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シリアが内戦状態に陥って5年近くが経過。当初はすぐに収まると皆が楽観的だったシリアでのゴタゴタ。でも年を追うごとに収拾がつかなくなり…。今ではシリア国民の3分の2が国を既に捨てているとも言われています。
2012年に「悲しくて泣きました」という記事をアップしました ( http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201205260000/ )。信頼できるビジネス・パートナーだったシリアの旅行会社がついに閉鎖を決めた時に、誠実に地道に築き上げてきたものを全て奪い去られた人たちの悲しみを思って、やり切れませんでした。
その後、この旅行会社のマネージャはエジプトへ一家で避難。そして、いつ頃だったか、多分2012年中だったと思いますが、ドイツへ移動したというメールを受け取りました。その頃は、ふーん、ドイツ…なんでドイツなんだろう…というくらいの認識だった私。その頃は私から見るとドイツなんて遠い遠い国で、接点も何もなく、いつか私自身がドイツに入るなんて考えたこともありませんでした。
今から思うと、彼はドイツへの避難民の先駆け。そして彼には先見の明があったと言わざるを得ません。2012年に移動した彼は、今頃はドイツ語を自由に操り、ドイツで活躍していることでしょう。着の身着のままでドイツ入りする何千という難民たちと比べると、彼は事前に周到な準備をしてドイツ入りしたと思います。仕事でかなり成功していたし、ダマスカスの一等地にあったオフィスを売り払い、すべての財産をドイツに移したはず。
仕事を持ったアラブたちの中には、仕事を失うのを恐れるがゆえに移動のタイミングを逃し、最終的に移動が遅れて全財産を使い果たして移動してきた人もいる。そんな中で真っ先にシリアに見切りをつけてドイツ入りした彼。スゴイ! その眼識!
このマネージャさんに、是非もう一度会いたい! というのが私の強い願いです。分かっているのは彼の名前だけ。この広いドイツで、たった一人のシリア人を見つけ出すのは至難の業だと思います。でも絶対に会いたい人。いつか会えると思っています。
もうビジネスパートナーとして一緒に仕事をすることはないかもしれないけど、「旧友」としてシリアについて語りたい…。そして、中東にはあなたほど優れた逸材はなかなかいなかったよ、ビジネスパートナーになってくれてありがとう、と伝えたい。
シリアを愛するが故に祖国を捨てた人。彼の決断力には脱帽です。きっとその決断力と先見の明で家族を守りながら、ドイツでたくましく生きていることと思います。ホント、男性にはこうあってほしいですね。
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