MY WINDING ROAD

2006.02.15
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カテゴリ: MUSIC
今回はか行のアーティストのシングルレビュー(その1)。
独断と偏見で選ばせていただきました。


か:ガガガSP、川本真琴、
き:木村由姫
く:黒夢
け:ケツメイシ,


卒業(2002/01/17)
最高30位 6.2万枚

晩秋(2002/10/09)
最高7位 7.8万枚
などなど・・・・
>>全員が神戸出身のバンド。
高校の同級生だったり、バイト仲間だったり、郷土レベルでのつながりが強い。
そのせいなのか、地元を懐かしむ歌がわりと多い。

簡単に言うとシャウト系パンクバンド(シャウトしねぇパンクがあるのか?ってツッコミはあるけれど)。
ヴォーカルがかつてはギター弾き語りだったという変り種なのでシャウト系なんて書いてみた。

青春を語るパンクバンド。
海千山千といる青春語り系なんだけど、彼らの歌は実に胸に響いてくる。
「卒業」をはじめて聴いたときは、ハイスピードなパンクソングなのに
泣きたくなりそうな感情が込み上げてきた。
真っ正直なストレートを常に全力でぶちこんでくるその歌詞とサウンドが響いてくるのだ。

ヘッドホン越しに伝わる何かに震えそうだ。
キレイさもカッコよさもなくて、泥臭い・・・・でも感動してしまった。

2002年の冬。
あの頃はまだすべてが作り直せた。
なのに崩壊が怖くて、結局、何も変えなかった。

いまの日々が楽しくないのは
あの頃にできたことを
やっておかなかったせいでしょうか。
本当は好きだったあの子が今何してるのか、手がかりすらありません。


愛の才能(1996/05/02)
最高17位 33.4万枚

桜(1998/04/01)
最高2位 31.4万枚
などなど・・・・
>>ある意味、大人じゃない人間だった川本真琴。
96年に岡村靖幸プロデュースでデビュー。
「愛の才能」がロングヒットとなり最高17位ながら、売上枚数は30万枚突破。
3rd「1/2」が「るろうに剣心」のEDとなり累計売上・73万枚の大ヒット。
以降、1年当たり1、2枚のシングルをリリースし、6th「微熱」までは連続TOP10入り(最高10位・9.1万枚)・・・

・・・なんて書くと早熟にして売れて、安泰してたように感じるが全然違う印象だったりする。
音大のピアノ科卒で絶対音感を持つ彼女が創り出す曲は
別に難しい演奏(主にアコギとピアノがメイン)はしてないし
まぁ、あえていうならリズムが早めで、言葉の羅列が多いってくらいの特徴。

でも、ロリータフェイスからは想像できないようなシャウトを突然ライブでやったり
複雑怪奇な深層心理を反映してるのか、
異次元的発想で書いてるのか、わけのわからない歌詞がすっげぇ深い。
(本人はきっと深さなんて狙ってないんだろうけど)

人はわかりあえない、所詮、他人だから。
だったら二人混ざって身体が1ッコになればいいというような
独創的な恋愛感と
十代の隅っこでのせつなさなど、 大人になることを拒絶しているような歌詞 もある。
まるで、「エヴァンゲリオン」の世界の登場人物みたいな存在だ。
(1stAlbum「川本真琴」の歌詞カードを見るとなおさら、そう思うハズ)

時系列が意味不明で、回想なんだか、今起きてることなのかわからない「桜」が大好きだった。
「DNA」と「LOVE&LUNA」は 実は登場人物がすれ違ってる隠れワザ がある。
何を置いてもベストトラックは「タイムマシーン」!
あの歌を聴くと、なぜだか十代の雨の日を思い出してしまいます。


文才があるとか、そんなわけではないけれど
大人になりたくない大人が思う寂寥感みたいのがあふれまくっていて
90年代後期の10代後半から20代前半の少年少女の思想
の一部を
繰りぬいて作られた存在のようだ。


そんな彼女は事務所をやめてしまい、新曲のリリースはなくなり
ちっちゃなコンサートをしてるんだとか。
大人になることを受け入れたからなのか、後期の彼女は初期と異なる音楽を実現していた。
いまの彼女が何を思い、どう表現するのか、正直、聴いてみたい。

Fall in YOU(1999/02/17)
最高29位 3.3万枚

LOVE&JOY(2000/07/19)
最高24位 11.5万枚
などなど・・・・
>>どれくらいの人が覚えてるかな?知ってるかな?
意外に少なかった浅倉大介プロデュースの女性ヴォーカル。
小室が選ぶ声とは、ちょっと違う感じで,
ハイトーンボイスではなかった。
浅倉大介なら、アイドルっぽい子でもプロデュースすると思ったのに(雛形あきこはプロデュースしたが)
意外にキレイ系だった。

T.M.Revolutionとは毛色の違う歌詞の世界で、
夜の都会みたいなイメージな「Fall in YOU」とかは好きだった。
浅倉大介が、 貴水博之や西川貴教では表現できない世界を
木村由姫というフィルターを通して表現していた
ようで、なかなかよかった。

なぜだか方向がそれて、
「LOVE&JOY」みたいな時代の流行をフィーチャーしたミクスチャーっぽいのもあったけど
それはそれであってたので悪くなかった。
その方向性を浅倉大介は、以降、ほとんど使わなかったとこを見ると
あまり彼の個性にあっていなかったのか・・・・?

