詩文説明
嵯峨野の清らかな満月の夕べ 、、(高倉天皇が寵愛する小督が密かに中宮より姿を消し、悲しみに暮れていたが、ある日弾正大弼仲国に捜索を頼む) 高倉天皇から
命を受けた仲国は、小督を探し求め、京都嵐山嵯峨野の辺りにやって来ると、何処からともなく、聞き覚えのある素晴らしい想夫恋の琴の音が流れてきた。その悲歌は、帝を想い奏でる想夫恋の曲であった。その琴の音は、知る者の胸に響き、哀愁を帯びる切々なものであった。高倉天皇を偲んで奏でる小督の想夫恋の曲、胸中如何ばかりの思いであったことでしょう。
左右は仲国が小督を探しまわる絵。 
仲国が嵯峨野辺りを探し廻ったといわれる周辺の風景、手前に小倉百人一首の歌碑ありました、此処は、小倉山の麓なので至る所に百人一首歌碑があります。また、往年の時代劇大スター大河内伝次郎の立派な山荘がありました。
嵐山渡月橋周辺 右写真は渡月橋袂にある「琴聞き橋」の石碑横に歌が刻まれてあります。
※今様
(歌謡吟として、峰の嵐かを入れて吟じます)
●峰の嵐か松風か尋ぬる人の琴の音か駒をとどめて聞くほ
どに爪音しきる想夫恋。
●勅(みこと)かしこむ仲国がたたくや賤の片折り戸あわれ
小督の侘び住まい月に声あり不如帰。
獄中の作 (橋本左内) 2009年08月29日 コメント(1)
夏日涼を欲して吟を楽しむ 2009年08月22日 コメント(2)