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トルコ旅行を終え、上海へ。久しぶりの上海。変かもしれないが、心が落ち着いた。 道路にたくさんの電動バイクが走り、ひかれそうになりながら道路を渡る感覚。良いわ〜。信号機だって守らなくてもオッケーの中国。何より感動したのは食事。トルコではパンとか肉が多かったので、上海の道端にある店で食べたワンタンが最高に美味しく感じられた。こんなに美味しくて5元(80円)、最高だわ〜。やっぱり旅はアジアに限る! あまりに美味しくって、そして辛いものを食べ過ぎて、やっぱりお腹を壊すハメに。それでも薬飲んで食べ続けた私。上海を出る時には「しばらく中国料理はイイや」と思うほどになっていた。 久しぶりの上海外灘の景色、綺麗だった!また戻ってきたいな。 というわけでこれで私の夏の旅は全て終了〜! また仕事を頑張るぞ〜!
2014.08.31
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今日の深夜、再びアエロフロートに乗って中国へ向かう。というわけで最後の一日を国際飛行場があるイスタンブールで楽しんだ。朝は宿でこれでもかっ!ってくらいヴッフェ形式の朝食を食べまくり、部屋でゴロゴロして11時半に宿をチェックアウト。まず向かったのはアヤソフィア(博物館)。こっちで知り合った韓国人に「イスタンブールに来てアヤソフィアに行かないのはおかしい。」と言われたので行って見たのだが、すごい長蛇の列。ディズニーランドだわ。人混みが苦手な私はすぐに諦めて、地下宮殿へ行った。こちらも待ちの列が出来ている。でもアヤソフィアほどの長い列ではない。昨日宿泊した宿のおじちゃんがこの地下宮殿を勧めていたので入ってみた。確かに面白かった。ここは地下の大貯水池だそうだ。水の中にはたくさんの魚が泳いでいた。昔の人はここの水を組み上げて使っていたとのこと。地下にこれだけの立派なコリント様式の柱が美しく並んでいることが驚きだった。次は歩いてボスポラス海峡が見える埠頭まで行った。昨日、宿のおじちゃんがこの埠頭までは歩いてすぐだと言っていたのだが、それはおじちゃんの長い足での距離感だった。埠頭に着いた時はヘトヘトでトラムに乗れば良かったと思った。ここで鯖サンドを食べる。味は予想通りの味。日本人の私は鯖はパンよりご飯が合うと思う。一休みしてからガラタ橋を渡り、丘の上にあるガラタ塔まで歩いた。私は基本、高いところへ行って街を眺めるのが好きなのだ。ガラタ塔にももれなく長い列が。でもここまで来たら並ぶしかない。イスタンブールを見渡せるガラタ塔は頑張って来て良かったと思った。ヨーロッパの街並みとボスポラス海峡がマッチして美しい。韓国人が言っていた言葉を思い出す。「トルコはヨーロッパなのかアジアなのか?トルコ人はヨーロッパに入りたいと思っているけどヨーロッパの人はそれを受け付けないんだよ。トルコはアジアでもヨーロッパでもないと僕は思うな。」トルコってイスラム国だけどそこまで厳しくない。いろんなものがミックスした国なんだろうな。だから面白い。最後の観光地はグランドバザール。ここの活気が好き。いろいろ見て買ったお土産はたった一つ。バザールは見ているだけで楽しい。一日を歩き回ってヘトヘトになったが、有意義な一日だった。トルコの感想は。。。やっぱり物価が高いなあ。トルコに来る時に地球の歩き方のトルコ最新版を買って来たのだが、観光地の入場料がガイドブックに書かれている値段よりほぼ全部5TL〜10TL値上げされていた。一つの観光場所に行くたびに20TL〜30TL(1000円〜1500円)とられるのは結構痛い。昔は物価が安いと聞いていたトルコだが、どんどん物価が上がっている。感覚的には日本よりちょっと安いという感じかな。お金は使ったが(8日間で7万円程度)、良く遊びまくったトルコ旅行だった。これだけ遊んだんだから休み明けの仕事を頑張らないとなあ〜。今日の支出[1ドル=2.15TL, 1TL=48円, 1ユーロ=137円]スターバックスアイスラテグランデ 7.25TL昼食 6TL水 1TLお土産 10TL地下宮殿 20TLガラタ塔 18.50TLトイレ 1TL電車代 4TL×3回夕食 19TL
2014.08.12
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今日は移動の一日。朝8時40分にギョレメを出発し、バスに揺られること約12時間、20時50分にイスタンブールに到着。本当なら昨日の夜行バスに乗ろうと思ったのだが、バスチケットは前日には既に完売。いくつかのバス会社をあたったが、やはり満席。まあ、これだけ観光客がいればみんな考えることは同じなのだろう。というわけでカッパドキアに夏にいく人は次のバスチケットを早めに買った方がいいかもしれない。バスの中では、今までの疲れもあり、車窓からの景色にも次第に飽き、よく寝た。途中休憩場所でランチタイムになるが、食堂の値段が観光地並みで高い。ローカルの人も乗っているんだからもっと庶民的な食べ物を安く売って欲しい。食堂にはあまりお客さんはいない。バスに乗っていた客もここを利用しないようだ。お腹がすいたのでショボイパンを5TLで買ってこれでガマン。イスタンブールに着いた時はめちゃくちゃ嬉しかった。12時間のバス旅はやはり疲れるわ〜〜〜。イスタンブールの宿はスルタンアフメット地区にあるアヴラシャ・ホステル(Avrasha Hostel)をネットで予約しておいたのだが、そこに行ってみると「水道に問題があるので今日は違う宿に行って欲しい」とYAKAMOZゲストハウスにつれて行かれた。そのホテルのシングルに泊まった。共同のキッチンなんかもあり、部屋もキレイでぐっすり眠ることができた。ホテルのスタッフも感じが良く、イスタンブールの観光スポットなんかを教えてくれた。今日の支出[1ドル=2.15TL, 1TL=48円, 1ユーロ=137円]昼食 5TL夕食 8TLAvrasha Hostel (実際はYAKAMOZゲストハウス) 30ユーロ
2014.08.11
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今日は人生で初めて気球に乗った。朝5時にギョレメカンパニーの人がホテルまで我々を迎えに来てくれ、気球乗り場へ向かった。この気球はカッパドキアのハイライトでもある。トルコに行った友人が強く勧めていたので、絶対に乗ろうと決めていた。ドキドキしながら気球の箱に乗り込む。一つの気球に対して16人前後の人が乗る。気球の操縦士がゴーッと音を立てて気球内に火を吹き込む。周りの気球が次々に地を離れていく中、私の乗る気球もふわっと宙に浮かんだ。うわ〜、と感動してしているうちに気球はみるみる空高く浮かび、カッパドキアのユニークな地形が目の前一面に広がった。すごーい!カッパドキアの美しい大地、その上に浮かぶ数え切れないほどの気球、そしてサンライズ。なんとも言えず、素晴らしい景色だった。この気球は約1万6千円もするのだ。昔の貧乏バックパッカーの私だったらまず乗らなかっただろう。お金を出すとこんなに美しい景色に出会えることを知った。歳をとり、それなりの収入もある私はもう貧乏バックパッカーには戻れないことを知っている。旅は年齢相応の楽しみ方があり、年相応の感じ方がある。若い時のがむしゃらに楽しかったあの感覚はもう戻ってこないのだと思う。気球ツアーは全部で約3時間、そのうち空に浮かんでいるのは1時間くらい。ツアーを終え、ホテルで朝食をとった私はギョレメから約2キロのところにあるギョレメ屋外博物館へ歩いて行った。坂道なので結構疲れるが、周りの景色を写真に収めながらダラダラ歩くのも楽しい。ギョレメ屋外博物館夕方5時半からローズバレーサンセットツアーに参加した。「カッパドキアの谷を1時間半ほど歩いたところにローズバレーがあり、そこのサンセットが非常に美しい。気球の景色よりも感動した。」と昨日の夜一緒にご飯を食べた韓国人に強く勧められ、「気球よりすごいなら」と参加を決めた。参加してビックリ!!なぜなら参加者約50名のうち約9割が韓国人だったのだ。ここで韓国人のファッションについて一言。ここトルコではどこへ行っても会う韓国人。女の子の服装がビックリするほど同じなのだ。韓国のアイドルグループKARAの影響を受けているのだろうか、7割の女の子が短パンをはき、長い(!?)脚を見せている。一昔前は野球帽のような帽子が流行っていたが、今はつばの広い帽子が人気のようだ。ちなみに彼女たちのおしゃれ着はワンピースかふわふわのスカート。そしてサンダル。移動では基本みんな中サイズのスーツケースをゴロゴロ引っ張っている。みんなもれなく、と言っていいほどこのスタイルなのだ。もっと個性をだしてもいいんじゃないかと思ってしまう。でももしかして日本人も同じなのかな。外から見れば同じ格好をしていると思われているのだろうか。話がそれたので戻して、ローズバレーについての感想を書こう。うーん、とてもキレイではあったが、気球には勝てないなあ。韓国人が語っていたほどの感動はなかった。サンセットの景色は日々違うだろうし、見る場所によっても美しさは違うだろう。韓国人が行った日はもっと美しかったのかもしれない。一番は自分の目で確かめてみることである。今日の支出[1ドル=2.15TL, 1TL=48円, 1ユーロ=137円]EMRE’s STONE HOUSE HOTEL 20TLバス代(ギョレメ→イスタンブール) 70TL気球ツアー 160USドル夕食 15TLギョレメ屋外博物館 20TLローズバレーサンセットツアー 20TL水 0.75TLコーヒー 5TLギョレメの宿についてEMRE’s STONE HOUSE HOTEL 20TL12人女性専用ドミトリーエアコンなし(扇風機一台あり)朝食別(10TL)ベッドふわふわ、清潔wifiあり日本人女性がオーナーで良心的。バス停にすごい近いのが何より魅力的。ギョレメではここに泊まることを一番に勧めます。
2014.08.10
