全344件 (344件中 1-50件目)
ここまで直に観た試合だけの感想を書いてみました。 観てないのは書きません。■ドイツ 4-2 コスタリカ 楽勝かと思えば、コスタリカのスルー狙いに翻弄されるドイツ。 判定が微妙なのがあったのも否めないが こんなんで世界一狙う気ですか? コスタリカは狙える手段だけを有効に使い最大限頑張った気がします。 ■エクアドル 2-0 ポーランド ちょっとした番狂わせ。 というかポーランドはキープするもののロングパスの精度が悪く、 それがシュートにも影響してバーを叩く始末。 逆にエクアドルは効果的な攻めで2得点。 終わって見れば試合巧者が勝っただけの話。 ■イングランド 1-0 パラグアイ 実質ベッカムのゴールのオウンゴールでイングランド先制。 その後、パラグアイはGKが負傷退場するなど、 バタバタしたまま前半終了。 しかし、後半、パラグアイは息を吹き返し、 中盤のせめぎあいはイングランドに勝っていた印象。 結果としてイングランドが勝ったが引き分けor敗戦の可能性もあった。 パラグアイは前半のドタバタとサンタクルスがイマイチだったのが残念。 ■オランダ 1-0 セルビア・モンテネグロ ロッペンを中心としたオランダペース。 終始、オランダペース。 SCGも時折、カウンターでいいところを見せたが やっぱり終始、オランダペース。 ■イタリア 2-0 ガーナ 攻撃的になったらしいイタリアの攻勢が続く。 ガーナも必死なのは伝わるが、イタリアが1枚も2枚も上手。 順当な結果。 イタリアはまだ試運転って感じがしなくもない。 さすがイタリアって感じですか。 ■チェコ 3-0 アメリカ 意外に差がついた一戦。もっと接戦だと思ったのに。 コラーの負傷は悲しいが、まずはチェコが1勝。 ていうか、チェコが初出場なことが信じられないよ。 ネドヴェドの存在感はすごいですねぇ。 ■オーストラリア 3-1 日本 敗因は何だったのか、そんなことはどうでもいい。 ある意味、組織力の差で負けた試合。 流れるパスがつながらなきゃ、日本はやっぱこんなもの。 平山でも呼んどけばよかったんだろうに(オイ) ■フランス 0-0 スイス なんかグダグダ。観ててもあまり面白くない。 フランスが点を取れるのはいつの日か・・・・ ・・・なんて話が冗談に聞こえなかった。 若手のリベリも影薄し。 ■韓国 2-1 トーゴ もはやアジアの盟主は彼らなのか・・・・ そう思わされた一戦。 オーストラリアもアジアに加わり 北朝鮮、中国も力をつけだし、群雄割拠のアジア。 日本は次回のW杯出れるか怪しいなぁ・・・(´д`) ■スペイン 4-0 ウクライナ まさか・・・というくらい点差のついた試合。 モリエンテスがいなくても、スペイン強ぇぇぇ。 ウクライナは完全に無敵艦隊の前に沈黙、いや沈没。 大砲・シェフチェンコをまともに仕えず。 ホロ苦いW杯緒戦となったウクライナ・・・・。 ■イングランド 2-0 トリニダード・トバゴ トリニダード・トバゴは頑張った。 必死で守り、決定的なチャンスも生み出した。 クラウチあたりはまともに働けず、何度も潰されていた。 それでも個人レベルの高さの前に屈してしまった。 ていうか、イングランドはこれで本調子なの? ■アルゼンチン 6-0 SCG 観てて、途中からSCGが哀れになりました。 ストイコビッチは何を思っているのだろうか・・・・・。 2点目の流れは、まさにワールドクラス! 日本がこれに辿りつけるって言うなら、 いつか世界の強豪にまともに勝てる日も来るんだろうに。 いまの日本にあの2点目みたいな流れは無理だろうな・・・。 前回の雪辱を如何なく取っ払っているアルゼンチンはカッコイイです。 ■ポルトガル 2-0 イラン なんていうか、実力差。 イランも必死に耐え、カリミ、マハダミキアを中心に カウンターを狙うも前線がハシュミアン1本じゃ弱し・・。 せめてハシュミアンに相棒がいれば・・・・。 でも、それはダエイじゃない気が。若手の台頭が必要ですね。 フィーゴのスパイク跡は大会中に消えるかな?? ■アメリカ 1-1 イタリア 試合前の「戦争だ」発言から雲行き怪しい試合だったこの一戦。 それが影響したのかは知らないが、両チームあわせて退場3名という荒れた試合。 イタリアの出来がイマイチで、アメリカが調子よかった。 で、4チームに予選突破可能性ありですか。 死のぐループですなぁ。 イタリアが予選でいなくなるなんて嫌だぁ(`д´) ■日本 0-0 クロアチア おそらく両チームとも焦燥感が漂っただろう。 でも、結果は結果。受け入れるしかない。 正直なところ、クロアチアのが2位通過可能性高めか? オーストラリアはクロアチアには勝てなそう。 試合は両チームバテバテ。 俊輔の代わりに松井がいたらな・・・て思いますた。
2006.06.20
音楽系のブログ、というか様々なアーティストのシングルレビューはしばらくhttp://blog.oricon.co.jp/getwild/で書くことにしました。kikiは気ままに生きていくその他の日記を楽天、mixiで書いていこうかと。って言っても、最近、メインの仕事が忙しくて仕方ないのだけど・・・・。
2006.05.18
今回は少年カミカゼのレビュー。有線でちょっと流れてたり、HMVでコーナーがあったり少しは知名度が出てきた・・・?筆者の行くTSUTAYAではシングルのたびにコーナーが復活します。カラオケで「ココロアンテナ」を唄い、DAMの全国ランキングによく出没するのが筆者&彼女だったりします。ココロアンテナ (2005/10/19) 最高50位 約0.2万枚SAKURA re CAPSULE (2006/03/01) 最高139位 売上枚数不明>>>前回のHIGH and MIGHTY COLORと同じく男女ツインボーカルのバンドユニット・少年カミカゼ。まぁ、ツインボーカル以外、共通点もなく、音楽性も全然違いますが。インディーズの頃から大阪では人気だったらしく(メンバー6人とも関西出身)2005年、メジャー進出。女性ボーカルSacoが基本的にはリードボーカルで、男性ボーカルのKazunoriが相槌のように出てきます。基本メロディーはKazunoriが作っているようです。なんていうんですかね、青春っぽさがあふれ出ています。インディーズからずっとやってきたんだなって感じで、息があってる印象です。学生時代を想起させるようなPOPなリズムで聴いてるだけ、思わずリズムを踏んでしまう感じです。「ココロアンテナ」はいかにも突き抜けるような楽しさがありましたが「SAKURA re CAPSULE」は卒業シーズン向けの曲ゆえ、イントロのピアノからして、少し切なさを感じさせます。「サクラサクラサクラの下で あの時出逢わなければ 愛は眠ったままで いつもいつも僕らは同じ過ち繰り返す はかなくヨワキモノで… サクラ咲く季節に開きだす 舞い MY STORY」って歌詞はけっこう響くものがあります。卒業に際して、切ない思い出がある自分には、ちょっと過去を回想してしまう部分があります。正直なとこ、歌詞だけを読むと、いろいろ詰め込まれすぎていて結局、何を伝えたいのかわからないとこもあるんですが、とめどなく襲ってくるメロディーが、細かいこと抜きで感じるままに感じればいいんだって割り切らせてくれます。放課後とか青春とか、そういう筆者が久しく発することのないコトバが似合うバンドです。この青春テンション(なんだそれ?)を保ったまま今後も活動していけるのであればいずれ、チャート50位を超えた上位にランクインする日もやってきそうです。ねらい目はBREACH系アニメ主題歌か。ビジュアル面で決してカワイイorカッコイイとは言えないとこもありますが聴いてみると、言いようのない迫力に圧倒されます。男女ツインボーカル好きなら、けっこう好きになれるんじゃないでしょうか。HIGH and MIGHTY COLORのようなミスマッチ型ツインボーカル好きなら別ですが・・・。Favirite Artistsのページ
2006.04.12
今回はHIGH and MIGHTY COLORのレビュー。デビュー曲がいきなりヒットして、注目もされましたがそのサウンドとボーカルのバランスには賛否両論・・・・??PRIDE (2005/01/26) 作詞&作曲:HIGH and MIGHTY COLOR 最高2位 23万枚前後一輪の花 (2006/01/11) 作詞&作曲:HIGH and MIGHTY COLOR 最高2位 10万枚前後>>>昨年、ガンダムSEEDの主題歌に起用され、デビュー曲ながら初登場2位、売上枚数も20万枚超えを記録していたのがHIGH and MIGHTY COLOR。あのORANGE RANGEと同じ事務所の後輩ゆえに「レンジの弟分」なんて呼ばれてますが特に目立った絡みもなければ、音楽性も近しくない。ただの事務所の後輩ってとこでしょうか。歌を聴いた方ならわかりそうなものですが、『ELT Meets HR or メタル or メロコア or.....』というような感じです。初期の持田香織みたいな感じで、透明性はあれど声量がない女の子ボーカル(マーキー)とやたらとメタルじみたシャウトをする男ボーカル(ユウスケ)のツインボーカルユニットorバンド。マーキー以外の5人は沖縄育ちで、かつてはアンチノブナガと名乗っていたらしくメタリカのコピーとかやってたらしいです。言われてみれば、メタリカの影響を感じなくもないサウンドです。初期の頃のメタリカではなく、中期以降っぽいかな・・・?でもサウンドが中途半端な質感。もっとメタリカっぽくいきたいなら重量感が足りなくて、なんとなく軽い。濃厚さがないっていうかね。で、J-POPでいきたいなら今度は重すぎて、サウンドがボーカルを食ってる印象になってしまう。メタリカっぽさ、J-POPっぽさ、どちらで生きてくにも中途半端。せっかく女の子ボーカルを手に入れて、メジャーデビューしたのならいっそPOP志向に転向しちゃうほうがいいと思うのだけど。マーキーのボーカルは決してメタリカ路線の声ではない。それこそ初期ELTのようなサウンドなら生きないこともないかな、っていう印象。ラップと女の子ボーカルの融合っていうのは、J-POPでは何組かいるけど(いちばん売れたのはglobeだと思われ)それなりにヒットしたほとんどの場合が、HRやメロコアとかではなく、キーボード主体のPOPの曲。(バービーボーイズはツインボーカルだったけど、ハードロックとかじゃないよね)そういう意味では、HIGH and MIGHTY COLORは成功例のない道に挑戦していると言える。まぁ、ORANGE RANGEが成功したもんだから、Rap + Band形式の別パターンで成功を肖った感も否めないけど・・・。マーキーとバンドって、コミュニケーション不足なんじゃ?って思うくらいマーキーの声がバンドと融合していない印象でした。HARDなサウンドに対して、マーキーが浮いてしまっている感じ。超えなきゃいけない壁が多そうでした。「透明性」とよく書いてますが、マーキーの歌唱力が未熟な点も否めない感がある。-------------2006年3月現在の最新シングル「一輪の花」を聴くと「PRIDE」と比べて、マーキーの歌唱レベルの上昇が伺える。いい意味での「重たさ」を手に入れたというか、サウンドと融合が見られてきている。だいぶ違和感がなくなってきた。Aメロ、Bメロのマーキー、ユウスケのバランスも悪くない。「君は君しか~」と始まるサビの盛り上がり方も、揺さ振られるような迫力がある。が、ユウスケのラップとの絡み具合は相変わらず噛み合っていない。2ch等で酷評されるのもわかる気はする・・・。歌詞の世界も中途半端なとこがあり、退廃的なイメージに思わせながら「守る」とか強さを押し出そうとしていたり、「You are only one」的な応援するようなプッシュの歌詞もあり、いろいろ盛り込もうとしてるわりに、歌詞が少なくて伝わりきらない状態だ。この「一輪の花」みたいな世界に、ユウスケのシャウトが必要なのか不明。少なくともこの曲に関しては、シャウト無しのほうが、もっと真っ直ぐな印象になった気がします。まぁ「君は君しかいないよ 今までもこれから先にも」って歌詞はけっこう私のツボなんですがwwwバンドのほうは器用なのか、様々なサウンドを作り上げ、一定レベル以上の出来にはなっているけど突出した音がない。要は目新しさがない。どこかで聴いたような感覚に陥ってしまう。そんなバンドが全米デビューなんてしちゃいましたが、全米デビューしたからって、すごいバンドってわけでもなくなんとなく売名行為的デビューな気もするけど、そこまで話題にもなっていない現実・・・。だんだんマーキーの声とバンドが一応の安定を見せてきたのでもう少し活動を続けるのも面白いけど、マンネリになってしまったらさっさと解散するほうがいいのかも。中高生ウケの「一輪の花」のような世界をもっと展開させていくような方向でいけば「PRIDE」を超えるヒットを望める可能性はアリ。十代が共感する歌詞世界を展開できるバンドはある程度、長生きする法則もありますし。新人賞レースで争ったAAAよりは、寿命が長そうな印象です。Favirite Artistsのページ
2006.04.10
globeのシングルレビュー(2回目)「LOVE AGAIN」以降がメインで4枚連続リリースの頃からですね。もう、あれから8年弱経っていると思うと少し切なくなりますが・・・・・・・。globeシングルレビュー(第1回)はこちらwanna Be A Dreammaker (1998/09/02) 最高1位 50.0万枚 >>1998年の夏、ラルクが3枚同時リリースを実現していた。ラルク旋風が起こりまくってた頃、小室哲哉は、ラルクをリサーチしていたらしい。時代の中心はL'arc~en~cielだって判断して、ラルクの動向に注目していたらしい。で、そのラルクを超えることってことで4枚連続リリースというJ-POP史上初のことをやってのけたのである。(2006年に倖田來未に12週連続という記録で破られる)「wanna Be A Dreammaker」はその第一弾シングル。前作「Love again」でせっかく作り上げたいい雰囲気をいい意味でも悪い意味でも破壊してしまったのがこのシングル。デジロック全開で、マークのシャウトで始まるこの曲。「新しいglobe」を展開していく存在にしたかったらしい。そういう意味ではTMN第一弾の「TIME TO COUNT DOWN」に通じるわけだ。1発目は派手に、っていう小室らしさ全開の曲。KEICOもMARCも叫びまくり、ライブでも盛り上がるだろうglobe随一のエキセントリックナンバー。歌詞の意味とかを考えてはいけない。小室の脳内に浮かんだ言葉とメロディーが叩きつけられた曲なのだから。Sa Yo Na Ra (1998/09/23) 最高1位 46.8万枚 >>globbe初の日本語タイトル曲(ローマ字ではあるけれど)珍しくバンド編成で作られており、音を多重に重ねておらず、globeにしてはシンプルな構成。それゆえに、哀愁ただよう切ないバラードが際立つ名曲。globeファンの中でも、人気が高い曲だが、4枚連続の間の作品ゆえに、ピックアップされて注目はされず売上も中途半端になってしまったのが残念。1枚で売り出せば、大ヒットも望めただけに。この歌からPVが4枚目の「Purfume of love」まで繋がっていく。sweet heart (1998/09/30) 最高1位 39.3万枚 >>3枚目は初期のglobeに見られたような手法で、ビートが変則的な歌(ジャングルのようなもの?)。「Sa Yo Na Ra」とは対照的なシンセ中心の高音ビート。初期のglobeがそのまま進化したら・・・・?というような実験的作品。プロモでは小室が棚に陳列する商品をなぎ倒していた。つくづく壊すのが好きな人だ。(TM時代からライブでもキーボードを破壊していた)Perfume of love (1998/10/07) 最高2位 46.9万枚 >>4枚目。この最後の1枚が1位を獲れなかった・・・・・。それを阻んだのが、小室がリサーチをかけていたラルクの「snow drop」だと言うのは皮肉な話。トリの4枚目で1位を獲れなかったglobeは以降、1枚も1位を獲得できなくなる・・・・。曲としてはTK得意のミディアムバラード。歌謡曲と演歌と打ち込みをシャッフルしたような名曲。1分近くある前奏からして小室哲哉の力の入れようが伝わってくる。悲しいかな、4枚という「量産」のイメージに飲み込まれてしまい「大作」として一般的には認知されず。個人的には、好きな歌の一つなのだが。MISS YOUR BODY (1999/03/25) 最高6位 10.3万枚 >>4枚連続の華やかさからは、かけ離れてしまったのが「MISS YOUR BODY」。黒のイメージで作られているジャケットとPVからわかるようにダークなイメージの曲。退廃的な感覚すら覚える今までのglobeには見られなかった傾向だ。この頃の小室哲哉は「これからはR&Bがくるよ」と公言してたらしい。実際、前年からMisia、この年からは宇多田ヒカルが売れまくるなど、小室哲哉の時代の先を読む目は当たっていたわけで。このglobeの「MISS YOUR BODY」だけでなく、鈴木あみや安室の楽曲でも実験していたりする。(鈴木あみの歌唱力では無理があったが)もし、華原朋美、hitomiらのプロデュースが続いていたら彼女らも、R&Bの方向で実験されていたのだろうか・・・・?結果として、成功には至らず、R&B女性ヴォーカルの舞台は前述のMisia、宇多田ヒカル、翌年の倉木麻衣らに占領されてしまう。このR&Bの方向を完全に捨てたわけではなく、彼なりに可能性を残しつつ、小室は新たな方向性を模索し、プログレのほうに走っていく。still growin'up (1999/09/08) 最高4位 16.0万枚 >>ベスト盤(?)「CRUISE RECORD」の先行シングル。プログレが入ってきてたりと、小室の新しい試みが見られる。この頃の小室はTM NETWORKを再始動させたり鈴木あみに「BE TOGETHER」歌わせたり今までの曲を作り直す・・・・ということをやっていた。が、そんな原点回帰をメインにするつもりはなく、あくまで新たな展開のための布石だったらしい。この「still growin'up」はデビュー曲「Feel like dance」の1999年版という位置づけだったらしい。「MISS YOUR BODY」と違い、globeらしさの漂うPOP感のある曲。KEICOとMARCの掛け合いがあったりボイスチェンジを使ってみたり(TMの「Get wild decade run」でもボイスチェンジを使っていた)その辺は海外の流行りを取り入れたのだと小室自身がTVで言っていた(by「哲にいさん」・・・どんな番組名だよorz)biting her nails (1999/12/15) 最高13位 5.6万枚 >>ベスト盤(?)「CRUISE RECORD」からのシングルカット。シングル向きではなく、なぜこれがシングルカットなのか不明。淡々と続く感じの基本メロディーにちょこちょこトゲがある感じ。「いまこんなのにハマってます」とでも言いたかったのかな?とにかく無性に… (2000/06/14) 最高4位 13.3万枚 >>「biting her nails」と続けて聴くと、この頃の小室の目指した方向性が見えてくる・・・といえば見える。単純に書くと・・・繰り返すループの中に、『ズレ』とか、『はみ出す』ようなものを入れた感じ。globe初の完全日本語タイトルだが特に話題もなかった。globeのソロワークがあったり、TMもネット配信リリースやったり精力的な活動ではあったけれど鈴木あみ、安室奈美恵も低迷しはじめ、一般ウケという方向から、小室はどんどん離れ、プログレに走っていく。DON'T LOOK BACK/like a prayer (2000/11/22) 最高5位 10.3万枚 >>プログレ全開の「DON'T LOOK BACK」。クラブミュージック全盛といえど、これを受け入れるのは一般ユーザーには重かった。8分半にも及ぶ、荘厳なサウンドは2ndアルバムを彷彿させるけれど重たさ加減が違う。シングル向きではなく、「FACES PLACES」のようにアルバムタイトル曲にすれば意味は変わっただろう。gareden (2001/03/28) 最高19位 1.9万枚 try this shoot (2001/08/01) 最高10位 7.6万枚 Stop! In the Name of Love (2001/11/14) 最高7位 14.4万枚 genesis of next (2001/12/05) 最高8位 9.6万枚 >>もはやマニアックサウンドと化したglobe。(「Stop!~」だけはカバー曲)90年代についてきたファンは、ほとんど置き去りにされてしまった。カラオケで歌うとは思えないマニアックな作りばかり。音はカッコよくて、クラブウケしそうな作り。そこらの安物トランスよりは、全然イイ音を構築するのは、流石だけど、KEICOのボーカルがなんだか飾りみたいで音とボーカルが、なんていうか、うまく絡み合っていない・・・。Many Classic Moments(2002/02/06)最高24位 2.7万枚>>かなり暗めのシングル。もう世間では「globe」なんて名前はほとんど聞かなくなった頃でした。でも、このシングルはけっこう好きです。重ための音と、ダークなトーンの歌詞という、シングル向きじゃない感じだけどこれが2000年代の小室の音と思えば納得できなくはない。KEICOの演歌でもいけそうな声にぴったり合うテイストです(オイあなたとわたしの築き上げた砂の城でもない シンデレラ城でもない記憶の城を見つけましたこの場所でこれから1人過ごしますこの地球の最後を告げる 鐘の音が鳴りひびくまでこの何を意味するのかわからないけれど、破滅的な歌詞。これになぜか心奪われそうになっちゃうわけです。常に前に進むはずのglobeが「停滞」を意味するような歌詞、これは衝撃的かもしれません。以後、YOSHIKIが加入したり(といっても「seize the night」だけで、ライブにも登場していない!)小室とKEICOが結婚したり、いろいろなことが起きたりしてますがなんとなく回帰に至ってる印象の強い小室哲哉。彼は今後、どこへ向かっていくのでしょう・・・・・・・。
2006.02.28
今回はさ行(その1)のアーティストのシングルレビュー(感想?)。独断と偏見で選ばせていただきました。さ:SURFACEし:19 , JUN SKY WALKER(S)す:せ:センチメンタルバスそ:ZONESURFACE それじゃあバイバイ(1998/05/27) 最高26位 8.3万枚なにしてんの(1999/02/03) 最高14位 14.7万枚なあなあ(1999/07/07) 最高7位 7.3万枚などなど・・・>>たしか高校を出て、大学に入った頃にいたユニット・SURAFACE。男2人組って言うと、しかもヴォーカルとギターの編成ってなるとどうしてもB'zと比較される宿命・・・・。で・・・・・、実際、サウンドはB'z初期のアレンジ版って印象が強かったです。(というか、彼らは、元々B'zのコピーバンドをやってたらしい・・・(未確認情報))メッセージ性のある歌詞と、ダンス+POP+ROCKをごちゃ混ぜって感じですか。B'zとかと比べると、軽めのノリで、サウンドもキャッチー。初期のB'zに近い感じで、「重さ」はないかな。散々現れては消えたB'z,ミスチル路線と比べれば、かなり完成度は高め。ギター永谷の作るメロディーにヴォーカル椎名の歌詞が踊るように乗っかり楽しい感覚。文化祭で永谷が椎名の声に惚れこんだというだけあって椎名にピッタリのメロディーが次から次へと出てきました。ワザと変なタイトルを並べて、印象に残らせようという椎名の企みにはまり私は今でも彼らの歌を覚えてるわけでwww「あなたにだって きっとあるはずなんだ なあなあで終わっちゃった恋が」↑椎名最強の歌詞。大ヒット!というほどのヒットに恵まれませんでしたがアルバムは50万弱売ったり、ある程度の評価を得ていたもよう。近年、活動を再開し、バンド名を小文字にしたりしてるらしいですが個人的にはデカく大文字でいてほしかったなぁ。19 あの紙ヒコーキ くもり空わって(1999/03/20) 最高6位 55.6万枚水・陸・そら・無限大(2000/07/05) 最高2位 32.9万枚などなど・・・>>大学生だった頃、高校生のバイト仲間たちに19好きが多くてその関係で、19を聴くことが多かったです。まぁ、ベタに「あの紙ヒコーキ~」で知ったわけなんですがなんだか十代の頃を思い出させるような、そんな歌でした。そういうのをHysteric Blueとかからも感じなくはなかったんだけど19のほうが、遥かに響いてきたかな。単純な弾き語りってサウンドが、より歌詞のメッセージが伝わってくるようでした。2002年に解散してしまったのは残念でした。不仲で解散だとか言われたけどいまでも人気が高く、2005年になってファン投票でベストが作られたり根強いファンが多いです。十代の頃に19を聴いてた人たちが、大人になってもあの頃の気持ちを忘れずにいてその思い出の一部になってしまっている19を今でも忘れないんだろうと思います。個人的には「3分間日記」とか好きだったなぁ・・・・。うまく言えないけど、イイ歌が多かった。19を聴くたびに高校の教室とかを思い出しちゃうのはたぶんオレだけじゃないんだろう、って思う。JUN SKY WALKER(S) さらば愛しき危険たちよ(1995/04/01) 最高19位 12.9万枚などなど・・・>>筆者が音楽に興味を持った頃には、既に解散前だった。略して"ジュンスカ"なんて呼ばれたりするらしいです。いまの若い人はジュンスカを知ってたりするんだろうか??とかいって、筆者もゆずのプロデュースで有名な寺岡呼人がいたパンクバンドってことしか知らないんですが(失礼)。この曲はTDKかどこかのカセットか何かのCMで流れてました。最初はなぜだか奥田民生(当時ソロのはず)が唄ってるんだと思ったっけな(声質似てる・・・?)その後、CDTVでゲスト出演してて、その時、この歌を聴いて、カッコイイなぁ・・・・と単純に思ったものでした。シングルも持ってたんだけど、どこ行っちゃったのかなぁ・・・・。「すてきな夜空」とか「白いクリスマス」とかヒット曲がありますがこの「さらば愛しき危険たちよ」が最高。寺岡呼人はもういないかったけど。この歌詞読むだけでもすごく切ない感じがした。宮田和弥の声が最高に演出している。この声じゃなきゃこの歌は引き立たない。高校生になったばかりだった頃、ウォークマンでこの歌を聴いていた。大人になって、この歌を聴いたら、すっげぇ泣きそうだった。"いつか君を思い出す時僕はどこにいてどんな仕事して 暮らしているだろう"って歌詞が特に。90年代初期の夢とか友情とか恋とかをキラキラした感じで切り取ってそのまま時間を閉じ込めたみたいな存在がJUN SKY WALKER(S)なんだと思う。逆にキラキラっていより、リアルっぽいのがブルーハーツとかユニコーンなのかな。解散してからも宮田和弥、森純太、寺岡呼人、小林雅之の4人で飲んだりしてるらしいし(mixi情報)、ずっと仲良しみたいで、すごくいいなぁ・・・て思います。センチメンタル・バス Sunny Day Sunday(1999/08/04) 最高4位 50.9万枚などなど・・・>>39度のとろけそうな日・・・・。なんか懐かしいフレーズですね。もう5年以上昔の歌なんですね。ポカリのCMソングとして、一躍ブレイクしちゃったのがセンチメンタル・バス。といっても一発屋の印象が強く、正直、この曲以外を知りません。アフロのちっちゃいオネーチャンが、ギターかき鳴らし、男が太鼓叩いてる感じでしたっけ。歌的にはテクがあるわけでもないし、豪華プロデュースなわけじゃないけどいまでも「39度の・・・」って唄い出せば「・・・とろけそうな日♪」と友人が反応してくれるくらい、この歌のサビは印象的でした。青い空の広がる暑い暑い夏にはぴったりの歌で、一発屋であっても、その名を私の記憶に残しました。ビーイング系っぽいポカリの歌もいいけど、この曲もいいですよね。歌って売上枚数も大事だけど、何年経っても、人の記憶に残ることも大事ですよね。「わがままどうし いつまでも どこまでもいこう日曜日♪」この歌聴くだけで、楽しかったあの夏の頃を思い出すなぁ・・・・・・(遠い目)ZONE secret base~君がくれたもの~(2001/08/08) 最高2位 74.4万枚true blue(2003/04/16) 最高3位 14.3万枚などなど・・・>>ティーンズガールズバンドだったZONE。惜しくも解散してしまいましたが、その足跡はJ-POP史に名を残すものとなりました。やっぱり、ZONEといえば「secret base~君がくれたもの~」が思い出されることが多い歌だと思います。子ども時代の夏の夕暮れを思い出させるような、なんとも切ない歌が印象的。だいたい昼ドラあがりのユニットなんて1発で消えていっちゃうのがほとんどなのだがZONEは楽器を弾ける利点を最大限に発揮し、解散まで13枚連続トップ10入りを果たすなど現れては消えるユニットたちに比べて、一定の成果を挙げていた。楽器も弾けて、ダンスもできるティーンズってあたりが生き残れた理由であり彼女らの前年に「夏祭り」(最高3位 64.8万枚)でヒットしたwhiteberryの例もあるように、古くはSPEEDがいるように、J-POP市場を動かす要因にアイドル好き男性層がいる。要はアイドルの低年齢化のこの時代だったからこそZONEは売れたということである。翌年の昼ドラ主題歌を歌ったYellow Generationが(「北風と太陽」最高5位、15.4万枚)それまでのwhiteberry,ZONEほど売れなかったことからも推測できる。ローティーンを好む購買層は確実にいて、ZONEもその層の支持があったことは間違いではないだろう。楽器を持って踊ったりする様子はカッコイイというより、かわいらしいものだったし。そういう意味では、ZONEメンバーが、みな十代後半にさしかかった時点で『解散』もやむおえなかったのかもしれない。実際、売上も落ちてきていたし(市場全体の売上低下もあるが)。アルバムが「Z」、「O」、「N」と来たあたりも4枚めの「E」で解散予定みたいな前提条件が想像できる・・・という都市伝説もあったくらいだし(事実、「E」がラストアルバムだった※ベスト盤)20歳を超えてZONEを続けても、それまでのZONEとは違う魅力になっちゃうし。(そういえば20代後半以降の女性バンドってあまりいないよね。PRINCESS PRINCESSくらい?)売上が「Secret~」以外、あまり恵まれなかったのはプロモーション戦略の問題のような気もする。シングルはそれなりに良曲が多かったし、(上記以外でも「夢ノカケラ」(最高3位 14.1万枚)、「卒業」(最高5位 6.1万枚)、証(最高3位 11.2万枚)など・・・・)演奏レベルも何気に上昇していたしアルバム曲「JET」などの隠れ名曲もあった。アイドルポップに思われがちだったが、イイ曲はいっぱいあったのだ。メディア露出が今ひとつ少なかったのが売れきらなかった一因に思える。それはZONEの問題というより、事務所の戦略、力の問題と言えるだろう。楽曲の完成度が高かっただけに、ちょっと勿体無かった気もする。何年経っても「secret base~君がくれたもの~」を聴くとあの夏を思い出させられる気がする・・・・・。あの夏の頃がいちばん自由だった。いつだって「またあした」があった。Favirite Artistsのページ
2006.02.27
