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よみがえった「ふなっしー」の話
11月24日(日)岩沼市のある子供会で「たまごの学校」が開かれ50人の子供たちが参加してくれました。
思い思いに作られた作品の中で、人気ゆるキャラの「ふなっしー」の作品があった。
無事教室も終了して、道具も片付けて、出口まで運んだ時に、お父さんとお母さんがかわいそうな事が起きてしまった。
と飛んで来ました。
手には顔の部分が陥没したふなっしーがあるではないですか?
見ると修復は不可能なくらい破損していた。
聞けば、車に乗る時に何かにぶつけて壊れてしまったとの事、お嬢さんはショックで泣いてしまって車から降りてこないのだと言う。
さあ、えっぐおじさんどうする?
もうすっかり終わって帰る時の出来事です。
とっさに、言いました。「一緒に作ろう!」
携帯を取り出してふなっしーの画像を私が描いている間中掲示してくれたお父さんがいました。
すぐさま、卵のカラに黄色の色をぬり出来るだけ女の子の絵に近づけて描きシリコンを入れて土台を付けました。
近くにいたお父さんがドライヤーで乾かしてくれて、
別なお母さんがニスを用意してくれて
他のお父さんがフェルトを壊れたふなっしーから剥がしてくれて、
別なお母さんが泣いていた女の子を連れて来て、
また別のお父さんがボンドを用意してくれて、
まだ泣き止まない女の子にフェルトを貼らせて完成させました。
よみがえったふなっしーを見て女の子がニコっと笑いました。
とっても素敵な笑顔でした。
思わずみんなで拍手をしました。
完成までかかった時間はおよそ15分、関わったお父さんやお母さん方のプロジェクトチームは約10人
その女の子にとって今回作った作品は大切な宝物だったに違いない。
車の中で心の中にたくさんの「しあわせ感」を感じて帰る事が出来ました。
こんな地域の大人たちに囲まれて子供たちもきっと素敵な大人になるに違いないと思いました。
えっぐを通して出会ったあったかーい人たちの物語がまた一つ増えました。