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今回の夜行バスは寒くてよく眠れなかった。昨夜の8時にデニズリを出発したバスは本来なら今朝の6時半にギョレメに到着するはずだった。実際に着いたのはなんと4時45分。早すぎるよ!!辺りはまだ暗く、寒い。こんな暗い中、どうやって宿に行ったらいいんだろう。バス停近くのツアー会社のおじちゃんがツアーの勧誘に来た。でも押しは強くない。「宿はThe Dorm Caveに予約を入れてある。」と伝えるとそのホテルに連絡を入れてくれた。5分後にホテルのボーイがバス停まで私を迎えに来てくれた。なんか普通の旅行だ。いつもの旅ならここで客引きの勧誘に悩まされるのだが。やっぱりトルコは旅がしやすい国だなあ。誰も私の邪魔をしない。ホテルに着くとボーイが「ドミトリーが今一つ空いているから、もう使っていいよ。本来なら朝ご飯は明日だけだけど、特別今日も食べていいよ。」と優しい言葉をくれた。ありがたや、ありがたや。すぐにドミトリーのベッドにうずくまり、7時半まで熟睡した。このギョレメには世界遺産に登録されているカッパドキアがある。カッパドキアはキノコのようなユニークな岩があることで有名。このような地形は数億年前に起きた山の噴火によって造られたそうだ。9時半からグリーンツアーに参加。地球の歩き方にはレッドツアーをまず進めていたが、ここに来る客のほとんどがグリーンツアーに参加していた。理由はレッドツアーにあるギョレメ屋外博物館はここから歩いて行ける距離だし、見どころはグリーンツアーにあるらしい。私が参加したツアーは15人のグループだが、日本人は私一人。トルコに来てアジア人といえば韓国人ばかり。昨年ここカッパドキアで日本人の女子大生が殺されて以来、日本人の観光客が激減したという。ガイドは「トルコ人はみんな日本人のことを優しくて礼儀正しいと思っているんだよ。あの事件の殺人犯はギョレメ出身の人じゃないんだ。ギョレメはとても安全な場所なんだよ。」と嘆いていた。このグリーンツアーの感想は、まあまあかな。これで一人100TL(約5000円)は高い気がするけど。地下都市を見ることが出来たのが一番面白かった。夜は宿で会った韓国人二人と一緒にご飯を食べた。二人とも留学経験があり、とてもフレンドリーだった。誰かと一緒に食事を共にするのはやはり楽しいものだ。今日の支出[1ドル=2.15TL, 1TL=48円, 1ユーロ=137円]宿代(The Dorm Cave) 28TLグリーンツアー 100TL夕食 35TLジュース 4TLギョレメの宿についてThe Dorm Cave 28TL4人女性専用ドミトリー朝食付きwifiありベッドふかふか、清潔バス停から歩いて10分くらい。坂を登るのが面倒くさい。がんばって登った分、見える景色がちょっといい。個人的にはバス停すぐ近くのEMRE’s STONE HOUSE HOTELが便利で好き。
2014.08.09
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朝、ホテルの朝食を食べ、部屋でだらだらする。12時にチェックアウトしバックをフロントに預ける。デニズリのオトガル(バスステーション)へ行き、パムッカレへ。パムッカレ遺跡には世界遺産に登録されている石灰棚がある。テレビや本で見たことがあり、いつか自分の目で見てみたいと思っていた。パムッカレ行きの乗合バンに乗ったはいいが、降りる場所がガイドブックを見てもよくわからない。最後はトルコ人に助けられ、パムッカレ遺跡の北門にたどり着いた。北門には特に大きな目印が無いので、ここにバスで行く人はよくチェックした方が良い。パムッカレ村から入る場合は迷うことはないだろう。北門入口を入るとまずヒエラポリス(紀元前190年に始まった都市遺跡)を見ることができる。前半はひたすら墓地が広がっている。しばらく歩くと円形劇場にたどり着く。パムッカレ温泉からくる人が多く、ほとんどの人が水着。女性はビキニ。引き締まって美しい身体もあれば、すごい太っている人も。身体にとことん自信のない私もここでならビキニを着られそう!欧米人の出しっぷりはとにかくすごい。欧米人は身体を出す文化、日本人は反対に身体を隠す文化だと感じた。これがパムッカレ遺跡の石灰棚。人がとにかく多い!観光客の嵐だ。みんな考えることは同じなのね。客が多過ぎてちょっとがっかり。再び乗合バンに乗ってデニズリへ戻る。ローカルのお店でご飯を食べる。お店のおばちゃんは英語が話せないので、息子が訳してくれた。美味しくて全部食べた。帰り際におばちゃんがにっこり笑いかけてくれた。私も笑顔を返した。一人旅の醍醐味は人々の笑顔なのかもしれない。おばちゃんの笑顔が一人の私にはとっても嬉しかった。笑顔があれば世界中の人と仲良くなれるんじゃないかと思った。夜8時のバスに乗るために7時にオトガルへ行く。どこにバスが来るのか聞こうと思ってバス会社のフロントに行くと、昨日チケットを買った時のお姉さんがいた。これまた素敵な笑顔をすぐにくれた。「私のこと覚えていてくれたんだ〜」とまた嬉しくなる。2回も続けて温かい笑顔をもらえた私。私は人に笑顔を届けているだろうか。今日の夜は2回目の夜行バス。今度はゆっくり寝られるかな。今日の支出[1ドル=2.15TL, 1TL=48円, 1ユーロ=137円]乗合バン 全部で9.5TL夜行バス(デニズリ→ギョレメ) 60TLパムッカレ入場料 25TL夕食 8TL飲み物 1.9TL
2014.08.08
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今回旅をして感じたことは、旅行者の旅のスタイルが変化したこと。二つある。 一つ目はカメラ。私が約10年前にインドを旅した時、旅人は皆デジカメを持つようになっていた。インド人はまだインスタントカメラを持っていたっけ。それからデジカメがどんどん普及し、今トルコで目にするのは一眼レフ。キャノン、ニコン、ソニーと日本製の一眼レフをたくさんの人が首からぶら下げている。そして片手にiPhone。時間があればiPhoneをいじっている。これは日本で見る光景と一緒だ。 二つ目はホテルの予約をインターネットで予め行ってから旅する人が多いこと。ひと昔前なら電話で予約したり、現地に着いてから歩き回って探したりした。でも今は便利なことにどこの宿にもwifiがついている。トルコでは所々でユースホステルのドミトリーに泊まったが、部屋でベッドに寝っ転がりながらwifiを使ってネットサーフィンができる。便利だなーと思う。ここトルコでは翌日の宿泊場所をネットで予約してから次の地に移動する、という方法をとってみた。私が使ったのはbooking.comというサイト。ホテルが旅行者によって数字で評価されているし、実際に旅行者の感想も載っているので信用できる。よって「値段の割には良い宿」を予約することが可能になる。この予約をすることによって、次の地にたとえ夕方に着いたとしても慌てなくて良い。なんともありがたいシステムなのだが、ここで残念なのは、かつて存在したホテルやツアーへの客引きが激減してしまったこと。かつてモロッコで最悪な客引きにあったことがある。今回、トルコのガイドブックには「夏は客の奪い合いが熾烈なもの」とあった。「よし!」と気合を入れてバスを降りたのだが、客引きは一人か二人しかいない。うーん、これは少し残念。たくさんの客引きをかき分けながら、良さそうな人から情報を集めたり、時には客引きについていったりという冒険はもはや存在しないのだ。wifiの普及によって旅行者は何にでもネットを利用するようになった。便利さには時に淋しさを感じるものである。
2014.08.07
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イスタンブールからセルチュクはバスで10時間かかる。私のバス席は通路側でしかもリクライニング機能が壊れた席。これで夜の移動はかなり疲れた。国土の広いトルコ旅行は体力勝負である。朝の7時半にバスはセルチュクに着く。そのまま今日の11:45amセルチュク発デニズリ行きのバスチケットを買い、そこで荷物を預かってもらう。8:00amセルチュク発の乗合バンに乗ること10分。エフェス遺跡に到着。エフェス遺跡ではローマ遺跡を見ることが出来る。ローマ遺跡といえば今までにシリアのパルミラ遺跡を見たことがある。パルミラ遺跡を見たから、エフェス遺跡は行かなくていいかな〜と正直悩んだ。ネットで調べるうちに「行く価値あり。」とあったので、移動の間に無理矢理組み込んだ。結果、行って良かったと思う。エフェス遺跡にある大劇場は昔2万4千人を収容したとあり、とても立派なものだ。星空の下、この野外劇場で音楽を聴いたら気持ちいいだろうなあ、と思った。ローマ人が使っていた劇場に今、私が足を踏み入れていることがなんだか不思議だった。ここにいたローマ人はどんなことを考え、どんなことに夢中だったのだろうか。大劇場を過ぎた所に図書館があり、その向かいに娼館がある。この時代にも売春宿があったのだ。しかも大劇場に近く、図書館の目の前という立地。劇場から娼館に向かう道には売春宿の広告が掘られている。左上にはハート、右下にはお金のマークがある。「お金を持っておいで」という意味なのだ。欧米人のガイドは「ほら、クレジットカードで女性を買うのよ。」なんてジョークをとばし、お客さんを笑わせていた。欧米人にとってジョークはとても大事なこと。うまいなあ、と思った。 エフェス遺跡を2時間見た後、11:45amセルチュク発のバスに乗り、デニズリへ向かった。このバス旅は3時間。昼のバスは良い。バスからトルコの大自然を見ることができ、実に穏やかだ。バス移動は出来ることなら昼がBESTである。夜は「茄子と羊肉のはさみ焼き」を食べた。20分待って出てきた料理はアツアツでとても美味しかった。最初に出てきたパンも焼きたてのような美味しさ。これにヨーグルトソースをつけて食べるのだがこれがナイス!美味!メインのはさみ焼きはこれ。茄子の皮まで食べていたらスタッフの人が「違うよ!違う!」とやって来て茄子の皮をフォークで綺麗にむいてくれた。ネットやガイドブックにもあるが、トルコ人は基本みんな親切。質問すると言葉が通じようと通じまいとみんな一生懸命応えてくれる。言葉が通じなくて行きたい所じゃない所に着いた時もあったけど、それもOK。みんなの優しさに感謝です。夜は爆睡。夜行バスの疲れもあってバタンキューだった。今日の支出[1ドル=2.15TL, 1TL=48円, 1ユーロ=137円]朝食 2TLバス代(セルチュク→エフェス遺跡) 片道2.5TL×2エフェス遺跡 30TL昼食 13TLバス代(セルチュク→デニズリ) 34TL夕食 14TL水 0.25TL宿代(SEZA HOTEL) 60TLデニズリの宿についてSEZA HOTEL 60TLオトガル(バス停)の近く452 sok を直進した突き当たりのビジネスホテルシングル(トイレ・バス付き)AC付き朝食付き(美味しい)キレイだしwifiも使えるしスタッフの人も親切だったし、オススメします。
2014.08.06