今回は90年代中盤に活躍したユニット・MY LITTLE LOVERのシングルレビューです。私が高校生の頃、人気があって女子高生がカラオケで歌ってる姿を何度も見たものでした・・・。Man & Woman (1995/05/01) 最高7位 91.7万枚 白いカイト (1995/07/03) 最高11位 51.7万枚 >>「悲しみのため息 ひとり身のせつなさ抱きしめた 抱きしめたいから Man & Woman♪」90年代の半ば、夏頃に突如現れたユニットがMY LITTLE LOVERであった。MY LITTLE LOVERはAKKOとギターの藤井 謙二の2人ユニットでデビュー。当時、既にミスチルなどのプロデュースで名を馳せていた小林武史が前面プロデュースということで話題になった。どこか懐かしさを感じさせるような楽曲が特徴的。それは小林の創り出すサウンドの成せるワザであることは間違いないが何よりAKKOの声の存在が大きいと思われる。卓越した歌い方ではないし、突起すべく歌唱力があるわけでもないけれどAKKOの声は、カラダの奥底に眠れる部分まで浸透していくようなそんな透明感があった。心の枯渇してしまっているような部分を潤す存在だった。澄んだ水のようだった。で、このデビュー曲、そして2枚目はいずれもヒット曲ではあるけれどいきなり大ヒットしたわけではなくジワジワと売上を伸ばしていった。「マイラバってなんかいいよね」そんなことを当時の高校生たちは喋っていた。そして、次にリリースされるシングルがマイラバを一気にメジャーな存在にしたのである。Hello, Again ~昔からある場所~ (1995/08/21) 最高1位 184.9万枚 >>ドラマ主題歌として、リリースされた「Hello,Again」。ドラマを越えて大ヒットを記録し、ミリオンセラー&ロングヒットを記録した。(ちなみにドラマではED。OPは瀬戸朝香の「夏色の永遠」)どこかノスタルジィーを感じさせる稀代の名曲。過ぎ去った少年時代を感じさせるような歌詞とメロディーのバランスが秀逸。そして何より、この歌はAKKOが歌ってこそ意味がある曲だ。歌詞が描く世界は、大人になってからでも少年時代に感じたものとは違う何かを感じさせてくれる。「もう還れない過去」、「過ぎ去っていく時間」、「続いていく未来」・・・・。無限に続く時間の中で、何かに気付けず、後に何かに気付く「僕」の生きる世界は自分たちの生きる世界そのもの。切なくも儚い、だけど美しい、そんな現実世界を見事なまでに描き出している。忘れてしまっているものを思い出させてくれる・・・・そんな曲だった。3枚目のシングルにして、既に境地まで登りつめてしまった感があった。そして、ここまでの3枚を収録したアルバム「evergreen」は200万枚を超えるヒットを記録した。「めぐり逢う世界」は名曲だった。1stAlbumにして、MY LITTLE LOVERは完成してしまったのだった。ALICE (1996/04/22) 最高2位 103.4万枚 >>最高傑作「Hello, Again」に続く作品が「ALICE」。前作までのノスタルジックな曲調から一転し、デジロックな仕上がりになっている。ミスチルなどでは見られない手法が取られているのが興味深い。以降、マイラバではチョコチョコとデジロックが出てくる。結果として、いちばん売れたのデジロック作品この「ALICE」。AKKOがヌードのようなセピアのPVや何を言ってるかわからないような場所があったりと話題もあった。前作までの路線でも売れたには違いないのだろうが小林武史としては、1stAlbum「evergreen」で完成してしまったマイラバに新たな可能性を見い出すため、このような実験作を発表したようにも思える。もしくは、小林武史がこのデジロックの方向にずっと進みたかったがミスチルではそれを実現できないと思っていたがゆえにこの作品になった・・・・かのどちらかと思われる。このデジロック系で小林武史が表したかったのは懐古的なものと近未来なもの、そのふたつの世界の融合のような気もする。小室哲哉ほどマスコミ露出が多くないため、小林武史の深層心理はあまり情報がない。NOW AND THEN~失われた時を求めて~ (1996/10/28) 最高2位 65.0万枚 YES~free flower~(1996/12/02) 最高1位 45.5万枚 >>AKKOの産休明けのシングル2枚。この間に小林は映画「スワロウテイル」の音楽プロデュースを担当し、CHARAとのYEN TOWN BANDでヒットを記録する。その後にリリースされたこの2枚は、映画でのサウンドの影響もあるのか前作「ALICE」のデジロックはやや影を潜める。「Hello,Again」に近い・・・・というか古風(70年代の洋楽のよう)なサウンドの「NOW AND THEN」これは、熟語として「時々」という意味であるけれどこの場合は「現在とその時」と直訳しても良いように思われる。スローリーなテンポと静かに、だけど存在感を示して鳴るサウンドが特徴的。これがミリオンにならず、「ALICE」がミリオンになる理由がわからない。バンド的要素のある「YES」。ミスチルが歌っても面白そう。デジタル要素と、1stの要素をうまく融合させた1枚。Britishな感じもして、これはこれでカッコイイ。これの発展形が後の「DESTINIY」に繋がる気がしなくもない。ANIMAL LIFE (1997/06/25) 最高5位 22.3万枚 Shuffle(1997/08/20) 最高4位 30.1万枚 Private eyes(1997/11/12) 最高8位 9.8万枚 >>またデジロックに帰ってきたのが「ANIMAL LIFE」(MY LITTLE LOVER featuring AKKO名義)。「男とは、女とは」と本能にまつわるような箇所もあれば「あなたの回路は情報過多」とUrbanな箇所もあり、懐古的なものと近未来的の融合というマイラバの方向性には違いない。なぜかスカを取り入れた「Shuffle」。Akkoがインカムつけて歌ってたのが印象的。デジタルっぽさを、スカに置き換えたようなサウンド。正直、マイラバには、マッチしていなかった。確かにスカサウンドが十代中心にウケつつあった頃ではあったけれど。Akkoの声とスカは交わらないものだった。Private eyesもデジロック。発売方法が特殊だったり、ちょっとアダルトチックだったり、小林武史独特の手法を展開。デジタル路線がマイラバに染み付いてきた感がある。その浸透度と反比例して、売上が低下してきた。これは、必ずしも小林武史が作ろうとしている音楽が市場ウケする音楽と等しくないからで、小林武史自身も、無理に市場ウケを狙わず、マイラバでは自分の作りたい音楽を作っていたのだと推測される。空の下で (1998/01/21) 最高6位 11.9万枚 >>またまたバンドサウンド。冬の空をひと筋だけ、突き抜けるような出だしで始まるがAメロは、静かなもの。アコースティックな感じなのに、デジタルが見え隠れするのはAkkoの歌い方のせいだろうか。この歌くらいから、Akkoの声が高めに澄んだ感じに聴こえる。そのせいで無邪気さ加減が消えてしまった気もするがAkkoが「母親」になったことを踏まえて考えると、おかしいことではない。なんとなく、旅立ちをイメージさせる歌に聴こえる・・・・・。DESTINY/Naked (1998/05/13) 最高4位 51.0万枚 >>ドラマ「with love」の主題歌。今にして思うと間違いでメールが届くなんて話、そうそうない気がしますよね。ドラマの雰囲気にぴったりの運命の出会いを思わせる歌詞です。Akkoの声とすばらしくマッチしていて、サウンドもバンドテイストではなくストリングスを背負って唄ったりと初期のマイラバを想起させるテイストになっている。永遠の少女性を持つ母親・Akkoの唄う「運命の出会い」。あの澄んだ声の歌を聴きながら、一人暮らしの部屋で、「人生、このままでいいのかな・・・」なんて思う日々を過ごしていました。終わることない世界、終わることない時間、自分の存在、愛する人の存在。リアルなのに透明感のあるような、そんな世界観をMY LITTLE LOVERは創りあげていた。近年は活動が縮小気味(というかマイペース?)になってきていてチャートで見かけることもほとんどなくなってきたけれどマイラバは時代に合わせて変化するユニットではなく、永遠不変な存在であるのだから、それもまた、あるべき姿なんだと思う。時代がマイラバの透明性に合わなくなってきた。それだけ時代は廃れているのかもしれない。
2006.02.20
今回はかつて栄光のビーイングのアーティストのシングルレビュー(その1)。90年代初期から中期にかけて活躍したビーイングアーティストです。独断と偏見で選ばせていただきました。今回は以下の4アーティストです。・ZARD・ZYYG・FIELD OF VIEW・MANISH以下のアーティストはリンク先に既にレビューしてます。大黒摩季DEENWANDSZARD負けないで(1993/01/27) 最高1位 164.5万枚揺れる思い(1993/05/19) 最高1位 139.6万枚などなど・・・・。>>永遠のシークレットキャラ・ZARD。つーか、坂井泉水のユニットと言っても過言じゃない。当初は坂井泉水のユニットで(要はソロプロジェクトなのに、別名を名乗るってこと)、2ndAlbumくらいからバックバンドのメンバーが確立された時期があって、ギター、ベース、ドラムの名前が記載された時期もあったのだけど大ヒットシングル「負けないで」以降は、その記載があったことがなかったりとりあえず謎の歴史が多く、唯一、確立された存在・坂井泉水もメディアには「負けないで」以降、ほぼ現れたことはなく存在しない説、坂井泉水と思われる女性と本当のVOCALは違う説、など諸説が中高生の間で飛び交う。同様の存在で、同様の時期にヒットした存在に大黒摩季がいる。彼女もまたその存在の不確実さがヒットの要因だったりした。大黒摩季が日常のこと、オトコへの不満・愚痴、将来の云々・・・・とリアルなのに対し坂井泉水は某清涼飲料水のイメージキャラのごとく爽やか、透明感、恋への憧れ・・・・と透き通るような純粋さで歌詞を描いていた。この大黒摩季、坂井泉水が90年代初期から中期のビーイングの2大女性作詞家と言えた。「揺れる思い」、「心を開いて」(最高1位 74.6万枚)、「マイフレンド」(最高1位 100.0万枚)のような透明感のある少女性のある歌詞が多くZARDはそのようなイメージでくくられることが多いが「もう少し、あと少し・・・」(最高2位 84.3万枚)みたいな不倫みたいな歌もあったりと何気に歌詞の引き出しはいろいろあったりする。男性アーティストに作詞提供することも多いが、どちらかというと中性的な歌詞でのちにZARDでカバーしたりするが、全く違和感がなかったりする。(「君がいるから」なんかは、ZARD版のほうがイイ)DEEN、FIELD OF VIEWなどに作詞提供したり、7年連続首位獲得シングルを排出したり、長らくビーイングを支えてきた彼女だったがさすがに時代の波に押されて、近年は低迷気味。が、次々と現れては消えていくビーイングアーティストを横目に2005年になっても未だに初登場はベスト10入りするなど長い人気を誇っている。かつてのヒット曲を聴くと、90年代初期から中期の不透明な時代が想像されてくる。そんな中、永遠の少女性を放ち続けている彼女は、時代に刻まれる存在と言えるだろう。7年連続の歴史1993年:「負けないで」、「揺れる思い」、「きっと忘れない」1994年:「この愛に泳ぎ疲れても」、「こんなにそばに居るのに」1995年:「サヨナラは今もこの胸に居ます」1996年:「マイフレンド」、「心を開いて」1997年:「Don't you see!」、「永遠」1998年:「運命のルーレットを廻して」1999年:「MIND GAME」MANISH声にならないほどに愛しい(1993/04/02) 最高26位 19.4万枚もう誰の目も気にしない(1994/01/10) 最高5位 19.0万枚煌めく瞬間に捕われて(1995/02/06) 最高6位 43.1万枚などなど・・・・。>>「ごめんね 素直じゃなくて♪」なんて「ムーンライト伝説」覚えてます?セーラームーンの主題歌だったあれですね。あれを唄ってたDALI(女性4人ユニット)のうち2人で結成したのがMANISHです(マジです)。で、「ムーンライト伝説」の作曲って小諸鉄矢(こもろてつや)ってクレジットなんですけど(小室哲哉をモジった?)これはビーイング作家・川島だりあのことらしいです。何気に美形の女性二人ユニットなのがMANISH。キーボード主体の音楽であれど、(ポップよりの)ロックテイストも盛り込まれていた。これは明石昌夫(B'zなどでおなじみ)がサウンドプロデュースをてがけたことも大きいのだろう。まぁ、明石氏のSプロデュースだからって、簡単に女性版B'zになんては、ならなかったけど。(KIX・Sとかは女性版B'zっぽかった・・・ていうか提供曲もあったか)売上枚数にしても、知名度としても、いちばんのヒットはSLAM DUNKのEDだった「煌めく瞬間に捕われて」。(この歌で「煌き」って感じを覚えた)これはVOCALの高橋美鈴と、ビーイング作家・川島だりあの共作の作詞。ほかの上記のヒット曲も上杉昇(当時WANDS)や、小田佳奈子(「ムーンライト伝説」もこの人)が作詞を担当。・・・・というようになぜだか、高橋美鈴だけの作詞ではヒット曲がなかった。キーボードの西本麻里は作曲担当。なかなかいい曲を書くのだけどシングルは織田哲郎とか川島だりあが出てくることもありなんだか良くも悪くも90年代のビーイングらしいユニットだった。高橋のヴォーカルが大黒摩季っぽい唄い方だったが当時はいっぱいいたので、特におかしいことでもなかったけど今ひとつ個性を発揮しきれなかったという印象も強い。せっかく美女2人ユニットなんだから、もっと音楽番組とか出させたりCM出演とかプロモーションに力を入れればビッグヒットの1枚も出せた気がする・・・。ただ悲しいかな、90年代のビーイング戦略はマスメディアにあまり進出しないことが売るための戦略だったので、それほどTV出演はなかった(Mステぐらい)。まぁ、ビーイングっぽいキャッチーなメロディーとタイトルが多かったけどミリオンの1枚を出したところでどのみち他のユニットと同じく数年で消えたのには違いはないんだろうな・・・。ZYYG君が欲しくてたまらない(1993/05/19) 最高3位 70.2万枚ぜったいに 誰も(1995/06/26) 最高3位 28.6万枚などなど・・・・。>>なんかビールのCMしか思いつかないZYYG(すごい偏見)。ビーイング主力作曲家・栗林誠一郎参加の男性2人ユニット。なのにデビュー曲「君が欲しくてたまらない」は織田哲郎作曲。大ヒットにはなったけど、栗林的にはどうだったんだろう・・・・?栗林は他のアーティストへの提供曲とは違い、重めのUKロックみたいのを展開。が、うまくいかず音楽性の違いなのか1年ほどで栗林は脱退(エで、メンバーが増えて4人になる。第二期の第一弾「ぜったいに誰も」がSLAM DUNKのOPとなり久々にヒット・・・・・・・・って思ってたんだけど、たかだか2年ぶりのヒットだったのか・・・・。だいぶ低迷期があった気がしてたんだけどな。あの頃とイマじゃ時間の感覚違うのかな。ちょっと派手めのメイクとノイジーな打ち込み系サウンドは悪くなかったけどすぐに低迷しだして、消えてしまった。栗林が迷走したあたりで、もうZYYGは行き先を失っていたのだけどそこをもう一度、メンバーチェンジを経て盛り返した辺り、WANDSとかよりは評価できる。FIELD OF VIEW君がいたから(1995/05/15) 最高3位 89.7万枚突然(1995/07/17) 最高2位 122.3万枚などなど・・・・。>>元々「View」ってバンド名でデビューしたけどさっぱりだったせいで、FIELD OF VIEWって名前に改名して服装も黒スーツに変えて再デビューをする。いきなりドラマ主題歌をもらって「君がいたから」が大ヒットを記録する。某清涼飲料水のCMの「突然」でミリオンセラーを記録するなど順調な再デビューだったがシングルは4枚目まですべて作詞・坂井泉水、作曲・織田哲郎だった。バンドなのに自作詞自作曲が5枚目まで出てこないなんて・・・。で、5枚目以降は低迷の一途をたどり、「the」を頭につけて改名とかしてみたけどさすがに「FIELD~」に変えたときみたいに再ブレイクはなく、2002年で解散。1stAlbumの自作曲の曲とかは、なかなかイイ曲が多かったのにシングルではパッとしなかったのが残念。キャラも中途半端で、なんだか好青年っぽいって印象くらいで終わってしまった。好青年っぽさが評価されてたのは90年代中期がギリギりで(ちょっと古いとこで山根康弘とか東野純直とかDEENのボーカルの池森とか)あとはビジュアルテイストの入ったボーカルが売れる時代だっただけに消えていったのは必然だったのかも。余談になるが、「HEY!」では松ちゃんに「一人だけ雰囲気が違う。ビデオ屋の店員みたい」とか言われていて真っ先に脱退したキーボードの安倍は作曲家として成功をおさめタッキー&翼の「夢物語」ではFIELD OF VIEWでは獲得できなかったチャート1位を獲得している。T-BOLANも書きたかったのに、字数オーバーしたのでまた次回に。Favirite Artistsのページ
2006.02.17
今回はか行のアーティストのシングルレビュー(その1)。独断と偏見で選ばせていただきました。か:ガガガSP、川本真琴、き:木村由姫く:黒夢け:ケツメイシ,ガガガSP卒業(2002/01/17) 最高30位 6.2万枚晩秋(2002/10/09) 最高7位 7.8万枚などなど・・・・>>全員が神戸出身のバンド。高校の同級生だったり、バイト仲間だったり、郷土レベルでのつながりが強い。そのせいなのか、地元を懐かしむ歌がわりと多い。簡単に言うとシャウト系パンクバンド(シャウトしねぇパンクがあるのか?ってツッコミはあるけれど)。ヴォーカルがかつてはギター弾き語りだったという変り種なのでシャウト系なんて書いてみた。青春を語るパンクバンド。海千山千といる青春語り系なんだけど、彼らの歌は実に胸に響いてくる。「卒業」をはじめて聴いたときは、ハイスピードなパンクソングなのに泣きたくなりそうな感情が込み上げてきた。真っ正直なストレートを常に全力でぶちこんでくるその歌詞とサウンドが響いてくるのだ。ヘッドホン越しに伝わる何かに震えそうだ。キレイさもカッコよさもなくて、泥臭い・・・・でも感動してしまった。2002年の冬。あの頃はまだすべてが作り直せた。なのに崩壊が怖くて、結局、何も変えなかった。いまの日々が楽しくないのはあの頃にできたことをやっておかなかったせいでしょうか。本当は好きだったあの子が今何してるのか、手がかりすらありません。川本真琴愛の才能(1996/05/02) 最高17位 33.4万枚桜(1998/04/01) 最高2位 31.4万枚などなど・・・・>>ある意味、大人じゃない人間だった川本真琴。96年に岡村靖幸プロデュースでデビュー。「愛の才能」がロングヒットとなり最高17位ながら、売上枚数は30万枚突破。3rd「1/2」が「るろうに剣心」のEDとなり累計売上・73万枚の大ヒット。以降、1年当たり1、2枚のシングルをリリースし、6th「微熱」までは連続TOP10入り(最高10位・9.1万枚)・・・・・・なんて書くと早熟にして売れて、安泰してたように感じるが全然違う印象だったりする。音大のピアノ科卒で絶対音感を持つ彼女が創り出す曲は別に難しい演奏(主にアコギとピアノがメイン)はしてないしまぁ、あえていうならリズムが早めで、言葉の羅列が多いってくらいの特徴。でも、ロリータフェイスからは想像できないようなシャウトを突然ライブでやったり複雑怪奇な深層心理を反映してるのか、異次元的発想で書いてるのか、わけのわからない歌詞がすっげぇ深い。(本人はきっと深さなんて狙ってないんだろうけど)人はわかりあえない、所詮、他人だから。だったら二人混ざって身体が1ッコになればいいというような独創的な恋愛感と十代の隅っこでのせつなさなど、大人になることを拒絶しているような歌詞もある。まるで、「エヴァンゲリオン」の世界の登場人物みたいな存在だ。(1stAlbum「川本真琴」の歌詞カードを見るとなおさら、そう思うハズ)時系列が意味不明で、回想なんだか、今起きてることなのかわからない「桜」が大好きだった。「DNA」と「LOVE&LUNA」は実は登場人物がすれ違ってる隠れワザがある。何を置いてもベストトラックは「タイムマシーン」!あの歌を聴くと、なぜだか十代の雨の日を思い出してしまいます。文才があるとか、そんなわけではないけれど大人になりたくない大人が思う寂寥感みたいのがあふれまくっていて90年代後期の10代後半から20代前半の少年少女の思想の一部を繰りぬいて作られた存在のようだ。そんな彼女は事務所をやめてしまい、新曲のリリースはなくなりちっちゃなコンサートをしてるんだとか。大人になることを受け入れたからなのか、後期の彼女は初期と異なる音楽を実現していた。いまの彼女が何を思い、どう表現するのか、正直、聴いてみたい。木村由姫Fall in YOU(1999/02/17) 最高29位 3.3万枚LOVE&JOY(2000/07/19) 最高24位 11.5万枚などなど・・・・>>どれくらいの人が覚えてるかな?知ってるかな?意外に少なかった浅倉大介プロデュースの女性ヴォーカル。小室が選ぶ声とは、ちょっと違う感じで,ハイトーンボイスではなかった。浅倉大介なら、アイドルっぽい子でもプロデュースすると思ったのに(雛形あきこはプロデュースしたが)意外にキレイ系だった。T.M.Revolutionとは毛色の違う歌詞の世界で、夜の都会みたいなイメージな「Fall in YOU」とかは好きだった。浅倉大介が、貴水博之や西川貴教では表現できない世界を木村由姫というフィルターを通して表現していたようで、なかなかよかった。なぜだか方向がそれて、「LOVE&JOY」みたいな時代の流行をフィーチャーしたミクスチャーっぽいのもあったけどそれはそれであってたので悪くなかった。その方向性を浅倉大介は、以降、ほとんど使わなかったとこを見るとあまり彼の個性にあっていなかったのか・・・・?2001年を持って、歌手業を引退し、現在はファッション業をやっているとか・・・。黒夢Like a Angel(1996/11/18) 最高5位 27.5万枚MARIA(1998/04/08) 最高2位 29.9万枚などなど・・・・>>強烈な個性を放つビジュアル系バンド・黒夢。名古屋でインディーズ活動を行い、絶大な支持を得た。Dir en grey , Laputaなどのビジュアルバンドは黒夢の付き人だったらしい。最初は4人でデビューだったが徐々に脱退していき、一般認知された頃には清春と人時の2ピースバンドになっていた。ビブラートを効かした独特の唄い方と声で、聴けば清春が歌ってるとだいたいはわかるくらいだった。当初と比べ、晩年はメッセージ性のあるパンクテイストが濃かった。その頃から男性ファンが増えたのは事実である。バンド名を漢字表記にしたり人と同じことがしたくない清春は、個性ある行動をしていく。メディアにはほとんど現れることはなく「MARIA」は歌詞が記載されず、テレビでも歌詞テロップがないようにするなど本当に歌で勝負しようとしていた。ライブを1997,1998年の両年で200本以上行うなど、ライブ活動も積極的だった。が、そのタイトスケジュールのあまり、人時が脱退を望むこととなり、1999年、黒夢は、無期限活動停止(事実上、解散)。常に自分だけのオリジナリティを求めた清春が、2005年ソロに至っているのはもしかしたら必然だったのかもしれない。ケツメイシよる☆かぜ(2001/06/27) 最高18位 7.8万枚夏の思い出(2003/07/16) 最高3位 20.5万枚さくら(2005/02/16) 最高1位 約94.2万枚などなど・・・・>>HipHopはあまり聴かなくてもケツメイシはけっこう聴くよ、って人が多い昨今。「よる☆かぜ」の頃は一部しか聴いてなくて、あの頃から好きだったオレ的には、売れて嬉しいような悲しいような。「夏の思い出」のほうがケツメイシの夏の歌!って印象だけどオレは夏の夜の心地いい風が吹いてくるような「よる☆かぜ」のほうがケツメの夏の歌な気がするんだよね・・・・(あまり同意する人に会ったことがない)「よる☆かぜ」を聴いて目を閉じると楽しかった学生の頃の夏の夜が、甦ってくる気がするんだよね。「さくら」が売上枚数、認知度ともにいちばん高いし、名曲だと思うけど彼らは「さくら」のような「和テイスト(イントロのピアノみたいな)+切なさ」みたいのだけがウリなわけではなくてグルーヴィーな音が持ち味なんだと思う。ディスコテイストを取り入れたり、アッパーなハイテンションナンバーがあったりいろんな「ケツメイシ」が存在するけれどどれもみな「ケツメイシ」らしくなっている。幅広さがあって、それを実にうまく表現している。多すぎでも少なすぎでもない。絶妙のバランスで、絶妙のメロディーと歌詞を我々に伝えてくる。薬剤師の免許を2人が持ってるからってわけじゃないだろうけどスキのない調合加減って感じだ。変に洋楽からとってきたようなHipHopじゃなくて、日本の日本でしかできないHipHopを実現できている。「夏の思い出」だって「君にBUMP」だって日本テイストがあると思いません?「さくら」をはじめ「花鳥風月」のような情景が浮かぶような歌は本当に素晴らしい歌だと思う。「手紙」、「トモダチ」のような、どこか揺さぶられるようなメッセージソングも本当に聴き入ってしまう。個人的には、「新生活」と「東京」が好きだったりする。こんなのを一人暮らしはじめた18の春の頃に聴いたら、泣いちゃいますって。寂しい4月に一人の部屋で、「さくら」→「東京」→「新生活」のヘビーローテとかやっちゃいけません。まー、なんて言っても「さくら」のPVの鈴木えみに勝るものはないのだけどwwwFavirite Artistsのページ
2006.02.15
今回はた行(その2)のアーティストのシングルレビュー。独断と偏見で選ばせていただきました。10000字の制限がなければ、もっと書きたいのだけど。て:deepsと:Do As Infinity、東京事変、TWO-MIX、TRUE KISS DESTINATIONdeepsハピネス(1998/02/04) 最高17位 9.4万枚LOVING YOU(1998/05/27) 最高24位 5.8万枚などなど・・>>さて、どれくらいの人が覚えてるのか?もはやそんな存在になってしまったdeeps(のちにdpsに改名。dpsってデジカメかよ!って話で)末尾のsが正確には違うのは知ってますが、楽天では、Font制限とかあってあのsを再現できないのです。ご了承ください。当時全盛期だったSPEEDと同じ伊秩弘将プロデュース。単にSPEEDのスペルをひっくり返しただけのユニット名「speed」→「deeps」伊秩弘将はSPEEDプロデュースの成功で一気に名前が売れたけどそれまでも久宝留理子:「男」、森高千里:「ロックンオムレツ」、「ララサンシャイン」、「SO BLUE」etc渡辺美里:「恋いしたっていいじゃない」etcなど多彩な楽曲提供で成功を収めていました。・・・・って伊秩弘将のことじゃなくて、deepsの話だっけか(笑)実は押切もえ(現CanCamの売れまくりモデル)が入る予定だったとか言われてるが結果、デビューしたのは90年代末期のコギャルあがりみたいな3人組(1名入れ替えアリ)。SPEEDとは明らかに違う方向性で上記の提供曲の傾向とも、やはり明らかに違う。伊秩弘将の実験作みたいなユニットになっていた。SPEEDではかけないアダルトっぽさ(歌詞にラブホとか)が出てきたり伊秩がイメージするコギャル・ギャルの恋愛像がカタチになった歌が多かった。で、あくまで伊秩の「イメージ」で作られてるせいか、なんだかリアル感が乏しかった。SPEEDの歌詞に共感する女性は多かったのに、deepsはさっぱり。売り方も曖昧で、プロモーションの方向性も微妙。ギャルっぽくいかせたいなら、そっち路線の衣装着せるとかしたらいいのになぜだか細身のスーツとか着てたり。「LOVIN' YOU」あたりがいちばんキレイにまとまってる良曲だ。でもこれがdeepsらしいのか?って気もする・・・・。ていうか、deepsらしさ、って最後まで確立してなかったけどさ。ほかの誰が唄ってもいい感じで、方向性の明確さもないまま迷走してしまい、なんだか中途半端に終わった感が否めない。(売上枚数も10万枚突破したシングルがなかったし)歌詞を女性担当か本人たちに書かせるとか、売り方を考えてやればSPEEDとは言わずとも、MAXレベルまで売ることはできたのかも・・・・。なんだか、ちょっとかわいそうかも。Do As InfinityYesterday&Today(2000/02/23) 最高10位 15.6万枚陽のあたる坂道(2002/02/27) 最高5位 12.6万枚などなど・・>>長尾大のために作られたユニットといっても過言ではないDo As Infinity(以下DAI)。元々、DAI用にヴォーカルは別の女性がほぼ決定していたのだが直前で、伴に変わったらしい(スカウトされて、カラオケで、小野正利をスタッフの前で唄ったらしい)。実はビジュアルで獲った・・・?と思わなくもないですが(邪推?)avexきってのヒットメーカー・長尾大が参加するユニットなのでさぞかし、ヒット連発かと思いきや・・・・上記の通り、20万枚を超えるシングルをついに生み出せず2005年をもって解散となってしまった(一説には、させられた)なぜだか大ヒットのなかったDAI。いい曲はちょこちょこ出してるんだけど、もう一つ売れきらなかった。理由は単純に、長尾大の楽曲と伴都美子のヴォーカルが、噛み合わなかったからな気がする。浜崎あゆみのような高い伸びのある声には長尾大の楽曲はマッチするけど伴の声とは、もう一つ噛み合わなく、消化しきれなかったことが原因だと思う。伴の声って、淡々としてる感じであって、差の大きい高低を使いわけるボイスじゃないんだよね。仮に伴が浜崎の歌を唄っていても似合わないってこと。あとは、DAIって、変にバンドっぽくなってたりして、そのくせ長尾大が面白おかしく、いろいろアレンジ加えたりして(こだわりは感じる)、結果として打ち込みサウンドと溶け合って、そこに伴の声が混ざって、なんだかボケちゃった感じ。卵と牛乳を使いすぎたケーキに、ビターチョコが刺さってるような感じかな(なんだそりゃ)。もっと単純に初期のELTや、day after tomorrowのように3人組ユニットっぽいのを売り出す方向でよかった気もします。バンドっぽくしたかったなら、なんか・・・・avexじゃなくてもよかった?そんな長尾大もエイベックスエンターテイメントを離れてしまい個人事務所を設立。果たして、これからどうなっていくんだか・・・・・・。東京事変群青日和(2004/09/08) 最高2位 20.3万枚遭難(2004/10/20) 最高8位 12.3万枚などなど・・>>椎名林檎がバンドを組んだってことでこれは聴かなきゃ!と思って1stSg「群青日和」を聴いた。「カッコイイ・・・」の一言だった。ラウド系なんだけど、どこか「美しさ」みたいなものが隠されてる感じで。綺麗じゃないけど、美しい、そんな音楽もあるんだって椎名林檎は思わせる。自身をプロデュースしてきた亀田誠治を四弦(ベース)に迎えてます。(亀田氏は名プロデューサー。スピッツ、平井堅、175R、ラルク、SOPHIA、FLOWなど多彩なプロデュースを歴任)椎名林檎の創り出す世界を亀田氏らが最大限に表現してます。「群青日和」のソロのとこなんて、鳥肌ものなわけですがシングルはあくまで、リスナーをリードするためのもので本当の彼らを知るならアルバムなわけです。こんな風に・・・・わかった風に書いてますが、わかってません(オイわかるわけはないんです。椎名林檎が脳内で生み出し、言葉に変換したものと歌と音、それが何かカッコイイって思うだけなんです。椎名林檎個人の時と比べて売上枚数が低いっていう人もいるけど今さら、椎名林檎は「本能」みたいな売れ線作りたいわけじゃないだろうしね。好きなペースで、発表していってほしいと思います。TWO-MIXJUST COMMUNICATION(1995/04/29) 最高23位 26.3万枚RHYTHM EMOTION(1995/11/22) 最高8位 35.3万枚TRUTH ~A Great Detective of Love~(1998/11/26)最高3位 22.8万枚などなど・・>>声優・高山みなみがヴォーカルの男女2人組ユニット・TWO-MIX。意外にも高山みなみが作曲担当で、男性・永野椎菜が作詞担当。『新機動戦記ガンダムW』の主題歌だった「JUST~」がスマッシュヒットを記録。声優が歌うアニメソングにありがちなアニメ画像を使ったプロモでもなく、80年代アイドルみたいな声優の写真を使いまわすプロモでもなくCG構成のプロモだった。時代にマッチした打ち込み系テクノサウンドが特徴的。「名探偵コナン」のコナン役のときとは違う個性を十二分に発揮し、ベスト10入りシングル8枚を送り込んだ。彼女がこんなシンセを駆使した打ち込み系を作る才能があったとは驚きだった。声優が歌うという余計なエフェクターなしで、聴いてみると全然カッコイイ。ワンパターンなきらいがあったので、次第に売上枚数は低下していった。「コナン」内でTWO-MIXが登場するネタがあったり、「コナン」の主題歌を歌ったり、ちゃっかり業界に利用されたとこもあったけれど一定レベルの成果をあげたといえる。余談だが「コナン」の作者・青山剛昌はなぜだかコナンを音痴に設定している。「YAIBA」か「マジック快斗」にもそんなネタがあった気がする・・・。作者も音痴だったりするのかなー・・・・。あー、あと高山みなみが青山剛昌と結婚したのは驚いたねー。TRUE KISS DESTINATIONAFRiCA(1999/04/07) 最高16位 6.1万枚Girls,be anbitious!(1999/05/12) 最高9位 22.5万枚などなど・・>>正式な解散宣言はないけれど事実上、二度と活動しないであろうTRUE KISS DESTINATION(のちにKISS DESTINATIONに改名)。小室哲哉と、のちに妻になるAsamiをヴォーカルにすえたユニットである。1999年、宇多田ヒカルをはじめとしたR&Bが全盛となりつつあったJ-POP界において小室哲哉も前年頃から、「これからはR&Bだ」と目をつけていた。で、着々とその準備をはじめていくのだが鈴木あみはシンセの打ち込みは歌えても、R&Bはうまく唄えない。華原朋美とは別れ、globeのR&Bは同時進行中(「MISS YOUR BODY」など)・・・・となかなかR&Bでは成功を収めれなかった。このTRUE KISS DESTINATION(以下、TKD)は、R&Bメインの曲構成でAsamiの声質にもピッタリあっている感じで、感触はよかった。ドラマ主題歌になった「Girls,be anbitious!」できっかけをつかめてたしうまくいけば、R&Bでの成功もありえた。が、小室がAsamiに入れ込みすぎたせいか、以降の曲は(TKDに限らず)微妙なものが増え、華原ほど、Asamiには強く際立った個性もなく、シングルを乱発して、結婚・妊娠とともに自然消滅となってしまった・・・。個人的に「Girls~」のPVは好きだし(カメラワークが面白い)AsamiはR&B向きで、可能性を秘めていただけに埋もれてしまったのは残念。dosの件と言い、離婚後の金銭問題の件と言い。Asamiはちょっと人生を間違えた感がある・・・・。『ASAYAN』で小室直々の電話に出なければ、別の未来があったんだろう・・・・。Favirite Artistsのページ
2006.02.13
