つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

2024年02月01日
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カテゴリ: 読書
1月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:3286
ナイス数:222

冷血(上) (新潮文庫) 冷血(上) (新潮文庫) 感想
後半の警察場面になると勢い読書のスピードが進んだ。このあとどういう展開になるのか楽しみ。ただ一家四人殺しの事件は辛かった。
読了日:01月05日 著者: 髙村 薫
冷血(下) (新潮文庫) 冷血(下) (新潮文庫) 感想
事件の起こった所番地までも実在し、ノンフィクションのような圧倒的なリアリティを感じる作品だった。その中でちょっとした鉄道路線の間違いも見つけてつっこみ。さて、犯人2人は獄死と死刑。彼らの内面に迫ろうとする合田刑事。ひたすら重い内容だったが、一気に読み進める。先月世田谷一家殺害事件の被害者の遺族の記事を読んだばかりだったので、殺された人の無念を思い、実際の事件の解決を願う。
読了日:01月08日 著者: 髙村 薫
街とその不確かな壁 街とその不確かな壁 感想
村上春樹で一番好きな「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の世界観を引き継いでいるので、最高に楽しめた。この不確かな世界、いつか壁を越えて自分の影が訪れてくれないかなと切実に願います。
読了日:01月13日 著者: 村上 春樹
翳りゆく夏 (講談社文庫) 翳りゆく夏 (講談社文庫) 感想
とにかく事件の全容が明らかになるラストが衝撃的。でもそれが逆に出来過ぎな感もあり。それでも、薄皮をはがすように真実に迫る主人公やその周辺人物像が丹念に描かれており、ページをめくる手が止まらなかった。
読了日:01月17日 著者: 赤井 三尋
黄色い家 (単行本) 黄色い家 (単行本) 感想
この作家初読み。語り口は丁寧だがとてもヘビーな内容。前半は主人公の少々不幸な生活環境などが描かれてまどろっこしかったが、キャッシュカード犯罪に手を染めるようになってからどんどんヒートアップする。主人公も客観的に見たらかなりおかしいのだが、どうしても応援したくなってしまった。
読了日:01月25日 著者: 川上未映子
ぼんぼん彩句 ぼんぼん彩句 感想
俳句をもとにした時代小説と思い込んでいたら、まったく違った現代(と近未来)のお話。読んでいてムカつく登場人物が多く暗い気分になるのですが、さすがは宮部みゆき、ラストはうまくまとめてくれました。
読了日:01月29日 著者: 宮部 みゆき
むかしのはなし (幻冬舎文庫) むかしのはなし (幻冬舎文庫) 感想
昔ばなしとそれぞれの作品との関係が今一つ分からなかったが、榎本正樹氏の解説を読んで、合点がいった。う~ん、短編集にしては奥深い話だったが、三浦しをんはやっぱりお仕事小説が好き。
読了日:01月31日 著者: 三浦 しをん

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最終更新日  2024年02月01日 12時40分15秒
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