宮木京子の さらさら散文
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昨日届いたのは、私が最も優待を楽しみにしている、9935「あずみ」。名証2部というマイナーなところに上場している、ジュエリーの販売会社です。毎年1回、1万円相当のジュエリーが送られてきます。今年は、「SVマルチカラー淡水パールネックレス」。 淡水パールは、琵琶湖が発祥の地で、現在は主に中国で生産されています。特徴は、アコヤ真珠や南陽真珠と異なり、核が無く、イケチョウ貝を母貝として、一つの貝の中に多数の真珠が1度にできることです。出始めの頃は、小粒の物を組み合わせてネックレスにするような物が多かったですが、技術の向上により、テリや形も良く、大きな真珠が生産されるようになってきました。真珠と異なり、バイオレット、グリーン、オレンジなどカラーも豊富。これ、全て天然の色だそうです。今回送られてきた物も、大粒の組み合わせで、パールの間にはキュービックジルコニアがあしらわれています。優しい色合いで、夏の装いには重宝しそう。普段、カジュアルな格好が多いので、こういう「カジュアルにも合わせられるジュエリー」は嬉しいです。6/6の日記でどこからの優待か伏せていたドレスウォッチは、「あずみ」の平成15年度の優待です。ここへの投資は、最も成功しているパターンだと思います。株価が上がって、優待を楽しんで、高配当を受け取って。購入は、8年前で¥290で購入しました。現在株価が¥655。PER 13.26倍PBR 0.91倍といった水準です。マイナーなところに上場しているし、株式の発行部数の少なく、浮遊株が少ない。そのため、取引成立株数もやたら少ないです。掲示板を覗いてものんびりしたもので「やっと、値がつきましたねー」「それにしても、動きませんねー」と、縁側でお茶を飲みながらの雰囲気。購入時、私は三重県に住んでいました。この会社は本社が名古屋なので、三重県もお膝元です。すぐ近所の「ジャスコ」にもテナントとして出店していました。「四季報」の「株主優待欄」を見ていて、その高額優待に目が止まり、会社について調べ始めました。お店を視察し、どういった商品が主流かを確認。当時、日本の景気は悪く、高価なジュエリーは売上が落ちていました。でも、だからといって、女性がアクセサリーを身につけることが無くなったかというと、そうではないんですね。どんな不景気でも、若い女性は何らかの貴金属を身につけています。ここのお店が主力にしているのは、高額なジュエリーでなく、1万円~5万くらいの「お小遣いで買える」価格帯の商品でした。私自身がジュエリー好きなこともあって「これはいける」と判断。結婚して、初めて買った株でした。毎年、優待が届くたびに「株主でよかった~」と喜びをかみ締めています。今年はダイヤモンドの売れ行きが良くて、過去最高の好決算でした。売る理由は無いし、当分保有です。女性には、お薦めの銘柄です(笑最近、「配偶者に株式投資を理解してもらえない」という男性の嘆きを耳にしますが、ここの株主になって、奥様にこの優待を差し上げれば、態度が変わるかも?!毎年、ハズレの無い優待商品が届きます。それにしても。社名変更は残念です。「ツルカメコーポレーション」というおめでたい社名はお気に入りだったのに~。社員の方は垢抜けた社名に変わって、嬉しいかもしれませんね。
2005年06月30日
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