今回はた行のアーティストのシングルレビュー。独断と偏見で選ばせていただきました。10000字の制限がなければ、もっと書きたいのだけど。た:太陽とシスコムーン、DA PUMPち:知念里奈、CHARAつ:て:DEENこれは、その1です。ここに書ききれなかったアーティストはそのうちUP予定。なんか90年代のアーティストばっかだなー、今回は。太陽とシスコムーン月と太陽(1999/04/21) 最高4位 18.8万枚ガタメキラ(1999/06/23) 最高6位 11.7万枚などなど・・>>そういえば居たよね。た行のアーティストを考えてたら、思い出したのが太陽とシスコムーン。「ASAYAN」の芸能人再生プロジェクトみたいので生まれた経験がバラバラな女性4人ユニット。ていうか稲葉以外の3人はろくに芸能経験ないし、稲葉もパフォーマンスドールで売れたわけじゃないから再生ってほどじゃないよね。「○位以内に入らなければ解散」みたいな企画で、デビューシングルをリリースし(何位だっけ?6位?)なんとかクリアし、存続。その後、「ASAYAN」で稲葉が中澤と対立し(事実かは不明瞭)、中澤の付き人やってたり、ダンス特訓したり(その甲斐あってかPVのダンスはカッコよかった)半分、稲葉のプロモーションだった「ガタメキラ」(gatta make it loveの略だっけ?)などチャートをにわかに騒がしたがどう考えても「イロモノ」にしか思えず、あっさり低迷。「ASAYAN」の全面バックアップのプロモーションがないと、売れなかったようだ。T&Cボンバーとかに改名したけど、再浮上することなく、いつのまにか解散。小湊って民謡歌手(4人の中ではいちばんかわいいと思った)が脱退したけど、また戻ってきたりもあったっけ??売上枚数を考えても「1発屋」にすらなれてない感が強いがモー娘。本隊メンバーなしのハロプロユニットでは、実はいちばん成功したユニットじゃないんだろうか?(メロン記念日だのココナッツ娘。だのカントリー娘。よりは)DA PUMPWe Can' t stop the music(1999/10/20) 最高4位 24.5万枚If...(2000/09/27) 最高11位 34.8万枚などなど・・>>沖縄出身アーティストが次々活躍する中、男性ダンスグループとして現れたのがDA PUMP。m.c.A.こと富樫明生のプロデュースでデビュー。この組み合わせのせいか、富樫明生も沖縄出身と思われがちだが実は富樫明生は北海道生まれ、北海道育ちだったりする。初期のm.c.A.Tの楽曲の改作の頃から、ヒッポホップが主でブラックとかソウルとかも取り入れたりしている。元祖のm.c.A.Tの歌をDA PUMPが数曲歌い、m.c.A.Tの売上を超える結果をちょこちょこ出していたあたりISSAらメンバーの人気の高さが伺えた。(例.DA PUMP「ごきげんだぜっ!~Nothing But Something~」最高18位 11.0万枚 m.c.A・T「ごきげんだぜっ!~Nothing But Something~」最高20位 4.2万枚)ジャニーズ以外で、ダンス系で売れてたのは、そういなかったので(古くはCHA-CHAとか?)ダンスシーンに新たな1ページを残したと言える。彼らのおかげで、w-indsも存在しえたのだろう。が、ISSAをはじめアクの強い個性が弱点でもあり、全般ウケということがあまりなく(それはm.c.A.Tにも言えるのだが)好き嫌いが分かれやすかった。それゆえか、「If....」のようなJ-POP路線を取り入れた曲以外、一般認知されたヒット曲が少ない。m.c.A.Tの一辺倒のパターンがそろそろ飽きられてきていて時代にともない曲構成もマイナーチェンジしてきているものの、そろそろ限界・・・・?CHARAやさしい気持ち(1997/04/23)最高7位 52.0万枚タイムマシーン(1997/07/21) 最高12位 20.3万枚などなど・・>>CHARAの歌を聴いたことありますか?高校生だった頃、CHARAとかを聴いてると「オシャレー」みたいなことを女子たちがいってました。まー、そんなに言うなら、と思って聴いたのがきっかけでした。で、聴いてみたCHARAは、うん、確かに「オシャレー」って言う気持ちがわかりました。大人の女性の世界だなーって感じで。なんていうのかな、女性シンガーならではの母性みたいのがあるよね。ホットミルクみたいな匂いがしそうなさ。心地よさみたいのがあるかな。YEN TOWN BANDとか、chara + yukiとか他のアーティストとのセッションも多い。バンドテイストの歌が多いけど、ジャズ系やハウス系も対応するというなかなか代わる存在のいない女性シンガーだ。「罪深く愛してよ」とか「恋をした」とか名曲は数あれど「タイムマシーン」がいちばん好きで、いちばんせつない。恋人はもう来ない 時代はもどらないよねタイムマシーンは来ない…そんな歌を歌ってたあーぁ めんどくさい あーぁ本当に泣けちゃうくらいに切ない。当時、17歳でいろいろ絶望の淵だったあの夏に、この歌はあまりにも切なすぎた。あの時、使ってたウォークマンはもうないよ。知念里奈Wing(1998/04/15) 最高5位 30.9万枚Be yourself!(1998/07/15) 最高9位 12.4万枚などなど・・>>去年(2005年)、結婚記事読んだっけな。舞台出てたらしいですが(妊娠のための降板の代役が鈴木蘭々だったのがなぜか笑えた)。アクターズあがりで沖縄出身アーティストが次々出てきた中でいかにも沖縄っぽい(?)顔立ちで、ノビのある声を披露していた実力派ボーカリストが知念里奈でした。最大のヒットは上記の「Wing」でCDバブルだった90年代末期にしてはイマイチ、ブレイクしきれないまま埋没していきました。「わっちゃごなどぅふぉーみー こっちをみてよ はじまらないまま、はじまっちゃったー」とノリだけで作られた(ような)曲でデビューした時点でプロデュースに問題があった気もします・・・・・・・・・。「夜もヒッパレ」にレギュラー出演し、歌唱力を披露してましたがなんだかバラエティ色に染まってしまった感もありました・・・。「Break out Emotion」(最高24位 4.9万枚)がブルボンのCMで使われ自身も出演してましたが、たぶん彼女はあのCMのままのキャラなんでしょう。いかにも女の子っぽいキャラクターで、笑顔も特徴的だっただけにもっとうまい売り方をすれば、50万超えの1枚も出せたような気がするだけにちょっともったいなかった気もします。ちなみに10代の終わりだった私のまわりの男たちでは知念里奈がカワイイか、評価が割れてました。4:6くらいでしたかねぇ・・・。どっちがカワイイの比率はご想像にお任せします。DEENこのまま君だけを奪い去りたい(1993/03/10) 最高2位 129.3万枚瞳そらさないで(1994/06/22) 最高1位 103.7万枚などなど・・>>ビーイング全盛の時代にデビュー。バンドっていうより、ユニットっぽくも感じる。次々出てきたビーイングの刺客たちの中の1バンドで上杉昇(当時WANDS)、坂井泉水が作詞したり、織田哲郎、栗林誠一郎が作曲したり爽やか路線のボーカル(のちのFIELD OF VIEWもそう)まー、ビーイングのヒット曲の方程式の元に生まれてきた感じですね。爽やかバンドに見せて、メンバーの加入・脱退もちょこちょこやってたり。当時の大人たちがよくカラオケで「このまま~」とか「瞳そらさないで」を歌ってたらしい。個人的には、初期のヒット曲を並べて聴くと、なんだか90年代初期が脳裏にイメージされる感じに聴こえる。浮いた感じのする時代というか・・・・。WANDS,ZARDが落ち目になってくると、新鋭・小松美歩の楽曲提供を受けたり(「君がいない夏」、「君さえいれば」あたりは良曲)自らの手でつくった「夢であるように」など売上が落ちてきてからも良曲は生まれてきてたし(売上枚数は低下していったけど)2006年にいたるまで、10年以上生き残ってきた実績は特筆に値する。だいたい同期クラスのビーイング系はほとんど死滅したのに2005年も(「このまま~」のリメイクではあるが)TOP10入りシングルを出せるなど、意外に賞味期限が長かった。つづく・・・・。Favirite Artistsのページ
2006.02.10
今回はあ行のアーティストのシングルレビュー。独断と偏見で選ばせていただきました。10000字の制限がなければ、もっと書きたいのだけど。う:ウルフルズえ:H Jungle with T , m-floお:大黒摩季ウルフルズガッツだぜ!(1995/12/06) 最高6位 66.3万枚明日があるさ(2001/02/16) 最高4位 69.7万枚などなど・・・・>>十代半ばだった自分にとって、やけに暑苦しく見えたバンド・・・それがウルフルズ。trf「OVERNIGHT SENSATION」のリズムと、ほとんど同じ「ガッツだぜ!」を聴いて「うわー、あつくるしー・・・」と思ったものである。でも「バンザイ~好きでよかった~」(最高13位 51.4万枚)が、心のどこかに響いた。何か響いてくるものがあったんだ。体育館で唄うPV、「君を好きでよかった このままずっと 死ぬまでハッピー」なんて単純だけど、すごくわかるようなトータス松本の歌詞に引き込まれたのだった。「ガッツだぜ!」の印象が強いが昭和歌謡+ディスコサウンド+ロックを融合したサウンドで独特の個性を放ち何より、純粋さと泥臭さの溢れるような歌詞が十代でも二十代でも三十代でもわかるようで、ものすごく響くストレートっぷりでオトコっぷりが120%発揮されている。バンドのテクが高いわけじゃないし、唄い方が最高にうまいわけじゃないけれどやりたいこと、楽しいこと、好きなことを目一杯やってる彼らはすごく楽しそうだ。いつまでも変わらないことが、バンドを維持させている秘訣で固定ファンの確立を成し遂げられたのかもしれない。一度は脱退したジョンBチョッパーが戻ってきても何の違和感もなくバンドをやっていけるあたり、本当に仲のいいバンドなんだと思う。(元は喫茶店のバイト仲間+客だったサンコンJrでバンドを作ったらしい)ウルフルズの最高傑作は「僕の人生の今は何章目ぐらいだろう」。トータス最強の歌詞である。年を取るたび、聴くたびに、泣きそうになる名曲だ。忘れたい 昔の事ゆずれない 初恋の事わからない あの出来事しょうもない 昨日の事叫びたい でかい声でつかみたい 力尽くで遊びたい 一晩中眠りたい 君の横でいつまでも 図々しくどこまでも 明日はつづくH Jungle with tWOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント(1995/03/15) 最高1位 213.4万枚GOING GOING HOME(1995/07/19) 最高2位 125.9万枚などなど・・・>>元は「HEY!HEY!HEY!」で浜ちゃんが、トーク中に小室哲哉にプロデュースをお願いしたことから始まった企画。それがH Jungle with T・・・・。浜ちゃんも半分冗談だったようだが、小室自身も乗り気になり仮歌をつくってきたり松ちゃんの参加をお願いしたり(番組中では「イヤです」と言われていた)「HEY!」が、H Jungle with Tのプロモーションをやっている状態になり発売前から、かなりの注目を浴びていた。「3位ぐらいになったら、デュオになって入っていく」と松本は言っていたがなんと初登場1位になってしまった。あまりの売れ行きに、一時期、浜ちゃんはいろんなアーティストにそのネタをつっこまれると「えろう、すいません」と謝っていたがいつの頃からかやめてしまった。藤井フミヤに「あまり歌はうまくない」と突っ込まれたりしていたが2ndシングル「GOING GOING HOME」をリリースし、これまたミリオンセラー。最高2位なのだが、この1位を阻んだのはサザンの「あなただけを~summer heartbreak~」。当時の小室哲哉が男性をプロデュースするのは希だっただけに画期的なプロデュース。(大谷健吾らはいた。代表曲は「Missing You」最高36位 2.5万枚など)歌詞も女の子の(当時の)現代恋愛ものではなく大人の男の哀愁を感じさせるような、懐古的なイメージの歌詞が特徴的。「Wow war~」をはじめ、3枚のシングル(+Remix1枚)のどれも、大人になってからのほうが胸に響くせつなさを持っている・・・・・。流れる景色を毎晩見ている家に帰ったらひたすら眠るだけだからほんのひとときでも自分がどれだけやったか 窓に映ってる素顔を誉めろm-flocome again(2001/01/17) 最高4位 38.9万枚How You Like Me?(2000/09/06) 最高9位 22.4万枚the Love Bug(2004/03/17) *m-flo loves BoA名義 最高8位 5.6万枚などなど・・・。>>未来型ユニットともいうべきm-flo。韓国人ラッパー・VERBAL、インターナショナルスクールあがりのTakuで成されるユニットでかつてはLISAなる固定ボーカルがいたが近年は「m-flo loves Who?」名義で毎回異なるゲストボーカルを迎えて曲をリリースするスタイルをとっている。(Who?部分にボーカリストの名前が入る)あまり聴いてない層が、HipHop系だとかクラブ系と言ってしまうがそんな一言で語れるものではない。HipHop、R&B、テクノ、ハウス、ロック、POP、ソウル、2ステップ・・・とあらゆるものが取り入れられている。いいものを次々に取り入れ、新しい音楽を創り出す彼らは単純に「カッコイイ」ちっちゃな枠にとらわれず、大きく広く考えて活動していくスタイルは21世紀的。(かつてはDragon Ashもそんな傾向があったが、公開処刑後は・・・・・ry)2ndAlbum「EXPO EXPO」は、架空の2012年万博をイメージされているなどアイディアも面白い。「come again」のリミックスコンテストを行ったり賛否両論ではあるけれど、毎回、異なるボーカリストを迎えるっていう体制も斬新だ。Dragon ash、坂本龍一、野宮真貴、BENNIE K、BoA、YOSHIKA、kahimi karie、加藤ミリヤ、果てはAkiko Wadaと実に多彩なアーティストやボーカリストと共演している。次々と新しいものを創り出す感覚は、かつての小室哲哉に似てないこともない。(TMNにも「EXPO」ってアルバムあるくらいだし)いつか、VERVBALの時代が来る日が来るのかもしれない・・・・。大黒摩季DA・KA・RA(1992/09/23) 最高2位 105.5万枚あなただけ見つめてる(1993/12/10) 最高2位 123.6万枚ら・ら・ら(1995/02/26) 最高1位 133.8万枚などなど・・・。>>90年代半ばのビーイングを支える正体不明、神秘性のベールに包まれた2大女性ボーカルそれが坂井泉水と、大黒摩季。大黒摩季はCDデビューは1992年だが、バックコーラスとして1989年頃から、既にビーイング系アーティストの作品に参加しており当時のCDのクレジットに、その名を見かけることができる。(B'z松本のソロ「LOVE YA」ではあえぎ声が聴ける)彼女の作品は、等身大の20代の女性像を描いておりバブル期からバブル崩壊期のOLたちの多くに受け入れられカラオケで多く歌われた。歯切れのイイ、男へズバズバ言うような歌詞とビーイングのノリというべきシャウトしやすいサウンドが好評だった。シングルのミリオンセラーが3枚もあり、ベストアルバムは276万枚も売れた。200万枚オーバーを果たした女性ソロは少なく価値ある快挙である。(宇多田、浜崎あゆみ、松任谷由実、安室奈美恵、竹内まりや・・・あと誰いたっけ?)歌詞の世界観がものすごい・・・。「どこにいてもつかまるようにポケベル持ったわ」「夏が来る きっと夏は来る 真っ白な馬に乗った王子さまが」「努力しても あぁ結局選ばれるのは 何にもできないお嬢様」「同情のsex したくないバカな女」「親もトシだし、あなたしかいないし」女性が強くなった90年代半ばを象徴してるような歌詞ですね・・・・・。周りが結婚してく中で、自分の結婚願望も強くなってでも妥協で選びたくなくて、イイ人が自分にもいるはずだって思っててそんな人をみつけても「都合のいい女」扱いだったり、うまくいかない・・・大黒摩季はどこかリアルっぽさが強くて、「あぁ、90年代ってこんなだったなぁ・・・」って強く感じさせられます。まるで、トレンディ時代の女性のブログみたいな大黒摩季の歌詞ですが人に提供するとまた違う色を見せたりします。Winkに提供した「咲き誇れ愛しさよ」(最高9位、33.6万枚)では「私には永遠の月 あなたには時の砂」なんて美しい詩的表現出てきたりもする。近年、ビーイングを脱退し、土屋公平、真矢、恩田快人らとバンドを組んだり応援ソングを作ったり、ビーイング後期頃から、初期の傾向から脱却し始めている。これが大黒摩季が本来、やりたかったことなのかもしれない。ただ、ビーイングと何かもめてしまったのかベスト2枚目「BACK BEATs #2~Maki Ohguro & Staff Works~」では作詞クレジットが「ビーイングスタッフ・大黒摩季」になっている。アルバムタイトルの「Staff Works」の含みなども考えると何かしらいざこざがあったのでは、と邪推してしまう・・・・・・。Favirite Artistsのページ
2006.02.08
今回はあ行のアーティストのシングルレビュー。独断と偏見で選ばせていただきました。10000字の制限がなければ、もっと書きたいのだけど。あ:愛内里菜、aiko、ASIAN KUNG-FU GENERATIONい:175R、井上陽水う:上戸彩愛内里菜恋はスリル、ショック、サスペンス(2000/10/25) 最高5位 10.5万枚>>次から次へとチャートに現れるGIZA studio所属のソロアーティスト・愛内里菜。なかなかの声量で歌う派手目な印象のボーカルとアニメ声のような高さで喋る関西なまりのトークが特徴である。顔もアイドルテイストで、かつての坂井泉水、大黒摩季、小松未歩らとは明らかに傾向が違う。彼女の成功によって、上原あずみ、三枝夕夏ら近年のGIZAのスマッシュヒット組が誕生できたと言ってもまぁ、過言ではないだろう。ビーイング系にしては、メディア露出が多い。普通はテレビに出ないことが多いビーイング系においては、メディア露出頻度が高い。が、関西出身、関西在住のわりに関西の番組には出ない。この「恋は~」で初のベスト10入り。『名探偵コナン』の主題歌としてヒット。この歌に代表されるように、当初の愛内は高音ボイスを生かし、クラブ・トランス・ユーロを使ったような音楽が多かった。当時のビーイングは、B'z以外は低迷期のアーティストが多く、(ZARDら90年代のトップアーティストが低迷気味だった)打開策に迫られている状態だった。クラブ受けする楽曲でヒットを飛ばすavexに対抗するかのごとく、クラブミュージック路線として『愛内里菜』を送り込んできた。川島だりあ、宇徳敬子らのサポートを受けたり、新鋭の大野愛果の曲を提供してもらったり、うまくビーイングの新旧の力が融合されている。ちなみに愛内里菜名義以前でも、既にソロデビューはしていたことがある。結果、一定レベルの成功を収め、数枚のヒットを飛ばし7th「NAVY BLUE」が最大のヒットとなった(最高2位,12.7万枚)が、近年はクラブ系低迷の煽りを食ってか、愛内の売上もやや落ちてきてバンドテイストに路線変更気味。確かにボーカルを活かせる路線変更ではあるけれど「クラブ系の愛内里菜」を好きになったファンを置き去りの感も否めない。流行りに関わらず、ついてきてくれるファンもいるのに。どうもビーイングは売上重視で、ファンを置き去りにすることが多い気がする・・・。ビッグヒットはないが、ある程度、印象を残したボーカルというとこか。aiko花火(1999/08/04) 最高10位 21.3万枚初恋(2001/02/21) 最高3位 32.1万枚などなど・・・。>>「花火」を聴いて衝撃を受けたヴォーカリストがaiko。女の子の恋する心をそのまま歌にしちゃったような曲で変に力も入ってなければ、カッコつけてもないあまりの自然体さに、いい歌だーと思ってしまったものだ。女の子の恋愛に対する思いを切々と、絶えることなく唄い続けるaiko。特別な音楽的変化はないけれど、ずっと安定して売れ続けていて女性ファンの多い女性ヴォーカリストである。恋の切なさ、甘さ、淡さ、ツラさ、純粋さ・・・・彼女の歌を聴くだけでその歌に込められた思いや状況が浮かんでくるようだ。「初恋」や「三国駅」を聴いて、なんだかすごく切なくなった。季節感のある歌も多いし、隠れた名曲は数え切れない。変わっていないようだけど歌詞の世界も「カワイイ」から「大人」な感じに変わってきている感じがする。「aikoはどれも同じような曲ばっかり」という人も多いがちゃんと歌詞も読みながら聴いてほしい。淡い恋の思い出がある人なら、男性でも共感できるようなことがきっとあるはずだ。近年、大塚愛のバラード系はaikoのパクリだの影響されすぎだのの声もあるがあっちはあっちで大塚愛なりの個性もあるし、aikoの存在感なら、影響が大きくても当然だとも思うわけで今まで影響を受けた女性ヴォーカリストが全然出てこなかったほうが不思議だと思う。2006年1月現在、50万を超えたのは「ボーイフレンド」だけで、1位獲得も未だにないが一定の揺るぎない地位を確立した女性ヴォーカリストである。ASIAN KUNG-FU GENERATION君という花(2003/10/16) 最高14位 4.3万枚リライト(2004/08/04) 最高4位 13.8万枚君の街まで(2004/09/23) 最高3位 6.8万枚などなど・・・。>>ハードコアバンド・ASIAN KUNG-FU GENERATION。略して「アジカン」なんて呼ばれたりする。ストレートな熱いボーカルが売りだったが、近年は特有のシャウトが減ってきた。これはVOCALの後藤正文が禁煙して、声が高くなったためと言われる。独特な歌詞が多く見られ、ある意味、文学作品とも言えるような確立された世界がそこにはある。oasisのギターソロがそのまま使われた歌もあるが、彼らはoasisが大好きだという話。oasisからバンド名を「クソすばらしい」と言われたとか。歌詞の意味が正確にわからなくても、何かストレートにぶつかってきているってわかればそれでいいと思う。個人的には初期のほうが好きで洗練された近年のベスト10入りした曲も、もちろんイイ曲なのだが彼らの本当にカッコよかった頃といえば初期にしかないと思う。とかいって、最近の「リライト」とか「君という花」もカラオケで唄いますけど。175Rハッピーライフ(2003/01/16) 最高1位 24.1万枚空に唄えば(2003/04/16) 最高1位 36.0万枚>>デビューから1位を2作連続記録したバンド・175R。といってもインディーズでシングルリリースしてるし、前年の2002年にはSHAKA LABBITSと「STAND BY YOU」をリリースしてたりする。いずれにしてもアイドルやジャニーズでもないのに星の数ほどいるインディーズ上がりのバンドで、メジャー第1弾から1位を獲得したのは特筆に値するだろう。パンクロックが特徴的青春賛歌とでも言うべき青春を彩るような歌詞が少年少女の心に訴えてくるようで、熱いサウンド。80年代ならブルーハーツがいたような存在と言えるだろう。「あの日の僕らは、そこに立っていて何にも言わずにこっちを見ている遠くを見るような 目で僕のことを睨みつけて何にも言わずにじっとみつめてる僕らが過ごしたあの日々は 何にも変わらずあの日のまま明日へ繋がるこの道に大きな足跡残してやれ」大人と子どもの中間点にいるような視点で書かれたこの歌詞は本当にかっこよすぎる。若さゆえの勢いで、どこまでも走れそうな疾走感が最高に気持ちいい感じだ。が、その後、あっさりすぎるくらいに低迷しはじめる。なんて言えばいいのか・・・・パワーがなくなってきた感じ。衰え、ではなく、なくなった感じ・・・・。メジャー進出による成功、その順調さで満たされてしまった感が否めない。何かが足りない...何かに飢えてる...そんな少年期の終わりのような瑞々しい勢いがあっという間に失われてしまった。「空に唄えば」のような歌を書けば書くほど、その印象は強くなる。満たされた彼らに、もうあの頃のような歌は書けないのだと。あっという間に登ってきたから、(ある意味)必然的に、あっという間に落ちていく。花火のような生き様もまた、カッコイイのかもしれない。個人的にはKEIGOSHOGOが今井絵理子と結婚したのが、羨ましすぎる・・・・(そっちかよ!)井上陽水傘がない(1972/07/01) 最高69位 6.3万枚Make-up Shadow(1993/07/21) 最高1位 81.7万枚>>謎と神秘に満ちた男・井上陽水。彼の創り出す世界は誰も邪魔できない誰にも真似できない独特の世界。アルバム『氷の世界』で、日本人初のミリオンセラーを記録したり、史上最年長ミリオンセラーを記録したり、音楽史に名前を残している彼だが、シングルで売上の面で大ヒットというと「少年時代」(85.2万枚)、「Make-up Shadow」(81.7万枚)などはあれど意外にミリオンもなく、これほど長きに音楽界にいるにもかかわらず、80年代以降、チャートベスト10に入ったシングルは先にあげた2枚以外、ほとんどない。にもかかわらず、支持者は圧倒的に多い。数字だけではわからない何かが彼にはある・・・・。『氷の世界』を聴いて、何かわからないけど「すごい!」って思ってしまった。『傘がない』を聴いて、何かわからないけど泣きそうになった。私程度じゃ理解できないほど、深い深い世界が井上陽水にはある。J-POPでは味わえない深さがそこにはある・・・・。上戸彩Pureness(2002/08/28) 最高4位 9.6万枚愛のために。(2004/02/04) 最高6位 9.9万枚>>2006年現在、売れっ子である上戸彩。ドラマ・CMでも活躍しているが、何気にシングルリリースは10枚に達している。上記の通り、10万前後の枚数しか売れていない現状であるが曲の質は何気に高い。最近は織田哲郎のプロデュースを受けたり、そこらのアイドルからCDデビューした子たちよりはずっとまともな曲提供を受けている(市川由衣らよりは)。昨今のアイドル歌手がベスト10にランクインするのは声優のCDより難しいとされている中で、ベスト10入りCDが半数以上なのは、見事といえるだろう。「愛のために。」は織田哲郎ならではの、わかりやすいポップ感があってPVも凝っていて90年代のJ-POP好きなら楽しく聞ける良曲である。ぜひシングル盤を聴いてほしい。あとは「ウソツキ」>(最高12位)とか。90年代末期だったなら、観月ありさ、内田有紀程度は売れただろう・・・と思える価値はある。Favirite Artistsのページ
2006.02.08
ちょっと聴いたことあるアーティスト編。は行のアーティストの一部シングルレビューです。なんだそれ?って感じですが・・・・。まー、適当な批評・感想なんでwww全シングルは聴いてないけど一部は聴いてるよ、ってアーティストを批評します。このシリーズは50音つくれるかなぁ?(「を」、「ん」は無理として)は:PUFFYひ:hitomiふ:FANATIC◇CRISISへ:PENICILLINほ:BoAPUFFY アジアの純真(1996/05/13) 最高3位 118.9万枚これが私の生きる道(1996/10/07) 最高1位 156.6万枚渚にまつわるエトセトラ(1997/03/12) 最高1位 88.1万枚MOTHER/ネホリーナハホリーナ(1997/12/12) 最高5位 34.6万枚愛のしるし(1998/03/14) 最高3位 38.7万枚などなど・・・・・・・。>>プロデューサーの奥田民生にすら「いまだけですから」と言われて売れてしまったPUFFY。なんだかんだ、紆余曲折を経て、彼女たちは未だ健在。事務所に残ってた子・2人が民生プロデュースでデビューしていきなりパーッと売れた。民生独特のダルダル感があって、それがナゼだか心地よくていきなりミリオンセラー連発。でも「イロモノ」感はぬぐえず、徐々に低迷していく・・・・。そんな中でも「愛のしるし」、「夢のために」など良曲を残す(個人的には好き)初期は民生メインのプロデュース(「アジア~」は井上陽水が作詞に参加)。のちにトータス松本、草野マサムネ、笹路正徳らの手も加わるなどバラエティ豊か。西川貴教、TERUというJ-POPに名を残すボーカルとそれぞれ結婚するという点も着目すべきか。売れなくなってからもCMにでたりなぜか「アジアの純真」や「たららん」がCMで起用されたり不思議とニーズがあるユニット。なぜだか上海だとかでもPUFFYは人気だったことあったしアメリカでアニメ化し、しかも大ヒットまでしちゃって2002年には北米ツアーを敢行し、これを成功させるとあちらでリリースしたCDがとあるチャートで1位を獲得し、遂には2006年1月、国土交通省から正式に米国親善大使を任命されてしまう・・・・。日本でヒットしなくなってからもワールドワイドで、話題をかかないデュオユニットとなった。個人的ベスト5は1位:渚にまつわるエトセトラ2位:愛のしるし3位:MOTHER4位:夢のために5位:PLANET TOKYOhitomi CANDY GIRL(1995/04/21) 最高15位 39.2万枚GO TO THE TOP(1995/07/26) 最高191位 18.1万枚In the Future(1996/05/22) 最高7位 35.4万枚LOVE 2000(2000/06/28) 最高5位 37.3万枚MARIA(2000/09/20) 最高12位 10.9万枚SAMURAI DRIVE(2002/01/09) 最高3位 14.6万枚などなど・・・・・・・。>>異色の小室哲哉プロデュースあがりの女性ヴォーカリスト・hitomi。元々は「fine」のモデルで、小室に見い出され、1994年にデビュー。2枚目の「CANDY GIRL」の「さぁ声かけてね」なんて言う時代を反映するような強気の女の子の歌詞がウケて40万弱のヒットを記録し、TKプロデュースの成功例となった。特筆すべきは歌詞である。TKプロデュースは、だいたいにおいて小室哲哉作詞・作曲(作詞は前田たかひろやMARCの場合もある)なのだがhitomiに関しては、曲提供だけで、作詞はhitomi自身が担当。等身大の女性の心境を歌う歌詞が、同世代の女性の共感を生み今までのTKプロデュースと比べて異彩を放つ存在になった。これが、プロデュースを離れた後も生き残った理由でもある。「GO TO~」や「In the~」のように恋愛とは少し離れた歌詞もあり過去を振り返ったり、未来に期待する歌詞もありそこらのギャルのはっちゃけた歌だけじゃないんだってとこを見せつけてみたり。TKプロデュースも途中から、小室のオルタナ志向の実験台になったり(良曲だったけど)、シングル以外のアルバム曲は久保こーじ任せだったり(シングルと差が歴然・・・orz)他の女性ヴォーカリストとは異なるプロデュースを受け、いつのまにやら、TKプロデュースを離れてしまう・・・・・・。が、単独になっても、精力的に活動し長尾大(D・A・Iとして浜崎あゆみなどに提供)、多胡邦夫(ELT「愛のカケラ」など)といった新鋭作曲家陣を登用していき、2000年にはシドニー効果もあり「LOVE 2000」がヒットする。2002年の「SAMURAI DRIVE」は本隊以上に売ってしまった。TKプロデュースを離れてからのほうが、良曲・ヒット・良タイアップが多い。これは、新たな作曲家陣が成功したという理由もあるが何より彼女の等身大の作詞の素晴らしさがあったことが最大の成功要因と言えるだろう。プロデュースにおんぶだっこではなく、自分の才能をしっかり育てていたからこそ、独立後もヒットしたのだろう。TKプロデュースを離れてからも、プロデュース時代に負けない売上を誇っている稀有なヴォーカリストである。FANATIC◇CRISIS 火の鳥(1998/07/01) 最高10位 20万枚前後Maybe true(1998/09/23) 最高5位 20万枚前後>>独特の衣装が特徴的だったFANATIC◇CRISIS。速めのリズムで、カッコよさげなロックとポップの中間系。ビジュアル系と言うと誤解があるような気がするけれどメイクしてたし奇抜な髪形で独特な衣装でした。いちばん売れたのはこの上記の曲の頃で、チャートベスト10入りが何枚かあります。個人的には「火の鳥」がいちばんイイ歌だと思うのですが。「舞い上がれ 愛しさよ きらめきも ときめきも 何度生まれ変わっても 君と出会う」みたいな歌詞だったかな・・・・(--;独特のセンスって大事で、ウケるかウケないかは紙一重ですよね。シャ乱Qだって、Xだって、T.M.Revolutionだって、売れれば勝ちなわけです。ただFANATIC◇CRISISの場合は時代に認知されるほどまで売れませんでした。なんでだろう・・・・・。キャッチーなサウンドと歌詞、見た目の個性もあったのに。メディア露出度の差かなぁ・・・・。名古屋出身で、名古屋のバンドは黒夢を筆頭にLaputa、ROUAGEらもいて名古屋系は人気があった。当時、愛知に住んでいたオレはちょこちょこ彼らの曲を耳にしていたのだけどそれは愛知にいたからだったのか・・・・?全国的にはどういう風に認知されていたのかなぁ・・・・。PENICILLIN 99番目の夜(1997/03/19) 最高9位 14.2万枚ロマンス(1998/01/15) 最高4位 65.8万枚make love(1998/05/13) 最高8位 17.6万枚CRASH(1998/09/09) 最高4位 14.5万枚>>90年代後半、CDバブルの絶頂期に現れたロックバンド・PENICILLIN。インディーズの頃から、レコード会社3社同時リリースをやってのけたり90年代後期のビジュアル系大物バンドと思われていた節もあった。実際、メジャーデビュー後、3枚目のシングルで早くもTOP10入り(「99番目の夜」最高9位 14.2万枚)。HAKUEI、千聖をはじめ、ソロ活動もこなし、6枚目の「ロマンス」が60万枚を超える大ヒットとなった。着実に歩んでるように見える彼らだが、普通のビジュアルバンドとは異なりかなりユニークな存在で、漫画を描いたり、かぶりものをしたり、ギャグをいっぱい言ったり・・・・。いい意味で、固定観念を壊すキャラクターを発揮し、ファン層を確立する。しかし、「ロマンス」以降は20万枚を越えるヒットはなく、次第にチャートから姿を消していってしまった。ファルセットとシャウトが特徴のHAKUEIのボーカルをカラオケで真似する男は大勢いたし(かつて、マイクに向かって唄ってない「make love」のPVからお笑いコンビ「U-turn」がネタにし、「マイクいらんやん」とか言われたり)でも千聖は、日本人ソロ初のラスベガス公演を果たすなど、日本音楽史に足跡を残している。BoA LISTEN TO MY HEART(2002/01/17) 最高5位 18.0万枚VALENTI(2002/08/28) 最高2位 20.2万枚(26週ランクイン)DO THE MOTION(2005/03/30) 最高1位 17.0万枚などなど・・・>>韓国人女性ヴォーカリスト・BoA。アーティスト名は本名の(クォン・ボア)から。オーディションを受けに行った兄についてったら、妹のBoAがスカウトされるという縁で韓国で歌手デビュー。1年も経たないうちに日本デビューも果たし、4th「LISTEN TO MY HEART」でTOP10入り。中国、台湾、香港、シンガポールなどでも人気を博し、『アジアの歌姫』として君臨していると言ってもいいだろう。2004年には、Most Influencial Asian Artistを受賞し、アジアで最も影響を与えた歌手とされた。日本でのリリースは軒並みTOP10入りをしている。が、近年のCD不況のあおりもあり、最大のヒット曲は「VALENTI」で20.2万枚と90年代のヒット基準などでいくと低めだがカラオケで女子高生が多く歌うなど、浸透率は高い。その証拠というわけはないが、アルバムは大ヒット作品が多い。アイドルのような端正な顔立ちゆえに、男性ファンも多い。「DO THE MOTION」で日本以外のアジアアーティストして欧陽菲菲以来、21年ぶりにチャート首位を獲得。基本的にJ-POPよりダンスチューンが多く取り立てて新しさを感じさせることはない。デビューの頃と比べれば、歌唱力&日本語力は格段にアップしており、ダンスもカッコイイのだが曲がどうしても単調さを感じさせる。もちろんBoAの責任ではないけれど。ダンスポップから離れたサウンドを頑張ってみるっていうのも面白いと思う。まー、それで失敗してしまった愛内里菜みたいのもいるけど。ELTのように路線変更後も売れるテクのあるavexならできるのかも。いずれにしても総売上は浜崎・安室らに劣るかもしれないけれどアジア各国でチャートインし、3ヶ国語を操るなど、BoAが『アジアの歌姫』であることには、何の反論もないしむしろ、それを認めたい。倖田來未と共演したシングル「the meaning of peace」をKODA KUMI & BoA でリリースしたこともある。これは小室哲哉の企画で、テロ撲滅をテーマにしたリリースシリーズの第2弾としてリリースされた。いま思えば、すごい組み合わせであるのだが当時は、両者とも大ヒットシングルの持ち合わせもなく売上結果としては、中途半端になってしまった(最高12位、6.7万枚)