2001年を持って、歌手業を引退し、現在はファッション業をやっているとか・・・。

Like a Angel(1996/11/18)
最高5位 27.5万枚

MARIA(1998/04/08)
最高2位 29.9万枚
などなど・・・・
>>強烈な個性を放つビジュアル系バンド・黒夢。
名古屋でインディーズ活動を行い、絶大な支持を得た。
Dir en grey , Laputaなどのビジュアルバンドは黒夢の付き人だったらしい。

最初は4人でデビューだったが
徐々に脱退していき、一般認知された頃には清春と人時の2ピースバンドになっていた。


ビブラートを効かした独特の唄い方と声で、聴けば清春が歌ってるとだいたいはわかるくらいだった。

当初と比べ、晩年はメッセージ性のあるパンクテイストが濃かった。
その頃から男性ファンが増えたのは事実である。

バンド名を漢字表記にしたり
人と同じことがしたくない清春は、個性ある行動をしていく。
メディアにはほとんど現れることはなく
「MARIA」は歌詞が記載されず、テレビでも歌詞テロップがないようにするなど
本当に歌で勝負しようとしていた。
ライブを1997,1998年の両年で200本以上行うなど、ライブ活動も積極的だった。

が、そのタイトスケジュールのあまり、人時が脱退を望むこととなり、
1999年、黒夢は、無期限活動停止(事実上、解散)。


常に自分だけのオリジナリティを求めた清春が、2005年ソロに至っているのは
もしかしたら必然だったのかもしれない。
よる☆かぜ(2001/06/27)
最高18位 7.8万枚

夏の思い出(2003/07/16)
最高3位 20.5万枚

さくら(2005/02/16)
最高1位 約94.2万枚
などなど・・・・
>>HipHopはあまり聴かなくても
ケツメイシはけっこう聴くよ、って人が多い昨今。
「よる☆かぜ」 の頃は一部しか聴いてなくて、
あの頃から好きだったオレ的には、売れて嬉しいような悲しいような。
「夏の思い出」 のほうがケツメイシの夏の歌!って印象だけど
オレは夏の夜の心地いい風が吹いてくるような「よる☆かぜ」のほうが
ケツメの夏の歌な気がするんだよね・・・・(あまり同意する人に会ったことがない)
「よる☆かぜ」を聴いて目を閉じると
楽しかった学生の頃の夏の夜が、甦ってくる気がするんだよね。

「さくら」 が売上枚数、認知度ともにいちばん高いし、名曲だと思うけど
彼らは「さくら」のような「和テイスト(イントロのピアノみたいな)+切なさ」みたいのだけがウリなわけではなくて
グルーヴィーな音が持ち味なんだと思う。
ディスコテイストを取り入れたり、アッパーなハイテンションナンバーがあったり
いろんな「ケツメイシ」が存在するけれど
どれもみな「ケツメイシ」らしくなっている。
幅広さがあって、それを実にうまく表現している。
多すぎでも少なすぎでもない。
絶妙のバランスで、絶妙のメロディーと歌詞を我々に伝えてくる。
薬剤師の免許を2人が持ってるからってわけじゃないだろうけど
スキのない調合加減って感じだ。

変に洋楽からとってきたようなHipHopじゃなくて、
日本の日本でしかできないHipHopを実現できている。

「夏の思い出」だって「君にBUMP」だって日本テイストがあると思いません?
「さくら」をはじめ「花鳥風月」のような情景が浮かぶような歌は本当に素晴らしい歌だと思う。
「手紙」、「トモダチ」のような、どこか揺さぶられるようなメッセージソングも
本当に聴き入ってしまう。


個人的には、 「新生活」 「東京」 が好きだったりする。
こんなのを一人暮らしはじめた18の春の頃に聴いたら、泣いちゃいますって。

寂しい4月に一人の部屋で、「さくら」→「東京」→「新生活」のヘビーローテとかやっちゃいけません。
まー、なんて言っても「さくら」のPVの鈴木えみに勝るものはないのだけどwww




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Last updated  2006.02.15 17:43:54


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