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朝起きてどこに行こうか考える。パムッカレとカッパドキアはどちらもイスタンブールからバスで10時間ほど。どうやら夜行バスを使った方が良さそうだ。トルコの国土の広さを感じる。ユースホステルのスタッフに今夜21:30イスタンブール発、セルチュク行きのバスを予約してもらった。20:00にユースホステルまでお迎えの車が来てくれると言う。ありがたい。20:00まで何をしよう。まずは有名なブルーモスクへ。入り口でスカーフを貸してもらった。モスク内の雰囲気が私は好きだ。美しい装飾のドーム、厳かな空気の中で祈り続ける人を見ているとこの世に本当に神様がいるような気がしてくる。次にしたのはボスポラス海峡クルーズ。45TLを25TLにまでまけてもらう。船の上から見るイスタンブールの景色はとても美しかった。所々にモスクがひときわ目立ち、ここトルコがイスラム教の国であることを教えてくれる。最後にグランドバザールへ行った。中東のスークを思わせるバザール。活気があり、ワクワクした。一番ビックリしたのは両替のレート。スルタンアフメットでは1ドル=2.05TLなのにここでは1ドル=2.15TL。歩いていると1ドル=2.16TLという両替所まであった。100ドル両替すればバザールの方が500円ほど多くもらえることになる。ちなみにスルタンアフメットは空港の両替所よりレートが悪い。観光客が集まる所は物価も高いし両替レートも悪いのだ。夜は夜行バスで一夜を過ごした。今日の支出[1ドル=2.15TL, 1TL=48円, 1ユーロ=137円]ボスポラス海峡クルーズ 25TL昼食 4TLバス代(イスタンブール→セルチュク) 65TL夕食 13TL
2014.08.05
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今回はトルコへ行くことにした。8日間の旅である。トルコに決めるまでにいろいろ悩んだ。一番行きたかったマダガスカルは航空券が高い。8日間ではもったいない。イラン。安い飛行機がアラブ系なので、経由するのに時間がかかり、イランでの滞在期間が短くなってしまう。モンゴル。中国で内モンゴルを旅したことがあり、新鮮さに欠けた。というわけでトルコにした。バックパッカーもお金持ち旅行者も「良い!」と言うトルコを自分の目で見てみたかった。お昼にアエロフロートは無事イスタンブールに着いた。アエロフロートのフライトは全く問題ないが、機内食のまずさには少々がっかりした。ま、安いから問題ナシ!イスタンブールの旧市街エリア、スルタンアフメットにあるオリエント・ユースホステルにチェックインした。今日はユースホステル近くをプラプラ歩いて終わり。びっくりしたことが二つ。一つは夕食があまりに高かったこと。トルコの物価が分からずに適当に頼んだのがこれ。これで20.5TL(トルコリラ)=約1000円。旅で食べ物と言ったら大抵300円以内。これで1000円もするなんて!トルコの物価の高さを感じた一日だった。もう一つ驚いたのはドミトリーで同室だった欧米人女性二人。素っ裸で寝ていた。一応シーツにくるまってはいたけど。今日の支出[1ドル=2.15TL, 1TL=48円, 1ユーロ=137円]空港からスルタンアフメットまでの電車 8TL飲み物 3.25TL夕食 20.5TLOrient Y.H 14ユーロイスタンブールの宿についてOrient Y.H 14ユーロ(スルタンアフメットにある)8人女性専用ドミトリーエアコンなし(扇風機一台あり)朝食付き夏はエアコンがあった方が良い日もある。汗ばみながら寝た。特に可もなく不可もなし。
2014.08.04
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さあスリランカの旅最終日。飛行機は深夜の2時25分。時間はたっぷりある。大都市コロンボで何をしようか悩んだ。ショッピング? うーん、あまり興味なし。コロンボ観光? 正直あまり見たいものなし。よし。キャラニヤ(Kelaniya)に行ってみよう!キャラニヤはコロンボからバスで45分ほど行ったところにあり、コロンボ近辺随一の寺院ラジャ・マハー・ヴィハーラがある。1日を有意義に過ごすにはいい場所に思われた。バスに乗ること45分、寺院の前にバスが到着する。コロンボ市内と違って静かでホッとする。ラジャ・マハー・ヴィハーラ寺院の本堂に入ると見事な壁画が私を迎えてくれた。すごい。鮮やかなフレスコ画だ。隣には寝仏の像、他の部屋にはこれまた素晴らしい壁画が。仏陀の物語が美しい色で描かれていた。こんな素晴らしい寺院なのに入場料がいらない、というのもありがたい。外にはボーディ・ツリー(菩提樹)があり、信者が一心に祈り続けている。私もその隣に座って祈った。気持ちの良いひとときだった。こうやって心を穏やかにして過ごす時間は今の私にははない。いや、時間がないんじゃなくて作っていないのだ。暇さえあればネットをいじったり、テレビを見たりしている。毎日の過ごし方を少し見直そうと思った。夕方、最後のビリヤーニを食べてから空港へ。旅をするのも楽しいけど、家に帰るこの時間も私は好き。自分の居場所があるって素晴らしい。すっかりリフレッシュ出来たから、また職場で元気に頑張れそうだ。ありがとうスリランカ。またいつか。1ドル=128スリランカルピー(1ルピー=0.78円)お土産代 2425ルピー昼食 110ルピー夕食 160ルピーバス代(コロンボ~飛行場) 100ルピー市内バス 17ルピー ×2バス代(コロンボ~キャラニア) 24ルピー ×2
2014.01.02
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海の音、海の匂いを感じながらの目覚めは最高だ。朝ヒッカドゥワのビーチを歩いてみた。地元の人が来て「デカイ亀がいるから一緒に来い」という。ついていったら本当に大きな亀が!こんな大きい野生のカメを見るのは初めてだ。誘ってくれた地元の人は毎朝早くにビーチへ行き、亀にエサ(海藻)をあげるらしい。海の水が溜まっているプールみたいなところをじっと観察する。小さなザリガニみたいなもの、カニ、様々な色をした魚、見たこともない面白い生き物が動いている。それぞれ自分が住むエリアがあるようだ。ビーチをただ歩いているだけでは気づくことはできない大発見。この海にどれだけの生物が住んでいるんだろうと考えたらドキドキした。海は生きているんだなあ。アフリカで火山を見たとき、地球は生きているんだ!って思ったけど、その時の感動と同じだ。キレイな海を壊さないで欲しいと願った。11時半にバスに乗り大都市のコロンボへ。コロンボは旅行の最終地点。旅ももう終わりなんだなあと思った。コロンボではClock Inn Colomboというホテルに滞在した。そこから海が近い。夕日をのんびりと眺めた。1ドル=128スリランカルピー(1ルピー=0.78円)ヒッカドゥワ~コロンボ(ACバスで2時間半) 250ルピー昼食 100ルピー夕食 250ルピー宿代 2150ルピーコロンボの宿情報 「Clock Inn Colombo」 2150ルピー 457, Galle Road, Colombo 03 Colombo , 00300 电话: +94112500588 Galle Rd沿いにある。バンバラピティヤ駅から近い。 海に近く、コロンボ・フォート駅にはローカルバス(17ルピー)ですぐ行ける。 2150ルピーはドミトリーの値段。ホットシャワー、冷暖房完備。 トイレ、バス共同。wifiが早い。各部屋にしっかりwifiが届くようになっている。 とても綺麗で清潔。
2014.01.01
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ヒッカドゥワ(Hikkaduwa)といえばビーチ。サーファーが集まる所である。私はビーチで泳ぐことには興味が無いが美しい海を眺めるのは好きである。ゴールからバスで40分ほど行ったところにヒッカドゥワがある。朝10時半にヒッカドゥワに着いた時にはめぼしい宿はもう満室だった。綺麗そうな宿をあたるとやっぱり満室。そうかあ。今日は大晦日。欧米人がたくさん集まるわけだ。ヒッカドゥワはゴールと同じで欧米人のためにあるような、そんな所である。何件かあたって見つかった宿は3000ルピー(2500円)。今までの中で1番高い宿だ。宿からすぐビーチにも出られるし、お部屋が広くて清潔。宿のおばさんも親切だ。そこに決めた。ヒッカドゥワでは生まれて初めてアーユルヴェーダに挑戦してみた。ここヒッカドゥワにはたくさんのアーユルヴェーダの店(病院?)がある。アーユルヴェーダというのはインドやスリランカの医療法で食生活、精神面の健康に気を使いながら行う医療のことらしい。この医療は1週間とか長期的に取り組むのが良いらしいが、そんな暇はないので今日は体験版。2時間のセットをお願いした(7000ルピー;5600円) 。何をしたかというと、簡単に言えば全身のオイルマッサージとハーバル・バス。うーん、感想は・・・よくわからない。ただスリー・パーダ登山で筋肉痛だった所を思いっきり揉まれた時には非常に苦しかった。1回だけじゃ効果はないような気がする。そのあとは海を見たりしてゆっくり過ごした。欧米人の集まるヒッカドゥワのレストランもゴール同様に高い。夜は太鼓の音が鳴り響き、ニューイヤーに向けて街は盛り上がっていた。12時になると一斉に花火が上がった。ああ、2014年になったのかあ。波の音を聞きながら眠りについた。1ドル=128スリランカルピー(1ルピー=0.78円)ゴール~ヒッカドゥワ(バスで40分) 40ルピー昼食 380ルピー夕食 400ルピーアーユルヴェーダ 7500ルピー(チップ込み)宿代 3000ルピーヒッカドゥワの宿情報 「Whispering Palms Tourist Rest」 3000ルピー 高級ホテルシトラスから北へ向かって少し歩いたところ Wifiあり。シャワー・トイレ付き。清潔でかわいい。 ホテルからそのままビーチへ抜けられる。 宿のおばさんが優しくて、元旦に手作りのライスケーキをくれた。
2013.12.31