2006.02.02
mixiにばっかり日記書いてます。こっちは完全音楽系ばかりっすね。本業のSEのことが最近、日記に出てきません。ていうか、自分が停滞してるな・・・・とか感じてしまうこのごろなのです。レベルアップしなきゃなぁ・・・・・・・・・・・。
2006.01.18
近々、レビューアップ予定のアーティスト・globe(第2回)・・・・(Love Again以降)・倖田來未・T.M.Revolution・中島美嘉・浜崎あゆみ(第3回)・・・(Voyage以降)・MY LITTLE LOVER(五十音順)↑これらが、半分以上できてます。書きたいのに書けないのが、椎名林檎(東京事変は別枠)とTHE YELLOW MONKEY・・・・。深すぎて、書ききれない。ああ、なんで楽天は1日記10000字が限界なんだー・・・・orz
2006.01.12
90年代中盤にヒットを連発し、一時代を築いたtrfのシングルを批評します。※YUKIのUの上にバーを付けた表記の仕方がわからなかったのでYUKIと書かせていただきます。※trf時代をtrf、TRF時代をTRFと書かせていただきます。ご了承ください。CRAZY GONNA CRAZY(1995/01/01) 最高1位 158.7万枚 masquerrade(1995/02/01) 最高1位 138.9万枚OVERNIGHT SENSATION~時代はあなたに委ねてる (1994/03/08) 最高1位 106.3万枚 >>止まらないtrfは年が明けても大活躍。特に「HEY!×3」には毎週のように登場していた。この頃はtrfを観ない週のほうが少なかったんじゃ?と思うくらい出演していた。(浜ちゃんに「もう住んだら?」と言われるくらいだった)この3ヶ月連続リリースで「survival dAnce」から5作連続ミリオンセラー達成。この5作連続という記録は、ピンクレディー、B'zに続く3組目の快挙だった。(5ヵ月後にミスチルが4組目になる)CDバブル全盛とはいえ、この勢いはすさまじかった。デビューから最短で、トータルセールス1000万枚突破を成し遂げてしまった(後にglobeが破る)。クラブの最新ミュージックっぽかった「CRAZY GONNA CRAZY」ちょっと妖艶な雰囲気を持った「masquerrade」ディスコ時代に回帰した新境地の「OVERNIGHT SENSATION~時代はあなたに委ねてる」(レコ大受賞)捨て曲のない3枚の連続ワザだった。シンセがやたら鳴り響くだけではなく、Dギターがあったり、オルタナテイストがあったりミュージカルまでやっちゃったり、trfの送り出す音楽はどんどん進化していき、この時点で、完成形に至ったと言えよう。が、頂点まで登れば、落ちるしかないのが浮世の現実。「OVERNIGHT~」が1位にランクインした頃、徐々に売上を伸ばしてきていたのが、「TRY ME~私を信じて~」を歌う安室奈美恵だった・・・。数ヶ月後にデビューするのがglobeのVocal:KEICO・・・・時代をリードしていく新しい存在が早くも生まれようとしていた。余談になるが「OVERNIGHT~」とウルフルズの「ガッツだぜ!」は酷似している。まー、お互い公認らしいから問題はないのだが。BRAND NEW TOMORROW(1995/10/25) 最高1位 67.4万枚 Happening Here/teens(1995/12/11) 最高3位 31.6万枚 >>「BRAND NEW TOMORROW」が最後の1位曲。クリスマス意識の歌でドラマ「クリスマス・イヴ~イヴに会いましょう~」の主題歌。ドラマにはDJ KOOとYUKIも出演。(伝説の視聴率一ケタを記録するドラマでもあるが)栄華の終わり・・・とでも言うように売上は急降下。無難にまとめた印象の歌だったのが命取りだったのか(それでも安室「Body Feels Exit」(3位)、氷室「魂を抱いてくれ」(2位)に初登場では勝ったのだが)「Happening Here」ではダンスチームをSAM,ETSU,CHIHARUそれぞれが編成し、イスを使ったアクションを展開したり、新たなパフォーマンスを見せた。しかし、売上の急降下は止まらない・・・・。あっという間にglobe,安室に時代の流れを奪われてしまった感が否めない。周りにいっぱいいたtrfを歌う女子高生が、あっという間に安室に変わった事実からもわかる。Love & Peace Forever(1996/03/21) 最高2位 49.0万枚 >>明らかに今までと違う毛色の曲「Love & Peace Forever」。今までのゴージャス感が消えてしまってポップな感じになったというか・・・・。やたらカラフルな衣装を着てたのは、季節が春だったせいなのか、イメチェンなのか・・・。この曲が出た頃に、TKプロデュースがチャートのトップ5独占という現象が起きる。1. Don't wanna cry 安室奈美恵 2. I'm proud 華原朋美 3. FREEDOM globe 4. Baby baby baby dos 5. Love&Peace Forever trf TK全盛をよそに、trfはどんどん落ちていく・・・・・。Hey ! Ladies & Gentlemen(1996/06/12) 最高4位 29.0万枚 BRAVE STORY(1996/07/24) 最高2位 25.9万枚 SILENT NIGHT(1996/11/06) 最高2位 17.5万枚 LEGEND OF WIND(1996/12/11) 最高2位 25.3万枚 >>ここから、ロゴが『TRF』になった。大文字になったからって、何かパワーアップしたわけではなく、すべて30万枚を切る売上枚数になってきた。「Hey!~」や「SILENT~」あたりはTKやっつけ仕事的サウンドで、斬新さもなく。「BRAVE STORY」や「LEGEND OF WINDv」は、海をイメージとした佳曲。淡い青の南国テイストとTRFの融合はなかなか面白い試みだったとは思うが大ヒットしなかったためか、小室哲哉は南国テイストを以降の他アーティストのプロデュースでは見せない。個人的には、この2枚は好きだったりする・・・・。1996年もシングル5枚と精力的に活動し、1997年2月頃にはアルバムリリースのウワサがあったが、結局リリースされず。様々な告知があっただけに、企画だけは存在したと思われる。ということは、なぜだかお蔵入りなわけですか?この4枚はベストにのみ収録されている。「LEGEND~」でTKプロデュースは終了。この理由については、意見の相違、メンバーの独立志向など様々な憶測はあるものの公式なものはないので真相は不明のままだ。Unite! The Night!(1998/02/18) 最高8位 10.6万枚 Frame(1998/03/25) 最高5位 15.3万枚 TRY OR CRY(1998/04/29) 最高18位 4.7万枚 BE FREE(1998/09/23) 最高16位 4.7万枚 embrace/slug and soul(1998/11/05) 最高19位 3.0万枚 >>小室哲哉の手を離れ、「TRF」の「T」は何なんだ?って状態になってしまった。なぜだか、約1年の間、姿を消していたTRFが突然、復活したのが「Unite! The Night!」。長野五輪のイメージソングだったわけですが、なんだかYUKIのリズムにあってないわけで。TKサウンドに無理やり似せられた感が否めず、ヒットせず。髪の伸びたYUKIの記憶だけは残っている。「Frame」は新境地。女性っぽさのある歌詞で、CMソングっぽい作り(実際、CMソングなのだが)。力の入ったヴォーカルではなく、軽く爽やかに歌う清涼感のある感じ。「いつの日も 私らしくなる~♪夢中で遊べる恋もプライドも♪」と鼻歌で歌えそうな軽いテンポ。TKプロデュースにはなかった爽やかさではあるけれど、TRFが歌うべき、楽曲って、こーいうJ-POPテイストのじゃないと思うわけで。これをTRFでやる必要が全く感じられないわけで。これをやるなら、YUKIのソロでも十分なわけですよね。次の「TRY OR CRY」から、またダンスに戻るけど、世間はTRFに旧式のやり方を求めていなかった。かといって何を求めていたかも不明。もう表舞台にTRFとしての活躍の場は残っていなかった。いっそクラブシーンとかのアングラ的にいけば生き残れるのに・・・と思ってたら本当にそっちに行っちゃって、「BOY MEETS GIRL」とか「寒い夜だから」をクラブミックスぽくして新たにリリースしたりa-nationには出演していたり、2006年現在も生き残っていて今年は、CDリリースもあるらしい・・・・。もはや大御所的存在になってしまった感のあるTRF。浜崎あゆみを公然と「浜崎」と呼び捨てできるのはYUKIくらいだろう・・・・。Favirite Artistsのページ
2006.01.10
90年代中盤にヒットを連発し、一時代を築いたtrfのシングルを批評します。※YUKIのUの上にバーを付けた表記の仕方がわからなかったのでYUKIと書かせていただきます。※trf時代をtrf、TRF時代をTRFと書かせていただきます。ご了承ください。GOING 2 DANCE(1993/02/25) データ不明EZ DO DANCE (1993/06/21) 最高15位 78.4万枚 >>TMNが表舞台で活動していなかった1993年・・・・。小室哲哉は新たなるプロジェクトを計画していた。歌とDanceとDJの融合したユニット・・・・・TMNでは決してなすことの出来ないことをやってみせようと企み、そして実現したのがtrf(tetuyakomuro rave factory)である。「EZ~」はレイヴミュージックとしての完成形とも言える楽曲。trfを代表する曲になった。このCDのジャケットを見てもらうと10名ほどのメンバーが映っていることがわかる。彼らはtrfなのか・・・・?その答えはYesでもあり、Noでもある。メイン5人以外は、MEGA-MIXというダンスチームなのだ。テレビ出演の際は、メイン5人で出演することが多かったがアルバム「WORLD GROOVE」のリリース前までは、彼らもtrfと一緒に踊っていた。当初は、メイン5人+MEGA-MIX = trfとして扱われていた。まー、そんなことは知らなくてもいい知識だけど。Silver and Gold dance(1993/11/21) 最高24位 19.3万枚 愛がもう少し欲しいよ (1993/06/21) 最高29位 9.6万枚 寒い夜だから・・・ (1993/12/06) 最高8位 67.6万枚>>Album「WORLD GROOVE」の主力シングル3枚。この当時、「EZ DO DANCE」もチャートをウロウロしており、4曲がチャートにいたこともあった。この頃、中学生だった作者や、周りの友人たちは「もうすぐtrfが売れてくるよ・・・・絶対!!」と言っていたものである。ジュリアナの血を引いているような「Silver and Gold dance」、テクノをミディアムテンポにした「愛がもう少し欲しいよ」、簡単なメロディーに乗せたポップ感のある「寒い夜だから・・・」、いずれも優れた楽曲である。「Silver~」は当時のスキー場でガンガン流れていたし、「寒い~」は、trfの代表的ウインターソングとなり、リミックスバージョンも後に作られた。これらを収録したアルバム「WORLD GROOVE」の売り出し文句には「1994年のtrfは、danceではなく、Grooveをめざします」とあった。以降、「Silver~」的楽曲は登場しなくなり、どちらかというとポップさが混ざった楽曲が多くなる。アルバム「WORLD GROOVE」は良作。タイトルでもある「WORLD GROOVE」は素晴らしい完成度。ここまで力を注げるのなら、TMNのラストアルバムの1枚でも、作ってくれればよかったのに!!と思うのは、私だけだろうか、いや私だけではあるまい(反語)(まぁ、実際は、ウツが風邪引いたりと、大変だったのだが)そして、1994年4月21日、TMNの活動終了。これと入れ替わるかのように、trfが大活躍しだすのである・・・・・!!!survival dAnce~no no cry more~(1994/05/25) 最高1位 137.6万枚 Boy Meets Girl (1994/06/22) 最高3位 128.5万枚 >>いよいよtrfが大ブレイクしはじめる・・・・。ミリオン連発の第一弾が「survival dAnce~no no cry more~」である。サビに歌詞がほとんどないのが特徴的。ジャケットが個人的には好きだった・・・・。ここからtrfは売上枚数が連続でミリオンを突破することになる。この頃の小室哲哉は、ほとんどの力をtrfに注ぎ込んでいたので良曲が多く出てくる。次の「BOY~」も含め、ダンサブルなナンバーが多いように思われていたがこの2曲を収録したミニアルバム「BILLIONAIRE」はバラードなども秀逸。「Le Bleu」(なぜフランス語?)なんかは好きだった。個人的には「BOY MEETS GIRL」がtrf史上、最強の歌詞。この曲以上の歌詞はtrfにはないと思う。10年以上経ったシングルだが、今でも歌詞を空で言える名曲である。この曲を聴くと夏の夜がイメージできてしまうのは、あの頃の記憶のせいだろうか・・・・。小室哲哉から音楽があふれ出て仕方なかったんだろうな、と思わせる時代。DanceだけでなくGroove・・・それが確実に実現できていた。trfが日本の音楽シーンの最先端を突っ走っていた・・・・。Favirite Artistsのページ
2006.01.10
90年代のバンドブームの中で、毅然と輝きJ-POP史にその名を残したバンドがLINDBERGです。胸さわぎのAfter School(1993/03/17) 最高5位 55.0万枚 会いたくて-Lover Soul-(1993/06/18) 最高10位 28.8万枚想い出のWater Moon/君に吹く風(1993/08/11) 最高18位 9.0万枚>>ここらへんからLINDBERG第2期ってとこでしょうか。「胸さわぎのAfterSchool」は進研ゼミのイメージソングで、タイトルからして青春ものを予感させるが、中身は仕事に追われるワーキングガールが、あの頃は輝いていたと振り返る歌・・・・。この曲に象徴されるように、渡瀬の作詞の世界は完全にOL世代の恋愛ものに移行してしまった。まぁ、この時代はZARD,大黒摩季らに代表されるように、OL世代の恋愛ものが好評な時代だったのでまっちがった方向ではないが。短い髪で革ジャンとジーンズで、ひたむきに熱く歌うボーカル・渡瀬マキは消えてしまいややかわいく歌う渡瀬マキになってしまった。ロックテイストも少なくなり、軽快なポップ中心のサウンドになっていった。バンドがシフトチェンジしたことにより、ファン層にも、やや変化が生まれだしたのもこの頃。青春葛藤ものが好きだったファンが離れ始め恋愛ものに共感したファンが生まれた(少なくとも私の周りでは)。勿論、初期からずっと好きだというファンは確実に存在していた。「君に吹く風」は珠玉の名曲。こんな切ないバラードはLINDBERGにしか創り出すことはできない。この歌で「Let it be」を知った。今でも歌詞を覚えている第2期の中では屈指の名曲である。A面で、先行シングルにしていたら絶対に30万枚は売れたのではないだろうか。だってそうじゃない!?(1993/10/22) 最高1位 46.9万枚 >>ジェットコースターがグルグルと回るPVを思い出す「だってそうじゃない!?」LINDBERGにしては、珍しい英語フレーズが飛び交うサビ。久々に青春っぽさを感じさせるサウンドと歌詞で「これがLINDBERGだよ!」ってファンが思う曲調だった。売上も好調で2週連続1位をマークした。個人的には大好きだったりする。大キライ!/二人きりで行こうよ(1993/11/12) 最高17位 10.4万枚夢であえたら(1993/12/01) 最高8位 11.1万枚>>シングルの連発は昔からのLINDBERGの特徴だが、この頃になると、連発が食傷気味になってきた。軽快なポップが、こうも続いてくると、だんだんマンネリを感じざるをえない。あまり印象に残らず。アルバム「EXTRA FLIGHT2」も、本当にEXTRAな存在だった。GAMBAらなくちゃね(1994/03/16) 最高1位 30.3万枚清く正しく行こう(1994/05/18) 最高8位 14.4万枚>>「GAMBAらなくちゃね」は「胸さわぎの~」に続く進研ゼミのイメージソング。これが、LINDBERG最後の1位獲得曲(1位獲得曲は全部で4枚)。小柳Cherry作曲なのだが、なぜだか彼の作曲シングルで、大ヒットはない。応援ソングとしてのデキはスバラシイのだが、売上に恵まれず。渡瀬のショートカットの髪形がよくなかったのか・・・・?「清く正しく行こう」は歌詞の畳み掛ける勢いが天才的。この曲も応援ソング。渡瀬は恋愛ソングより、こういう応援ソングのほうが向いていると思うのだが・・・・。ここから、LINDBERGは低迷期に入る・・・・・・・・・・・。さよならをあげる(1995/03/16) 最高12位 13.4万枚水着とBeachとBoys(1995/05/02) 最高12位 9.3万枚>>シングルカットじゃないのに、売上が伸びず、ベスト10に入れなくなってしまったLINDBERG。「さよならをあげる」は、当時、世間の注目だったH Jungle with T「Wow War Tonight」の首位獲得の対抗馬として見られていたが、終わってみれば、対抗にすらなっていなかった・・・・。卒業シーズンにふさわしい切ない歌なのだが。「水着とBeachとBoys」は・・・・・何だったんだろう・・・・wwwアルバム曲ならよかったんじゃないかなぁ・・・。TUBEのような、夏イメージの歌。もちろんTUBEと違い、女の子っぽさがあるのだが。恋に憧れて、夏に期待してるけど、うまくいかなくて、来年こそは・・・・と思う歌。ミリオン全盛の時代に、10万枚を切るセールス。もうダメか・・・・と思われたLINDBERGだったが、次作で、再び息を吹き返すのだった・・・・・・・・・・・。もっと愛しあいましょ(1995/11/01) 最高5位 35.2万枚君のいちばんに・・・(1996/05/01) 最高6位 37.0万枚every little thing every precious thing(1996/07/01) 最高5位 31.1万枚Green eyed Monster(1996/08/19) 最高5位 17.5万枚>>第2期は、『低迷』というカタチで終わりを告げた。しかし、「もっと愛しあいましょ」で、突然巻き返すのだった。LINDBERGのシングルでは見られなかったコミカルな歌だった。イチローは出てくるは、いい意味で軽いノリの歌詞とサウンド。「Mステ」のライブでは、渡瀬は伊達メガネで、バックにはぬいぐるみまで出てきていた。これらが、好評を博し、久々の30万枚突破となった。「君のいちばんに・・・」、「every little thing every precious thing」と名曲が並ぶ。前者はどちらかというと、UKぽくてカッコイイ。間奏の「君のいちばんに、本当はなりたかった・・・」は最高のデキ。後者は壮大なストリングスを効かせたバラード。これを聴いてから陸上のレースに出たのを覚えている。これらをすべて含んだアルバム「9」は最後の傑作だった。「かなしそうな顔」は泣いてしまいそうなくらいの名曲だった!!今までと違う路線で、新たなファンを得たLINDBERG。しかし、これは、最後の輝きでもあった。その後、LINDBERGは、二度とベスト10に帰ってくることは無く2002年に解散するのだった・・・・・。解散してから数年後、オレがバイトしていたファミレスに、渡瀬マキ・平川達也夫妻が、子どもを連れてお客さんで来てくれたことがある。正直、すごく感動した・・・・。サインもらってみたかったなぁ・・・・・。恐れ多くて話しかけられませんでした(--;Favirite Artistsのページ
2006.01.06
90年代のバンドブームの中で、毅然と輝きJ-POP史にその名を残したバンドがLINDBERGです。ROUTE 246(1989/04/25) チャートインせず今すぐKiss Me (1990/02/07) 最高1位 61.0万枚 JUMP (1990/03/28) 最高9位 13.9万枚 >>元アイドルの渡瀬マキとバックバンドだった平川達也、そして音楽仲間の川添智久、小柳昌法により形成されるのがLINDBERG。2枚目の「今すぐKiss Me」で大ブレイクを果たし一躍トップシーンに躍り出た・・・・・わけだが「今すぐKissMe」は渡瀬マキの作詞ではない。(作曲は平川)LINDBERGの楽曲の多くは、渡瀬マキが作詞を担当しているが初期の頃は、朝野深雪なる作詞家が起用されていた。また、デビューシングル「ROUTE246」は重厚なロックサウンドだが作曲はなんと森重樹一。当時の人気バンド・ZIGGYのメンバーであった。また、3rdシングル「JUMP」では、西脇淳子なる人物が、作詞を担当しているのだがこれは、のちに歌手デビューする西脇唯の改名する前の名前であった。西脇唯にとっては、これが音楽業界に始めて関わる仕事であった。このように、初期LINDBERGは外部の力が加わっていた。ブレイク曲も他者の作詞であるわけであるが、もし、バンド本体に力がなければ、すぐに消えてしまうわけで、10年以上、音楽シーンに存在し続けられたのは、やはりバンド自体に力もあったからだということを忘れないでいたい。Dream On 抱きしめて(1990/09/26) 最高2位 22.0万枚 ROUGH DIAMOND (1991/10/24) 最高2位 18.6万枚 OH!ANGEL (1991/11/21) 最高4位 17.3万枚 GLORY DAYS (1991/03/27) 最高4位 14.6万枚 >>「今すぐKissMe」で大ブレイクを果たしたLINDBERG4th「Dream on抱きしめて」から3ヶ月連続リリースを行ったり精力的な活動をしていた。5th「ROUGH DIAMOND」で、渡瀬が作詞のクレジットに初登場。「放課後バンド」と揶揄されたように、全体を通して、青春サウンドとでもいうか「あきらめないよ 走り続けたい」「教室のすみに 置き去りにしてきた未来」「ROUGH DIAMOND 眠ってるけど 君の力でどんな色にも輝く」・・・というように、少年少女が感じる葛藤のようなものを映した歌詞が特徴的。サウンドもLINDBERG史の中では、ロック色が濃い時代で、アメリカンロック色が強く出ている。この歌詞とサウンドに共感した十代を中心とした固定ファン層が形成されていき、LINDBERGとして生きていく方向性が確立された。が、しかし・・・・・・・?BELIEVE IN LOVE(1991/07/03) 最高2位 40.0万枚 >>「夢で逢えたら」のOPだったのが懐かしい一曲。初期LINDBERGの区切りに位置する曲である。カップリングの「HAPPY BIRTHDAY」もファンの中では評価が高い。確立されたLINDBERGサウンドであることは間違いない。もはや死語といえる「トレンディドラマ」にでも使えそうな一曲で、「今すぐ~」と傾向が近い。作詞にも若干の変化が見られ、溢れる感情を乗せたような歌詞から、Milk Teaなど小道具が出てきて、「何度夢にやぶれたら女の子はほんとうに強くなるの?」という風に、どこか恋愛テイストが入ってきている。学生っぽさから、OLっぽくなってきた印象がある。I MISS YOU(1991/10/18) 最高2位 23.4万枚 恋をしようよYeah! Yeah!(1992/04/22) 最高1位 39.6万枚 >>中学や高校の時代の甘酸っぱい恋を思い出させる「I MISS YOU」。大人になってから聴くと、本当に甘酸っぱい・・・・。好きな人と過ごした時間を季節ごとに描いており、始業式、冬休み、卒業などのキーワードが、記憶を過去へ誘う屈指の名曲。「恋をしようよ~」もLINDBERG全盛の王道サウンド。川添らしい、ポップとロックの融合の弾むような楽曲に乗せてドキドキ感が伝わるような渡瀬の歌詞が絶妙。バンド全体が安定していて、楽しくて仕方ない時代だったのではないかと思わせる。この2枚でもわかるように・・・・渡瀬の歌詞は、相変わらず青春っぽさを感じさせるが、『葛藤』などではなく、『恋愛』を中心としたベクトルに変化している。それは、渡瀬自身が、少女から、大人への女性と成長してるからだとは思うが・・・。さよならBeautiful Days(1991/11/06) 最高9位 9.6万枚 Magical Dreamer(1992/11/13) 最高17位 5.6万枚 >>Cherryこと小柳が作曲のクレジットにシングルでは初登場の「さよならBeautiful Days」ヤダモンの主題歌だった「Magical Dreamer」2週連続リリースという90年代後期のラルクかglobeみたいなことを既にやらかしていた。(さらに11/21にはベスト盤リリースと3週連続リリースだった!!)「Magical~」はベースがカッコよくて、軽快なロックサウンドで、個人的に評価が高い名曲なのだがシングルカットなので、あまり売上には恵まれず。Favirite Artistsのページ
2006.01.05
もはや伝説になってしまったXのシングルレビュー。もう再結成はありえないと思われるXのリリースしたシングルCDの批評です。紅 (1989/09/01) 最高5位 31.2万枚 >>この日本の音楽シーンにビジュアル系という言葉を生んだのは他でもないXである。彼らより先にもメイクをしたバンドはいくつか存在し、成功を収めていたが、『ビジュアル系』という言葉まで生み出したのはXだけである。(ちなみに由来は「Psychedelic Violence Crime of Visual Shock」というhideが生み出したXのロゴフレーズからと言われている)「元気が出るテレビ」などで、YOSHIKI、TOSHI、hideらが出ているなどで徐々にお茶の間にその名を広めていたX。(YOSHIKIが火を噴いたり・・・、hideがギター振り回したり・・・、TOSHIがどこかの飯屋の客に「食えぇぇぇ!!」って食べさせたり)おかしなキャラとビジュアルとは裏腹に、音楽性は本物と認められていた彼らは、レコード会社の争奪戦の末にデビュー。メジャーアルバム「BLUE BLOOD」のシングルカットがこの「紅」なのである。クラシックのような始まりから一転ハードロックになる「紅」ライブではTOSHIの「紅だー!!!」で始まるXには欠かせない1曲である。それまでの誰よりも圧倒的なトゲトゲするような鋭い光を放って現れたX・・・・。彼らはメジャーでたった3枚のアルバムしか残さないにも関わらず伝説となるのである・・・・。ENDLESS RAIN (1989/12/01) 最高3位 36.4万枚 >>シングルカット第2弾。シングルカットで売上枚数が連続30万枚超えなんて、TK全盛期でもできなかったことをXはやってのけた。YOSHIKIの奏でる美しい旋律と、TOSHIの高音を効かした歌声で作られた名バラードである。間奏のギターが、これがまたイイ味をだしていてカッコイイ。バンドで演奏されるバラードとして、珠玉の出来である。ハードロックだけでなく、美しいバラードまで創り出す、Xの幅広さが伺える。カップリングには、ライブの定番曲「X」が収められている・・・。「さーけんでーる!!!」「Xっっっ!!!」WEEK END (1990/04/21) 最高2位 29.8万枚 >>「Blue Blood」からのシングルカット第3弾。「手首を流れる血を」なんて恐ろしい状況の歌詞なのにその世界がなんだか美しいものに思えてしまう、そんな世界を作り出すのがYOSHIKIだった。アルバム版とは違う箇所が数箇所あり、ギターソロも違えば、ピアノの使い方も異なっている。Silent Jealousy (1991/09/11) 最高3位 28.4万枚 Standing Sex / JOKER (1991/10/25) 最高4位 26.1万枚Say Anything (1991/12/01) 最高3位 53.7万枚>>91年秋のXはリリースラッシュ。まずは2ndAlbum「Jealousy」からのシングルカット。「SilentJealousy」はピアノのイントロからメロディアスなギターに変わるカッコイイ曲。メタル路線が入ってきているのが2ndAlbum「Jealousy」の特徴。この時代のメタルがどういう風に捕らえられていたのか、筆者は小学生でわからなかったがTMNもメタルっぽさを取り入れたりしていたし、「ヘビメタ」って言葉は確かに存在していたのだから、それなりに認知された音楽性だったのかもしれない。Xのシングルとしては、筆者がいちばん好きな曲。カッコよさは文句なし。ソロのピアノ、ドラム、ギターの競演がたまらなくカッコイイ!!!!何年、何度聴いてもカッコイイと思うカッコよさだ。ただし演奏上の問題で、ライブではほとんど披露されずLast Liveでも披露されていない。「Standing Sex / JOKER」はシングルカットではないが、Album収録候補だった曲。レコーディングが遅れに遅れたので、収録されなかった。ドライブ感あふれる曲。YOSHIKIがヌードになったジャケットも有名。作詞が五十嵐美由姫となっているが、これはYOSHIKIのペンネーム。「Say Anything」はAlbum「Jealousy」からのシングルカット。X屈指の名バラード。TOSHIの美しい声が収録されているが、レコーディングには恐ろしいほどの時間を要し、TOSHIは喉を痛めて入院するほどであった。にもかかわらず、この曲をお蔵入りにしようとしていたYOSHIKIは恐ろしい・・・・・・。ちなみにこの曲は「ララバイ刑事 ’91」のEDなわけだがTMNの「WILD HEAVEN」も同じタイアップで、後のV2となる2人が主題歌を作曲している番組なのである。・・・・この年発売のアルバム「Jealousy」はLAで長期レコーディングとなった。途中でYOSHIKIが倒れてしまったり、高速ドラムの叩きすぎで、頚椎を痛めてしまった。そして、メンバーTAIJIとは徐々に溝が深まってしまっていた。そして翌年の1月末には、TAIJIが脱退ということになる。長期レコーディングによる費用のかさみ・・・、スケジュールが遅れる一方・・・YOSHIKIの世界進出との方向性の違い・・・有名なYOSHIKIのわがままと暴走っぷり・・・これらが積み重なり、遂にXはソニーから契約を解除されてしまう・・・・。Tears (1993/11/10) 最高2位 82.6万枚 Rusty nail (1994/07/10) 最高1位 75.1万枚>>紆余曲折を経て、Xは世界進出。アメリカのタイム・ワーナー(当時)と契約した。ニューヨークのロックフェラーセンターで記者会見を開いた。そして、新たなベーシストHEATHの加入・・・。名義が「X JAPAN」となり、シングルとしては約2年ぶりにリリース。それが「Tears」だ。その間も約30分の大作「ART OF LIFE」がレコーディングされるなど、Xは進行していたがレコーディングは難航し、デモ版だけは1990年にできているものの、発売は1993年夏にズレこむなど移籍後も苦労は絶えず、徐々にYOSHIKIとメンバーの関係も歪みだしていた・・・・。紅白の為に作られた「Tears」、ドラマ主題歌となった「Rusty Nail」この2曲がXの最高売上を誇る2枚である。が、売上としては最高でもXは迷走していた。「Tears」は自殺した父への思いを綴ったバラード。作詞の白鳥瞳はYOSHIKIのペンネーム。対し、「Rusty Nail」はノリのいいミッドテンポのナンバー。超高速プレイは見られないがYOSHIKIらしさも垣間見える。小室哲哉との競演でヒントを得たのか、Xシングル初の「シンセサイザー」の音も入っている。そして新しいアルバム・・・・といきたいところだがレコーディング難航で、発売されず。テレビ出演などでは「来年はアルバムを出します」とか何度、公言されたかわからない。Longing ~跡切れたmelody~ (1995/08/01) 最高1位 47.6万枚 Longing ~切望の夜~ (1994/12/11) 最高5位 17.1万枚>>「Longing」の音源はライブでデモテープで既に配られていた。また発売される前年に「HEY×3」にXが出演した際も、この歌が披露されていた。歌自体は存在すれど、音源化が遅れるのがXである。オーケストラとツインギターの共演というXならではのワザをやってのけた。「~切望の夜~」はニューバージョン。DAHLIA (1996/02/26) 最高1位 41.2万枚 >>一向にレコーディングの進まないX。ワーナー移籍後、4年経ってもアルバムは発売されなかった。そんな中、アルバム「DAHLIA」が発売されてもいないのにLIVE TOUR「DAHLIA」が始まる(が、18公演中7公演は中止。延期、振替もなし。)ワーナーとの関係も悪化してきたため、レコーディング費用も足りなくなってきた。やむおえなくなったYOSHIKIはアルバム用にレコーディングが終わった曲を、片っ端から切り売りしていくしかなくなった。その売上でレコーディングするしかなかったという、Xの迷走ぶりが伺える・・・・。既に前年からテレビでも披露されていた「DAHLIA」はチャートで1位に輝くもミリオンセラー全盛のこの時代に41万枚と、やや低調に終わった。久々のハードな楽曲で、その中にもボーカルエフェクトなど新しい手法を試したりと意欲的な作品だった。個人的には大好きなのだが。まさかYOSHIKI作詞作曲のハードな音源が、これが最後になるなんてこのとき、一体、誰が思っていただろう・・・・・。時代の変わりを告げるように、LUNA SEAやGLAYが台頭してくる・・・・。Forever Love (1996/07/08) 最高1位 50.9万枚 CRUCIFY MY LOVE (1996/08/26) 最高2位 29.2万枚 SCARS (1996/11/18) 最高15位 10.0万枚 >>キレイなストリングス。YOSHIKI王道のバラード。小泉首相のお気に入りゆえ、自民党のCMに使われたりなぜか韓流映画「僕の彼女を紹介します」の主題歌になったり元はアニメ映画「X」の主題歌だったそれが、「Forever Love」。テレビでXを紹介されるときは、この歌を代表曲のように流されることが多いがXの代表曲なのかは果たして謎。YOSHIKIの生み出すバラードは美しいけれど、バンドの存在感が皆無になってきた。2ndAlbumから、なんと5年半ぶりのアルバム『DAHLIA』が1996年秋にリリース。しかし、5年半の間のシングル6曲 + インスト1曲 +アルバム新曲3曲というオリジナルなんだか、ベストなんだかわからないアルバムになってしまった。そして、どんどんズレていくメンバーたち。1997年4月にはVocal:TOSHIが脱退し、その秋には、遂に解散に至ってしまう。あっという間に頂点に上り詰めたバンドがいとも簡単に崩壊し、散っていったのである。それでもXをあきらめないYOSHIKIは「2000年・X再始動プロジェクト」を思い描いていた。しかし、その最後の夢も、たった半年後の1998年5月1日のhideの死をもって、永遠に叶わないものとなってしまった。hideの葬式の際に歌われた「Forever Love」が現在のところ、最後のYOSHIKIとTOSHIの共演になっている。メジャー音源は50曲足らずというのに、伝説になってしまったX。GLAY、LUNA SEAなどをはじめ、後世の日本の音楽業界に与えた功績は計り知れないがその終焉は、あまりに無残なものだった・・・・。
