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6月13日午前10時現在、当日の午後2時に緊急帝王切開手術を行うことになった「りと様」は、手術の不安や恐怖を感じる暇もないまま、あっというまに午後1時過ぎになりました。

四人部屋から移動した帝王切開当日の人が入る個室で、実家から駆けつけた両親と三人で手術時間まで待機していました。

当日、仙台で仕事中だった旦那は、急いで駆けつけても手術開始時間には間に合いそうもない・・と、いうことで、本人と配偶者で聞く医師からの「手術前のお話」も、りと様と両親の三人で聞きました。

その内容は、「下半身麻酔の効きが悪い時は全身麻酔を使う」、「輸血の必要が生じた時は、親族ではなくて他人の血液で行う」といった感じだったと思います。(他は忘れました

輸血に関しては、今は親族間で輸血するというパターンは行っていないそうで、ちょっと意外でした。

そして、午後二時少し前に、りと様は、助産師さんと共に歩いて手術室に向かいました。

手術室の前にストレッチャー?が止まっていて、それに乗せられると、さすがに緊張してきました・・

そして、妙に部屋が「明るい」手術室に入ると、数人がかりで、それまで着ていた入院着から手術着に着替えさせられ、もはや「りと様」は「まな板の鯉」でした。(患者の肌をさらさずに着替えさせる術?は、さすがだな~と、変な所に感心してました

着替えが終わったら、顔の前に目隠しの布が張られました。

そして、いよいよ「麻酔」です。

まずは、海老の字になって痛み止めの注射の後、いよいよ人生初の腰椎麻酔です。 

ブスッと注射が背骨に刺されたのが分かり・・ものすごく痛いというわけではありませんが、時折背骨に「ズシッ」とくる重い痛みを感じました。思わず「痛い」と言うと、麻酔を調整してくれたようでした。患者が「痛い」と言っているのに強行するようなことはなかったので、少し安心した「りと様」でした。

で、いよいよ腰椎麻酔は終わりました。

個人的には、「痛いけど耐えられない痛さではなかった」という感じです。

ちなみに旦那は、将来病気をした時にされるであろう腰椎麻酔を恐れていたようなので、「思ったより大丈夫だったよ」と安心させてやりました。(注意=あくまで、「りと様の場合は」です。)

麻酔が終わると徐々に下半身が痺れたような感じになっていき・・・、全く自分では動かすことが出来なくなりました。その直後に導尿の管が入れられ、痛みはないけど、なんとなく感触は分かりました。

看護士さんは、冷たい缶を下半身に当て、「この感触が分かりますか?」と聞いてきました。

麻酔が効いている下半身は当然ながら全く感覚がなく、缶の冷たさが感じられたのは上半身の胸の位置くらいでした。気分の悪さは特にありませんでした。

そして、いよいよ帝王切開の手術に入りました。

※手術中の患者の家族が待機する廊下の壁には、手術中の患者の経過を示すモニターが付いていて、「麻酔中」や「手術中」の表示で逐一経過が分かったそうです。

(続く)






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最終更新日  2008.09.06 22:16:44
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