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ゴールというのは地名である。英語で書くとGalle。スリランカ南にある海がきれいな街である。いつもバス旅ばかりなので今回はコロンボからゴールまで鉄道を使ってみた。席は3等席で庶民が座る席だ。8時25分に列車に乗り込むと、すでに席は全部埋まっていた。私を見たスリランカ人の家族が席を詰めて私の分をあけてくれた。3人座りの席に私、子供2人、お母さん、という具合に4人で座った。スリランカ人はとてもやさしい。どんなに混んでいるバスに乗っても私の分をあけて座らせてくれる。目が合うとにこっとしてくる。道端で質問するとみんな優しく道を教えてくれる。ほとんどの人が英語を問題なく話すため、非常に旅がしやすい国である。列車内では向かいに座っているおばさんが私にクッキーやガムを笑顔でくれた。私が「ありがとう」と笑顔を返すと周りのみんなが嬉しそうな顔をした。2時間半の列車の旅で気づいたことは、時間がゆったりしていることである。日本人は暇さえあれば携帯をいじったり音楽を聴いたりする。スリランカ人は新聞を読んだり、じっと目をつぶっていたり、子供の相手をしたり、外をながめたり、と忙しくない。そこには人とのコミュニケーションがある。笑いがある。こういう光景は日本人が忘れてしまった物のような気がした。ゴールは砦に囲まれた旧市街が主な観光地である。昔ポルトガルやオランダがこの街を拡張した関係で、建物が洋風だ。欧米人の客が多く、ホテルも高い。私は駅で会った客引きが連れて行ってくれた宿に決めた。2000ルピーを1700ルピーにまけてもらったのだが、とても綺麗で気に入った。この辺では安い宿を見つけることはもちろん、ローカル食堂を見つけることも出来ない。どのレストランもバカ高い。宿のおじちゃんが砦の外にあるローカル食堂に連れて行ってくれた。カレーライスに卵と最後にヨーグルトを食べて160ルピー(130円)。安くて美味しい。なるほど、砦の中は外国人、砦の外は地元民が住む場所、としっかり分けられているのだ。おっちゃんがビールをおごってくれ、というのでお金を出したらとても喜んでいた。最後におっちゃんが教えてくれた場所でパイナップルを買った(下の写真)。これで50ルピー(40円)。ローカル市場は安くてウマイ!最高だ。1ドル=128スリランカルピー(1ルピー=0.78円)コロンボ~ゴール(列車3等で2時間半) 100ルピー朝食 120ルピー昼食 160ルピー夕食 110ルピービール 160ルピー宿代 1700ルピーゴールの宿情報 「Old Dutch House」 1700ルピー No46, Light House Street, Fort, Galle. Sri Lanka Tell +94 770 103 002 砦を入って真っ直ぐ。Y.M.B.Aを過ぎて少し行ったところ。 特に看板が出ているわけではないので分かりにくいかも。 ファン・トイレ・バス付き。すごいキレイ。wifiあり。 立地も良くオススメ。
2013.12.30
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深夜の2時10分に宿を出発した。その時間帯にはすでにたくさんの巡礼者、欧米人がぞろぞろ歩いていた。頂上まで所々に電灯があるので迷う心配はない。最初は階段も少なく余裕だった。が、途中から階段がしんどくなる。段差がある急な階段が続く。私だけでなく周りも辛そうだ。巡礼者の中には老人もいた。若者に支えられながら一生懸命登っていた。この山がただの山ではないことを感じた。うーん、スリー・パーダを甘く見ていたなあ。石の階段は特に疲れるのだ。まるでエンドレスかのように思えた階段をひたすら登った。出発した時には半袖、裸足にサンダルだったが、頂上付近は寒い。フリースを着て、昨日買った靴下を履いた。午前5時に無事頂上に到着し仏陀の足跡を拝んだ。狭い頂上にたくさんの人が登ったものだからぎゅうぎゅう詰めの中、ご来光を拝んだ。辺り一面雲がかかった山々が見えてとても美しかった。7時ごろ下山を始める。簡単そうに見えて5200段を降りるのはなかなか大変だった。足がガクガクの中、なんとかリズムを保ちながら歩いた。9時に宿に戻ってきた。宿で紅茶を飲み干し、荷物をまとめてバス停へ。バスにはたくさんの欧米人がいた。みんな「何が入っているの?」と聞きたくなるくらいのでっかいバックパック(私の2~3倍大きさ)を持っていて、バスの中はバックパックの山が出来ていた。そのバスでハットンまで行き、その先乗り継いで大都会のコロンボへ向かった。コロンボに着いたのは午後4時半。そのままホテルにチェックインし、ローカル食堂でビリヤー二とラッシーを頼んだ。スリランカに来て私はすっかりビリヤーニにはまっていた。1ドル=128スリランカルピー(1ルピー=0.78円)ナラタニヤ~ハットン(バスで1時間くらい) 76ルピーハットン~コロンボ(バスで4時間半) 160ルピー昼食 140ルピー夕食 380ルピー宿代 2000ルピーコロンボの宿情 「Crown Rest」 2000ルピー 地球の歩き方に載っている。鉄道駅前。 水シャワー、トイレ付き。シングル。ファン。 24時間制。冷房付きだと2500ルピー。 泊まるだけなら問題なし。 駅前にはたくさんの宿があるので他をあたってみるのも良い。
2013.12.29
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スリー・パーダ(アダムス・ピーク)はスリランカの聖山である。山の頂きには聖なる足跡がある。この足跡だが、仏教徒にとっては仏陀がスリランカを訪れた時に残した物、ヒンドゥー教徒にとってはシヴァ神の足跡、イスラム教徒にとってはアダムが地上に降りた時の足跡、キリスト教徒にとってはアダムが楽園を追放され地上に降りた時につけた足跡とか、使徒セント・トーマスの足跡などと信じられている。つまりどの宗教者にとっても聖なる場所なのである。以前イスラエルのエルサレムに行ったことがある。エルサレムにはイスラム教、キリスト教、ユダヤ教の聖地が同じエリアにそれぞれ1つずつある。イスラム教とユダヤ教の人が争っている国で聖地が隣り合わせにある、というのが信じられなかった。スリランカのスリー・パーダは4つの宗教が1つの聖地を共有しているのだ。スゴイとしか言いようが無い。この山の巡礼の時期は11月の満月から5月の満月まで。3月の満月の時がピークらしい。定番は夜の2時に登り始めて頂上で足跡を拝んでからご来光を見る、というものである。標高2238m、5200段もの階段を登るとガイドブックにあり、少し悩んだが登ることに決めた。今まで数々の山を登ってきた私が諦めてはいけない!(ちなみに今まで登ったのは富士山、エベレストのベースキャンプ、キリマンジャロなど)行き方はヌワラ・エリア(Nuwara Eliya)からバスでハットン(Hatton)、乗り換えてマスケリヤ(Maskeliya)、また乗り換えてナラタニヤ(Nallathaniya)。ナラタニヤを降りるとそこがもう登山口で宿が所々にある。ガイドブックによるとハットンからナラタニヤ行きの直行バスがあるようなのだが、私が行った時には見つけられなかった。バスは全部で約4時間。思っていたより時間がかかった。お腹ヘリまくった。午後2時にナラタニヤに到着。ナラタニヤにはバスで1度も見なかった欧米人がたくさんいた。お腹ペコペコだったのでカレーをオーダー。「今食べるの?」と念押しされた。出されたカレーがめちゃくちゃ美味しくてペロッと食べてしまった。さあ、あとは夜の2時を待つだけ。サンダルだけじゃ頂上で寒いかな、と思って靴下と毛糸の帽子(店員に勧められて)を買った。1ドル=128スリランカルピー(1ルピー=0.78円)ヌワラ・エリア~ハットン(バスで1時間50分) 120ルピーハットン~マスケリヤ(バスで1時間20分) 44ルピーマスケリヤ~ナラタニヤ(バスで40分) 40ルピー朝食 185ルピー昼食 270ルピー夕食 350 ルピー宿代 1000ルピー靴下と帽子 400ルピーナラタニヤの宿情報 「Hiruna Hotel」 1000ルピー バスを降りて登山口を入っていき、橋を渡ってすぐのところ。 シングル。水シャワー、トイレ、共同。シーツは綺麗なのに変えてくれた。 寝るだけなら問題なし。そこのレストランのカレーが安くて美味しかった。 この宿の隣の宿のおばあちゃんが本当にいい人でいろいろ世話してくれた。 ということでヒルナホテルの隣の宿もいいかも。
2013.12.28
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スリランカといえば紅茶である。茶畑が広がるヌワラ・エリア(Nuwara Eliya)へ行ってみた。ヌワラ・エリアに着くと早速客引きがやってきた。イロイロな宿を紹介してくる。予算は1300ルピーなのだと伝えると、Wifiやホットシャワーが付いたいい宿があると車で連れて行かれた。バスステーションから歩いて10~15分はある場所だ。しかし部屋がとても良かった。清潔で温かそうなベッド。ホームステイのようで女主人も良さそうに見えた。まあいいか、とオッケーした。客引きが帰った後、宿代を請求されたが1600ルピーだった。「この部屋は本当は4000ルピーなんだから」と後で不満を漏らされた。オーナーが作る夕食が最高だと旅行者が宿のノートに書いていたのでいくらか訪ねた。ビリヤーニで1000ルピー(800円)だという。チキンが入ると1200ルピー。カレーなら1500ルピー。そんな高いディナーは食べられない、と断った。外に出てローカル食堂でビリヤーニを頼んだ。240ルピーだった。申し分なく美味しかった。お金をたくさん出せばみんな良い顔をするし、良いサービスも得られる。当たり前のことだ。でも私はこのローカルな味で充分なのだ。少なくとも今は。せっかくヌワラ・エリアに来たのでバスでラブーケリー・ティー・センターに行った。紅茶を作る過程を説明してくれたが、さして特別面白い場所でもなかった。お土産売り場は興味がある人にはいいのかも。30分後には帰りのバスに乗っていた。ここヌワラ・エリアは肌寒い。みんな裸足のサンダルでもジャケットをしっかり羽織っている。私も薄手のフリースを着た。小さい島国なのに場所によってこんなに気候が変わるんだな、と思った。1ドル=128スリランカルピー(1ルピー=0.78円)キャンディ~ヌワラ・エリア(ACバスで2時間10分) 220ルピーヌワラ・エリア~ラブーケリー・ティー・センター(バスで約40分) 32ルピー ×2昼食 270ルピー水など 85ルピー軽食 120ルピー宿代 1600ルピー
2013.12.27