2005.12.21
もらったバトンです。好きな曲バトン・・・・。五十音すべてはつらい・・・・・。【説明】 好きな曲のタイトルをあ行~わ行まで答えていくバトンです。 『か』⇒『が』・『は』⇒『ば』or『ぱ』もOKです。 あ: あの紙ヒコーキくもり空わって / 19い: いつかのメリークリスマス / B'zう: ultra soul / B'zえ: End roll / 浜崎あゆみお: 終わりなき旅 / Mr.childrenか: Come again / m-froき: 君という花 / ASIAN KUNG-FU GENERATIONく: 紅 / X け: Get Wild / TM NETWORKこ: 今夜月の見える丘にさ: さくら / ケツメイシし: 初花凛々 / SINGER SONGERす: STAY GOLD / HI-STANDARDせ: 線香花火 / ガガガSPそ: そばかす / JUDY AND MARYた: DIVE TO BLUE / L'arc~en~cielち: CHANCE! / UVER worlDつ: 冷たい頬 / スピッツて: 天体観測 / BUMP OF CHIKENと: トモダチ / ケツメイシな: Nights of the Knife / TMNに: 虹 / ELLEGARDENぬ: ヌイてる? / SURFACEね: ネオメロドラマティック / ポルノグラフィティの: no heroes / HI-STANDARDは: 初恋 / aikoひ: 陽はまたのぼりくりかえす / DragonAshふ: fragile / Every Little Thingへ: 平和島 / B-DASHほ: BOY MEETS GIRL / trfま: marry me / ELLEGARDENみ: ミュージックファイター / JUDY AND MARYむ: 胸さわぎのAfterSchool / LINDBERGめ: May / B'zも: もう一度キスしたかった / B'zや: 山嵐 / 山嵐ゆ: 夢 / THE BLUE HEARTSよ: 夜空のムコウ / SMAPら: ラッキープール / JUDY AND MARYり: 林檎の歌 / 東京事変る: ループ&ループ / ASIAN KUNG-FU GENERATIONれ: Resistance / TM Networkろ: ROCKET DIVE / hide with Spread Beavorわ: WILD HEAVEN / TMNけっこう偏ってるし、時代が90年代っぽくなってますね・・・・(--;お暇な人、やってみてくださいm(_ _)m
2005.12.20
久々のCD批評です。今回はglobe。初期の3枚のアルバムに入っているシングルを振り返っていきます。Feel Like dance (1995/08/9) 最高3位 95.1万枚 Joy to the love(globe) (1995/09/27) 最高1位 81.5万枚 SWEET PAIN (1995/11/01) 最高2位 90.0万枚 >>90年代半ば、日本の音楽シーンを席巻していた小室哲哉。その小室哲哉率いるグループとして現れたのがglobeだった。Vocal:KEICO , Rap:Marcというメンバーと共に1995年8月9日にデビュー。(8・9→破竹の勢いで、って意味もあったとか)オーディションでKEICOがステージから落っこちたりしたというのは有名な逸話。当初はKEICOの声がtrfのYUKI(Uの上に伸ばす棒つけたいけどやりかた不明)に似てるという話で、『globeのVocalはYUKIでtrfからの引き抜きだ!』という根も葉もない噂が当時あった。よく聴けばYUKIとKEICOは声が全然違うのだが、こんな噂になったのは、globeのシングルジャケットにメンバーが登場していないからだった。ここにあげた3枚のシングルに、彼らは全く映っていない。とかいって、彼らの正体が不明ってわけではなく、Joy to the loveが起用された車のCMに出ていたし「HEY×3」にも出てたので、シークレット性はなかった。(ユニット名候補がORANGEだったこととかいろいろ暴露していた)日本の2unlimitedを目指していたというだけあって、2unlimitedは十分あった。「女の子ボーカルとラップの組み合わせが面白い」と小室哲哉は目論んだのだが小室哲哉はラップを操ることができず、ラッパー:MARCの誕生になる。それは、すでに1994年の頃から実験的に行われていたそうだ。(H Jungleもそのひとつなわけです)「3人組ユニットはいつの時代にも存在できる」というTM時代からのコンセプトもあった。「Feel Like Dance」ではglobeシングル唯一の小室ソロパートがある。90年代半ばのテクノポップで、globeの路線というより、TKの路線といった印象。「dAnce」でなく「Dance」なあたりはtrfと一線を画してるといえる・・・?「Joy to the love」は一転、ボサノバ+ジャングルの組み合わせ。ウツが歌っても面白いと言われた(筆者も思った)。浜崎あゆみの「appears」と音も歌詞も似てるが、そんな突っ込みは野暮である。「SWEET PAIN」はTMの「1974」みたいなイメージのイントロ。どこか宇宙的。「1974」の頃にMARCがいたら面白かったのかな。シンセ全開のTK王道っぽさだが、古くからのTKファンには新鮮さがないと思えたかも。意外にこの3枚はミリオンセラーを記録しなかった。・・・・といっても十分すぎるヒットであり、ルーキー扱いのユニットではなかった。DEPARTURES (1996/01/1) 最高1位 228.8万枚 >>globe史上最大のヒット曲。唯一の200万枚突破シングルである。(ていうか200万枚を2度以上出したのはミスチルとチャゲアスだけなのだが)2unlimited路線が消えてしまった。どちらかというと「歌謡曲」っぽさをミックスした日本人ぽさのある仕上がりでそれがWinterSongとして爆発的にウケたわけである。・哀愁と冬の寂しさを感じさせるサビまでの流れ、・サビで一気に高音で盛り上げる展開。TKの王道であり、この時代、この時期に、この曲が売れないはずはなかった。シンセの音がなければ、演歌になりかねないメロディー・・・それが、大ヒットとなり現在までカラオケで歌われてきているのだった。どこか日本人の、日本の冬を知る人に訴えるものが秘められているんだろう。シングルと違い、アルバムバージョンはいきなりサビから始まらない。FREEDOM (1996/03/27) 最高3位 48.4万枚 >>バカ売れとなるアルバム「globe」のリリース直前のリリース。MARCのパートが多めで、ディストーションギターが使われてたり(この頃、TKはDGが好きだった)「DEPARTURES」とは相反する存在ながら、これもglobeという存在である。歌詞が珍しく、日常や季節などではなく、世相を舞台にしているのもチェックどころ?「世界が回るのを拒んでいたって」「争いに勝つこと 土地を仕切ること 色で分けること 血を選ぶこと」「交差する喜びとか悲しみとか」あまりTKプロデュースで見られない歌詞である。その歌詞舞台に共感しにくいのか女子高生のカラオケウケとして、それほど評価が高くなかったのが筆者の高校時代の印象。Is this love (1996/08/28) 最高1位 53.7万枚 >>1stアルバムで400万枚を売り、その地位を不動のものにしたglobeの6枚目。夏の終わりをムーディーに演出しうるミディアムナンバー。あまりにムーディーすぎて女子高生中心のカラオケ世代にはヒットせず。1位は獲得したが、ミリオンの半分の50万台に留まる(それでもTMN最大のヒット曲「LOVE TRAIN」(53.3万枚)より上なのだが・・・・orz)ちょこっとアレンジを加えて、よりムーディーにしちゃえばクラブやバーに似合うものになりそうだが。Can't Stop Fallin'in love (1996/10/30) 最高1位 131.5万枚 >>「DEPARTURES」と同じJRのタイアップだけあってなんだか「DEPARTURES」を踏襲したような歌といわれがちな歌である・・・・。これはこれで、筆者は好きである。当時の彼女と歌うためにラップ覚えたなぁ・・・・ってどうでもいい話ですがwww歌詞の世界が、なんだか不倫してるような世界でOLなど20代以上の女性に共感された・・・・らしいが当時20代の女性の知り合いなどいないわけで。歌詞の意味など、大して気にもせずカラオケで歌いまくる女子高生がいっぱいいたのを覚えている。KEICOの歌い方が「こーいーが はじまぁってぇ~~」のように演歌っぽくなってきた。そういえば浜崎あゆみも、そういう風になってきた。これは偶然なんだろうか?FACE (1997/01/05) 最高1位 132.3万枚 >>globeのドラマ主題歌(ドラマとはあまりマッチしてない)ていうだけで初登場1位と言えた曲。ピアノのインストで始まり、アコギの音が入っているようにこの頃のTKは、急にデジタルから生音に変わっていった。時代的にもアラニス・モリセットなどがヒットしていたっていうのがあるのかも。その辺を取り入れたっていうのはTKらしいというか。新しさを取り入れたことを象徴するようにKEICOの髪が金髪になった!!「鏡に映ったあなたと二人 情けないようでたくましくもある 顔と顔をよせあい 慰めあったら それぞれ玄関のドアを一人で開けよう」とわかるようなわからない歌詞があったり「青春が消えていく」「情熱はいつまで続くの」など懐古的な歌詞もあったりこの頃のTKの深層心理を読み取るのは難しい・・・・。その歌詞の持つ深さとかは考えられず、カラオケで歌われていくさまをTKはどんな思いで見ていたんだろう・・・・。意外にもglobe唯一の2作連続ミリオンを成している。個人的にサビまでの生音とKEICOの歌い方の流れは秀逸だと思う。FACES PLACES (1997/03/05) 最高3位 40.3万枚Anytime smokin' cigarette (1997/04/09) 最高6位 15.2万枚 >>2ndアルバム「FACES PLACES」からのシングルカット(「FACES~」はアルバム発売一週間前のリリース)。「FACES PLACES」はプログレっぽさが現れており、近未来のTKミュージックの方向性を暗示している。生音も多い。TMN時代からのTKファンなら、何を意味するか考えてしまう「Since 1984」(TM活動開始の年)、「Since 1994」(TM活動終了の年)という歌詞がある・・・・。TKの進みたかった道の終着点(PLACE)が見えたのだ、というFanksの説もある。「Anytime~」はますますTKの趣味が現れている。日常の中の感情を描いた歌詞を重い感じでKEICOとMARCが歌うがこれは、どう聴いてもシングル向きじゃあない。アルバム曲として聴く分にはイイ出来だが、シングルとしては無理があった。Wanderin' Destiny (1997/10/15) 最高2位 87.6万枚Love Again (1998/03/31) 最高9位 19.5万枚 >>当時にしては長いglobe半年振りのシングル「Wanderin' Destiny」。歌詞世界がやけに暗いが、これはTKがドラマ「青い鳥」の脚本を見て書いたらしいので歌詞世界が暗いのはやむおえない。暗い歌詞になると、急に演歌っぽさや歌謡曲っぽさが入るのがTKの歌詞である。音は生音から再び離れだした。暗い世界をキレイに仕上げてるが、キャッチーさが足りなかったのかドラマ主題歌というタイアップでも、ミリオンならず。3rdアルバムと同時発売の「Love Again」。印象的なシンセのリフで始まる名曲。トランスを先取りしたような仕上がりで、カッコイイ仕上がり。過去の恋を思い返すちょっと切ない歌詞ではあるけれど、KEICOは笑顔を浮かべていたり。この歌は個人的にglobeの中ではかなり好きだったり。一人暮らしを始めたばかりのあの頃、この歌を聴いて、なんだか切ない気持ちになってたり。
2005.12.14
最近、楽天にあまり現れていませんでした・・・・。会社で私用ネットがかなり制限されているせいもありまして。(約2名の女史が全く更新されないのはそのせいだったり)mixiは携帯で書きやすいんですが楽天はちょっと書きにくいわけですよ。ましてやCD批評はHTMLタグ使うのでちょっと時間かかるわけです・・・・。「青春アミーゴ」が歌えるようになってきたこのごろですが仕事が忙しすぎで笑えてきます。このまま年末までつっぱしていくんだろうなって感じです。暇はいつ手に入るのか・・・・。
2005.12.06
安室奈美恵のシングルレビュー第2回です。「Chase the Chance」以降を見ていきます・・・・。Don't wanna cry (1996/03/13) 最高1位 139.0万枚 You're my sunshine (1996/06/05) 最高1位 109.9万枚 SWEET 19 BLUES/joy (1996/08/21) 最高2位 45.3万枚 >>前年の大ブレイクで、一躍、「アムラー」現象を巻き起こすほどの大ヒットアーティストになった。そんな安室の勢いは決して止まることはなく、女子中高生たちを中心に、時代の先頭をひた走るアーティストになった。「アクターズ」の名前も完全に全国区になり、SPEED、MAX、DA PUMP、知念里奈・・・・と沖縄出身アーティストが次々と本土に乗り込んできた・・・・。そんな安室の勢いは1996年も止まることなく、「Don't wanna cry」、「You're my sunshine」と立て続けにミリオンセラーを達成する。「Chase the Chance」から3作連続ミリオンセラーとなったわけである。女性ソロアーティストの3作連続ミリオンは、史上初・・・だったような?90年代で2作以上のミリオンセラー達成の女性ソロは・・・(1作のみミリオンは含まない)50音順(00年代の達成は含まない)宇多田ヒカル:2作連続(M達成曲:「Automatic」、「Movin'~」、「First Love」)大黒摩季 :連続ミリオンなし(M達成曲:「ら・ら・ら」、「あなただけ見つめてる」)華原朋美 :2作連続(M達成曲:「I BELIEVE」、「I'm Proud」、「Hate tell a lie」)ZARD :連続ミリオンなし(M達成曲:「負けないで」、「揺れる思い」、「マイフレンド」)(↑そもそもソロじゃないか)中島みゆき:連続ミリオンなし(M達成曲:「空と君のあいだに」、「旅人のうた」)浜崎あゆみ:2作連続(M達成曲:「A」、「Boys&Girls」)まこれらの例を見ても女性ソロで3作連続はいかにすごいかわかりますよね・・・。(ほかにも90年代で2作以上の女性ソロがいたり、上記のアーティストで他ミリオンがあったら教えてくださいm(_ _)m)「Don't wanna cry」は黒人ミュージシャンが出てきたりして、サウンドも変化。ユーロ系のみではなくなったのだ。ジャネット・ジャクソンを彷彿とさせるR&B調の曲。小室哲哉が「これからはR&B」だよ、と言っていたのを思い出す。(その読みは適切だったが、小室がR&Bブームを作ったとは言い難い・・・)この頃から、TV出演は完全にMAXと別になってしまった。(「Chase the Chance」リリース後も、しばらくTV出演時は共演していた)ゆったりしたモードから、突如速くなる「You're my sunshine」も安室のカラーにピッタリでこの頃は小室&安室の息がピッタリだった。(余談:Mステ出演時に歌詞を1番と2番を間違って「???」って顔しながら歌ったことがアリ。 ただそれでもダンスはきっちり続けるというあたりはスゴイ)そんな絶頂期にリリースされたのがアルバム「SWEET 19 BLUES」である。当時を知ってる人はわかるだろうが4種類のジャケットで発売してしまったのだ!!当然、「超」がつくようなファンは4枚とも購入。中身はすべて同じ音源なわけだが。コギャル真っ盛りの時代の等身大の19歳をうまく切り取ったような「SWEET 19 BLUES」は名曲だと思う。だけど本当は私も寂しがりやでa walk in the park (1996/11/27) 最高1位 106.7万枚 >>純粋な新曲が6月から空いていたので、インターバルを埋めておくかのようにリリース。当時のTLCを意識したお団子3つをつけた頭とパンダみたいな目の周りのメイクが印象的でした。これは安室だから似合うのであって、そこらの女子高生がやっても似合うはずはなくこの髪形&メイクはそれほどのブームは生み出さなかった・・・。曲としては小室王道スタンダード。「安室じゃなきゃ!」って理由もなくあの頃の大量生産型のひとつである。CAN YOU CELEBRATE? (1997/02/19) 最高1位 229.6万枚 >>安室最大のヒットとなったのがこの曲。ドラマ主題歌効果もあって、発売からわずか2週でミリオンセラーを記録し、年間1位まで獲得してしまった。ドラマ「バージンロード」のOPには、安室が登場したりするなど話題性もあった。この年の終わりの結婚時にランキングも再上昇するなど、ロングヒットを記録しダブルミリオンも達成。女性ソロのダブルミリオンは快挙だった。また、この曲で、紅白のトリをつとめるという偉業も成し遂げた。20歳そこそこの女性が紅白のトリをつとめたなんてことは今後もそうそうないことであろう(浜崎でさえなかったのだから)。曲的には小室が当時狙っていたR&BやTLCのようなブラック路線ではなく90年代POPの壮大版といった感じ。PVの演出効果も大きい。「遠かった~」というキャッチーなサビもウケがよくカラオケでは女子中高生がしょっちゅうシメの方で歌う曲になった。この曲は安室にしか歌えない小室サウンドである。KEICOにもtrfにもhitomiにも鈴木あみにも・・・・誰が歌っても、何かが違う曲となってしまうだろう。How to be a Girl (1997/05/21) 最高1位 77.2万枚 Dreaming I was dreaming (1997/11/27) 最高1位 55.9万枚 >>小室センセの実験作的なのが「How to be a Girl」。洋楽テイストの漂うダンスチューンだが、日本ウケするかといえばちょっと難しく、ミリオンはならず。歌いやすいキャッチーさがないと売れにくいのが90年代後期の音楽市場なわけである。PVで電車の中を歩きながら、服を脱いでいく安室がなんかカッコよかったのは記憶あり。コレがミリオンクラスだったら、小室の方向性も少し変わったのかも。「Dreaming I was dreaming」は妊娠発覚頃のリリース。どっちかっていうと「Can you cerebrate?」のランキング再上昇の煽りを喰らった感じ。曲自体は安室にピッタリで、髪を切った安室がとても大人びた感じで、よかった。TLCやR&Bではなく、安室らしい仕上がり。埋もれ気味なのが、ちょっともったいない。・・・・・ここで安室はSAMと結婚し、産休に入ることになる。ここまで女子中高生の「憧れ」として、カリスマとして君臨してきた安室だったがひとまず休止となったわけだ。「Can you~」の年間1位などで、安室の地位はこの時点で磐石に思われていた。しかし、アルバムセールスが前作より、低下し(前作が売れすぎただけ、って考えもあるが)trfが壊滅的までに売上を落としていき華原朋美、hitomiらの売上も落ち始め、小室ファミリーがなんとなく低迷しはじめていた。(そのカンフル剤になったのは鈴木あみだったりする)安室が産休に入らずとも、売上低下は免れなかったのかもしれない。結果だけを言うとかつての松田聖子しかり、結婚・産休明けの女性アーティストは売れなくなるというジンクスをさしもの安室も破れなかった・・・。安室の場合は、新たなるカリスマが現れたからである・・・・。偶然なのか、浜崎あゆみがCDデビューするのは安室不在の翌年、1998年のことである・・・・・。Favirite Artistsのページ
2005.11.15
最近、日記はmixi中心で、こっちは音楽批評ネタばっかになってます・・・(--;ま、いいか。で、日記には、もっとぶっちゃけネタとか書きたいのですが彼女までmixiをはじめ、いつか見つかるんじゃ・・・?と恐怖してるこの頃だったり。なんとなく始めたのに、日記のメインがあっちになってるなぁ・・・。紹介希望とかいたりしたら、紹介しますので・・・・。で、音楽批評(感想?)の方は最近のCDを聴いてないんで、最近のアーティストのレビューがイマイチできないんですよね・・・・。あとB'zみたいに量が多いと、書ききれないしさ・・・・。まー、マイペースにやってきます。ではでは。
2005.11.09
もう解散から5年も経っているLUNA SEAのシングルレビュー。中高時代はいっぱい聴きました。インディーズ盤も聴いたりしました。あれからいろんなビジュアルバンドが出てきてますが正攻法のビジュアルバンドでLUNA SEA以上に総売上、インパクトで勝るバンドは出てきていないように思います。BELIEVE (1993/02/24) 最高11位 13.3万枚 IN MY DREAM (WITH SHIVER) (1993/07/21) 最高9位 10.3万枚 >>インディーズ時代から絶大な人気を誇ったLUNA SEA、待望のメジャーデビュー・・・。インディーズにありがちな演奏の雑っぽさ(それがイイ場合も、もちろんある)がなく洗練された「美しさ」すら感じさせるバンドだった。インディーズ時は東京・町田で活動し、勢力を強めていく過程で、当時XのYOSHIKIやHIDEと出会いインディーズでアルバムをリリースすることになった。「BELIEVE」は、シングルバージョン以外にも、異なるアレンジが少々存在する。解散時にリリースされたベスト盤のアレンジは正直、河村隆一テイストが濃くてなじみにくい。シングル盤がいちばんLUNA SEAらしい曲。「IN MY DREAM」はLUNA SEAっぽくもあるが、ミディアムゆえ疾走感があまりない。しかし、音の精密さ加減は、ほかの「ビジュアル系」バンドと比べて群を抜いてレベルが高い。インディーズ時代の名曲で、ライブでも定番だった「PRECIOUS...」のカッコよさはほかに類を見ないかっこよさ。これがシングルでも全然問題ない。もっと一般的に認知されても良いハードロックの名曲だ。インディーズ時代、RYUICHIは女性メイクをしていて、レイラと名乗っていたとか真矢はローマ字表記だったとかいろいろあるが真実かは作者の知識では不明。かつてはバンド名が「LUNACY」で、のちに「LUNA SEA」と名乗ったのだけは間違いない。もはや有名な話ではあるが、LUNA SEAがインディーズで活躍してた頃、対バンとして活躍してたバンドにLuis-Maryというバンドがいて(「東のLUNA SEA、西のLuis-Mary」なんてビジュアル界では言われていたらしい)そのVOCAL・灰猫(ハイネ)こそが、後のT.M.Revolutionである西川貴教であった。(詳しくはそのうち、T.M.Revolutionで書きます)ROSIER (1994/07/21) 最高3位 37.2万枚 TRUE BLUE (1994/09/21) 最高1位 42.0万枚 >>タイアップ全盛の90年代前半においてなんのタイアップなしで、「ROSIER」が初登場3位を記録し、ロングヒット。そして、続けざまリリースされた「TRUE BLUE」も、ノンタイアップで初登場1位を記録。この2曲はLUNA SEAの代表的曲として上げられることが多くなった。この2曲がヒットした頃テレビなどの出演時、RYUICHIは黒テイストの服に、白のロングジャケットを身にまとっていることが多かった。メジャー初期のLUNA SEAの頂点といっても過言ではない燦然と存在感を示す名盤である。当時、中高生だった作者らはカラオケで熱唱していた・・・・。5人の織り成す「音」が、これ以上ないくらい絶妙なのである。この後に、「ビジュアル系」なんて呼ばれるバンドは掃いて捨てるほど現れたが(GLAY、ラルクのような方向転換型を別にすると)LUNA SEA並、またはそれ以上の成功をおさめたビジュアルバンドはどれくらいあると言えるだろうか?黒い世界から、けたたましく光が突き刺すようにあふれてくるような輝きをLUNA SEAは放っていたのである。MOTHER (1995/02/21) 最高5位 24.3万枚DESIRE (1995/11/13) 最高1位 58.8万枚END OF SORROW (1996/03/25) 最高1位 41.9万枚IN SILENCE (1996/07/15) 最高2位 28.5万枚>>「ROSIER」、「TRUE BLUE」を中心としたアルバム「MOTHER」。そこからのシングルカットが「MOTHER」。SUGIZOのバイオリンなどにより、壮大な世界を見せている。Xが音の試行錯誤や感性の変化などギクシャクしていたこの時代、LUNA SEAは「ビジュアル」の頂点に立ったのである。、「DESIRE」、「END OF SORROW」で立て続けに1位を獲得。迫力ある重厚サウンドが「DESIRE」であるのに対し、ややポップ加減も入ったシャープなサウンドが「END OF SORROW」。そして、これらを収録したアルバム「STYLE」からシングルカットの「IN SILENCE」。SUGIZOのギターの冴え渡りは特筆すべきものでアルバム「MOTHER」に比べて、研ぎ澄まされ前面に押し出されてきているイメージだ。バンドとしての成熟期に入った感が伝わってくる。更なる成長のためには、一度バラバラになって活動をすることそれをLUNA SEAは選択することになる。成熟してしまったものは、衰えるしかない。ならばバラバラにして、一人一人が活動し、成長することで再結集したときにLUNA SEAは、より大きなものになる。5人のままでいれば、一時的な安定売上期を手にすることは出来ても勢いは衰えていく=ファンが離れていくという「スパイラル」を解決するという意味ではバンドの休止&ソロ活動という選択は、間違っていない。しかし、一度、意図的であれ偶然であれ壊したものを組み立てなおすのは非常に困難でもあったのだ。ソロ活動や充電期間を経たバンドのほとんどは、再結集してもバランスが壊れてしまっていた。「元通り」を目指すことが、ズレた自分たちでは出来ないことに気付けず元より悪くなって、粉々=解散になってしまう運命がほとんどだ。ビジュアルの始祖ともいうべき、X(X JAPAN)でも再活動で100%、または100%以上にはなれなかった。(もちろんすばらしい曲は出来ていた。ただ集大成的アルバムは作れなかった)はたして、LUNA SEAは、再び輝きを放てるだろうか・・・・?STORM (1998/04/15) 最高1位 72.0万枚SHINE (1998/06/03) 最高1位 41.6万枚I for You (1998/07/01) 最高2位 48.1万枚>>ソロ活動は大成功だった。「河村隆一」をはじめ、誰もが自分の色で成功を収めた。しかし、RYUICHIと「河村隆一」は、まるで別人のように音楽性が異なっていた。本隊のLUNA SEA以上の売上を叩き出しドラマなどメディア進出で、一般的認知も一気に高まった。毒々しさは全くなく、爽やかさすらさらけ出してしまった「河村隆一」成功と引き換えに、失ったものもあったと思うのは私だけではないだろう。約1年半ぶりにリリースされた「STORM」はLUNA SEA史上最大の売上枚数を記録した。より洗練された音で、LUNA SEAの「進化」が感じられるがベクトルがズレてきていた。明らかすぎるくらいに、「河村隆一」が見え隠れするようになっているのだ。「ときめき」だとか「はずだね」だとかの歌詞が出てきているし「河村隆一」としてはフィットした歌い方もLUNA SEAのサウンドでは、イマイチだった。さらに「河村隆一」色が強調された「SHINE」はハードロックではなくJ-POPのような歌でかなりポップ色が強い。路線変更がいけないことではないし、進化のために選んだ道なら問題ないのかもしれない。ただ、インディーズの頃からのファンは、すっかりついていけなくなってしまった。休止中待っていたファンにとっては、何のための再活動だったというのだろう・・・・・。「I for you」という英語の教師が見たら驚きそうな文面のバラードは深田恭子主演の「神様、もう少しだけ」の主題歌として、ピッタリはまっていた。そういう意味では名曲だし、歌詞も美しかった。ただ作者には「河村隆一」の色濃さが否めなかった。LUNA SEAのサウンドに「河村隆一」の声が乗っかっているだけのようにしか思えなかった・・・。gravity (2000/03/29) 最高1位 28.3万枚TONIGHT (2000/05/17)最高4位 21.1万枚LOVE SONG (2000/11/08)最高4位 17.9万枚>>「gravity」は、アルバム「SHINE」から1年半ぶりのリリース。この間はソロがあったわけではない。が、サウンドはロックテイストになっている。ドラマ&映画「アナザヘブン」の雰囲気に合ったアングラな感じの漂う曲であるが過去のLUNA SEAは消えてしまった感がある。どうにかLUNA SEAのカタチを保っているが、これが求めていた「進化」なのかは、微妙なところ。5人の尖った色を中和させて作ったような曲。ポップ(というより「河村隆一」色)に偏りすぎた1998年時に比べて、元のLUNA SEAに近づき安定した感はある。「TONIGHT」は久々に突き抜けたようなカッコよさを出している。ポップになってしまったRYUICHIの声をうまく生かしたロックサウンドでさながらパンクバンドっぽさもある。迷走から突き抜けて、新しいLUNA SEAの片鱗どころか、全容を感じさせた。過去と現在をうまく結び付けており、これからの可能性は十分感じさせた。・・・・と思ったら「LOVE SONG」でラストシングルとなってしまった。「バラード=河村隆一withバンド」の形式は壊せなかった。もうバラバラに動き出してしまったベクトルを「LUNA SEA」で包み込むことは出来なかったのだと思わざるをえない・・・・。安定でなく、進化を選んだことが馴れ合いでなく、個人の琢磨が結果的にLUNA SEAのカタチを二度と戻らないものとしてしまい「終幕」を早めた気がしてならない。「河村隆一」の大成功が、皮肉にもバンドの崩壊をもたらした。「ビジュアル」界の行き詰まりを象徴していたともいえる。「ビジュアル」と呼ばれたジャンルから路線変更し成功しつづけたGLAYやラルクとの違いは、いったいどこにあったのだろう・・・・。Favirite Artistsのページ
2005.11.07
