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2022.05.11

『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』’１９・仏

テーマ：ＴＶで観た映画(3821)

カテゴリ：映画　シ

あらすじ

る日、ふたりに危険な依頼が舞い込む。それは、その香を匂った者を
虜にする「キューピッドの香水」の奪回。タイムリミットは48時間！

解説
テレビ東京では正月に放送されたんやけど、テレビ大阪では放送して
へんかったから、ＢＳ１２での放送は有難かった。

アニメ化もされた北条司の人気漫画の実写化で、ただのジャッキー
映画だった１９９３年の作品と違い、かなり原作に忠実な出来。
特に再現度が高いんが海坊主で、吹き替えも玄田哲章さんやったし
、麻上洋子さんは講談師になって、一龍斎春水って名前に変わってる
けど冴子役してはるが、神谷明さんが辞退したから、獠役は山寺宏一
さんに、香役は沢城みゆきに変更してるが、神谷さんと伊倉一恵さん
は別の役で出演してはります。

吹き替えではリョウになってるけど、『キャプテン翼』がフランス
ではオリーブ＆トム（トムは若林）なように、シティーハンターの
アニメのフランスでのタイトルは『ニッキー・ラーソン』で、この
映画の原題も『Nicky Larson et le Parfum de Cupidon』。
副題の「キューピッドの香水」を、香水と槇村香のダブルミーニング
になる邦題にした人はセンスあるよな。

監督・脚本・主演は、『真夜中のパリでヒャッハー!』

のフィリップ・ラショー、共演は
『最高の花婿』

のエロディ・フォンタン
『ハートブレイカー』のタレク・ブダリ
『世界の果てまでヒャッハー!』

のジュリアン・アルッティ
『プロヴァンスの贈りもの』のディディエ・ブルドン
『ボラット栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』
のパメラ・アンダーソン
『彼は秘密の女ともだち』のラファエル・ペルソナ
『美女と野獣』のオドレイ・ラミー
『アリバイ・ドット・コムカンヌの不倫旅行がヒャッハー！
な大騒動になった件』

のシャンタル・ラデスー
『サラの鍵』のアルバン・バイラクタライ
『タンデム』のジュラール・ジュニョ
『バビロンA.D.』のジェロム・レ・バンナ
『鑑定士と顔のない依頼人』のリヤ・ケベデ。

ネタバレ感想
マウスでクリックしながら、なぞってみて下さい。

フランスでもＥＤは「Ｇｅｔ　Ｗｉｌｄ」らしいが、この作品に関し
てはＥＤが「Ｇｅｔ　Ｗｉｌｄ」なんは、吹き替え版だけやねんけど
、本編でアニメの曲が使われてたんが、嬉しかった。

１００ｔハンマーやカラスみたいな漫画的表現を、そのまんま実写で
やるとリアリティが損なわれるから、あのカラスはモザイク代わりで
使い、本来の用途では本物のカラスを使ったり、１００ｔハンマーは
妄想の場面だけとか、原作へのオマージュも忘れずに、映画としての
リアリティも守ってるとこがええよな。

北條先生のリスペクトとしては、空港で「内海様と来生様」って、「
キャッツアイ」の２人の名前もアナウンスされてたけど、らんまや亀
仙人とか、この監督は日本のアニメが、ほんま好きやねんな。

スイーパーが主人公やから、むしろフランスが舞台な方がしっくりと
来る部分もあるし、主要キャラのイメージは損なわれてへんかったし
、紛れもなくシティハンターやってんけど、絶対領域を見る為に何度
も看護師に手を挙げさせるんは獠っぽさがあったが、お馬鹿キャラの
パンチョとか、ギャグが基本的に、おフランス映画やったな。
ハムスターをチンとかは、多くの日本人には合わへんのちゃう？
カルガモを弾にするんも、どうかと思うし。

香水の力で、スキッピーが義母に迫られる所は、笑う場面やねんけど
、意外に綺麗なおっぱいやったから、羨ましいと思った（笑）
あんな香水を手に入れたら、もっと悪さをしそうなもんやけど、本当
の悪者は別におるし、あとで仲間になるから、あの程度なんかな。

最後は刑務所の中の偽ルテリエに、香水の弾丸を撃ちこむオチやねん
けど、相手を思いののままにして、脱獄するんちゃうん？
囚人はカルガモみたいに、本能のままに生きてるから、思い通りには
ならへんって事なんかな。

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