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朝、ダンブッラの石窟寺院を観光した。世界遺産に認定されているだけあり、石窟の壁画は息を呑むほど美しかった。あまりに素晴らしくて何枚も何枚も写真を撮った。所狭しと描かれた仏教画から人々の仏教に対する熱い想いを感じとることが出来る。世界にはまだまだ美しいものがたくさんあるのだと思った。入場料は1500ルピー(約1200円)。相変わらず高い!その後バスでスリランカの古都キャンディ(Kandy)へ。湖があり、緑が美しい町だ。キャンディで有名なのは仏歯寺。名前の通り、この寺には仏様の歯が奉納されているのだ。一日三回のお祈りの時だけ、この歯が納められている部屋の扉が開けられるとガイドブックにあったので夕方6時半に行ってみた。うるさいぐらいの太鼓のセレモニー中、扉が開いた。すごい人だ。押し合いへし合い、中央に行くと金色に光る本堂が見えた。あれが仏の歯だと写真の嵐の中、お花を供えて拝む者もいて、とにかく身動きが取れないほどだった。私はその場をなんとか抜け出した。あの本堂にある仏の歯は我々の歯と同じ形をしているのだろうか。その歯は本当に仏様の物なんだろうか?いろいろ思いを巡らせた。あそこで祈っていたスリランカ人はそんなことを疑うことなど無いのだろう。ここでもスリランカの仏教に対する熱い思いを感じた。この仏歯寺は入場料1000ルピー(800円)。やっぱり高い。1ドル=128スリランカルピー(1ルピー=0.78円)ダンブッラ石窟寺院入場料 1500ルピー仏歯寺の入場料 1000ルピーキャンディダンスショー 500ルピーダンブッラ~キャンディ(バスで2時間40分) 100ルピー朝食 120ルピー昼食 330ルピー夕食 250ルピーコーヒー 400ルピー宿代 850ルピーキャンディの宿情報「Olde Empire」 850ルピー クイーンズホテルのすぐ近く。歩き方にはレストラン名として地図に乗っている。 仏歯寺にも近い。ロケーションは最高だと思う。 シングル。水シャワー、トイレは共同。 泊まるだけなら全く問題なし。
2013.12.26
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朝8時半にアヌラーダプラを出発し、10時にダンブッラに着いた。ダンブッラ(Dambulla)といえば世界遺産に登録された石窟寺院が有名なのだが、この日は先にシーギリア・ロックを見に行った。ダンブッラからシーギリア(Sigiriya)まではバスで約1時間。シーギリア・ロックは世界遺産に登録されていて、高さ200mの巨大な岩の上に5世紀に作られた宮殿の後を見ることが出来る。どうしてこんな巨大な岩の上に城を築いたのか。父を殺して王座に就いた若者が弟からの復讐を怖れてここを王都にしたとのこと。王都として機能したのはわずか11年間だったようだ。なんとも悲しいストーリーだ。垂直なこの崖を登るのは一苦労だったに違いない。この岩の中腹になんとも素晴らしい女性の壁画がある。昔は500人もの美女が描かれており、殺してしまった父親の霊を鎮めるために描かれたそうだ。今は18人の壁画しか残っていないが、とても5世紀の物とは思えないほど美しい色をしており、ずっと見ていても飽きないほどだ。ジャングルの中のこの一画のしかも岩の上に城を築いた王様の孤独を、ここを訪れると感じることが出来る。結局この王様は弟の挑んできた戦いに敗れ、自殺してしまうのだ。人生で本当に大切な物はお金とか地位ではないことを語っているように感じた。ちなみにこのシーギリア・ロックの入場料は30ドル!観光においてスリランカは外国人に優しくないなあ。まあ、行く価値は十分にあると思う。1ドル=128スリランカルピー(1ルピー=0.78円)アヌラーダプラ~ダンブッラ(ACバスで1時間半) 200ルピーダンブッラ~シーギリア(バスで50分) 35ルピー ×2昼食 200ルピー夕食 230ルピートゥクトゥク 110ルピー ×4シーギリア入場料 30ドル宿代 700ルピーダンブッラの宿情報 「OASIS TOURIST INN」 700ルピー ダンブッラ石窟寺院のすぐ向かいの広場(?駐車場?)を突っ切ったところにある。 シングル。水シャワー、トイレ付き 泊まるだけなら問題なし。とても古い部屋だが味があって私は好きだった。 オーナーのおばあちゃんが優しい。
2013.12.25
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朝9時から夕方4時まで自転車をレンタルして遺跡巡り。ゆっくり気ままに遺跡をみて回った。自転車は宿「GORDON RODGE」で借りたのだが、よく見ると自転車に「練馬区大泉学園町5-7- 6 伊藤」と書いてある。日本で使われていた自転車がはるばるスリランカまで来てレンタサイクルとして多くの人に利用されているのだ。さすが日本製だけあり、形は古けれど、乗り心地は良かった。観光した順に書いてみる。1. スリー・マハー菩提樹2. イスルムニヤ精舎3. ルワンウェリ・サーヤ大塔4. トゥーパーラーマ・ダーガバ5. アバヤギリ博物館6. アバヤギリ大塔7. ラトゥナ・プラサーダ8. クイーンズ・パビリオン9. サマーディ仏像10. クッタム・ポクナ11. ジェータワナ・ラーマヤ簡単に何を見たかというと菩提樹、巨大な仏塔、横たわる仏像、僧侶が使用していた浴場などなどである。遺跡巡りはあまり好きな方ではないのだが、今回は結構楽しむことができた。気候が良く、美しい田舎風景を見ながら風を切って走るのが気持ちよかった。気候がどうか、は遺跡巡りには重要だ。カンボジアやミャンマーの遺跡を見た時はもう暑すぎて途中で嫌になってしまったから。仏塔の周りを回るスリランカ人や菩提樹の前で熱心に祈るスリランカ人をたくさん見て、この国は仏教国であることを再認識させられた。今まで旅で色々な宗教を見てきたけど、やっぱり私は仏教が一番落ち着く。私もスリランカ人に混じってお祈りをした。最後にアヌラーダプラの遺跡チケットについてふれておきたい。2のイスルムニヤ精舎は別途チケット代を払わなくてはいけないが、それ以外の場所は共通チケットのような仕組みになっていて1人25ドルを払わなくてはいけない。結構高いのだ。中に入らず外から眺めるのもありなんだろうけど、私は貧乏旅行者ではないので(と言いつつケチな旅をしてますが)しっかり払った。「遠くで見るのも近くで見るのも変わらない」とチケット代を払わない人がいるが、それは違うと思う。近くで見るとやっぱり遺跡の巨大さを改めて感じることができるし、そこを歩くスリランカ人の祈る思いを近くで感じ取ることができる。このブログを読んでくれた人には、ぜひチケットを買って堂々と観光して欲しい。尚、このチケットだがそれぞれの観光場所でチェックされる時もあるが、大半は道路にチェックポイントのようなものがあってそこで提示を求められる。チケットを持っていなかったら強制的に買わせられるのかな?そこのところはよくわからない。1ドル=128スリランカルピー(1ルピー=0.78円)朝食 135ルピー昼食 200ルピー夕食 510ルピーイスルムニヤ精舎チケット代 200ルピーアヌラーダプラ遺跡巡りチケット代 3250ルピー(約25ドル)宿代 (昨日と同じ) 1300ルピーレンタサイクル 300ルピー
2013.12.24
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バンダーラナーヤカ国際空港に到着したのは深夜1時半。初日のホテルを予約していなかった。こんな深夜にタクシーでコロンボ市内に行って宿探しは気が引けた。夜だから高いタクシーを使わなくちゃいけないし、深夜の宿探しほど面倒なものはない。ということで、空港内にある硬いベンチで寝た。もちろん熟睡なんて出来るわけがない。途中で起きて、空港内にある無料のパソコンを使い、インターネットで色々な情報を集めた。そこでわかったのが、大都市コロンボ(Colombo)は安宿も高く、騒がしく、ゴチャゴチャしていて落ち着けないということ。コロンボより近くにあるネゴンボ(Negombo)がいいらしい。ネゴンボはビーチだとあり、クタクタの私がゆっくりするにはいい場所に思えた。 6時半頃、アライバルビザを取りスリランカに入国する。入国検査の時に「出るの遅いけど飛行機が遅れたの?」と聞かれた。「いやー。深夜に外出るのが怖かったから空港内のベンチで寝てたんだ。」と答えた。検査員の機嫌が少し悪くなり、「ダメだよ。飛行機着いたらすぐでなきゃ。」としばらくぶつぶつ言われた。一応ソーリーって答えた。 空港を出ると緑の匂いが私を包んだ。うわっ、なんていい匂いなんだ!しばらくかいでなかった。周りには緑の木々がいっぱい。ヤシの木もある。南国に来たんだなあ~。真っ青な美しい空にギラギラ光る太陽!ああ、こんなの久しぶりだ。気持ちいい。今住んでいる所(中国)では、こんなに綺麗な空気を吸うことはまずできない。PM2.5が騒がれ、霧で覆われている。ひどい時なんて黄色い霧の時もある。外での運動を控えるよう忠告されている。地球を汚した人間に課せられた大きな問題である。スリランカの美しい空気を何度も何度も吸いこんで幸せを感じた。ネゴンボ行きのバスに乗る。30分でネゴンボに着いた。この時午前8時。あんなにゆっくり休みたいと思ったのに、これから一日ビーチで過ごすことが勿体無く感じた。そもそも私はビーチパーソンではないのだ。今後スリランカ南部のビーチも寄ろうと計画していたので、すぐ予定変更。アヌラーダプラ(Anuradhapura)という遺跡の町に行くことにした。これだから一人旅はいい。予定変更も気軽にできる。クルネーガラ(Kurunegala)経由で無事アヌラーダプラに到着。宿はバス停にいた客引きに連れていかれた宿に決めた。空港で両替 1ドル=128スリランカルピー (1ルピー=0.78円)空港〜ネゴンボ (バスで30分) 25ルピーネゴンボ〜クルネーガラ(バスで2時間40分) 100ルピークルネーガラ〜アヌラーダプラ(バスで3時間) 150ルピー昼食 120ルピー夕食 451ルピー水(500ml) 35ルピー宿代 1300ルピーアヌラーダプラの宿情報 「GORDON LODGE」 南部行きバスターミナルから南に5分位歩いたところ 進行方向の右手にある 1500ルピーから1300ルピーに値下げしてもらう 水シャワー、トイレバス付、Wifiあり、それなりにキレイ ホットシャワーの部屋は1500ルピーとのこと。レンタサイクル300ルピー。 バス停やFamily Baker, Family Superも近くて便利だと思う。
2013.12.23