安室奈美恵のシングルレビュー・・・。90年代後半は彼女の時代だったと言っても過言ではないでしょう。「アムラー」現象を巻き起こし、シングルがバンバン売れた安室奈美恵の1995年までを振り返っていきます。(安室は長くなりそうだ・・・(´△`;)恋のキュート・ビート/ミスターU.S.A. (1992/02/09) 最高29位 3.7万枚 DANCING JUNK (1993/05/26) 最高68位 1.9万枚 愛してマスカット (1993/11/05) 最高67位 1.1万枚 PARADISE TRAIN (1994/07/20) 最高位 枚数ともに不明 >>90年代後半は安室の時代だった・・・・。彼女が時代の先頭を走っていて「アムラー」なる彼女を真似する女子たちが街に溢れた。それは、ちょうどコギャルブームと重なり、時代のど真ん中に、彼女が位置することが出来るムーブメントが彼女を待っていたとも言える。アイドル低迷期に入り、松田聖子、中森明菜クラスの歌姫はおらず女性リーダーポジションがやや空位となり、現実感のない存在するのかすら不明なZARD、大黒摩季らを中心としたビーイング系の女性アーティストを除けば女性アーティストはほとんどタイアップの「一発屋」ばかりだった。そんな時代に安室は「スーパーモンキーズ」としてデビュー。安室奈美恵、天久美奈子(後の「MINA」)、沢詩奈々子(後の「NANA」)、新垣寿子、牧野アンナの5人で結成のグループで安室はメインボーカルだった。リーダーの牧野アンナ(現アクターズ講師)はアクターズスクール校長のマキノ正幸の娘であった。詳細はMAXでも取り上げた際にでも書くが、メンバーには変遷があって、 アンナが脱退→4人体制→仲宗根梨乃加入予定も病気で活動なし→新垣脱退→宮内玲奈(後の「REINA」)、松田律子(後の「LINA」)が加入→安室奈美恵 with SUPER MONKEYS・・・となるわけです。この辺は売り出す側の試行錯誤が見え隠れする。時代のカリスマに君臨する要素は感じられず、時代の生き残りがけっぷちというとこか。歌としてはアイドル路線+ユーロっぽさを取り入れた感じで、出来はまぁまぁ。しかし、この頃の作家陣は及川眠子(Wink「淋しい熱帯魚」、「愛が止まらない」など)小森田実(SMAP「らいおんハート」、「ダイナマイト」など」馬飼野康二(嵐「A・RA・SHI」、Kinki Kids「愛されるより愛したい」など)星野靖彦(浜崎あゆみ「YOU」、「A Song for XX」など)中西圭三(ZOO「ChooChooTrain」、BLACK BISCUITS「Timing」など)と、なかなか豪華で、路線的に間違いはなかったのだが、世の中をピッタリとらえるような名曲は生まれてこなかった。可もなく不可もなく的曲が多い。上記作曲陣はブレイク後、一度も起用されていない。まるで、なかったことであるかのように・・・・・・(そんなことはないか?)TRY ME~私を信じて~ (1995/01/25) 最高8位 73.3万枚 太陽のSEASON (1995/04/26) 最高5位 61.1万枚 Stop the music (1995/07/24) 最高4位 52.8万枚 >>前年には「ポンキッキーズ」に鈴木蘭々と出ていた(蘭々はドコにいったんだろう・・・)。ウサギのカブリモノをしていたのを今の十代は覚えているだろうか?とまぁ、メディアにもチラホラ出始めていた安室は、安室奈美恵 with スーパー・モンキーズ 名義で「TRY ME」をリリース。ユーロビートのカバー曲なわけだが、女子高生も真似できそうなサビの踊りやダンサーを引き連れて歌う彼女は一躍、注目を浴びだし、ジワジワと100位内25週のロングセラーを記録。これで行ける!と踏まれたのか、「太陽のSEASON」からは「安室奈美恵」の個人名義でリリースされだす。が、依然としてスーパーモンキーズはバックで踊り続けていた。実はこの時期あたりにスーパーモンキーズはMAXと名づけられ、CDをリリースするのだが、この年の2枚のシングルは安室の半分も売れず幸先はよくなかった・・・・。対して安室は「太陽のSEASON」、「Stop the music」と連続でヒットし、音楽番組にも出演しだし、どんどんメジャーの階段を登っていく。「HEY×3」では「ゴブサタ発言」なんかもあった。(浜ちゃんが「最近、男方面がどうなん?」と安室に振ったら「ゴブサタです」と安室は答え「17歳でゴブサタかいな!」と会場の笑いをとった)雑誌の表紙なども飾りだし、CM依頼も増え始め、トップアーティストの仲間入りといったところだったが勢いはココで留まることはなかった。更なる上昇が安室を待っていたのである・・・・。ちょうど空位になっていた「歌姫」の座は、安室の出現を待っていたのだろうか・・・・。(ZARD、大黒摩季らが失速しはじめたのはこの頃)Body Feels EXIT (1995/10/25) 最高3位 88.2万枚 Chase the Chance (1995/12/04) 最高1位 136.2万枚 >>大ブレイクを果たした安室は、当時、隆盛を誇る小室哲哉プロデュースとなる。trf,篠原涼子らを既に成功させていた小室哲哉と組んだことにより安室の勢いは止まらなくなった。「Body Feels EXIT」は小室スタンダードとも言うべき打ち込み系ダンスミュージック。それに安室の髪を振り乱し踊るダンスが加わると、最強の出来としか言いようがない。女子中高生がカラオケで、振り付けまでを模写して歌いだしていた。奇しくも、このシングルは、タイトーのCMソングになって安室がカラオケを歌っていた。なお「Body Feels EXIT」以降はスーパーモンキーズがバックダンサーではなくなった。ドラマ主題歌の関係があったのかちょっと怪しい「Chase the Chance」(ドラマとはまるで関係ない)ラップテイストも取り込まれ、小室哲哉が目指していた和製R&Bの足がかりとなった。町中に「アムラー」が生まれはじめ、安室は時代のカリスマとなった。それまで、OL年代を舞台にした歌が売れていたのだが(ZARD、大黒摩季らが顕著な例、ほかに森高千里、久宝瑠璃子ら)女子中高生を中心とした世代に共感されたり、いわゆる「ウケる」要素を持ったアーティストが90年代末期を生き残っていく。その「音」の担い手が小室哲哉、小林武史らプロデューサーたちになるわけだが「歌」の担い手の先頭を切って走り出したのは間違いなく安室奈美恵であった。(trfのYUKI、篠原涼子らにもその可能性はあったのだが、既に十代ではなかった)十代のカリスマになった安室奈美恵の快進撃はまだまだ止まらない・・・・・!!FavoriteArtistsのページへ行く
2005.11.04
ってどのくらいが相場なんでしょうね。周りに参考例が全然いないわけですが・・・・(みんな「出来ちゃった結婚で渡してない」とかばかり)まー、相場に合わせる気はないですけど。婚約指輪と結婚指輪が違うってのも最近知ったんですよね。本当に自分が興味ない分野は疎いです。彼女の指輪のサイズが5号ってのも問題ですが・・・。細すぎなんだよ、テメーって感じで。
2005.11.04
浜崎あゆみのシングルレビュー。21世紀になって発売されたシングルCDのレビューです。まぁ、批評とかえらそうに言えるレベルではないですけど。感想程度だと思って読んでみてください。(第1回はこちら)evolution (2001/01/31) 最高1位 95.5万枚 NEVER EVER (2001/03/07) 最高1位 75.7万枚Endless sorrow (2001/05/16) 最高1位 76.9万枚 >>>新世紀になってからの浜崎あゆみは2月28日に、これまでのシングルで8cm盤だったものを、すべて12cm盤でリリースしたり3月28日に、BEST盤をリリースし(宇多田との売上勝負もマスコミの話題に)、そこに商業的作戦はもちろんあるのだろうが、20世紀の総決算的意味合いも感じられた。「Duty」頃で受け入れた「時代のカリスマ」、それを楽しんでしまっているかのように、2001年の浜崎あゆみは止まらない。「evolution」で新世紀の始まりを笑いながら歌う彼女は、既に風格すら感じさせる存在になってきた。この年は、立て続けにリリースラッシュ!!!シングルを5枚立て続けにリリースした。いつもランキングのどこかに「浜崎あゆみ」がいるような気がするくらいの勢いでリリースラッシュだった。「M」から作曲にも着手していたのだがこの年はほとんど「CREA」名義の曲ばかり。(「Dearest」以外はすべて「CREA」名義。「Dearest」はDAIとの共作名義)時代を創り出す存在として自覚して、動き出したということを認めざるをえない。「evolution」は、流行のデジタルポップを駆使した感がある。基本的には、打ち込みサウンド。そこに歌詞が踊っているという感じ。楽しくて仕方ないという印象が強い。が、「NEVER EVER」では弱弱しい発言に戻ってしまっている。「ほんの少しでも求めてくれるなら まだココに生きる事許されるかな」「Endless Sorrow」はタイトルからして絶望感がある(直訳は「終わりなき悲しみ」!)。過去の自分を清算するかのように発売したBEST盤が実は足枷になっていたという話も聞く。BEST盤をリリースしたことでこのまま、終わってしまうのではないか、と。頂点に立たされ、それを受け入れて気付いたことは、また孤独になるのでは、という恐怖感ともう逃げられない、進みつづけなきゃいけない、という責任感だった。変わらないもの、永遠が欲しい、だけど終わりはいつか来るってコトも知っている。でも求めてしまう・・・・。そんな葛藤のようなものが「NEVER EVER」あたりから感じられる。立ち向かおうとしても、前が見えない。どうやって歩けばいいかわからない・・・・・・・。誰も歩いていない道を、最初に切り開いていかなければならない立場で浜崎あゆみは苦しんだ。鎖でつながれているような感覚だったのかもしれない。「NEVER EVER」は囚人のような服のPVだった。「Endless Sorrow」は解放を求めるかのように羽根をもっていた。この頃、浜崎あゆみは、曲が書けなくなっていったと言う。UNITE! (2001/07/11) 最高1位 57.1万枚 >>>鎖でつながれているかのような浜崎あゆみ。象徴するかのように、作詞も変化していく。「EndlessSorrow」では「翼」が出てきてきていたが、「UNITE!」では「自由」が出てくる。どちらかと言えば、「愛」を歌うことが多かった浜崎あゆみが「自由」を歌いだしたのだ。しかも、「自由を右手に 愛なら左手に」と自由と愛が同等のレベルで。この頃のシングルのPVを観てみるとわかるが、解放を求めるような映像が多い。Dearest (2001/09/27) 最高1位 75.0万枚Daybreak(30万枚完全限定生産) 最高2位 19.7万枚>>>そして、何かを悟ったかのように出てくるのが「Dearest」。歌うことが好きということを再認識した頃だそうだ。「愛すべきもののため 愛をくれるもののため できること」「出会ったあの頃は 全てが不器用で 遠まわりしたけど 辿りついたんだね」ライブでのファンの大合唱で涙したという浜崎あゆみ。浜崎あゆみは、何ができることか理解し、どこかに辿り着いたようだ。苦しみから、束縛から解放されたのか、浜崎あゆみは「Dearest」を笑顔を浮かべて歌っている。これまでバラード系は悲しそうな顔が多かった浜崎あゆみが笑顔を浮かべているのが印象的。関係あるのか、ないのか、長瀬智也(TOKIO)との交際が発覚するのは、この前後のことである。Free & Easy (2002/04/24) 最高1位 48.7万枚 independent(『H(independent,July 1st,HANABI)) (2001/07/24) 最高1位 101.6万枚 Voyage (2001/09/26) 最高1位 67.9万枚>>>怒涛のリリースラッシュ&劇的な心境変化を遂げた浜崎あゆみ。21世紀2年目に入ると、リリースを見てもわかるように、落ち着いてしまった感が強い。もはや存在感の大きさは疑いようがなく、凛とした強さも感じられその象徴が「Free&Easy」なんだと思う。めずらしく「あなた」って表現が出てきますが・・・。「君」という言葉が多いので、違和感があったりもします。歌詞を深読みすると、自分に言い聞かせてるようにも聴こえます。まぁ・・・どう聴いてもタイトルの「自由に、気楽に」なんて歌詞じゃないですね。21世紀初のミリオンの「H」や、レコード大賞&紅白で歌った「Voyage」など立て続けにヒットしていきますがもう「絶望」時代のような歌詞は出てこなくなりました。「July 1st」は6月30日が誕生日の友人がいて、なかなか会えない仲間が、その日に集まって、騒いでるうちに7月1日に変わり「夏だなぁ・・・」と感じる思いをつづったそうだがその歌詞の世界に象徴されるように、「幸せ」な浜崎あゆみが感じられる。いちばん切ない歌詞と思える「HANABI」だけは、夏の失恋を思わせるものではあるけれど、基本的には前向きな歌が多く、「現在<いま>」だけで「未来」を見据えた歌詞が増えてきた。「きっと僕らこうしてやってくんだろう」「そうさ明日も明後日も ずっとずっと一緒にいよう」「僕たちは幸せになるために この旅路をいくんだ」いまだけに留まり続けるのではなく、前を向いて、未来へ歩いていく。その浜崎あゆみの姿が見えてくるようである。うつむいていた少女の面影が消えてしまったかのようだ。そして単数ではなく複数系になったことにも気付く。「僕」ではなく「僕ら」または「僕たち」という表現になってきたのだ。この複数は、恋人を意味するようでもあり、「みんな」を意味するようでもある。全体として、「満たされている」浜崎あゆみが感じられる。トゲトゲしていた鋭さのようなものは影を潜めてしまった。神秘的なPVで話題になった「Voyage」壮大なミディアムバラードである。気になる歌詞は、サビの末尾。「共に行こう 飽きるほどに」誰かを好きでいても、その人のすべてを知るには一生は短すぎる。飽きるくらい長い長い時間を一緒に居ても、まだその人を知りたいと思える、そんな人に出会いたいという思いが込められているらしい。ちなみに、浜崎あゆみの考える「旅」は誰もが旅をしていて、その旅にはいつか終わりがある。その旅が終わり、この旅がどんな旅だったかを振り返ったときに感じること・・・その感じられるものに出会うために、旅をしている・・・・というイメージらしい。満たされている浜崎あゆみが、歩いていく「旅の終わり」はどこであるのだろう・・・。FavoriteArtistsのページ
2005.11.02
今日は代休で平日なのにお休みでした。 ていうか休日出勤を散々やっていて やっと1日だけもらえるのもどうなんだ・・・・orz まー、もらえないよりはいいのかな? うん、そう思うことにしよう。 いろいろ溜め込んでた役所関係の手続きを午前にパーッとやっちゃって、 家に一度帰ると彼女からメールが来た。 「いいお天気だねぇ~。一緒におでかけしたいな~☆ランチとか。。。」ってメールが。 まー、そういうのも滅多にできないからいっかってことで 渋谷に向かった(彼女の職場は渋谷)。 なぜ渋谷は平日でも人ごみあふれてるんだか・・・。 彼女に会って、フレンチレストランで1000円ランチ。 なんか不思議な感じだった。 平日の昼間に一緒にゴハンに食べるって、 なかなかできないしね・・・。 オレが大学生だった頃からつきあってるんだけど、 あの頃、彼女は幼稚園の先生だったから平日の昼間に会うなんてまずなかったし、 オレが社会人になってからは、やっぱりなかったからなぁ・・・。 今までになかったことのせいか ちょっと新鮮でした。 帰り道にバイト時代の友達に会う機会があったり何気に有意義な平日の休みでした!
2005.11.01
休みが1日だけだったのに、その1日をフットサルとかにつかっちゃって今日はひたすら眠いです。今週は祝日+代休が1日あるんで、実質、週3日出勤なんで乗り切れるかなぁ・・・て思ってるんだけど仕事内容がハードすぎ・・・orz最近、いろいろ伸び悩んでたりして、考えることも多いんですがひとつずつ解決したらいいんだ、っていうのはわかってるんですがなかなかひとつのことに向き合う暇もなく・・・・。CD批評は、書きかけの状態のものがPCのローカルにいくつかありますが完成した順に適当にアップしていきます。(もっとパッと書けると思ったのに意外と面倒だった・・・・)書きかけなのは・・・浜崎あゆみ(第2回)安室奈美恵the brilliant greenポルノグラフィティGLAY(第2回)ケツメイシ・・・ですね。あとは特に手つけてないです。将来的に書く予定があるのは、このページに書いてあります。ではでは。
2005.10.31
GLAYのシングルレビュー。彼らの歴史も、もう10年以上なのでCDの数が半端ないので、1998年まで振り返っていきます。90年代末期を象徴する存在となったGLAY・・・。<GLAY - 『REVIEW』>RAIN (1994/05/25) 最高26位 10.1万枚 真夏の扉 (1994/06/15) 最高24位 4.3万枚 彼女の “Modern・・・” (1994/11/26) 最高45位 2.1万枚 Freeze My Love (1995/01/25) 最高19位 7.2万枚 ずっと2人で・・・/GONE WITH THE WIND (1995/05/17) 最高34位 4.0万枚 >>BOOWYに憧れた少年たちがXのリーダー・YOSHIKIに見出された・・・それがGLAY。初期のシングルたちは、元々持っていた色をギラギラと放っている。BOOWYの影響を受けたという色は十二分に感じられる。21世紀になった今では、異彩を放つようにしか見えないがGLAY史上に是非、刻み込んでおきたい名曲ばかり。一般的に「ずっと二人で・・・」は有名であるけれど、インディーズ時代から好きだとか、アルバム「SPEED POP」から好きだとか、このシングルで好きになったという人は、最初の400万枚売れたBEST「REVIEW」以降で知った人の半分にも満たないだろう。だいたいの人は「REVIEW」で「ずっと二人で・・・」を知る。作者世代の男は、カラオケで熱唱していた・・・・。初期のGLAYを、ほとんどのファンは忘れてしまったか、知りもしないのである。が、この頃の曲はカッコイイ名曲揃いで、個人的には「Freeze My Love」なんかは大好きである。あのイントロから鳥肌もの。BOOWY好きならきっとわかってくれそうな音だ。音がマニアックなのか、婦女子ウケはイマイチ。「千ノナイフガ胸ヲ刺ス」はライブウケするようだが。この頃はまだドラム担当がいた。が、そんな話はもはや雑学でしかない。この「Freeze My Love」で見せる鮮やかで、強烈な眼光を放つようなロックテイストはGLAY史上、二度と出てくることはない。Yes,Summerdays (1995/08/09) 最高13位 23.2万枚 生きてく強さ (1995/11/08) 最高19位 9.1万枚 >>ブレイクの兆しのスマッシュヒットたち。深夜のCMで「Yes,Summerdays」を知って、早速借りたことを覚えている。ストレートを投げ込んでくるのが「Yes,Summerdays」でゆるいカーブが「生きてく強さ」って感じで、持ち球がアピールされた感じ。ゆるいカーブをメインに生き残っていくことになるわけで。初期の武器だったストレートが見せ球になっていくのも否めない(笑)なぜだか「Yes,Summerdays」は「REVIEW」、「DRIVE」の最初のベスト2枚には収録されない。ウケが悪いからみたいなことをTAKUROが後に雑誌で話していたがウケが悪くて20万枚超えかい、って思ってしまうところである。確かにのちのGLAYサウンドには出てくることのない、時代ウケの曲だとも思う。結果的にこの「Yes~」路線を選択しなかったことが、GLAY大ブレイクに繋がったのだからTAKUROの時代の目利きもなかなかのものだったと言える。グロリアス (1996/01/17) 最高4位 59.3万枚 BELOVED (1996/08/07) 最高3位 84.1万枚 a Boy~ずっと忘れない~ (1996/11/11) 最高2位 27.3万枚 >>「グロリアス」で大ブレイクを果たし、中高生、20代あたりを中心にGLAYの人気が高まっていく。この頃に出した早すぎるBest盤「REVIEW」は当時オリコン記録の400万枚を突破した。カラオケでは、男はGLAYを歌いまくるようになっていく。女子は「ずっと二人で・・・」で泣いたり、口説かれたり、歌詞の世界に憧れたり。この辺で、「GLAY」の生き残っていく道は、完全に出来上がったと言える。少年少女を中心に心に響くようなメッセージの歌、「グロリアス」は卒業シーズンの名曲だし、「BELOVED」は夏の切ない恋を表す名曲になった。こういった曲をシングルとしていく一方でアルバムでは実験的要素や遊び心が満載だったりして、それもまた面白い。シングルにはないテイストが満載である。「カナリヤ」、「SUTTER SPEEDSのテーマ」、「春を愛する人」なんかはこの頃生まれたわけで。もうBOOWYの延長でもXの延長でもなく、自分たちオリジナルの世界を築きだしたといえるだろう。初期のビジュアルアーティスト風で突き進めば、それなりにファンは増えただろうが、一見、ビジュアルのようでスーツをビシッと決め、柔らかく歌うという新しいスタイルを確立。「不良」的イメージがビジュアルだったが「正統派」ビジュアルを確立したのである。わかりやすく言うなら婦女子からは「優しそうなお兄さん」型になり(SPEEDがGLAYを「お兄さん」って言ってたっけか)、年配からも蔑んだ目では見られない存在になった。また他のバンドにはあまり見られないベーシストが人気っていうのも不思議な現象だった。普通はボーカルとギタリストだよね?「正統派ビジュアル」というジャンルを確立して、幅広いファンの支持を得たといえる。この頃、X路線の延長で、ビジュアルの道を突き進んだバンドがLUNA SEAバンドを解体し、別ジャンル音楽でプロデュースを受けたのがT.M.Revolution独自の美しさと儚さで作り上げたような音楽を作り上げいくLUNA SEAL'Arc~en~Ciel と革命的な存在が、それぞれの方向で突き進んでいた。(L'Arc~en~Cielをビジュアルに入れるのは気が引けるが)普通のビジュアルとは違う、オリジナル路線を突き進み大成功を収めていくのであった。口唇 (1997/05/14) 最高1位 99.4万枚 HOWEVER (1997/08/06) 最高1位 134.2万枚 >>「っくちぃびぃるにうばあれた」で始まる「口唇」で遂にチャート1位をゲット。GLAYの磨いたストレートは、こういう球だったわけで。後ろでピコピコとキーボードがなりまくるポップチューン。BOOWYの匂いがあると思って探せば、わからなくもない。「時代が味方した 企みに全てのまれてゆく謎にせまる華麗な歴史はオマエが作るCool and tough! She's a liberty」あたりとかね・・・。なんだかTERUよりJIROのほうが印象に残るPVだったなぁ。そしてGLAYの代表曲となる「HOWEVER」。夏の終わりにふさわしい曲でこの歌で泣いてしまう女性もいたとか・・・。売上枚数は初のミリオン突破。GLAYにキーボードだのピアノ担当はいないが、ピアノで始まる壮大なバラード。ロングヒットとなり、年末まで売れ続け、年明けにはドラマ主題歌にもなった。(ドラマ自体は微妙だったが)カラオケチャートでも大人気曲となり、多くの十代、二十代の男女の心を掴んでしまった。この2曲を「柱」としたオリジナルアルバムは存在せず、2曲ともベストにしか存在しない。そういう意味では少し残念な2曲である。この頃、GLAYのサクセスストーリーの漫画とかがあったり時代を巻き込む人気をGLAYは手に入れていった。「ずっと二人で・・・」がTERUの姉の結婚式のために作られたと知ったのはこの漫画で知ったりするのだが。・・・・個人的には「HOWEVER」はあの頃の夏を思い出させるようで、少し切ない。「あー、あの頃って、弱いオレだったなぁ・・・。あの子利用してただけみたいだ・・・・」なんて郷愁感というか、罪悪感というか、切望というか・・・ってGLAYのレビューじゃないやね(笑)誘惑 (1998/04/29) 最高1位 162.6万枚 SOUL LOVE (1998/04/29) 最高2位 137.2万枚 BE WITH YOU (1997/11/25) 最高1位 117.3万枚 >>年間1位まで獲ってしまう「誘惑」など、この頃のGLAYは何でもアリだった。たぶん、何を出しても初登場1位で数十万枚は売れることは間違いない存在になっていた。「誘惑」は年間1位になるほどイイ歌なのかは、未だにわからず。「楽しくカッコよくノレるならいいやー、」っていう歌詞とかを深くまで読んじゃいけない感じで「CDバブル期」における時代背景が見えちゃうようでもありある意味、興味深い年間1位。「Mステ」のスペシャルで、TERUが歌詞を間違えて笑ってたのを思い出しますね。布袋の「スリル」と同じ人がPV担当だったらしいが、雰囲気似すぎである。「SOUL LOVE」はTAKUROの王道曲で、懐古的感覚に陥らせてくれる。もう過去になってしまった恋を揺らしながら起こすような、そんな曲。個人的にはすごく好きな曲で、高校を卒業し、一人暮らしを始めた頃、よく聴いていた。PVの楽しそうな雰囲気が好きだなぁ。が、この2曲を収録したアルバム「pure soul」、続くシングル「BE WITH YOU」あたりからマンネリ化してきた印象・・・・。ミディアムナンバーの名手になったTAKUROではあるがちょっとずつマンネリ化・・・。「pure soul」は珠玉の名曲であるけれど。「BE WITH YOU」あたりは悪くないんだけど、無難にまとめてある、って感が強くて、面白みや新鮮味がない。成功はしたがパターンがバレてきた感じ。変化球投手が、変化球を読まれてしまうと、存在価値すら薄れてしまうように・・・。が、GLAYは大きく路線を変えることはなく、自分たちの作り上げた「王道」路線を突き進んでいく。そして1999年も快進撃は続いていくことになるのだった。
2005.10.31
大塚愛のシングルレビュー。なんだかんだで2年近くチャートの上位にランクインされ続けている彼女について振り返っていきます。なかなか独自路線を突き進んでいる彼女。いまやavexでも稼ぎまくりなわけですが・・・・??桃ノ花ビラ (2003/09/10) 最高24位 3.1万枚 >>いきなりドラマタイアップでデビュー・・・といっても、これはソロデビューだったりする。あんまり公開されていないが、大塚愛は女性二人ユニットを組んでいたことがある。(kiroroや花*花みたいな)HimawaRiとかいうユニットで西田真美という女性と組んでたらしい。泣かず飛ばずで解散してしまい、その後、ソロデビューしたわけである。「HimawaRiはみんなの気持ちに代わって元気や涙を音楽にする代物。是非、お早めに」なんてコメントを有線のサイトに残してたり。さて、ドラマ主題歌でデビューし、24位を記録とHimawaRiを思えば上々の滑り出し。この頃はCDに特典で絵本がついていた。そのキャラの「ラブちゃん」がいまも続く大塚愛の持ちキャラなわけだが大塚愛は、「保育士」の資格を持っていて、まー、絵本とかも向いてたようで。さくらんぼ (2003/12/17)最高5位 52.0万枚>>で、大ブレイクとなったのが「さくらんぼ」。100位内に88週と演歌歌手も真っ青のロングセラーとなった。!!88週もランクインしたのに、売上枚数が52.0万枚ってのも少ない気はするが・・・。90年代末期なら、ミリオンは確実だっただろうに。その代わりってわけじゃないだろうが、「着うた」では、100万ダウンロード達成。「着うた」で100万ダウンロードは史上初という快挙を成し遂げた。やっぱり、この歌が売れた要因は「カワイさ」なんだろう。あのPVの作り方が「ウマイ」としか言いようのないカワイさだった。歌詞の「女の子っぽさ」が全開だった。「あなたとあたし さくらんぼ」なんて作詞をする子は居そうで居ないだろう。この点に関しては、ベタとわかりやすすぎだが「作戦勝ち」て奴である。または「やったもん勝ち」というところか。ピンクベースの背景のPV・・・・、片方だけ結ったテールの髪形・・・・、終始、絶えない笑顔・・・、「イェイ」とか「もう一回」というカワイらしい楽しい相槌ち・・・・単調だけど、軽快なリズムに「それら」が乗っかってきてるわけで、もはや洗脳に近い。すべてが功を奏し、ジワジワとロングセラーとなった。いわゆる「男ウケ」しまくりの状態だった。で、カワイイってコトを認めた女の子たちはカラオケで歌い、ロングセラーとなった。狙ったとしか思えない販売戦略が大成功したわけである。音的には、軽快なポップで、90年代に生まれた言葉「ガールズポップ」と大差ないがフライトから着地まで、見事なポップさ加減だった。ちなみに「さくらんぼ」はHimawarRi時代から存在する歌でアレンジと歌詞を少し変えたらしい。まー、どの辺かはわからないが、リミックスが大成功だったというところか・・・。個人的には、これらのシングルが収録されたアルバム『LOVE PUNCH』の中の「片思いダイヤル」が大塚愛のベストソングだと思う。甘えんぼ (2004/03/03)最高6位 10.6万枚Happy Days (2004/07/07)最高3位 16.3万枚金魚花火 (2003/08/18)最高3位 14.8万枚大好きだよ。 (2004/10/20)最高3位 15.7万枚>>「さくらんぼ」が大ヒットしたあたりで「一発屋」の匂いがわずかにしたが、案外、1年間、ジワジワと売れ続けた。「甘えんぼ」も狙った展開だったんだろうが「大ウケ」に至らず。あっさりベスト10から落ちていって、このまま下降線に入ると思いきや「HappyDays」がチャート3位を記録。カラオケランキングでも人気曲になった。歌自体はなんてことないコード進行のJ-POP。エフェクトをかけたボーカルと、繰り返し進行だけのサビなのだがかすかなロック加減と、軽快なポップ加減が絶妙だったんだろう。売れるのは「さくらんぼ」、「HappyDays」路線なんだと、皆が認識したところに「金魚花火」がリリースされる。夏の終わりにピッタリ合うどこか切ない歌詞で、またも3位を記録し、スマッシュヒット。(ちなみに「金魚花火」とはセットで売られている花火の中に入っている手持ち型のダンボールを金魚型に切り抜いてる花火の事。)バラード系も一般的評価を受け、成功を収めると、10月には「大好きだよ。」をリリース。。デビュー前avexへ送ったデモテープに収録されていたという曲でミディアムな感じに仕上がっている。作詞は甘い甘い世界といったところか。女の子ウケするか、しないかは微妙なライン。「徹夜で帰ってきて疲れてるのに だっこしてくれて」とか好き嫌いがはっきりしちゃいそうな曲である。こうして見てみると、大塚愛は浜崎あゆみ、宇多田ヒカル、倉木麻衣、hitomi、持田香織、鬼束ちひろ、矢井田瞳ら女の子で作詞をするボーカルたちのどれとも違う、「カワイイ」作詞なわけである。上にあげた女性たちは、カッコイイ歌詞なのだ。等身大、というよりも女の子が「憧れ」るような世界の住人(浜崎、宇多田は特に)といった感じで。対して、大塚愛は等身大、女の子が「あー、それわかるわかる」と言いたくなるような歌詞で「憧れ」というよりも、女の子の日記のような、親近感のあるものだった。ある意味、「正統派」だったわけだ。大塚愛に近い存在はaikoくらいしかいなかった(彼女はよりリアルな等身大の恋愛を描くが)。ゆえに、新規参入しやすい分野だったと言えよう。黒毛和牛 上塩タン焼 680円 (2005/02/09)最高3位 14.9万枚さくらんぼ-Encore Press- (2005/03/30)最高4位 6.1万枚SMILY/ビー玉 (2005/05/11)最高1位 29.9万枚ネコに風船 (2005/07/13)最高3位 10.8万枚プラネタリウム (2005/09/21)最高1位 9.1万枚以上(チャートイン中)>>年が明けてどうなるかが重要だった。いわゆる「イロモノ」扱いアーティストは、パーッと売れて、パーッと消えることが多いわけで。年末番組とかの出演が影響で、もう一回ちょこっと売れると消えるのがほとんどの中、大塚愛は2004年秋に発売したアルバム「LOVE JAM」からのシングルカットをしかけてきた。「黒毛和牛 上塩タン焼 680円」なんてふざけたタイトルで(B'zの『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』超えを狙ったらしい)歌詞内容もちょっとした話題になった。様々な独創的展開で、2005年も「大塚愛」の名をCD市場に送り込み女子中高生を中心としたファンを離さなかった。そして「SMILY」で遂にチャート1位を獲得してしまうわけだがこの曲は一体何なんだろう・・・・・・・・・。短大時代から存在する曲らしい。はっちゃけて騒いでるのはわかるが、「さくらんぼ」の二番煎じにもなっていない。30万弱売り上げて、大塚愛自身にとっては2番目に売れたシングル(2005年10月現在)なわけだが。お祭り的で、楽しさ爆発ではあるけれど、「さくらんぼ」、「HappyDays」で見せた絶妙のポップ感がない。もはやバランスを失った感が強いガールズポップのレベルなのだが100位内に15週ランクインするなど、なかなかロングヒット。管理人の感性が古いんだろうか・・・・・・・orz「ネコに風船」はけっこう深い歌詞。行くアテのないネコが、渡り歩いていく物語なわけだが幸せを探すといテーマは深いが、ファン受けはしにくかったようだ。ジャケットの短い髪はカツラとのこと。「プラネタリウム」で再度、1位を獲得。こちらはまたロングセラーになりそうなカワイイけど切ない歌詞。こんな風に思われたら幸せなんだろうな、と思わされる。十代の頃の幼い恋を思い出させてくれるような花火の記憶がよみがえりそうな名曲である。こちらも過去の楽曲で短大時代に作られたとのこと。浴衣と風車のPVが、ズルい(笑)こうして見ると過去の楽曲が多いことに気付かされる。最新曲でさえ4年前に作られたいたものなわけで。純粋な新曲ってどれくらいあるんだか、把握しきれないところもある。過去にためた膨大な楽曲のストックはあるらしいのだが、「いま」の大塚愛の等身大を見たいとこである。まさか作詞できない心境に陥っているわけではないだろうが・・・。その天性の楽しさオーラ発散が、うまくポップと女の子っぽさと融合していけばaikoのように安定した存在で生き残ることは可能であろう。ただ、繰り返しのようなものしか作れないようであれば、やはり徐々に排他されていってしまうだろう。「さくらんぼ」から約2年も売れ続けたということを考えれば「よくやった」方ではある。2006年はどうなるのか注目したいところだ。FavoriteArtistsメインページに戻る
2005.10.29
