月の砂漠-ヨルダンから

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2011.06.20
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カテゴリ: レバノン生活編

夏のベイルートは何かと騒がしい。春になるのを待ちわびたかのように人々は活動的になり、この時期は結婚式が相次ぎます。私の住む小さな町でも毎日のようにドンチャン・ドンチャンとどこかの家で結婚式(しかも派手!!)。この小さな町内だけでもこんなに多いのですから、レバノン全体では毎日何組が結婚しているのでしょう。

当然のことながら、新しい命も次々に生まれます。高齢化社会の日本とは対照的に、中東では人口の60%が30歳以下とも言われています。そんな中、去りゆく命も。レバノンでは交通事故による死者が後を絶ちません。我先にと先を争うめちゃくちゃな運転と、ほとんど存在しない交通ルールのせいで、あちこちで大きな事故が起こります。

無駄な早死にをする若者が非常に多いのも中東の特徴かもしれません。特にレバノンでは、息子を亡くしたという人があちこちにいます。割合から言うと、一家で一人は子供が亡くなっているのでは? と思うほど。せっかく生まれても、道半ばで途絶える命も多いのです。

昨日は、20歳の息子さんが交通事故で亡くなったというニュースが町内を駆け巡りました。高速道路をバイクで走っていて、車にはねられたということ。

今日はお葬式の日でした。故人の家の近所には、下の写真のように白のテープが張り巡らされ、お葬式があることが分かります。

張り巡らされた白いテープ

町内のあちこちに、亡くなった若者の写真が貼られます。彼の友達だった人の車にも写真が貼られ、白いテープが車体に巻かれます。こうした車を何台も見かけます。

お葬式

棺(ひつぎ)を運ぶ霊柩車の後には、こうした故人の写真を掲げた友達の車が列をなし、早すぎる死を悼むのです。

亡くなってしまっては、死を悼んでもどうしようもありません。亡くなる前になんとかならなかったのか…あまりにも惜しすぎます。レバノンでは、ヨルダンやシリアなどと比べてバイク人口が多いのですが、ヘルメットをしている人などほとんど見たことがありません。渋滞する車の列を縫って若者の運転するバイクが勢いよく走りますが、ヘルメットなしでの無謀運転は本当に危なっかしい。車の運転手も絶えずイライラし我先にと突っ込みますので、事故が起きるのは必然。

日本の震災では、ペットが救助され保護されているというニュースも聞きます。動物の命さえ懸命に救助されているのに、ここレバノンでは人間の命が、それも助かるはずの命でさえあまりにも簡単に取り去られていきます。せっかくの命、もっと大切に...と思わずにはいられません。


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最終更新日  2011.06.21 02:43:53
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