花屋な日々

花屋な日々

2005.12.18
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カテゴリ: 開業秘話
吹き荒れております。冷たく乾いた風が・・。

極寒の中、市場で千両を車に積み込んでいたら、顔がバリバリにひび割れてました。
今日はこんな風じゃ、店先に花を並べるのもままならないでしょう。
花は、風にあたると水が下がってへたってしまいます。

今朝は8時半に店に着いたので、今は開店まで暖をとっています。そんなことより早く千両の水揚げをしないといけないのですが、まずは、コーヒーを飲んでから・・・。

昨日、市場に置いてきたハボタンが、今日はしっかり「忘れ物コーナー」にありました。
置いてきてしまえば自分で集めなくてすむので楽だけど、ときどき盗難事件があるので、毎度毎度は厳しいです。
盗難なのか、間違えて持っていかれてしまうのか、、、私も今まで何度もセリ落としたものがなくなりました。
高いバラや、シクラメンに限って・・・。
私も間違えて持ってきてしまったことがありましたが、そのときはちゃんと市場に電話をして、返すか買い取るかしたぞ!
せちがらい世の中です。


ところで。
keyさんからコメントのあったように、「ねことチャラ男と今日の花と・・・」ってやつですが、
そうか、開業日記だから、花屋をやりたい人がアクセスしてくれてるのか・・・。
では花屋を目指す方に、アドバイスを。

まずはお金をためて、1年分くらいの運転資金を確保してください。そして、習うより慣れろの言葉通り、忙しい花屋さんで修行しましょう。
あとは、体力と気力です。

店舗を構えるならば、第一に通行量の多さです。私も色々調査しましたが、だいたい購入してくださるのは通行人の1%です。100人に1人ってことね。最低1日5000人は通らないと、かなり厳しいかな。
ここはね、調査の結果5000人くらいは通るんですよ、一応。私もひとりでカチャカチャ計りましたよ。もちろん平日と土日ね。あれは、今年の春だったけど。
そして、開業資金に自己資金が足りなかったので、国民生活金融公庫の「新規事業者応援融資」のお金を借りました。金利が安いので。でも、申込金額の半分出ればいいほうかな。緻密な事業計画書が必要です。

結局希望額の半分しか出なかったので、(「ホントにそれで新規事業者を応援してるんですか?」って言っちゃいました)さらに信金から安い金利の融資を受けました。
信金の融資のが公庫よりちょっと金利が高め。
そっちは、保証人要らずです。っていうか、「信用保証協会」ってところが保証人になってくれます。
つまり、信金はお金を出すだけで、万が一私が返済できなくなったら、信用保証協会が私に代わって信金に返済してくれます。そのために、融資時多少の保証金を取られますが。

だから、信金は痛くも痒くもないので、快く貸してくれます。
ただし、信用保証協会には、直接面接に行って直談判します。担当者の心象が第一です。もちろん緻密な事業計画書が必要。

なんだかんだと融資申込みをしてから、実際お金が借りられるまで、1ヶ月かかりました。でも、早いほうらしいです。
普通、開業直前まで花屋で働いていれば、わりとスムーズに出るらしいのですが、私のように全く違う職種で働いていて、かなりブランクのある人間に、すんなり融資が出たのは奇跡だと、信金の担当者の方が言ってました。
しかも、公庫の担当者にそんな暴言まで吐いて・・・
事業計画書、かなり、練りこみましたから。

と、ここまで書いて、そろそろお店をオープンしないと・・・。

続きはまた次回。










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Last updated  2005.12.18 14:10:04
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