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2006年12月18日
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カテゴリ: 環境・自然


 ハワイ諸島近海にいる小型のハシナガイルカは夜間、沖合で魚やイカ、エビを食べ、日中静かな浅瀬で睡眠をとる。サメなど外敵の心配がない浅瀬は子育ての場でもあるが、そこにウオッチングツアー客が押しかけている。ボートやカヤックで群れに近づき、客は海中に潜って観察、イルカに触れることもある。

 現在はガイドラインで(1)50ヤード(約45メートル)以上離れて観察する(2)ボートなどで追ったり囲んだりしない(3)一緒に泳いだり触れたりしないと決めているが、必ずしも守られていない。

 研究者らはイルカの眠りが妨げられ子育てに支障が出るほか、餌付けが深刻な影響を与えると警告している。生息数が半減したとの指摘もある。

 イルカウオッチングは「癒やし効果」があるともいわれ人気上昇中で、日本人観光客も多い。ハワイには登録業者だけで20社以上ある。餌をやる悪質業者がいて、人慣れしたイルカが餌をねだって人間にかみ付き負傷させたこともある。ツアー許可を取り消された業者もいる。

 NOAA漁業部の現地事務所は10月、ハワイ諸島4カ所で説明会を開き、関係者に現状を報告した。海生哺乳(ほにゅう)類保護法などに基づき、ガイドラインを改正して法制化、関係者や関係ボートの規制、イルカの休む湾内への出入り制限などを軸に対策を盛り込む方針だ。07年秋に方針案をまとめ、08年春施行を目指している。

 東海大学海洋学部の村山司教授(行動学)は「日本でもイルカが海岸近くを避けるようになった島がある。ハワイほどではないが、イルカを探し回らず、寄ってくるのを待つなど自主ルールを守らないと、規制が必要になるかも知れない」という。 (参考=朝日新聞12月18日)






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最終更新日  2006年12月18日 20時09分51秒
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