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小さい頃からマラソンは私にとって苦しみでしかなかった。フルマラソンに参加する人を見てクレイジーだと人ごとのように思っていた。そんな私に貴重な機会が巡ってきた。上海国際マラソンのハーフ(約21キロメートル)を走る予定だった同僚が体調不良のため、出場を諦めることに。私に代わりに走らないか、と声をかけてくれたのだ。上海国際マラソンなんて、走りたくても簡単に出場出来るものではない。「いい記念になるかな」と思い、オッケーした。朝7時に走り始めた。コースは5キロ、10キロ、ハーフ(約21キロ)、フル(42.195キロ)とあるが、スタート地点はみんな一緒。たくさんの人で道路はごった返していた。国際マラソンだけあって、外国人が多い。服装にも気合を感じる。私はといえば、とりわけマラソン用の服装があるわけなく、普通のジャージで走った。ハーフは3時間で打ち切られるため、「なんとか3時間以内に!」というのが私の目標だった。5キロを通過したとき「まだ5キロか」と気が遠くなった。10キロを通過したとき、走り始めてからちょうど1時間半だった。「マズイ、このままじゃ3時間以内にゴール出来ない!」 そこから少しペースを上げた。15キロを通過した時「あと6キロだ。なんとか走り続けよう」と思った。そこからが辛かった。どうやら辛いのは私だけではなく、歩いている人をたくさん見るようになった。途中、何度か歩いたりもしたが、最後は意地だ。必死に走った。猛ダッシュでゴール!記録は2時間59分40秒だった。ギリギリ3時間以内にゴール出来たのだ。やった~~~!!! 見事参加賞の金メダルを手にすることが出来た。しかし、本当の苦しみはその後から始まった。足が痛くて歩けない。特に足の裏がハンパなくいたい。足を引きずりながらなんとか家に帰った。そのあと数日間は本当に苦しかった。なんとか堪えながら歩いた。表向きは何もなかったかのように振舞った。普段運動もせずに21キロを走るとこういうことになるのか、と人生でまた新しいことを学んだ。一週間後、普通に歩けるようになった。その時の感動、喜びは忘れられない。今回、嫌いなマラソンを21キロも走るという新しいことに挑戦し、マラソンが少し、いやだいぶかなあ、好きになった。次、機会があれば今度はしっかり準備運動をしたり、ランニング用のシューズを買ったりして大会に臨みたい。
2013.12.01
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この夏は中国のチベットエリアを旅行するはずだった。しかし急遽旅程を変更してインドへ。中国の旅支度のままインドに行ったものだから、インドのガイドブックなしの旅だった。訪れたのは「チベットよりチベットらしい」と言われるラダックとインド南部のバイラクッペにあるチベット人居留地だ。バイラクッペには丸4日間も滞在した。私はチベットに何を求めて旅をしていたのだろう。今思うのは心の平穏を求めていたのかな、ということ。人生では上手くいかないこともたくさんあって、悩んだり怒ったりすることがある。自分の嫌な面と向き合わなくてはいけないこともある。どうしたらそういった悩みから解放されるのか仏教者に問いてみたかったのかもしれない。バイラクッペで修行する僧侶がたくさんのことを教えてくれた。旅の途中で会ったチベット人は中国から亡命し、辛い過去を語るのだがその人たちの笑顔は本当に優しかった。私は中国に戻って来た。複雑な気持ちだ。インドでさんざん中国の悪い面を聞かされた。中国の一般人はチベット人の苦労など知らない。中国ではYouTube、facebook、Twitterなどを見ることができず、偏った報道がされている。中国人の友人に「私はチベットが好きだ」と語ると「チベット人は怖い人達だ」と語る。でも私は中国が嫌いではない。優しい人もたくさんいるし、こんなにいろんな民族やいろんな宗教の人が住む面白い国は他に少ない。今回の旅で学んだこと、考えたことをこれからに生かしていきたい。たくさんの人に優しくされた分、今度は自分がする番。出来るかなあ。。。最後に、やっぱり旅っていいな、と思う。今回もたくさんの出会いがあった。このブログを読んでくれた人には是非旅をして欲しい。旅行じゃなくて旅を!日本人は他の国に比べるととても恵まれている。行けない国、というのが非常に少ないのだ。すぐにビザも降りるし、訪れる国ではどこでも日本を好意的に見てくれる。この広い世界には、外に行きたくても自由に行けない人の方が多いのではないだろうか。外に出て自分の目で実際に見て、初めて気付くことってたくさんある。広い世界を見て私たちは多くのことを学ぶべきだと思う。歳をとっても旅を続けたい。Life is a Journey!!!
2013.08.21
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とうとうこの日が来た。今日の夜11時10分発の飛行機で中国へ帰るのだ。日中はデリー観光。と言っても観光らしいことなんてあまりしていない。まずメインバザールに行く。インドの地下鉄に乗る。10年前は地下鉄なんてなかった。4年前、始めて地下鉄に乗るが、ここまで路線が整備されていなかった(と思う)。今回乗って、地下鉄の綺麗さと便利さに驚く。私の同僚でよく「ぎょえー」と言う人がいるがまさに「ぎょえー!」である。インドの発展ぶりに目を見張る。メインバザールは10年前とほとんど変わっていないように思う。いつもホコリが舞っていて、汚くて、所々臭くて。でも活気がある。たくさんのお店が並んでいて、バックパッカーがでかいリュックサックを背負って歩いている。10年前に泊まった宿、4年前に立ち寄ったカフェなど思い出しながら見て歩いた。結構覚えているものだ。途中、小道に入り現地系のお店でビリヤー二を食べる。4年前に感動したラッシー屋さんでマンゴーラッシーを飲む。うんうん、前と同じだ。嬉しくなった。宿を出る時、宿のチベット人のおばちゃんが笑顔で見送ってくれた。今回もたくさんの笑顔に出会えた旅だったなあ、とふと思う。最後は空港に向かう。宿のお兄さんからエアポートトレインの存在を聞き、ショックを受ける。そんな快適なものがあると知っていたら、デリーに来た時、タクシーを使わずにトレインを使うべきだった。しょうがない。なんせガイドブックを持たずに来たんだから。でももうちょっと周りをくるくる見るべきだったなあ。初のエアポートトレインは綺麗で快適だった。地下鉄のニューデリー駅から30分かからずして空港についてしまった。「次来る時は大丈夫だな。」って次はあるんだろうか? 1ルピー=1.7円宿泊代 Lunta House (バス、トイレ、ファン、冷房あり) 550ルピーサイクルリキシャ 60ルピーオートリキシャ 130ルピー地下鉄 39ルピーエアポートトレイン 150ルピーラッシー 50ルピー昼食(ビリヤーニ) 150ルピーお土産 550ルピー朝食 55ルピー
2013.08.20
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朝6時半、僧侶のお祈りを見に行く。今日のお祈りは5時半からスタート。2000人近くの僧侶が集まってお祈りをしている。ちびっ子僧侶たちもがんばっている。あ~、やっぱり僧侶による祈りはいい。心が癒されるのだ。今日はバンガロールからデリーへ飛行機で移動する日。友達の僧侶のところへ挨拶にいく。ありがたい仏教の話を聞いて別れる。さあ出発。まずオートリキシャでクシャナガールまで行き朝食を食べる。9時20分にバスはクシャナガールを出発しバンガロールへ向かう。途中バスのタイヤがパンクし、30分以上待たされる。タイヤのパンクなんてしょっちゅうある話だが、よりによってもなぜ今日なのだ。飛行機に間に合わなかったらどうしようとドキドキする。ローカルバスなので、途中バスステーションによる度に休憩する。またドキドキする。バスは16時にバンガロールに到着。6時間40分のバス旅でバス代はわずか198ルピー(340円)。「18時45分発の飛行機に遅れたら大変!」とその先はローカルバスを諦めてタクシーに変更。タクシーは時速100キロ近く出し、方向指示器も使わず車線変更をする。この国で方向指示器を使っている車を見たことがない。「ぶつかるー!!」と怖かったが、なかなか上手い運転。1時間後に無事空港に到着した。スリナガール空港での面倒くさい長〜いチェックインに比べると、バンガロール空港ははあっさりしたものだった。やっぱりスリナガールだから検査が長かったのか。そういや外務省のページでもスリナガールは真っ赤なエリアで危険地域になっていたような気がする。涼しかったバイラクッペに比べ、デリーは蒸し暑い。湿度が高くて気持ち悪い。寝苦しい夜を過ごした。 1ルピー=1.7円朝食 50ルピー雑費 3480ルピーオートリキシャ 60ルピーバス(クシャナガール~バンガロール) 198ルピータクシー 500ルピー軽食 215ルピータクシー(デリー空港~市内) 570ルピー水 20ルピー
2013.08.19
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今日は1日ゴロゴロ過ごした1日だった。前にも書いたがここバイラクッペは観光地ではないのでとりわけやることもない。バンガロールからデリーの飛行機のチケットを明日にとったので今日は待機の1日でもある。今まで4日間、ここで過ごして見た僧侶の生活を書いてみようと思う。朝は5時半または6時から7時まで、お祈りの時間。巨大なホールに集まってみんなでお祈りをする。その時に朝食(パンとティー)が配られる。その後はそれぞれのクラスに出席して学習する。学校は小学校から大学まである。僧侶の学習だけでなく、選択した語学(中国語、英語、ヒンドゥー語)、算数、理科なんかも勉強する。11時半頃に昼食(寺から支給)。午後も各クラスで学習。僧侶は基本夕食は禁じられているようだが、5時くらいから(寺から)夕食が配給される。18時から20時まではディベート(2人組または数人のグループになって討論のようなものを盛んにやる)とお祈り。その後家に帰り、20時から21時までは暗唱(ひたすらテキストを読み、内容を覚える)。21時から23時はその日の宿題をやる。23時就寝。学校のお休みは火曜日。火曜日はそれぞれの家でハウスメイトと朝6時からお祈りをし、その後部屋の掃除や朝食作りをする。火曜日は寺から食事が提供されないため、自分たちで用意する。朝のお祈りだが、特別のお祈りの時には1人20ルピーのお布施をいただく。友達の家(10人が住んでいる)ではそのお布施を箱に集め、ノートや教科書、火曜日の食事代など必要なものに使っている。決してお布施を自分の楽しみには使わないそうだ。教科書は基本寺(学校)から支給。年末に回収して次の年にまた使われる。綺麗に使わなくてはいけない。もちろん書き込みはダメ。年に何回か大きな試験があり、結果は全て掲示板に張り出される。12月の試験の後に1ヶ月のバケーションがあり、実家に帰ったり旅行をしたりするらしい。セラ寺だけでも5000人の僧侶が所属して勉強している。バイラクッペ全体で考えると僧侶は6000人以上はいるようだ。僧侶の世界ではゲシという学位をとるのが名誉で、ゲシを取得するのに26年近くかかる。ゲシになるとエンジ色に黄色が入った僧侶服を着ることができる。ゲシにも4段階あり、1番いいのはハーラムゲシなんだそう。セラ寺では年間、15人くらいがハーラムゲシの試験にパスするという。この試験は10教科に及ぶ。ゲシになると海外から呼ばれ、アメリカやイギリスで仏教を広めたり、ヒマラヤで瞑想したりする機会に恵まれるそうだ。僧侶の世界は奥深い。今日は夜6時半に僧侶のディベートを見に行った。ディベートとは話す側と聞く側に別れ、仏教について自分のアイディアを語るのだが、とても勢いがある。語る側は手をパチパチ叩きながら自分の考えを伝え、それを深めて行く。聞く側はそれに対して返答をする。2000人の僧侶がそれぞれグループごとに繰り広げるディベートは活気があり圧倒される。とにかくスゴイ。このディベート、ダライ・ラマも推奨しているそうだ。友達の僧侶によると、このディベートをすることによって頭がスッキリ整理されるらしい。7時半頃になると2000人の僧侶が一斉に動きだし、ホールにすみやかに座っていく。気づくとホールには2000人の僧侶が美しく座り、お祈りを始めている。誰一人として秩序を乱す者はいない。2000人の僧侶の声が響き渡る。なんて美しいのだろう。私はただただ感動して立ち尽くした。 1ルピー=1.7円昼食 30ルピー夕食 30ルピースナック類 40ルピーネット代 10ルピー
