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2006年09月01日
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テーマ: ニュース(96560)
カテゴリ: エネルギー
 直径わずか100万分の5ミリという小さなカプセルを作り、その中に液体を閉じこめる手法を藤田誠・東京大教授(有機化学)らのグループが開発した。世界一小さい「フラスコ」(液体容器)として利用でき、試薬を溶かして医薬品などをつくれば、廃液をごく少なくできるという。米科学誌サイエンスで1日、発表する。

 カプセルは、金属のパラジウムを含む分子と有機分子とでできている。分子同士がくっつく力を調整し、ばらばらの分子がひとりでに組み上がる自己組織化と呼ばれる現象を利用して作った。

 藤田さんらはカプセル内にフッ素化合物の液体を閉じこめた。液体を閉じこめたカプセルとしては世界最小という。フッ素化合物は薬品の分離精製などの際に、水に代わり広く利用されている溶媒だ。

 自己組織化はウイルスが自分の殻を組み立てる際に利用する現象としても知られる。構成する原子の数、大きさ、形状まで設計通りにばらつきなく組み上がるため、その内部での化学反応も厳密に制御できる。

 藤田さんは「このカプセルには、温度などの環境変化によって中の化合物を出し入れできる性質がある。患部にカプセルで薬を届けるといった応用も考えられる」と言う。パラジウムと、別の有機分子から作ったカプセルによる動物実験では、めだった毒性は確認されていないという。
(参考=朝日新聞9月1日)





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最終更新日  2006年09月01日 10時12分12秒
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