命を休めるものじゃ。

冬は眠っておるだけの季節ではない、身を丸くするように命を芯に押し込めていく。
夏にいっぱいに広げた命を、冬に折りたたみ、しまうようものよの。
そうして季節を巡っていくのじゃ。

人の特質は季節に同調し動くもの。季節が彷徨えば人の命も定まらぬ。
大きく広がらぬ命もあろう、小さく折りたためぬ命もあろう、
無理に広げようとすれば破れてしまうもの、小さく固められぬのであれば、力は蓄えられぬ。

植物の根も張らぬ不毛の土地には、我らの気配が下ろせぬのじゃ。
地深くより湧き出でる気配、天の気配、その二つがこの国の気配じゃ。
地が揺れれば気配も変わる、配合が変わるのじゃ。
配合を元に戻すのが、人の自然を愛でる心なのじゃ。

言い換えれば、人の心は配合も変えるのじゃ。
社会の有様、個々の家族、家庭、人の暮らしの有様は、流動的よの、
それでも季節に合わせ暮らしを整えてきた、心が季節を整えたとも言えよう。

人の心に持つ基点の感覚には、季節の配合が含まれる。
故にどのような一年の季節の有様が己の命に快適か知るのじゃ。
春の配合が多い者、夏、秋、冬、それぞれの者が持つ心がこの国の総意じゃ。

初心忘るべからず、というであろう。いつまでも基点の感覚は、己を整えるものじゃ。
季節が巡り、また戻るように、いつでも基点に戻ればよいのじゃ。
それでも同じ春でも別の様相を見せるように、基点からまた始まったとしても
同じ動きはせぬであろう、それもまた心の配合の違い、味の違いじゃ。

季節ごとに楽しめばよい。己の心を楽しめばよいのじゃ。
楽しみ暮らすところ、仕事でも家庭でも、人の仲でも同じじゃ。
そこに自然の気配があろう、その気配こそ、この国の宝じゃ。

【ありがとうございます】







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Last updated  2017年03月20日 16時44分10秒


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