2013.08.18
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今日は別の友人がグルプラにあるチベット人居留地に連れて行ってくれた。グルプラはフンスールにある。行き方はマイソールとクシャナガール間を走るバスに乗り、フンスール(Hunsur)で途中下車。そこからオートリキシャなら100ルピー、バスなら20ルピーでグルプラ(Gurupura)まで行く。居留地の名前はRabgeyling Tibetan Settlement。 2つのゴンパがあり、1つのGyumed Tantric Monasteryで学ぶ僧侶は450名ほど 、2つめのDzongkha Choddie Monasteryでは50名ほどが学んでいるそうだ。この居留地も静かで落ち着いた場所だ。グルプラもバイラクッペも観光地ではないから興味のある人しか行かないだろう。夕食は友達と一緒にベジタブルモモ(餃子)を作った。モモの具は2種類あって1つはミックス野菜、1つはポテトだ。モモの皮から手作り。出来たては家庭の味。私のために何人かの僧侶が作ってくれたモモ。嬉しくて美味しくて幸せだった。 1ルピー=1.7円バス代 160ルピー(2人往復)朝食 79ルピーネット代 40ルピー
2013.08.17
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今日は友達の僧侶がバイラクッペを案内してくれた。行ったのは1. 第4チベット居留地でゴールデンテンプルを見る 8つの大きなスチューパや寺の周りのマニ車を回して歩く2. 第2チベット居留地の近くにある湖を見る たくさんの魚が泳いでいた3. 第1チベット居留地でランチし、近くにある小学校を見る Sagya Monastery , Kagyu Monastery を見る4. Sera Monastery の図書館やキッチンを見る広大な土地にはトウモロコシがたくさん栽培されれいた。チベット居留地はここがインドであることを忘れさせてくれるくらいゆったりとしていて美しい。こんな広大な大地をチベット人に与えたインド政府の懐の深さに感激する。そして無の状態からここまでの居留地を作りあげたチベット人の努力に頭が下がる。この光景を見てふとパラグアイ(南米)で訪れた日本人居留地を思い出した。あの時、移住した日本人のおじちゃんが開拓当時の大変さを語ってくれたっけ。夜は友人がチベット料理であるタントゥクを作ってくれた。美味しくて幸せだった。僧侶の友人は確実に私より料理が上手である。 1ルピー=1.7円ネット代 60ルピーオートリキシャ代 30ルピー昼食 130ルピーお土産 145ルピー
2013.08.16
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バイラクッペのセラ寺の辺りをぷらぷら歩き、インターネットなどして適当にユルイ1日を過ごした。この辺は僧坊ばかりなので僧侶がいっぱい歩いている。一般のチベット人はオートリキシャで10分程離れた所に住んでいる。友達の友達(僧侶)と話す。12月のテストの後に僧侶をやめる人がいっぱいいる、と話してくれた。理由の1つに修行がキツイこと。2つ目に結婚して普通の生活をしたい、ということ。どちらも納得できる。僧侶になると守らなくてはいけないことが山ほどあるそうだ。恋愛もできない。「日本の僧侶は結婚できるよ」と話したら彼は羨ましがっていた。彼はブータンの東にあるサクテン出身。 13歳までブータンで育ち、学校では問題児だったそうだ。ある日地図を見て、ブータンから南インドまでバスや鉄道で行けたら気持ちいいだろうなあ、と思い両親に「南インドで僧侶の修行をする」と言ったそうだ。「え、それだけの理由で僧侶に?」と笑ってしまった。「僧侶は守らなければいけない決まりがたくさんあるけど、それが当たり前になればハッピーな生活さ。」今、17才の彼は考えることが今時で、話していてとても楽しかった。最後に、僧侶をやめる人も多いが、新しく僧侶になる人もたくさんいると聞き、安心した。よる8時半になるとたくさんの僧侶がそれぞれの僧坊で暗唱を始める。みんな熱心なのだ。その暗唱があまりに心地よくて私はすぐ眠りに落ちた。 1ルピー=1.7円ネット代 40ルピーオートリキシャ代 60ルピー
2013.08.15
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バンガロールで目覚め、久々にマサラドーサを食べる。マサラドーサは南インドの食べ物だ。昨日の朝はインドの最も北にいたのに。食べ物で自分の位置を確認することができる。さて出発。まずはバスステーションへ。宿の人にバスステーションまでオートリキシャでいくらかかるか聞く。「80ルピー」だという。実際にオートリキシャの運転手に聞くと「180ルピー」。やっぱり。ボッタクリだ。「いや80ルピーだと聞いた」「バスステーションは遠いのだ」「いや・・・」とやり取りを交わしていく。「オッケー。じゃあ100ルピーにしてやる。友だち価格だ」面倒くさいのでそれ以上は値切らない。昔だったら80まで値切っていたなあ。なにせ貧乏旅行だったから。オートリキシャに乗って気づく。宿からバスステーションがあまりに遠いことを。昨日のタクシーのおっちゃんは「歩いて5~10分だ。とても近い。」と言っていたのに。私が「バスステーションへ連れて行ってくれ」と行っても決して連れて行ってくれなかった。バスステーションの近くに安宿が集まっているのをお互い知っていたのだ。おっちゃんは私が昨日泊まったホテルからきっとコミッションをもらっているのだろう。あ~、面倒くさい。インドは面倒くさい。でもでもこれがきっといいのだ。いやだったら3回もインドに来ないだろうし。何もかもが疑わしいインドと、全てがキッチリし過ぎている日本を比べたら、インドの方が楽かもしれない。バンガロールからマイソールへバスで3時間。バスを乗りかえて2時間半、クシャナガールに到着した。そこでバイラクッペのセラ寺で修行をしている友達(ブータン人僧坊)に会う。オートリキシャで一緒にバイラクッペへ。ここバイラクッペは中国から亡命してきたたくさんのチベット人が住む居留地なのだ。外国人がここに宿泊するためにはインド政府の許可証が必要である。許可証を申請するのに1~3ヶ月必要らしい。私は許可証なしだが、友達のおかげでセラ寺の近くに滞在することになり、始終お世話になることになる。 1ルピー=1.7円オートリキシャ 100ルピーバス(バンガロール~マイソール) 180ルピーバス(マイソール~クシャナガール) 77ルピー朝食 (マサラドーサ、ティー) 45ルピー
2013.08.14
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スリナガールの空港へ向かう。タクシーなら800ルピー、ローカルバスなら60ルピー。もちろんローカルバスを使う。スリナガール空港のチェックインはあまりに面倒くさい。2回の荷物検査の後、手荷物に関しては中身を全部外に出しての念入りチェック。いつも機内に持ち込んでいるリュックサックは持ち込みを拒否され、預け荷物へ変更する。ボディチェックも3回はあった。手荷物には必ずタグをつけ、検査後にスタンプをもらう。これがないと飛行機に乗せてくれない。スリナガールはパキスタンとインドの間でもめているだけあり、市内にも銃を持った兵隊がたくさんいた。空港のチェックが厳しいのもこのせいなのか。スリナガールの飛行機はまずムンバイへ。ムンバイでトランジット。ムンバイの空港はスリナガールに比べると近代的だ。フードコートがあって、サブウェイやKFC、パスタ、ピザ・・・いろいろある。久々に見る美味しそうな食べ物。まずサブウェイのサンドイッチ。次にカフェラテにチョコレートマフィン。食事が合わないインドで一気に食欲が戻った。食べすぎて、満たされた。夜23時半にバンガロール空港に到着。先払い式タクシー代が1200ルピーだという。絶対ボラれている!と思う。恐らくこの距離だと600ルピーぐらいじゃないかと思うのだが。しょうがない。夜に着いた時はしょうがないのだ。高く払っても。無事にホテルに着ければ良い。ホテルも予算オーバーだけどしょうがない。夜遅くについた場合はしょうがないのだ。 1ルピー=1.7円バス(スリナガール市内~空港) 60ルピー昼食 90 ルピー夕食 540ルピーバンガロールのホテル 1000ルピータクシー (バンガロール空港〜市内) 1200ルピー
2013.08.13
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朝5時10分に乗り合いタクシーはカルギルを出発し、11時20分にスリナガールに到着。随分乱暴な運転でヒヤヒヤしたが、途中の景色はとても美しかった。乗り合いタクシースタンドでホテルの勧誘を受ける。ガイドブックを持っていなかったので、まあいいか、とついて行ったらすごい立地の悪いホテルだった。よく分からずそこでチェックイン。インターネットカフェで明日のスリナガール~バンガロールのチケットを買って、後はぷらぷら歩く。「ラサ」という名の中華料理屋さんにいく。インドで本格的な中華なんて望めるわけがない。野菜炒めを注文したらカレー風味の野菜炒めが出て来た。やっぱり・・・。インドではいつも食に苦労する。あ~早く帰って、美味しいものが食べたい。帰りの便まであと1週間もある。「もう帰りたい」というのが正直な気持ちだった。 1ルピー=1.7円乗り合いタクシー 800ルピーホテル 600ルピー昼食 200ルピー夕食 180ルピー梨 10ルピー飛行機チケット(スリナガール~バンガロール) 7700ルピートイレットペーパー 50ルピー
2013.08.12
