幼いころは、一歩一歩前へ進み、一段一段階段を上った
家族に見守れながら
集団の中に入り、傷ついたり、疑ったり、いっしょに笑いあったり、助けあったり
友達といっしょに成長した
それぞれの人生の階段は隣り合って、
まっすぐに上って行く者もいれば、たちどまっている者もいた
それぞれの居場所から声掛けあって、少しずつ上ってきた
家族の信頼と期待を裏切り、
まっすぐな階段から、手を差し伸べたその人の階段へ、その手につかまって乗り換えた
人生のすべてを託したその人はいくつかの幸せを残し一人旅立った
ふたりが一緒に進み進み始めたことで、階段の方向が曲がっていったことは間違いない
曲がった先にも幸せはたくさんあったんだ
今、ゆるやかな螺旋の階段をゆっくりと上っている
隣り合う螺旋階段と絡み合い、見えたり見えなかったり
いくつかの手が差し出されている
その手につかまるかどうかは私次第
このままゆっくりと上っていくべきか
一番近くにいて、ずっと見つめ合う時を過ごしているその手が
差し出されるかどうかも私次第
階段を乗り換えたら、その人の階段が方向を変えるから
その先に幸せがあるかどうか
それぞれの螺旋の上から、ただ見つめ合う幸せもある
少しずつ少しずつ上っているのには違いないから
同じスピードでゆっくりと上って行けばそれも幸せだと思うから
急がずゆっくり考えながら上って行こう