悟風の書斎「おかあさんへの手紙」

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 ◆編集後記「千鳥足」◆

 「★さあ 出発の年だ!」に書いてある二十五日間とは、北海道のほとんどの学校
での冬休みの長さです。ちなみに夏休みも25日間です。

 長く北海道を離れていると、こういう「道産子の常識」を忘れてしまうようです。
実は先日、卒業した高校に電話しました。教員として母校に戻った先輩に、連絡を取
るためでした。「授業中でなかったらいいんだけどな」と思っていると、電話口の向
こうで、「M先生、出てきてたっけ?」と話しているのです。「年休でも取ってるの
かな」と思っていると、昼間なのに、先輩が顧問をしている音楽部は、合唱の練習を
しているらしい。そこまで来て、ようやく「そうか! 北海道はまだ冬休み中だった
んだ」と気付きました。

 「★気温差六十度、たくましく」と「★家族の思い」を書いた時、父“悟風”智に
とっても、当時の出来事は「衝撃」だったのでしょう。このメールマガジンを2年近
く発行してきて、父が作品で国際関係に触れるのは、珍しいなと思いました。

 「米ソに氷解ムード」「日ソ関係も、好転の兆…」のきっかけになったのは、85年
3月にソ連でゴルバチョフ氏が共産党書記長に就任したことでしょう。「グラスノス
チ(情報公開)」と「ペレストロイカ(改革、大改築、建て直し)」の政策を採った
ことで、東西の対立が大きくやわらいだのは事実だと思います。

 一方で、86年1月28日、スペースシャトルが発射直後に爆発したことは、前年(85
年)8月12日に日航機の墜落事故があったこともあって、ものすごく大きな衝撃でし
た。

 「★家族の思い」の中で、私が共通一次試験で思う点がとれず、志望していた国立
大には合格できそうもないと電話したことを、父は書いています。この時は、両親に
さらなる負担をかけることになって申し訳ないと本当に思いました。

 ただ、塞翁が馬です。私自身は、大阪の私立大に入学したことは、北海道や東京の
国立大で4年間過ごすよりも、結果的に良かったと常々考えています。日本の北の端
で生まれ育った人間が、歴史的にも、文化的にも奥の深い近畿で生活したことで、多
くの貴重な出会いがありました。地元や首都にいては見られないこと、想像すらでき
ないことが少しは見えた気がします。

 時はちょうど、入試の時期。来週末(1月17、18両日)には、共通一次試験の流れ
をくむ「大学入試センター試験」が行われます。自分の反省を込めて言えば、受験生
の皆さんには、まず体調に気をつけること、次に時間に余裕を持つこと、そして、最
後まであきらめないこと。この三つをお願いしたいと思います。


(発行者・山口一朗)


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★【発行者より】
本文は、メールマガジン「おかあさんへの手紙」通常号の講読申し込み窓口
http://www.honya.co.jp/contents/letter2mom/index.html
で、講読をお申し込みになり、お読み下さい。登録、講読とも無料です。バックナンバーは、
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最終更新日  2004年01月10日 14時42分20秒
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