迎 春
あたら とし はつはる きょう ふ ゆき
新 しき年 のはじめの初春 の 今日降る雪のいやしけ吉事
(大伴家持 作)
●吉事は「よごと」と読みます
歌 解釈
新しい年のはじめに今降っている雪のように、良いことが沢山積み重なってくれる様に。
(この歌のように、新年のこの佳き日に、日本にとって皆様にとっても、良い出来事が沢山あります様に、私もお祈り申し上げます)
●新しきは、新(あらた)し「あらたし」がいつの間にか「あたらしい」に変わったらしいです
日本最古の歌集「万葉集の編者とされる大伴家持が因幡国(鳥取県東部)の国守として赴任した折の元旦、 新年の祝宴の場に作った歌。(万葉集4516首の内、家持の歌473首でその内の一首、天平宝字3年(759年42歳))の作とあります。
●正月の大雪は瑞兆(ずいちょう)と考えられていたようです。

●大伴の旅人
養老2年(718)年、大伴の旅人・母大伴の郎女の長男として生まれ、14才で父旅人と死別、若い時から学問に邁進・歌作りにも才能があった。政治的な立身を目指すも地方官職が多く、宮内少輔・越中国国主など経て、晩年桓武天皇の信頼を得て、時節征東将軍に任命され延暦4年(765) 68歳病没。
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