けつぜん くに さ てんがい むこ せいべつ また か しべつ とき
決然 国を去って天涯に向う。 生別 又 兼ぬ死別の時。
ていまい し あけい こころざし いんぎん そで ひ き き と
弟妹 は知らず阿兄の志。 慇懃 袖を牽いて帰期を問う。
詩文説明
生死ををかけて、井伊大老の暗殺を決行しようと遠い天の果て(江戸)へ向かうため、脱藩してわが郷里(国)水戸を去る折、これが、家族との生き別れとなるか、根性の別れとなるか判らない、事情を知らない幼い弟妹が袖を引っ張りいつごろ帰って来るのかと問われるので断腸の思いで出発するのである。
黒沢忠三郎と江戸に上る時、堀村を過ぎる時の作一首。
月を仰ぎ
「夜や深く堀の篠原むらたちて矢ごろに見ゆる弓張りの月」
●
佐野竹之助の同志に贈る辞世の句二首。
●かりならぬ旅の宿りに今日はまた思ひていづる敷島の道。
●うきことはいや積もるとも剣太刀仇なす人を払い清めむ
。

左図は万延元年(1860)3月3日桜田門外で雪の降る中の襲撃図。
右は上図の佐野竹之助図に子供を合成し
て作ったものです。

ぺリー来航し通商条約迫る。井伊直弼(大老)は条約調印反対者を力ずくで押さえ、安政の大獄を行った。(吉田松陰をはじめ多くの尊王攘夷の志士たちを捕え殺害した。右写真は桜田烈士愛宕山遺跡碑
獄中の作 (橋本左内) 2009年08月29日 コメント(1)
夏日涼を欲して吟を楽しむ 2009年08月22日 コメント(2)