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2012.06.16
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宗教法人への優遇措置なくせば4兆円の財源生まれるとの試算


自民党を捨て、民主党を選択して、不況を拡大させた日本に似ている・・・

連載「呻吟するギリシャ」第1回 若者の2人に1人が失業する そんな国に誰がしたのか

欧州の経済不安が続く中で今注目されているのが、ギリシャの再選挙だ。

欧州連合(EU)などから金融支援を得る条件として
厳しい緊縮財政の実施を約束したギリシャだが、
選挙の結果によっては「緊縮合意の撤回」「EU脱退、ユーロ離脱」もありうる。

ギリシャの人々は自国の行く末をどう見ているのか、その声を拾った。

一度失業すると再就職はきわめて困難

「経済危機の影響で、年収減は2割を超えました」

アテネ在住のガブリール・ザンソピュロス氏はJ-CASTニュースの取材にこうこたえた。
米国で森林学の博士号を取得し、森林火災の専門家として国の研究機関に勤務する。
比較的恵まれた額の給与が支給され、所有するアパートの家賃収入もあって
暮らし向きは安定していた。

だが2009年、ギリシャに国内総生産(GDP)比で130%に上る
巨額の債務の存在が明るみに出た。金融危機が深刻化した結果、
ザンソピュロス氏の給与はまず7%減となり、さらには2度のボーナスも全額カットされた
という。賃貸物件の収入は減少し、個人資産への課税も増えた。

一方で食品や交通機関の運賃は値上げが続いており、日常生活での打撃も増している。
2011年の税制改正では、減免措置の多くが廃止。「自宅や自家用車は、
たとえ何年も前に手に入れた場合でも『収入』とみなされて課税対象となりました」と嘆く。

それでも氏の場合は高い専門性をもつため、不況のどん底でも解雇されることはない。
しかし周囲には仕事を失った人がいる。
「最悪なのは、一度失業すると再就職先を見つけるのがきわめて困難な点です」。
今日ギリシャでは失業率が20%超、若者にいたっては2人に1人が仕事にあぶれている。

賃金カット、物価高騰、失業、重税と次々にのしかかる苦難――。
いつ終わるとも分からない生活の「窮乏」に、市民には疲労感が広がってきた。
2010年5月にはEUや国際通貨基金(IMF)が1100億ユーロ(約11兆円)の緊急支援を
決定したが、事態は好転しないまま2012年2月、第2次支援となる1300億ユーロ(約13兆円)
の融資がギリシャ政府に提案された。
しかしこの条件として、ギリシャは厳しい緊縮策を受け入れねばならなくなった。

失政のツケを払わされた形の国民は、さらなる重荷を背負わされることになる。
緊縮策の中には、公務員15万人の削減も含まれているという。ザンソピュロス氏によると
EUやIMFは、あらゆる策が講じられた場合にギリシャの債務は
2020年までにGDPの130%になるというが、
これは経済危機の発端となった2009年のレベルと同じに過ぎない。
10年間耐え続けたとしても状況はむしろ悪化するのではないかと推測、
将来に希望を持てない市民は多い。


国民を裏切った与党よりも期待が持てる

2012年6月17日に行われる再選挙に向けて、緊縮財政の維持を訴える新民主主義党(ND)と、
脱却を掲げる急進左派連合(SYRIZA)の支持率が直前まで拮抗している。
SYRIZAが与党となった場合は「緊縮策を破棄してユーロ圏から脱退するのではないか」
とささやかれている。

投票日間近となった今も、「どの党が勝つのか予想が難しい」とザンソピュロス氏。

数年来の経済の低迷で、政権の中枢を担っていたNDや全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の
ていたらくぶりに国民が失望したことが、政治混乱の原因だと言う。