ラルクのシングルレビュー・・・・。前回の続きで1999年以降のラルクです。シングルCDのリリースラッシュだった1998年を超えてどうなったのか・・・?2004年分まで書いてあります。2005年分はまたそのうちに。HEAVEN'S DRIVE (1999/04/21) 最高1位 112.4万枚 Pieces (1998/06/02) 最高1位 73.5万枚 Driver's High (1998/08/11) 最高2位 34.0万枚>>「超」がつくほどの快進撃だった1998年を超え、そろそろアルバムリリースかな?って思ったらまたもやシングルリリース「HEAVEN'S DRIVE」。リリース前からテレビで披露されてたので、CDを聴く前から耳に残っていた。yukihiroの激しいドラムで始まるわけなんだけど、その力強さがやっぱ「男」バンドって感じ。色でいうなら、「青」で走ってきたラルクが「赤」になったという感じか。売上枚数はあっという間にミリオンに達した。・・・・って思ったらモロに「青」に戻るのが「Pieces」。まったく似てないのにXの「Say anything」を思い出してしまった。PVのイメージが似てたからかなぁ。この曲は、ギターソロがアルバムバージョンとは異なる。どっちも今までのkenっぽくないんだけど、これはこれでいいのかな?個人的には以前までのkenのソロのほうが好きなんだけど。今までの「青」には戻らず、また違う「青」のラルク・・・。で、満を持して2枚組・・・ではなく2枚同時リリースでアルバム(「ark」、「ray」)を出しリカットされたのが「Driver's High」。アルバムからのリカットだから売上が落ちるのも仕方ない。ポップさが前面に出てきて、スピード感がありまさに「Driver's High」状態。イイ意味でイっちゃってる感が強いこの時期・・・。LOVE FLIES (1999/10/27) 最高1位 51.4万枚 >>前出の1999年の3枚とはちょっと毛色が違うのが「LOVE FLIES」。はじめはなぜだか「LOVE FILES」と勘違いしてました。どんなファイルだって話ですが。切れ味を増したようなサウンドですが「Driver's High」や「HEAVEN'S DRIVE」みたいなポップ要素は垣間見ることも出来ず。ちょっと女性ウケしにくいジャンルの音でもあったせいか、売上は50万枚強。ドスが効いてるような重さはないけれど、ヘビーな感じの仕上がり。MDかナニカのCM曲だったけれど、絶対CM用に作った曲なんかじゃないだろう・・・・。マニアックな知識でいうと、kenの作った野球チームの名前が「LOVE FLIES」だとか。NEO UNIVERSE/finale (2000/01/19) 最高1位 110.4万枚 STAY AWAY (2000/07/19) 最高2位 73.4万枚 >>1999年末から披露されだしていた「NEO UNIVERSE」。hydeの高音が、これでもかと攻め立ててくる普通の男では酸欠になっちゃって歌いきれない曲。シンセベースとtetsuおベースがメインで、近年、露出してきていたyukihiroの影が薄い。ていうか、作曲のkenってクレジットを疑いたくなるようにkenも薄い。初期のラルクが、そのまま進化していたら、こうなったんだろう・・・っていう気もする。で、GLAY,サザンとの3組同時リリースでも話題になったのが「STAY AWAY」。(1位はGLAYなのだが、「MERMAID」より「STAY AWAY」のほうがいい曲なんだけどな!)(2005年にも3組同時リリースがあった。GLAYがEXILEと組んでまたも首位を獲得)hydeの尋常じゃない動きをしているPVには驚かされたものだが。楽曲的にはポップ要素が復活。4人が4人の色をきっちり出していて面白い。ちょっとパンク要素もあるか?まとまりのないように4人が4人の好きなようにやってる感じだが疾走感とラルクだけが持つキレイさは失われておらず、この年のベストトラックと言える。シングルには別バージョンがあるが、これをピアノ版もつくる必要てあったのかな?Spirit dreams inside -another dream- (2001/09/5) 最高1位 28.7万枚 >>コケた映画「FINAL FANTASY」主題歌。ラルクっぽさもあれど、ちょっとマニアックな作り。間違えてもカラオケ用には作られていない。100位以内7週、28.7万枚と結果をみてもわかるように、ちょっと一般ウケの曲ではなかった。でも洋楽、とくにブリティッシュ系のサウンドもあり、これはこれでイイ仕上がりなんだと思う。ただ一般のラルクファンには、ちょっとついていける曲ではなかった。ラルクの進化系の1つではあったのだが、どうも多くのファンからは受け入れられなかったようだ。が、音楽誌によっては、サウンドを高評価していた。この後、ラルクはしばし活動停止に入る。いろんな可能性を披露し、それぞれの色で表現してきたわけだがひとまずやりたいことはやってしまったという感じ。そして、それぞれがソロで、それぞれの光を放ちはじめるのだが・・・・。READY STEADY GO (2004/02/04) 最高1位 31.1万枚 瞳の住人 (2004/03/03) 最高1位 17.0万枚 自由への招待 (2004/06/02) 最高1位 21.5万枚 >>さまざまなソロを経て復活したラルク。もう復活しないんじゃないかな・・・なんて思ってたところでの復活。2003年の年末のMステスペシャルでラルクが出てきたときは感動したものだ。で、「HONEY」歌ってたので、「なんだ、新曲じゃないのか・・・」って思ってたら「READY STEADY GO」が披露され、ラルクのカッコよさに感動したもの。そして満を持して2月4日にリリースとなり、見事、1位を獲得する。とがったようなギターがカッコイイ、いかにもラルクっぽい新曲であった。ラルクっぽさが失われていない全盛期をも彷彿とさせる曲であったが単純に見ると、「斬新さ」はなかったかな、とも思う。それは「瞳の住人」、「自由への招待」にも言える。ラルクっぽく(「瞳の~」はHYDEっぽい?)仕上がっているけれど、リリースごとに新しさを常に披露してきたラルクとは異なる感じがする。同じ再活動第一弾の「虹」のような派手な強さはない。が、「単純に見ると」であって、音の繊細な深みは増しているし、磨かれたものは感じられる。こだわるとこはこだわっているし、4人だからできる華麗なるカッコよさが消えたわけでもない。派手な変革はないにしろ、着実に音は進化している。また4人がソロ活動をしていても、4人が集まれば「L'Arc~en~Ciel」なんだと思った。約3年新曲をリリースしてなくても、集まればラルクはラルクなんだという感じで休止なんてあったのか考えてしまうように感じる。「HEAVEN'S DRIVE」の頃に感じた力強さから、いい意味でリキみが抜けて余裕すら感じられる。アルバム「SMILE」はタイトルからして、リキみがないわけで。「自由への招待」なんてまさにそんな存在ではないだろうか?コトバ遊びとリズム遊びが随所にありながらも、「ラルクっぽい」と思わされる。もちろん、そこに留まり続けることはなく、これからも走り続けてくれることだろう。これまで再活動したバンドはだいたいギクシャクしてたり変な力が入ってたり音が変わってしまったり(LUNA SEAが顕著な例)そんなことが多いが、ラルクはラルクであり、ラルクのままなんだな、と感じさせられた2004年の復活であった。
2005.10.28
懐かしのWANDSのシングルレビュー。いまどき、このバンドを批評するのもこのサイトくらいだったり・・・?あっという間に頂点にのぼりあっという間に消えてしまったWANDS・・・。後述しますが、「大量生産、大量消費」の90年代初期から中盤の象徴のようなバンドでしたね・・・。寂しさは秋の色 (1991/12/04) 最高63位 3.1万枚ふりむいて抱きしめて (1992/05/13)最高80位 2.0万枚>>>なんかタイアップつきでデビューしたんだっけ?てなわけで、デビューからチャートインしてました。インディーズ時代が存在するのか、ネット中をウロついたけど、はっきりせず。バンド名はタロットカードの「ワンズ」から取ったらしい(幸福の杖のカード)この2枚はよくも悪くも90年代初期の「歌謡ロック」。タイトルからしてそんな感じ。女々しい感じのするタイトルからして、90年代初期の男って感じ(女性人格の歌もあるが)。これじゃあ売れないよ、って要素を匂わせて、ロングヒットは望めず、至らず。もっと強く抱きしめたなら (1992/07/01)最高1位 166.3万枚>>WANDSが世に認知されだした曲。発売した夏にはまったく売れず、中山美穂とデュエット(?)で売れた「世界中の誰よりきっと」がチャートをにぎわした頃から、ランキングを上昇していって遂には1位まで獲得してしまった演歌みたいな売れ方をしたWANDS最大のヒット曲。当時の世の男たちは、この曲をカラオケで歌いまくったとか。(同じような存在にDEENの「このまま君だけを奪い去りたい」がある)ロングヒットさせる気だったんじゃないかと思う要因があって、このPV、観たことあります?なんか公園の草っぱらみたいとこで歌ってるんですけど(いかにも90年代前半風!)みんな長袖で、上杉昇なんかは紺のジャケット着てるんですよ。夏にリリースした歌なのにずいぶん、暑苦しい格好のPVだと思いません?そりゃあ、吉田栄作ばりに、白Tシャツ&ジーンズじゃ寒い歌ですが。低めで、普通の男にも歌えそうなB'z・・・って感は否めないでね。時の扉 (1993/02/26)最高1位 144.3万枚愛を語るより口づけをかわそう (1993/04/17)最高1位 112.1万枚恋せよ乙女 (1993/07/07)最高1位 81.9万枚>>「もっと強く抱きしめたなら」のヒットの勢いに乗じてリリースされた「時の扉」。上杉昇がCDTV(まだ山田邦子が司会のときの)でゲスト出演したとき「弱いときに力になれるような曲」みたいなことを言っていた気がする・・・・(当時の記憶は怪しいが)WANDSは、みんなの力になれるようなメッセージ性のある歌を目指してたんだろうか?B'zのパクリだの、もどきだのの声は既に上がっていたがWANDSはWANDSなりに動こうとしていた。「もっと~」まで主力だった大島が脱退し、新しく木村が入って第2期WANDSがここに誕生し、絶頂期の第2期となった。上杉が名前の表記をWesugiに変えて、「WANDS = Wesugi AND Shibasaki」ということになる。柴崎浩のギターが前面に出始めたきて、「もっと~」のような歌謡ロックとは一線を置いている。が、このあと、立て続けにだした「愛を語るより口づけをかわそう」、「恋せよ乙女」は売れはしたものの、今では中身が薄っぺらい印象しかない。タイトルからして「軽薄」だ。「愛を語るより~」だの「恋せよ」だの10年後、いや1年後には誰も歌わないタイトルだった。WANDS自身でさえも。時代の流行りに乗っかってるだけで、その地位ほど危ういものはなかった。だから止まるわけにいかなかったのか、この年はフルアルバム「時の扉」とミニアルバム「Little bit...」と2枚もアルバムを出している。「Little bit...」なんかはけっこう完成度が高いオリジナル曲も多い。(「天使になんてなれなかった」、「Don't cry」、「Little bit...」あたりは秀作)が、軽薄なシングルの印象がユーザーに根付いていき絶頂期のこの時期でさえ、売上が落ち始めている・・・・・・・。Jumpin’Jack Boy/White Memories (1993/11/17)最高2位 82.7万枚 >>のちの問題作「PIECE OF MY SOUL」ではアレンジしなおされた。そっちのほうがカッコイイ。シングル版は何かスポーツブランド系のCMタイアップだったかと思うが何だかそんな感じの歌www90年代初期に見られる「タイアップ全盛期」の匂いがプンプンするCM用って感じの歌。両A面の「White Memories」も何だかやっつけウインター&クリスマス向けって感じ。世界が終るまでは・・・ (1994/06/08)最高1位 122.1万枚 >>いわゆる「ビーイング系」を脱却しはじめた1枚。アニメ「SLAM DUNK」のEDだったのだが、案外、映像にマッチしていて悪くないデキ。ちょっと重い感じの歌詞も出てくる。「大都会に 僕はもう一人で 投げ捨てられた 空き缶のようだ」「そして人は 形を求めて かけがえのない 何かを失う」「戻らない時だけが 何故輝いては やつれきった 心までも壊す...」「欲望だらけの 街じゃ 夜空の 星屑も 僕らを灯せない」まるで近い未来のWANDSを暗示するような、そんな歌詞。中学生だった自分は、なんとなく好きでCDも持っていたけど、こんなに早く終わりが来るなんてなぁ・・・・。PVにどっかの倉庫で、ネルシャツにバンダナで歌う上杉昇が出てくる。明らかに今までと違うけど、周囲の女子たちは「上杉サンが垢抜けたー♪」で済ませてた。これも変化の予兆だったのに。(ていうか、垢抜けたとか言ってる女子も、所詮は田舎娘たちだったのだが!)WANDS、最後のミリオンセラー。Secret Night~it’s My Treat~ (1995/02/13)最高1位 63.1万枚Same Side (1995/12/04)最高2位 23.4万枚WORST CRIME/Blind To My Heart (1996/02/26)最高9位 13.5万枚>>「え?なにコレ?」と世のWANDSファンの女子たちを混乱させたのが「Secret Night」。元々は作曲した栗林誠一郎の曲(「It's My Treat」)だったらしいが、WANDS流にアレンジ。柴崎のギターがギュインギュイン前面に出てきて、「ビーイング系」からの脱却を表している。キャッチーな売れ線ではなく、やりたかったロックへ移行しようとしているのは伝わってくる。が、この曲は「ビーイング系」代表格の栗林の曲で、ポップ時代のB'zに参加してた池田大介編曲と人選が中途半端。ベクトルが狂ってるメンバーでやると、すべてが中途半端になりファンが買ったから初登場1位だっただけになってしまった。「Same Side」はどう聴いても重い。当時のビジュアルでもやらなそうな音楽。行きたい方向に進みたいのはわかるが、あまりに急な展開。回転数あげて、アクセル踏みまくりで、ヘアピンカーブに突っ込んでいった。それが悪いとは言わないが、ファンをすべて置き去りな感じで、はっきり言えばヒドイ。やりたくなかった音楽で踊らされて、売れちゃったにしても、その曲たちを好きになったファンはいたのだからないがしろにするのではなく、ちゃんと、ゆっくり着いてこれるように曲がるべきだった・・・・。当然、売上はガタ落ち。「ビーイング」サウンドに侵されていたユーザーにはついていけなかった。猛スピードでカーブしていったWANDSを見送ってしまったのだ。「WORST CRIME」は第2期体制の最終シングル。ちょっとグラムっぽさとか投入。なんとかシングルに・・・というか一般にも伝わるようにした感じ。個人的には、前作より軽くしたことで、変な後味悪さが抜けていい感じになったかと。この歌はけっこう好きでした。ビーイングとWANDSのやりたいことをうまく融合した感じで。でも、もう止まれなくなっていたのか、ここで上杉&柴崎は脱退。とうとうオリジナルメンバーのいないバンドになってしまった。錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう (1997/09/03)最高4位 21.3万枚Brand New Love (1997/02/11)最高2位 23.4万枚明日もし君が壊れても (1998/06/10)最高8位 11.4万枚「今日、ナニカノハズミデ生きている」 (1999/03/31)最高32位 1.5万枚ボーカルが和久二郎、ギターが杉元一生に変わった。WANDS = Waku AND Sugimotoになった。もはや、WANDSでありながら、WANDSではない存在になってしまった。アニメ「DRAGON BALL GT」で「錆びついた~」を聴いたとき、「なんか上杉も元に戻ったんだなー」って思ってたら、作詞作曲のクレジットが「小松未歩」だった!「えぇ?」って思ったら、上杉、柴崎が脱退してたことを音楽雑誌で知りさらに「えぇぇぇぇ?」って思ったものだった。VOCALの声は上杉にしか聴こえなかった(よく聴くと違うけどさ)。よくもまぁ、似た声でイニシャル「W」のVOCALを見つけてきたこと。イニシャル「S」のギタリストは山ほどいるだろうけどさ。カタチだけのWANDSは解散までのシングル4枚を自分らの手で制作することはなく、「かつての栄光よ、もう一度!」とばかりに「ビーイング」サウンドに戻ろうとしている。で、外部の作家陣に曲を作ってもらうわけだが、起用されたのは、小松未歩、坂井泉水(ZARD)、綿貫正顕(ZARD、愛内里菜らに提供)、大野愛果(ZARD、倉木麻衣、愛内里菜らに作曲)AZUKI七(GARNET CROW) 、三好誠(ルーマニアモンテビデオ)・・・と坂井泉水を除けば、新鋭の作家orアーティストばかり。WANDSは実験台にでもされてしまったんだろうか?「錆びついた~」や「明日もし~」をアニメ主題歌にしたあたり再度、十代の心をつかもうとしたのだろうがもはやファンは帰ってこなかった。WANDSを名乗る意味もないわけで。(何気にこの2曲はイイ出来なのだが)「ビーイング」ロックバンドとして、なんとなくカタチは再生したが1997年から1999年にかけて、売れ出したバンドはGLAY、ラルク、イエモンなどなど新鋭たちが売れるバンドの座についてしまい、もはや居場所がなかったWANDSは、ひっそりと1999年に解散することになる。(WANDSと同時期に売れていたT-BOLANあたりもこの辺で消えていった)第2期の路線変更で置き去りにしてしまったファンへの償いのような第3期。しかし、かつてのファンは償いも何も求めていなかった。みんな新しく好きな音楽を見つけてしまっていたのだった。なんだかWANDSは「大量生産、大量消費」の90年代初期から中盤の象徴のような存在だ・・・・。
2005.10.28
プロポーズって、どういうタイミングにするんだろう・・・。考えてみるとわからないものですね。何で決心して、いつ、どこ言うのか。わからないなー・・・・。
2005.10.27
L'Arc~en~Cielのシングルレビュー・・・。いっぱい曲があるので、今回は1998年分まで。決して『ビジュアル系』ではなく新しい音を次々に生み出すバンドとして常に進化し続けてきたことがわかります・・・。Blurry Eyes (1994/10/21) 最高22位 5.2万枚 words:hyde music:tetsu>>>インディーズを経て、メジャーへやってきたビジュアル系・・・・そんな系譜を打ち払うかのようなシングルが、メジャーデビューシングル「Blurry Eyes」。アコギを使うあたりが、そこらの色モノバンドと違う。インディーズのラルクの曲も聴いたことはあるがそれらと比べても、この曲はレベルが高く、輝きを放っている。なにげにビジュアル系バンドが多かった時代にあって、燦然と輝きを放ちはじめたラルク。人気が爆発してからも、この曲の人気は高い。Vivid Colors (1995/07/06)最高16位 11.8万枚 words:hyde music:hyde夏の憂鬱~time to say good-bye~ (1995/10/21)最高15位 6.7万枚 words:hyde music:ken>>>hydeのノビのある声がキレイに響く「Vivid colors」。バンドとして既に完成レベルの音を聴かせてくれる。なんだか風景が浮かんできそうな切ない歌詞とキレイな声。これが見事にはまり、スマッシュヒット。が、次の「夏の憂鬱」は、うまくはまらなかったのか売上が伸びなかった。歌詞が切なすぎる・・・・。そこにhydeの高音ボイスで歌い上げられると、もはや「絶望の歌」である。すべてを失くし、なんの救いもないまま終わっていく曲。アルバム盤は全く歌詞もアレンジも違う別曲に近い曲。個人的にはシングル盤も美しさを感じられて好きなのだが。「The Best of L'Arc~en~Ciel 94-98」には、アルバム版が収録されているのが残念。風にきえないで (1996/07/08) 最高4位 19.6万枚 words:hyde music:tetsuflower (1996/10/17) 最高5位 32.0万枚 words:hyde music:hydeLies and Truth (1996/11/21) 最高6位 28.5万枚 words:hyde music:ken>>3rdAlbum「True」を彩る3枚のシングル。オリコンチャートでもすべてベスト10入りと、一般にもラルク認知が高まってきた。この頃の音は、どちらかというとポップさと、オーケストラでも出てきそうなキレイさを持っている。「風にきえないで」、「flower」あたりに出てくる女性ボイスなんかは、神秘さを高めているし。歌詞的にも、リアルと非リアルを織り交ぜ、儚くも幻想的な世界を築き上げている。この頃のhydeには出てくるが、「窓の向こう」的表現。「窓の向こう 本当の君は今何をしてるんだろう」「君が見えなくて 見えなくて 何度も呼びかけるよ」「月が沈む窓の色が君の肌を青く染めたね」「深い眠りの向こう側へ今のうちに」「「もう 恐がらないでいいよ」 僕はノックしつづけている」これらの「窓の向こう的」表現。hydeは、どこか心を閉ざしていたとでもいうんだろうか?それとも閉じ込められていたのか?以降も、この表現はしばらく登場してくる。このhydeの絶妙の作詞能力がなければ、ただの被害妄想狂の失恋ソングに成り果てかねない(言いすぎ?)リアルと非リアルの生み出す世界が、hydeの世界として成り立っている。ken,Tetsu,sakuraの演奏も素晴らしく、ラルクの基盤は完璧なまでに完成していたのだがとある事件により、sakuraが脱退し、しばしラルクは活動を停止する。・・・その復活には約1年の時間を要するのだった。虹 (1997/10/17) 最高3位 70.8万枚 words:hyde music:kenwinter fall (1998/01/28) 最高1位 83.5万枚 words:hyde music:ken>>ドラムにyukihiroが加入し、再活動第1弾シングルが「虹」。言うまでもなくバンド名の日本語訳で、新たな始まりに、これ以上のタイトルはないと言えるだろう。音は、今までのシングルにはなかった重さがこめられており荘厳さを感じさせる。ただ、この曲のプロデュースがChokkaku氏だっていうのは、意外な感じ。(よくSMAP、Kinki、嵐とかのプロデュースやってる方です)まさかSMAPにこんなアレンジはしないだろうに(笑)その3ヵ月後にリリースの「Winter fall」はそれまでのラルクの色が濃く「虹」とはイメージからして異なる。「彼女が見つめていた 窓辺に置かれたガラス細工」なんて感じで「窓の向こう」的歌詞もでてきますしwwwラルクの王道路線としては、最も完成度が高く、最もバランスのとれた編成だ。冬の冷たさと美しさをイメージさせるような透き通った曲。tetsuの創り出す透明感と、hydeの透明感がうまく混ざり、白く光っているようだ。「虹」が黒ベースの荘厳な光なら、「Winter fall」は白く淡い光。この対極の2曲を収録したアルバム「HEART」のジャケットは、灰色というのは意識的なものなのか。DIVE TO BLUE (1998/03/25) 最高1位 84.5万枚 >>鮮やかな復活を果たしたラルクは、もうどうにも止まらない。1998年は次から次へとリリースラッシュ!そこらのアイドル歌手のように怒涛の6枚リリースの1年になった。有線だのレコード大賞だのいろんなとこで、いろんな賞をゲットしていった。「DIVE TO BLUE」は、個人的にいちばん好きなラルクの曲で、これぞラルク!という蒼さと透明感の幻想的な世界を作り出しているが今までになかった力強さも生まれだしてきている。運命を嘆くような歌詞が多かったのが、初期だったのだが「目覚めた翼は消せない」「定められた運命を切り裂いて空へと抜け出そう」など力強さが生まれだしてきた。(コレを「売れ線」という人もいますが・・・・)『ビジュアル』なんかでは括られない存在を確立したと言えよう。同じ頃、それまで『ビジュアル』のトップというような扱いだったバンド・・・■GLAYは「誘惑」、「SOUL LOVE」をリリースし、ポップさとビジュアルだけどスーツをビシッと決めた正統派の路線を確立していった。■LUNA SEAはソロ活動を経て「STORM」をリリース。この後、「SHINE」、「I for you」を出していく。どちらかというと河村隆一色が濃くなり、変遷期に入っていく。インディーズから突っ走ってきたバンドは「変化」を求められていた時代なのかもしれない。枯渇しているような不況の時代に、何でも受け入れられるような音楽バブルの時代があって何でも受け入れるけど、あっという間に吸い込まれ、すぐに飽きられてしまう。新しいものをすぐに求めだすユーザーが多く混在する時代でもあった。変化できなかったり、うまく変化できなかったバンドは消えていく運命の時代というか・・・。(LUNA SEAの変遷が成功とは言いがたいが)HONEY (1998/07/08) 最高1位 122.4万枚 words:hyde music:hyde花葬 (1998/07/08) 最高4位 103.6万枚 words:hyde music:ken浸食~lose control~ (1998/07/08) 最高2位 92.5万枚 words:hyde music:kensnow drop (1998/10/07) 最高2位 113.2万枚 words:hyde music:tetsuforbidden lover (1998/10/14) 最高2位 82.6万枚 words:hyde music:ken>>「3枚のつもりはなかったが、作っていくうちにそうなった」とhydeがMステで言ってたのが「HONEY」、「花葬」、「侵食」の3枚同時発売。当時3枚同時など例がなく、ラルクの人気なら『同一週に同一アーティストのTOP3独占』も可能と思われたがそれをB'zの「HOME」が防ぎ、TOP3独占はならなかった。(B'zが初登場1位で、ラルクの3枚が2,3,4位だった)(ちなみに同一作曲者&プロデューサーということでは、小室哲哉が『同一週にTOP5制覇』を成し遂げている)それにしても「侵食」のような、正直マニアックな曲がミリオンセラー寸前になるあたり時代を象徴しているといえる。冬の美しさを歌う「snow drop」が売れるのはわかるけど破滅的美的路線全開の「forbidden lover」も70万枚オーバー・・・・もはや、何でもアリな状態なわけであるがラルクにはラルクの拘りがあって、それが1曲1曲に込められている。hydeの髪形がリリースごとにコロコロ変わったりしていたが同じ場所に止まり続けていられない、そんな勢いが外見にまで出てきていたとも思える。1998年の7枚が7枚とも違う路線。実験的要素もあったのだろうが、新生ラルクが、どんどん新しい音が生み出されてくる状態で「虹」の一節ではないが「想いが溢れる」状態だったのだろう。7枚もリリースすれば、音が同じようなものばかりになったりどうしても安っぽくなったりユーザーに飽きられたりするものだがラルクに、そんなことはなかった。決して奇跡などではなく、時代が反映していただけなのだ。Favorite Artistsページへ
2005.10.26
最近はCDレビューばっか書いてます。かなり自己満足なものなんですがFavorite Artistsってページでまとめてみました。すさまじくカンタンに適当なHTMLで書いた程度のページですけどね・・・( ̄▽ ̄;まー、これからも増やしていってみようかと。Azumiのサイトのように、漫画批評(80作品も批評してる!)のほうが得意分野なんですがまー、オレはCD批評で言ってみようか。80アーティストも書けるかは知らないけどさ。そのアーティストの全CDとは言わなくてもそれなりに抑えていければなぁ・・・と。更新もジャンルも適当にやってきますが90年代ばっかメインになりそうだなぁ・・・・。00年代デビューはレビューするほどシングルないせいもあるけどね。ではでは。
2005.10.26
2001年に解散してしまったJUDY AND MARYのシングルレビュー。いわゆる「放課後バンド」として認知されだしどんどん成長していったがゆえに解散するしかなかった・・・それがJAMな気がしますね。自分の十代後半を追いかけているような、そんな感覚に陥りそうになります・・・・。POWER OF LOVE (1998/07/01)作詞:YUKI 作曲:恩田快人 最高95位 0.3万枚DAYDREAM/キケンな二人 (1994/04/21)作詞:YUKI 作曲:恩田快人最高58位 1.3万枚>>>初期のJUDY AND MARY(以下、JAM)は、恩田色が濃い。TAKUYAはデビュー直前の加入のため、どちらかというと控えめな印象。デビューアルバム「J・A・M」では作曲にTAKUYAのクレジットはない(が、YUKIの作曲がある!JAM史上唯一のYUKI作曲である)。パンクバンドとしてデビューしたわけだが、「DAYDREAM」まではレベッカもどきに聴こえる。が、秀逸な歌詞がYUKI色を滲み出している。個人的には「DAYDREAM」の歌詞の世界は好きである。少年時代のよく晴れた午後を思い出させてくれるようで好きな世界。が、大人になると手に入らない風景であるようにYUKIの初期の作り出していた詞の世界は、今後、二度と現れることはないのだった。Hello ! Orange Sunshine (1994/08/21)作詞:YUKI 作曲:恩田快人 最高22位 9.9万枚Cheese "PIZZA" (1994/11/02)作詞:YUKI 作曲:TAKUYA 最高15位 7.7万枚小さな頃から/自転車 (1995/01/21)作詞:YUKI 作曲:恩田快人 最高37位 3.9万枚>>>「めちゃモテ」などのEDをやってたりして、にわかにJAMが認知されだしてきた頃のシングルたち。「JAMってよくない?」と当時の中高生の男女が口にし始めた頃でもあった。極端に言えばJAMを知ってるとおしゃれ、みたいな傾向が生まれつつあった。独特のセンスを展開していくYUKIが、女子中高生から憧れの的になりつつあった。「WHAT'S IN」で月にたった1ページ連載されていた「YUKIの果てしないたわごと」が大好評だったり、「CUTiE」にも出てた頃は、学校にみんな「CUTiE」を持ってきたりしていた。それでいて、サウンドがなんだか親しみやすい音だった。「バンドやりたいなー」とかのきっかけになる存在でもあった。なんだかすごく楽しそうって思わせる存在になっていった。ワクワクするような放課後、休日、恋、彼氏、イタズラ、午後、夕焼け、キス、真夜中・・・何か、というより、JAMの存在が、中高生を中心に惹きつけてはじめたのだった。まるですべてが詰まった宝箱のようなJAMに。「Cheese "PIZZA"」で「HEY!×3」に初登場するなど、露出活動も始まりだした・・・・。Over Drive (1995/06/19)作詞:YUKI 作曲:TAKUYA 最高4位 67.0万枚DOKI DOKI (1995/10/21)作詞:YUKI 作曲:恩田快人 最高8位 25.6万枚>>来たるべきブレイクが「OverDrive」。この曲が好きという子は多かった。TAKUYAらしいギターの音が散りばめられている楽しい曲。この曲を解散直前のMステでYUKIが泣きながら歌っていたのが何だか切なかった・・・。「DOKIDOKI」はタイトルどおりドキドキするような曲。放課後が楽しく思えるような歌。恩ちゃんらしいストレートだけど、何か心をかすっていくような音が響いていく。この頃のJAMは「ORANGESUNSHINE」から、さらに進化し、それでいてバンドとして絶妙なバランスが形成されていた。後期を思うと、この頃は毎日が楽しかったんだろうな、と思わされる。個人的には自分の十代をなぞっているようで、振り返っていて何だか切ない・・・。そばかす (1996/02/19)作詞:YUKI 作曲:恩田快人 最高1位 105.8万枚クラシック (1996/06/28)作詞:Tack and Yukky 作曲:TAKUYA 最高3位 63.2万枚くじら12号 (1997/02/19)作詞:Tack and Yukky 作曲:TAKUYA 最高5位 44.7万枚ラブリーベイベー (1997/05/21)作詞:YUKI 作曲:TAKUYA 最高12位 9.3万枚>>JAM唯一の1位獲得&ミリオンセラーを記録したのが「そばかす」。恩ちゃん作曲だが、Takuyaの個性を強く感じるギターで、Takuyaが頭角を表してきたのがわかる。そして、まさかのまさかで、恩ちゃん作曲のシングルは「そばかす」がラストシングルになるのだった!!Takuyaの才能が物凄いスピードで開花しだしたのだ。「クラシック」以降は、どんどんナイフのような鋭さを増して、ギラギラしてるけど、クールさも帯びているTakuya色が濃くなっていく。YUKIの不思議な、だけどカワイイ楽しい世界も、そのままではなくなんだか成長していく感覚を覚えさせられる。思春期のような淡さを越えて、個性ある確立されたYUKI像が突っ走りだした。成長していくYUKIとTakuyaが絡まりあうテイストが全開になっていき、もはやどうにも止まらない世界へと走り出していった。(「くじら12号」、「ラブリーベイベー」のような曲はこの二人にしか作り出せない!!)それでもJAMとしての色を失わなかったのは、あとの2人もまた絶妙のバランスを取っていたからだろう。・・・・・・・・が、この頃のJAMの姿は、恩ちゃんが初期に描いたJAM像とはかけ離れていったのではないだろうか・・・。それを恩ちゃんはどう思っていたのだろう・・・・。加速度をあげていくJAM・・・そんな頃、、、この4枚を収録したアルバム「POWER SOURCE」はJAM史上最大の売上を記録することになる・・・・。※「ラブリー~」はアルバム発売後のシングルカット。LOVER SOUL (1997/10/15)作詞:YUKI 作曲:TAKUYA 最高5位 50.4万枚>>>最高5位と、順位が低めな気もするが同じ週には「White Love」(SPEED)、「Wanderin' Destiny」(globe)、「虹」(L'Arc~en~Ciel)、「Love is...」(河村隆一)がいたのだった。 ラルク以外は全盛期に近いので仕方ないと言える。が、この「LOVER SOUL」は個人的には微妙な位置づけ。寒い冬を思わせるはじまりで、優しく歌い上げられてますが、どこか終末感が感じられる。前々から暖められてきた曲というが、JAMの転換期に存在する行き場のない曲に思える。4thAlbum「POP LIFE」の最後を飾るのにふさわしくはあるけど、「アンコール的存在」、そんな気がする。散歩道 (1998/02/11)作詞:YUKI 作曲:五十嵐公太 最高3位 47.9万枚ミュージック ファイター (1997/04/01)作詞:Tack and Yukky 作曲:TAKUYA 最高4位 14.8万枚イロトリドリノセカイ (1998/09/09)作詞:TAKUYA 作曲:TAKUYA 最高11位 7.6万枚手紙をかくよ (1998/11/11)作詞:YUKI 作曲:TAKUYA 最高22位 2.2万枚>>で、4thAlbum「POP LIFE」のシングルたち。シングル初の五十嵐公太作曲の「散歩道」があったり、もうTack and Yukkyにしか作れない「ミュージックファイター」、Takuyaワールド全開の「イロトリドリノセカイ」などバラエティ色に富んだシングル陣だがそのバラエティの広さは、Takuyaを中心にして生まれてきている状態。パッキングの効いたギターの音がJAMの「王道」になってきている。(「そばかす」、「OverDrive」っぽいイントロのギターみたいな感じが、一般的に「あ~、これってJAMっぽい」という扱いになってるってこと)公太さんの「散歩道」は、そのトゲトゲパンキッシュのTakuyaの世界で異彩を放つというか、どこか浮いているような「ほのぼの感」がある。だからといってJAMに合わないわけではなく、「今までやってきたものへの郷愁感」を感じさせ初期からのファンには懐かしさを感じさせる。が、「散歩道」収録の頃のYUKIの喉は傷ついており、昔の声が出ていない。それが、最早、JAMは『昔に戻れない』ことを思わせるようで切ない。ギリギリでJAMのカタチを保っているのが、この頃でありその中で生み出された「POP LIFE」は、切れそうなくらい締め付けた弦の音のようである。当時の私は、人生に迷う18歳頃で、心が何も受け付けなくなっていた。そのせいか、この頃に聴いた音としてのJAMの記憶があまりない。テレビで楽しげに歌う「ミュージックファイター」くらいしか印象がない。それも何か遠い存在のようなイメージだ。親近感のあった、楽しさを感じさせる音に思えなかったのは、ただ私がすさんでいたからなんだろうか?この後、JAMはYUKIの手術などもあり、しばし休止する。恋愛でいうならば、冷却期間ってとこだったんだろうか?Brand New Wave Upper Ground (2000/02/23)作詞:YUKI 作曲:TAKUYA 最高4位 15.8万枚ひとつだけ (2000/07/05)作詞:Tack and Yukky 作曲:TAKUYA 最高9位 11.1万枚motto (2000/11/22)作詞:Tack and Yukky 作曲:TAKUYA 最高8位 13.8万枚ラッキープール (2001/01/24)作詞:Tack and Yukky 作曲:TAKUYA 最高3位 13.8万枚PEACE-strings version- (2001/03/09)作詞:Tack and Yukky 作曲:TAKUYA 最高8位 7.3万枚>>休止、ソロ活動を経て再活動したJAM。が、狂い始めた歯車を、もう一回動かそうとしても、やっぱり狂うだけなのだった。かつての仲間がもう一度集まってやっただけで、元通りになったわけではない・・・それが「Brand New Wave Upper Ground」の印象。絶頂期があったからこそ、壊れることができるわけで、終わり(=解散)へ走り出した時代。「Brand~」からの4枚はすべて色が違う仕上がりになっている。今まで使ったことのないものをJAMに取り入れて、試してみたという実験的要素も強い(テクノテイストがあったりとか)。JAMにできうる可能性をインスパイアしてみたというところか。ラストアルバム「WARP」は五十嵐公太の1曲をのぞいて、すべてTakuya作曲。恩ちゃんの曲も何曲か存在したが、Takuya的に合わなかったらしい。Takuya with JUDY AND MARY状態だが、これはこれでカッコイイ。2000年末、「motto」リリース後、ツアー計画などもあり、解散は考えていなかったのかもしれない。突っ走ることを止めてしまえば、Takuyaが止まれば、解散せずに新しい音を作りつつJAMでいられたのかもしれない。ただ走る方向が終わりへの方向だった彼らは、散ることを選んだ。止まらず、走り続けて散っていく姿がカッコよかった。カッコ悪くなることなく弾け飛んでいったJAMはどこまでもカッコよかった。