NDは「経済成長」のためとばかりに公共投資を頻発して巨額の財政赤字をつくったうえ、
隠ぺいした「戦犯」で、政権を引き継いだPASOKは、経済立て直しに無策のまま
EUやIMFの過酷な緊縮財政を「丸のみ」したとみられているようだ。

5月の選挙におけるSYRIZAの躍進は、
この2政党に強烈な「ノー」を突きつける意味合いが込められていたという。

今回の選挙戦でも、NDとPASOKは有権者を納得させる国の将来像を提示できていない
と指摘する。今ごろになって、2月にEUやIMFと結んだ金融支援策の見直しを口にし始めた、
とあきれ気味だ。

緊縮策の続行を訴えてきたはずが、公約を捨てようという動きなのだろうか。

一方SYRIZAは、未熟さは否めないが、ここにきてツィプラス党首の演説内容を聞くと
「以前よりもバランスの取れた、現実路線を進んでいる印象を受けた」と評価。
緊縮策撤廃を掲げる一方で、EUやIMFとの「条件緩和交渉」をちらつかせ、
「ユーロ圏残留」を視野に入れる。国民が「裏切られた」と感じているNDやPASOKよりも
期待が持てるというわけだ。

しかしギリシャの政界には、極右を含め複数の少数政党が存在しており、
単独与党になれない以上はどこかと連立を組むしかない。
SYRIZAは挙国一致内閣の提案を退けているため、
別の政党と連立すれば政権公約に多少の変更が出る可能性もある。
何よりも、政権運営能力は未知数なうえ、課題は山積している。

ザンソピュロス氏の話には、
平穏な生活が崩されて出口の見えない耐乏生活を強いられるようになった
多くのギリシャ人が抱える怒りが代弁されているようだった。

「自分たちは正直に、必死に生活を営んできた。
それでも誤ったギリシャ人像が世界中で語られている」



自分たつが選んだ、無能な政治家による政治を批判するだけの姿は日本と同じだが、

根本的な問題は、ギリシャ人が働かず、ギリシャには、観光以外の産業がないことだ。

違いは、幸いなことに、日本に政治家や日銀理事は馬鹿で無能だが、民間人が有能なことだ。


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【内容情報】(「BOOK」データベースより)

天才脳機能科学者、ノーベル経済学賞を多数輩出するカーネギーメロン大学博士、
財務担当としてロックフェラーセンターの買収に関わった金融の専門家でもある
苫米地英人が「お金のウソ」をすべて暴く。

【目次】(「BOOK」データベースより)

まえがき 世界経済のカースト制度がわかれば、資産を守れる!/
序章 経済学の敗北宣言/
第1章 経済学は独立学問ではなくなった/
第2章 ウソだらけの「デフレ論」/
第3章 ウソだらけの「国家破綻論」/
第4章 ウソだらけの「財政論」/
第5章 ウソだらけの「円高悪玉論」/
第6章 ウソだらけの「投資論」/
第7章 ウソだらけの「経済成長論」/
終章 洗脳経済

【著者情報】(「BOOK」データベースより)

苫米地英人(トマベチヒデト)

脳機能学者・計算言語学者・分析哲学者・実業家。マサチューセッツ大学を経て、
上智大学外国語学部英語学科卒業。その後、2年間の三菱地所勤務を経て、
フルブライト留学生としてイエール大学大学院に留学
(計算機科学学科博士課程人工知能専攻)。
その後、コンピューター科学の分野で世界最高峰と言われる
カーネギーメロン大学大学院に転入。計算言語学の博士号を取得(日本人初)。
イエール大学・カーネギーメロン大学在学中、世界で最初の音声通訳システムを開発し、
CNNで紹介されたほか、マッキントッシュの日本語入力ソフト「ことえり」など、
多くのソフトを開発。帰国後、三菱地所の財務担当者としても活躍。
自身の研究を続ける傍ら、1989年のロックフェラーセンター買収にも
中心メンバーの一人として関わった

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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最終更新日  2012.06.16 21:06:09
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