2005.10.25
再活動前の鈴木あみのシングルレビュー。要は小室哲哉プロデュース時代のってことですね。わずか3年あまりしか活動期間はないですが当時、小室プロデュース全盛の時代にあって独自の世界観を築けたのはよかったんじゃないかな?love the island (1998/07/01) 最高5位 28.8万枚>>>記念すべきデビューシングル。夏のイメージにぴったりで爽やかなアイドル路線まっしぐらかと思わせておきながら「ゆっくりと静かに 気付かれず忘れたい」「本当はあなたの目の前で思いきって 泣いてみたり 笑ってみたり 怒ってみたりさせて欲しかった」「また出直しだからいくらでも どうにでも」・・・と実は失恋した女の子が(おそらく)南の島に来て彼氏を忘れようとしている悲恋の歌詞だったりする。100位内に22週もランクインし、デビュー曲としては順調な滑り出しだった。alone in my room (1998/09/17) 最高3位 35.3万枚>>約2ヶ月のインターバルでリリース。この頃は立て続けにリリースしていく時代だったので、特に不思議でもない。秋の物悲しさとマッチした歌詞と曲調で、TKサウンドの王道とも言える仕上がり。鈴木あみの、上がりきらないキーの高さが、曲の雰囲気をより深いものにする効果もあって彼女向けの曲。決してKEIKO、安室、華原らTK作曲の申し子たちの唄う曲ではない。(だからというわけじゃないだろうけど、この曲から小室のコーラスが全然なくなる)ジャケットのふてぶてしい顔の鈴木あみも印象的。歌詞だけ見ると「love the~」の続編のようにも思えるが小室哲哉的には意識したものではないらしい。個人的には秋ごろにピッタリあう鈴木あみの名曲だと思う。all night long (1998/11/05) 最高2位 39.6万枚>>当時の小室の実験作。来るべきトランスブームを予見したかのようなイントロで始まる。Aメロ、Bメロは起伏の少ない連続音で立て続けていく。小室哲哉の音楽性の進化を垣間見えるのが、この「all night long」。音は抜群に次世代を予感させるカッコよさなのだが、鈴木あみの歌唱力ではそこまで感じさせられなかった・・・・。かといって、この時期のTKには安室は産休中、華原は落ち目、globeは4作連続の準備、と武器もなかったわけで・・・。White Key (1998/12/16) 最高2位 50.3万枚>>前作ほど本格トランスサウンドではなく、ポップ色を強めた4枚目のシングル。ここまでが鈴木あみのポピュラーへの紹介、だったと小室哲哉は言ったとか。98年下半期のチャートを賑わせた鈴木あみのこの年の締めくくり。「Don't wanna cry」(安室)と音は近いものがあるが、1998年風という感じでR&B色とトランス色をうまく混色させて新しいアレンジになっている。ウインターソングとして、素晴らしい出来なのだが、笑顔を浮かべて歌う鈴木あみに対して、歌詞はまたもや悲恋の歌。笑顔と悲しい歌詞のミスマッチをも小室は狙っていたのだろうか?Nothing Without You (1999/02/17) 最高2位 50.3万枚>>これからの鈴木あみはR&B路線に転向させていこう・・・そんな感じが伺える1999年の1枚目。「モンスターファーム」のイメージソングなせいもあって「戦い」とか「強くなれる」のキーワードも出てくるが全体的には、とてもゲームのイメージソングには思えない。時代的にはマニアックな作りのサウンドな気もしたが、いま聴くとそうでもない。実際に、宇多田ヒカルや倉木麻衣が台頭してきたのだからTKの新時代の読みは間違ってなかった。惜しむらくは鈴木あみは、R&B向きではなく、キーボードテイストのJポップ向きだったということか。Don't leave me behind/Silent Stream (1999/03/17) 最高3位 27.3万枚>>初の両A面シングル。トランス+R&BをTKなりにミックスした仕上がり。関係あるのかないのかわからないキーワードが飛び交うMARC&Ami作詞の曲。コーラスがカッコよかったり、クラブウケしそうな打ち込みも響きまくる。曲としては好きだが、果たしてシングル向きだったんだろうか?BE TOGETHER (1999/07/14) 最高1位 87.0万枚>>TM再始動時に合わせてリリースされたTMのカヴァー曲。しかし、かつて渡辺美里がカヴァーしたいと言ってもさせなかった曲を歌わせるとは・・・・。鈴木あみ初の1位獲得、そして鈴木あみ最大のヒット曲となった。鈴木あみ=BE TOGETHERの印象を持つ人は多いだろう。黒い衣装が彼女を大人びた印象にもさせていた。ウツの歌うものとは、明らかに似ても似つかないが、そういうアレンジだから、と思えば悪くない感じ。また、余談になるが「BE TOGETHER」と同日に、同じ「ASAYAN」出のモーニング娘。が「ふるさと」をリリースし、どっちが上位になるかが注目されていた。結果、あみの圧勝となった。(「ふるさと」は最高5位、17.1万枚)そして、鈴木あみの大ヒットが、間接的とはいえ、日本のアイドル事情を変える一因になったのかもしれない。安倍なつみメインボーカル曲での敗北を受けて、モーニング娘。は路線変更。過去最大のエースとなる後藤真希の加入による「LOVEマシーン」が大ヒットを記録するのはこの後、わずか2ヶ月後のことである。OUR DAYS (1999/09/29) 最高1位 46.7万枚>>小室みつ子を作詞に迎えたのは前作のヒットを受けてのことなのか?夕暮れの教室の情景が浮かびそうなメロディーと歌詞のハーモニーが絶妙。この辺は小室みつ子の持つ十代にピッタリ合う素晴らしい作詞能力である。鈴木あみが切々と歌いあげる鈴木あみ屈指の名バラードである。ただ、この頃から、鈴木あみの歌唱力を問う声が増えだしたのは事実である・・・。HAPPY NEW MILLENNIUM (1999/12/22) 最高2位 36.4万枚>>2000年のミレニアムに合わせてのリリース。クリスマス時期ということもあり、ジングルベルを思わせるイントロで始まる。バイオリンなんかも使われていて、荘厳さも感じさせる。2000年の祝福曲・・・と言ったコンセプトの曲だったはずなのだが「正直なあのコが羨ましくて あなたをとられそうで怖かった」「世界に同じ人なんて いるはずなんてないから」「みんな急いで歩きだした もうすぐ終わるこの時代を」「すぐ世界はメチャクチャに なりそうな世紀末でも」・・・と、女の子の恋愛と時代の終わりがゴチャゴチャになっていて作詞としてはいかがなものか。時代は終わり、変わり、世界はメチャクチャになっても、私たちは今からはじまる、ずっと2人でいようっててことなんだろうけど。ちなみに作詞は鈴木あみと前田たかひろで、小室哲哉によるものではない。せっかく2000年にふさわしい曲になる可能性があったのに、まとまりがなくなってしまった。Don't need to say good bye (2000/01/26) 最高5位 34.6万枚>>卒業シーズンにふさわしい切ない曲。久々に小室哲哉のコーラスが大きく展開されており、これぞTKプロデュースといった感じ。実はこれもモーニング娘。の「恋のダンスサイト」と同時発売なのだがこちらはあまり盛り上がらない戦いになってしまった。発売した週は「TSUNAMI」(サザン)、「恋のダンスサイト」(モー娘。)、「ギブス」「罪と罰」(椎名林檎)も初登場の週でランキング的には5位どまりになってしまった。ボーカルの声を機械でいじるサンプリングぽいのが当時ちょっと流行りだった(TMの「GET WILD DECADE RUN」とか安室の「LOVE2000」とか)のだが、それをこの曲でも採用しているが、流行りに乗っかっただけで、あまり効果的ではなかった。いっそ生ピアノと生声だけでも面白かった気はする。鈴木あみの任期の凋落が見え隠れしてくる曲・・・。THANK YOU 4 EVERY DAY EVERY BODY (2000/04/12) 最高1位 23.4万枚>>この曲で小室哲哉は何をしたかったのか・・・?はっきり言って何も伝わってこない。やっつけ仕事で作られているようなイタイ曲。「へこんだ」とか「着信」だとかイマドキの女の子を描いてるのだろうけど・・・。「だけどDNAはたしかに くずれさって日々へってく」という化学を勉強した人が「?」と首を傾げそうな歌詞(正解だけど不正解みたいなコトバ)、小室、前田、鈴木あみの3人の共作のクレジットの作詞だけど誰がどこを書いたのか、まとまりのない歌詞ばかり。パート別に話し合いもなく書いたような曲。100位内にわずか6週間しかチャートインしなかったが20万枚を超えちゃうあたりは、鈴木あみの人気の根強さの証明だったのかも。(そこらのアイドルじゃ1万枚売れるだろうか?)この曲だけが収録シングルの3rdアルバムは売上枚数は前作の半分以下と、かなり下り坂になってきた。個人的には、かなり、評価の低い曲。Reality/Dancin’in Hip-Hop (2000/09/27) 最高3位 21.1万枚>>小室プロデュース最後のシングル。まさか最後のシングルになるとは、誰も思っていなかっただろうけど。小室みつ子が作詞を手がけた。それゆえにまとまった仕上がりになっている。ベスト盤にしか収録されていないシングル。音は単純な打ち込みでアップダウンが少ない分、メッセージ性が伝わってくる仕上がり。ボーカルエフェクトが効果的にはまっていて、迷走した鈴木あみプロデュースも落ち着いたかに見えたが鈴木あみが芸能活動自体を停止するような事件が発生し、このシングルで小室プロデュースは終わりを告げる・・・・・。そして、彼女がメジャーでCDをリリースできるまでに4年という月日が必要となるのだった。
2005.10.24
阪神ファンの自分としては残念な結果でした。ロッテの勢いが如何なく発揮されてた感じで、正直、「コイツを抑えれば勝てる!」って選手はいなくて常に全員を警戒しなきゃいけない球団だなー、って思いました。しかも、なんかロッテが優勝しそうな勢いな気がしてきました。1回の表、一死一、二塁。キーマンと言われた赤星を二塁に置いて3割30本100打点を達成している金本のセンター前に抜けそうな打球をロッテの西岡が好捕し、併殺打になったシーン・・・・・まるで、2002年の巨人VS西武のようです。。。第一戦、1回の表、キーマンと言われた松井稼頭夫(現・メッツ)を2塁において打席に立ったのは3割30本100打点を達成している和田。和田が上原の球をはじき返し、センターに抜けるかと思われた打球は仁志の好捕によりアウトに!これで流れは巨人へと傾き、、、、、巨人は西武に対して、4連勝!和田はシリーズを通してノーヒットに終わるのでした・・・・。なんか状況が酷似していてイヤです。このシリーズで西武のエース・松坂は2敗を喫し戦犯の一人となったのですがまさか井川も・・・・?まー、井川は松坂のときみたいい救援で登板とかはしなそうだよね。金本だって、きっと今日は一本ヒット打ってくれるでしょう。ていうか巨人の一発攻勢軍団と、ロッテのつながり打線じゃ全然チームのタイプ違うしね!!!!!巨人ごときを2005年のロッテの一緒にしちゃったら失礼ですね。あの頃の西武とは、全く違う結果になることを一阪神ファンとして期待することにします!
2005.10.23
今回はBUMP OF CHIKENのシングルレビュー。インディーズ時代からちょこっとは知ってたバンド。なんだかあの頃と比べて音がキレイにまとまった分、荒々しいトゲトゲしたものが少し見えなくなってきた気がしますね・・・。※独断と偏見のレビューです。不快に思われた方には以後、読まれないことを願います。ダイヤモンド (2000/09/20) 最高20位 8.1万枚インディーズの頃から人気絶大だったBUMPのメジャー1stシングル。いきなりTOP20入りするあたりは、ただの新人ではないというところか。この「ダイヤモンド」、中高生あたりの心をガッチリ掴む熱い詞で書かれている。「目標なんか 無くていいさ 気付けば 後から付いてくる」と一見、責任放棄でどうにかなるだろ的な甘い見解に思いがちだが「すりむいた傷を ちゃんと見るんだ」「大事なモンは 幾つもあった なんか 随分 減っちゃったけど」とリアルを訴えてくる。「逃げちゃダメだ」とも叫んでいる。決して、押し付け要素はなく、リアルなボーカル・藤原の叫びが目標を見失いがちな少年少女には耳を通り越して体中に響く歌だろう。天体観測 (2001/03/14) 最高3位 57.5万枚 もうイントロから反則とも思える熱いギターの音で始まる。一般的には、この「天体観測」=BUMPというくらい、彼らをメジャーに引き上げた曲。売上も2005年現在、BUMP最大の売上を誇っている。歌詞のひとつひとつがリアルで「見えないものを見ようとして」、「見えてるものを見落として」という二つの対極なコトバが、心に何かを訴えてくる来るはずのない「君」、今でも望遠鏡を持っていく主人公大人になってしまった人にも響く歌詞、いつまでも何かを探して生きていく「幸せの定義」とか「悲しみの置き場」とか生きることは何かを探すこと、見つけ出したものを忘れないこと、何度聴いても、心が揺るがされ十代の終わりから二十代のはじめを思い出させる名曲です。ハルジオン (2001/10/17) 最高5位 18.2万枚 大ヒットとなった「天体観測」から半年あまり経過して発売されたシングル。「虹をつくってた」と、イントロなしで始まるBUMPの世界。現実に打ちのめされてしまっても、また作り上げていくという思いが伝わってくる。生きていく意味をなくしてしまっても、虹をつくること=実体のない何かをつくることでも、それが生きる理由になると唄われているような気がする。スノースマイル (2002/12/18) 最高3位 15.3万枚今までと違って、シンプルな始まりの曲。それが冬の物悲しさを感じさせて、冷たい季節にピッタリの曲である。発売時期的にクリスマスにも合う感じはするが。淡い冬の恋を思わせる歌詞で(「冬が寒くってよかった」なんて誰が思うだろう?)なんだか作者的には高校時代、好きな子と雪の道を歩いて帰った頃を思い出させる。現在進行の恋物語の世界かと思えば、実は「君」はもう居ないということがわかり二つの時間軸の存在する歌えである。ロストマン / Sailing day (2003/03/12) 最高2位 25.0万枚「ONE PIECE」のタイアップつき。というわけで、ONE PIECE仕様のジャケットも初回盤はありました。はじめに聴いたときは、そんなにいい曲とは思いませんでした <2曲とも今回はONE PIECEのタイアップ意識もあって、海の冒険のような歌詞展開。また時期的に旅立ちの歌詞は、卒業する学生たちへの賛歌にもなりうる。個人的にはSailing daymの駐車場のPVが好き。意味不明に走り抜けてく女の子たちが、逆に印象的。BUMPはプロモも面白い☆アルエ (2004/03/31) 最高2位 17.8万枚チャートで初の2位を記録。アルエ・・・イニシャルがR・Aのあのアニメのキャラですね。誰かわからない人は歌詞をよく読んでみよう・・・・・。アルエに捧げた曲で、存在はインディーズからあった。メジャーでは初のリリース。心に包帯を巻き、「嬉しい時どんな風に笑えばいいか解らない」アルエを、僕が救いだすというBUMPにしては珍しく、ヒロインを救うヒーロー(っていうと何か違う気が・・・)が出てくる歌。VOCAL・藤原がいれこんだキャラを救いたいがために生まれた歌が多くの人の心にまで届くのだから、BUMPはすごい。オンリーロンリーグローリー (2004/07/07) 最高1位 17.5万枚BUMP初のオリコンチャート初登場1位を記録。最初はBOOWYの「ホンキートンキークレイジー」みたいに語呂の響きで作られたタイトル?と思わされたが、ところがどっこい、この3つのワードがピッタリくる曲。テンポの速いサウンドに乗せて、藤原の送り出すメッセージが心を揺さぶる。逃げててもみつかってしまう、笑われる事なく 恨まれる事なくやっていけるはずがない。眩しいのは最初だけ、、、立ち止まった人を再び歩き出させる熱い曲。サウンド的には、すっきりテンポよくまとめられている。ただ、個人的には、初期のようなゴリゴリしているような、雑っぽいけどまとまってるようなそんな感覚が失われてきているようなそんな感覚を覚えてしまった。車輪の唄 (2004/12/01) 最高3位 12.2万枚「ユグドラシル」からのシングルカット。タイトルはヘルマン・ヘッセの「車輪の下」を文字ったのかな?「車輪」の言葉が表すように、軽快なリズムで歌われる曲だがその歌詞は全く軽くない。深いものが秘められている。シングルでは初の曲調だが、もうインディーズの頃から何度か軽快ビートは披露されておりBUMPの新境地と言うより、BUMPの王道の進化系と言ったところか。カップリング曲がまた名曲「夢の飼い主」がだったりする。「スノースマイル」の再録はクリスマス向けってとこでしょうか。プラネタリウム (2005/07/21) 最高4位 23.4万枚半年のインターバルを置いてリリースされた。トップ3入りこそ出来なかったものの、売上枚数は「ロストマン/Sailing day」以来の20万枚突破となった。「星」をイメージした歌詞の唄が何曲かあるBUMPだがこの歌詞は「天体観測」とはちょっと違う視点で、もういない彼女を見ている。ちょっと違う視点というより、藤原の世界観が少し変わったせいのような気もする。キレイにまとめられており、夏にぴったりのミディアムテンポであるがそろそろ力強い音も聴きたいところ。シークレットの「いか」の力強さは凄すぎだがwww。アーティストレビュー・ホーム
2005.10.22
天気も中途半端だとやりたいこともなかなか順調に進まない・・・・。まーた、リーダー職みたいのについちゃったので仕事は忙しいしね・・・。オレの苦手系なプログラムだけにやりにくい(--;やっぱヒラでフラフラしてるのが楽だねぇ。出世欲とかはあんまりないのですが。チームにいる31歳男が、唯一でちょっと問題ある人なんでうまいことやらなきゃいけないんだけどね「いかに楽をして金をもうけるか?」しか考えてない人ですから・・・・。自分が手を汚さず物事を進めるしか頭にないらしく・・・。その考えに全く賛同できないですが・・・。そういえば、高校時代の友達とかといつか、会社つくる話が現在進行形だったり。あと数年ってとこなんだけどな。ちょっとしたアクションを起こせそうなんだけどな・・・( ̄ー ̄)物事はちょっとずつ進めていけばきっとうまくいく。。。って単純に世の中を考えてるのでした。
2005.10.22
浜崎あゆみのシングルレビュー。あまりに多くの曲を発表しているので今回は、20世紀中に発表された浜崎あゆみに限ってレビューします。まぁ、これが見事に彼女の心理の変化を表しているのですが・・・・。世紀末にカリスマとして君臨することになった浜崎あゆみの第1期のレビューです。※独断と偏見のレビューです。不快に思われた方には以後、読まれないことを願います。poker face (1998/04/08)最高20位 4.3万枚YOU (1998/06/10) 最高20位 7.8万枚 Trust (1998/08/05) 最高9位 18.2万枚 For My Dear... (1998/10/07) 最高9位 7.4万枚Depend on you (1998/12/09) 最高6位 13.1万枚>>1st「A Song for XX」収録されているのが、上記の5枚のシングル。デビューからTOP20入りを果たしていたことがわかるが浜崎あゆみは「poker face」でこの世界に突然、現れたわけではなく、芸能界には子役時代から、もう何年もいる存在であったので、特別驚くことではない。それなりにファンはいただろうし、ビジュアル的にも一般受けするものだったのだから。が、作詞能力に関しては驚くべき世界を魅せてくれることになる。普通の若い女性アーティストは、アイドルテイストの入った「夢」や「恋愛」などを唄うのが主流と言えるが浜崎あゆみの持つ世界は、どこか儚さを、悲壮感を漂わせる歌詞になっている。「未来に期待なんてできない、居場所がない、でも自分は自分でいたい」という心情をまだ細い声で歌っていた。この悲壮感は当時の同世代の女性たちに多く共感され、アイドル的アーティストが、初期は男性ファンを集客するのとは違い、浜崎あゆみは初期から、女性ファンを掴んでいくことに成功していた。それだけ「居場所がなく、未来に期待できない」という女性が多かった時代という証明とも言える。WHATEVER (1999/02/10) 最高5位 19.0万枚LOVE~Destiny~/LOVE~since1999~(1999/4/14)最高1位 65.1万枚 TO BE (1999/05/12) 最高4位 32.5万枚Boys & Girls (1999/07/14) 最高1位 103.8万枚A(monochrome,too late,Trauma,End roll)(1999/08/11) 最高1位 163.1万枚appears(30万枚限定生産)(1999/11/10) 最高2位 29.1万枚kanariya(30万枚限定生産)(1999/12/08) 最高1位 28.9万枚 Fly high(30万枚限定生産)(2000/02/09) 最高3位 30.0万枚 >>音楽的には現在にも通じるユーロの進化型。エイベックス得意の音楽性になっている。というか、この頃はDo As InfinityだったDAI(長尾大)の関わりが大きい。(つんくとの共作もあるが、あれは商業的作戦もあったらしい)1位も獲得し、「Boys&Girls」では遂にミリオンセラーを記録。「A」のようにいろんなタイアップ曲を詰め込んだ両A面以上、ミニアルバム以下のシングルの先駆けは浜崎あゆみと言えるだろう。作詞としては、自分だけの世界みたいな殻を割った感じで、弱さを認めた上での「強さ」を手に入れたような浜崎あゆみが展開されだしました。「本当は期待してる 本当は疑っている」「大きな何かを手に入れながら 失ったものもあったかな」「取り戻したところで きっと微妙に違っているハズで...」「人はうれしいものだって それでも思ってていいよね そして歩いて行く 君も歩いてくんだね」そして、街ゆく恋人たちを見て思う心情など、客観的視点の世界を描く傾向も見られてきました。「はばたきだした 彼女達なら光る明日を見つけるだろう」「恋人達はとても幸せそうに手をつないで歩いているね まるですべてが(ry」曲の方向性が定められたプロデュースを受けることで『浜崎あゆみ』の世界観が構築された感があります。未来に夢を持てず、弱く、過去にトラウマを持つような、動き出せないで、泣いている、そんな弱い自分で作り上げた殻から出て、歩き出そうとしていく姿が前作から彼女を見ていた女性たちから、「共感」から「支持」へと変わっていったように思えます。この「共感」が「支持」に変わったことで『浜崎あゆみ』は1売れっ子アーティストから、1大ムーブメント : 時代のカリスマになり世間を巻き込みだしたと思えます。vogue (2000/04/28) 最高3位 76.8万枚 Far away (2000/05/17) 最高2位 51.0万枚 SEASONS (2000/06/07) 最高1位 136.7万枚 SURREAL(初回限定生産)(2000/09/27) 最高1位 41.7万枚AUDIENCE(30万枚限定生産)(2000/11/01) 最高2位 29.3万枚M(2000/12/13) 最高1位 131.9万枚>>一気に時代のカリスマに登りつめた・・・というより、押し上げられた感が強かったそんな感じがするのが20世紀最後の年の浜崎あゆみ。「次は何をするの?」という期待を世間は期待し始めます。未来に期待できなかった女性に、「次」を期待するという不思議な世相・・・3部作(「vogue」、「Far away」、「SEASONS」)は1位獲得&ミリオンこそ最後の「SEASONS」のみだが安定した売上を記録。が、この頃は浜崎あゆみの「絶望3部作」や「暗黒時代」と揶揄されることもあるくらい暗い時代。誰かにつくられた自分になることを嫌った浜崎あゆみが、世間につくられている感覚に気付いてしまったのだ。皮肉にも、世間に認められ、時代のカリスマ的存在となり、居場所ができた(「見つけた」、「与えられた」は正しい表現ではない気がする)のに逆になりたくない自分になる矛盾に気付いてしまった。音が聞こえない世界に堕ちていってしまった浜崎あゆみだったがライブでの「A Song for XX」の大合唱で立ち直ったと言われる。居場所ができてしまった自分を受け入れたと言える。3部作後に発売された「SURREAL」では「背負う覚悟の分だけ可能性を手にしてる」と言い、「AUDIENCE」は時代のカリスマであることを受け入れ支持する仲間たちを引っ張っていくという決意が感じられる。「M」ではCREA名義で作曲も行いだし、ますますアーティスト性に磨きをかけていく。「訳なく始まりは訪れ 終わりは いつだって訳を持つ・・・」もはや、ひとりではない。時代のカリスマとして、(ある意味)一人で歩くことができなくなった浜崎あゆみはこの年、「Duty」(訳:義務)というアルバムを発表する。「確かにひとつの時代が終わるのを 僕はこの目で見たよ そして次は自分の番だって事も 知っている本当は」浜崎あゆみの時代がやってきた。そして、いつかは自分の時代が終わることを浜崎あゆみは既に知っていた。そして時代は、20世紀に終わりを告げ、21世紀を迎える・・・・・・。FavoriteArtistsのページへ
2005.10.21
久しぶりに晴れてる気がするなぁ・・・・。そういえば、誕生日だったのですがこの年までくると誕生日すぎて変わることって何もないような気がしますね。書類とかで年齢欄に書く数字を間違えないようにすればいいくらい?誕生日にチーズケーキ作ってもらいました。ケーキ初挑戦だったらしいですがうまかったです☆で、なぜだかレシピ渡されました。「今度はHiroが作ってね♪」と笑顔で彼女は言いました。「え・・・・?」「学生ん時はデザート職人だったんでしょ?」「いつの話だよ・・・・」「いろんなパフェとか作ってたんでしょ? ケーキってカンタンだから作ってみてよ。 楽しみにしてるからー」・・・・なぜだか知らないですが今度はオレがケーキ作ることになってしまいました・・・・orzなぜ・・・・?※「デザート職人」だったことはなくレストランでパフェ作ったりしてただけです・・・。オリジナルとか作って友達が客で来たときにあげたりしてたけど・・・・。
2005.10.20
彼女がオレにバレないように何か思索している・・・。それがわかるけど、気付いてないフリをする・・・。変な関係だ。この間までなかったバニラエッセンスとかが置いてあったりするしなぁ・・・。今日、朝、家を出るとき、「今日は8時ごろに帰ってきて。 遅すぎても早すぎてもダメだからね」今日、帰る時間まで指定されてると遅れちゃいけないなぁ・・・って思っちゃうわけです。あと1時間半で仕事が切り上げられるかなぁ・・・。ちょっと微妙だったりするのだが(--;また半年だけ彼女と同じ歳になりました。
2005.10.17
ずっと前から知ってるような感覚うまく言えないけど、雰囲気がたぶん似てる。あの頃、つきあってたあの人に重ねて見てるから何か考えがわかる気がするんだ。よく見ると顔は全然違うしあの人みたく方言を喋ったりもしない。だけど、なにか雰囲気が似てる。あの人がオレより年下だったらこんな感じだったのかな。でも、確信した。オレはもうあの人に恋することは無い。だからいま、あの人の面影を感じるこの子に恋することもなくてあの頃の自分とは違うんだってわかった気がする。もう何年も連絡はしてないけど、いまもあんな風に誰かに優しく微笑んでくれてるならすごく嬉しい気がする・・・・・。
2005.10.14
昼休みにみんなでエンタ検定に挑戦しました。ネットで行える常識テストですね。16人もの人数でやったのですがなんとか2位になり、ジュースもらえました♪ココにも受けた奴がいますが・・・・www以下は結果です。なんか、平均的すぎてつまらない結果ですねぇ・・・・。+++ 第1回 エンタ!検定 成績発表 +++ あなたの総合得点は87点 全国平均 59点 全国順位(10月14日 14時現在)1727位(94495人中) --ジャンル別得点表 --------------- 0_________10__________20点映画 20/20■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■テレビ16/20■■■■■■■■■■■■■■■■音楽 18/20■■■■■■■■■■■■■■■■■■書籍 16/20■■■■■■■■■■■■■■■■芸能 16/20■■■■■■■■■■■■■■■■■------------------------- --講評--------------------- あなたは「エンタの達人」 すべてが16点以上です。エンタテインメントと一口に言っても、映画、テレビと分野が違えば得意不得意があるのが普通の人。が、あなたはほぼ全分野を制覇しているレアなタイプです。ある特定のジャンルが好きというよりも、流行を追うのが何よりも好きな人なのかもしれません。「神」までもう一歩ですよ。会議、宴…と種類を問わず、あなたはどんな席でも話題の中心のはずですから、これを機会に、もうワンランク上をめざして精進してください。 ------------------------- エンタ検定実施中!http://ent.nikkeibp.co.jp/ent/kentei/ お暇な人は挑戦してみると面白いと思いますよ。けっこう難しいですけどね。
2005.10.14
なぜだか最近CDレビュー書くことが多いです。なんか勝手にAzumiあたりからリクエストされてますが・・・。詳しくないアーティストは、ちょっと無理なんで・・・・。ケツメイシとJAMのシングルレビューはできそうだけど。タグつかって書くと面倒なんで、タグなしで書こうかなぁ・・・。☆これまでの評価作品。EveryLittleThingシングルレビュー(五十嵐充時代編)day after tomorrow single bestレビューTM NETWORKシングルレビュー(前半)TM NETWORKシングルレビュー(後半)TMNシングルレビュー以下、増えてくのかなぁ・・・・・・。書けそうなのってB'zJUDY AND MARY椎名林檎GLAYLUNA SEAL'arc~en~cielゆずケツメイシRIP SLIME浜崎あゆみX JAPANCocco(SINGER SONGER含む)・・・案外、あるのかもwww
2005.10.13
全344件 (344件中 1-50件目)