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朝9時にラマユルを通過するバスに乗り込みカルギルまで行く。ローカルバスだから人でぎゅうぎゅう。ラマユル、カルギルの間は一日に2本しかバスがない。バスは揺れに揺れ、13時にカルギルに着く。スリナガール行のバスを聞くと夜発しかないという。昼間の景色を見たい私は乗り合いタクシーまで行く。14時発と明日の朝5時発の車があるという。疲れたので明日の車(窓側)を予約して近くの宿にチェックインした。カルギルに来てビックリしたのは一気にイスラム色になったこと。女性はベールをかぶり肌を見せない。道を歩いているのは男性ばかり。インドって面白い。4時間のバス旅で仏教からイスラム教へと変わってしまった。久しぶりにインドカレーを食べる。結構いける。でもやっぱり毎日はキツイなあ。 1ルピー=1.7円ラマユルのホテル(Hotel NIRANJANA:ゴンパのすぐ隣) 500ルピーバス(ラマユル~カルギル) 250ルピー(現地の人言わくこの値段はボラれているらしい)朝食 100ルピースナック 35ルピーカルギルのホテル 400ルピー夕食 187ルピー
2013.08.11
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1日休んで元気になったので今日はラマユルに行ってラマユルゴンパの隣にあるホテル(Hotel NIRANJANA)に泊まる計画をたてる。火・木・日曜日は朝8時にレーからラマユル行のローカル直通バスが出ている。今日は土曜日なので直通はなし。レーからスリナガールの乗り合いタクシーに乗せてもらい、途中で降ろしてもらおうという考えは甘かった。あっさりダメだと言われる。タクシーを頼むと3500ルピー。高すぎなので却下。うーん。悩んでいたらバイクのおっちゃんがカルツェという所まで行って、そこからタクシーを使えば良いと教えてくれた。言われるがままにカルツェ行のバスに乗る。バスの中で学校の校長先生だというラダック人と席が隣になる。この人が途中から自家用車でカルツェまで私を送ってくれ、その先のラマユル行のタクシーも用意してくれた。朝10時にレーを出発し、ラマユルについたのは3時頃。ラマユルに着いた時、空は雲で覆われていた。すごい残念。あの眩しいばかりの青空がないとシャッターをきる気にならないのだ。とりあえず歩きまくって何枚か適当に写真を撮った。ラマユルゴンパは規模が大きく、すばらしいゴンパだった。崖の上にあるため、坂道を登るのがしんどい。標高が3390メートルなので、ちょっと段差のある階段を登っただけでハアハアする。ふと横を見ると2歳くらいの子どもが道を猛ダッシュで走っていた。さすが現地生まれはすごい!夕方にフランス人の家族が到着し、同じホテルに泊まった。お父さん、お母さんに3人の子供(小学生くらいの子2人に幼稚園生くらいの子1人)だ。これからレーに向かうのだろう。標高の高いレーによく連れてきたなあ、とビックリした。日本にいると「子どもが生まれるとどこにも行けないよ」なんてよく聞くが、子どもがいてもこうやって行きたいところに家族みんなで行けるなんて素敵だなあ、と思った。ラマユルは夜11時に電気が一斉に切れる。もしかして、と11時半ごろ空を見上げた。ちょうどいいことにHotel NIRANJANAの一番安い部屋(500ルピー)は3階で部屋の外が大きなテラスになっているのだ。空を見上げて驚いた。満天の星々に天の川や流れ星まで見えた。今まで見た星空の中ではモロッコのサハラ砂漠が一番綺麗だと記憶していたが、ラマユルの星空はそれを上回るものだった。この星空に出会えただけでもラマユルに泊まって良かったと思った。 1ルピー=1.7円City Heart Guest House 値切って500ルピー (すごいオススメ)朝食 280ルピー夕食 185ルピーバス代 (レー~カルツェ) 130ルピーラマユルゴンパ 50ルピージープ(カルツェ~ラマユル) 100ルピー
2013.08.10
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体力には自信があった。自分の体力を過信していたのか、年をとったのか体調をくずしてしまった。今日は移動をやめ、休むことにした。休養するにしては安宿Indus Guest House(1泊シングル300ルピー)は居心地悪い。日が当たらず常に涼しい。日中は停電になる関係で部屋が暗い。何となくジメジメしている。ということで宿を変えた。Indus Guest Houseから歩いて3分の所にあるCity Heart Guest Houseで値段交渉。1200ルピーだという管理人に500ルピーにしてくれとせがむ。何て嫌な客だ。じゃ700ルピーの部屋を見せてやる、と連れて行かれた部屋は一軒家の一室で、まるでホームステイのよう。とても綺麗ですぐ気に入った。「500ルピーにして」としぶとい私。そこに優しそうな女主人が現れて「いいわよ。500で。」とあっさり決まった。まどの外に広がる美しい空を見ながら、綺麗なベットでゆっくり休んだ。夜に南インドのバイラクッペ(巨大なチベット人居留地)で僧侶をしている友人に電話をかける。彼の英語力は結構低い。案の定、話したいことが伝わらない。すると電話屋のおじちゃんが流暢な英語とチベット語で、私たちの会話を通訳してくれた。すごい親切にしてくれ、私がバイラクッペに行く飛行機の値段まで調べてくれた。その上、「電話代はいらないよ。友だちだからさ」と握手を求めてきた。旅をしているといい人にたくさん出会う。感謝の気持ちでいっぱいだった。 1ルピー=1.7円Indus Guest House 3日分の滞在費 900ルピー(シングル、バス・トイレ付)おみやげ 460ルピー昼食 105ルピー夕食 160ルピー水 20ルピー
2013.08.09
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バスステーションへ8時に行く。今日はへミスゴンパ、ティクセゴンパ、シェーゴンパへ行くつもりだった。まずへミスへ行こうと思い、「へミス、へミス」と聞いてまわるが、「へミスへのバスはないよ」とか「9時になったら来る」とか返答はまちまちだった。宿にあったロンリープラネットには9時45分だとあった。このロンリープラネット、2003年度版のものだからどの辺まで信じていいのかわからない。例え、へミスに行けたって、次のティクセへのバスはない。またヒッチか?と思っているうちに、タクシーが声をかけてきた。へミス、ティクセ、シェー全部回って1400ルピーだという。ちょっと高い気もしたが時間をお金で買うことにした。17日間という限られた時間しかないのに、いつくるかわからないバスを待っているのでは時間がもったいない。8時半にレーを出発した。最初に行ったのはシェーゴンパ。次はティクセゴンパ。崖にそびえ立つティクセゴンパはまさに私がレーに思い描いていたものだったので嬉しかった。昔に描かれた仏教画もそのまま保存されていて美しかった。最後に向かったのがへミスゴンパ。個人的にはこのゴンパが一番気にいった。へミスはレーから1時間半ほどのところにあり、ラダックの中では一番大きなゴンパだ。崖の奥にあり、崖を突き進むとゴンパがみえてくるその感じがまた素敵だ。へミスゴンパはブータンで見たゴンパに似ていて、懐かしく感じた。ゴンパ内は修復工事がされていて、仏教画なども新しく壁に描き直していた。綺麗に修復されるのはいいのだが、昔の仏教画が塗りつぶされてしまうことに淋しさを感じた。3つのゴンパを巡ったが、どこも本当に美しくて絵になる。空は目を覆ってしまうほどの眩しい青色。その青色にえんじ色のゴンパや白色のステューパが実に美しく映えるのだ。私は何度も何度もシャッターをきった。ずっと見ていても飽きないと思った。ゴンパ巡りから帰ってきたのは13時半。その後もレー王朝を見たりと勢力的に歩いたら、相当疲れてしまった。標高3500mの地が体に応えたのか、宿に帰って調子を崩してしまった。 1ルピー=1.7円レー王朝 100ルピーシェーゴンパ 20ルピーティクセゴンパ 30ルピーへミスゴンパ 100ルピータクシーチャーター代 1400ルピー朝食 130ルピー昼食 (チキンたまごタントゥク) 110ルピーネット代 60ルピーミルクティー 15ルピージュース 25ルピー
2013.08.08
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朝8時のローカルバスに乗り、アルチ・チョスコル・ゴンパへ行った。1000年前に立てられたという寺の中の壁画はとにかく美しく、ラダックまではるばるきてよかったと思った。今までたくさんのゴンパを見てきたが、ここまで昔の物は見たことがない。観光地化され、賑やか過ぎるレーに少しがっかりしていた所だったので、美しいゴンパを見てまたモチベーションが高くなってきた。今日は宿で会った日本人とたまたまバス停で会い、一緒にアルチまで行った。彼女の目的はアルチではなかったのだが、目的地までのバスが無いからアルチの先はヒッチハイクで行くという。なんとたくましいことか。せっかくなのでアルチ・チョスコル・ゴンパを一緒に観光した。私は彼女のヒッチハイクを見守る。何台か断られたがついにオッケーが出た。彼女の目的地の近くまで行く車だ。私のことも途中まで乗せてくれるという。ラダック人の良さを信じて私も車に乗り込む。乗って10分くらいだろうか。車から降ろされる。ここで彼女と手をふって別れる。そこは周りに何もない一本道路。さてどうしたことか。今度は1人でヒッチハイクを開始。2台断られ、次はでっかいトラックに向かって手をあげる。日本人の彼女がトラックの運転手は優しい人が多いと言っていたからだ。「あーっ、トラックが行ってしまうー」と諦めかけた時、トラックが止まった。トラックまで走って行く。「レーに行きたい」と伝えたら、乗れの合図をくれた。初めてのでっかいトラック。どうやって乗ったらいいんだろう。でかいタイヤに足をかけ、しがみつくようにしてトラックの助手席に乗り込んだ。こうして初トラック、初ヒッチハイクの旅が始まった。運転手のおじちゃん、豪快な笑顔をくれた。英語が通じないため、笑顔とジェスチャーで会話。最初は楽しいトラック旅だったがトラックの欠点に気づく。とにかく遅い!! 時速40キロくらいなんじゃないだろうか。坂道だと更に遅い。どんどん乗用車に抜かされる。まあいいか。2時間半後にレーの近くでトラックは停車した。ここからは歩き。2キロ近く歩いた。初のヒッチハイクは楽しい経験だった。でもここラダックだからできることだろう。帰りがけにレストランによってバナナパンケーキとカフェラテを注文した。これが最高に美味しかった。観光地化されすぎているレーにがっかりしていたはずなのに、今は感謝の気持ち。ここレーではインド料理、西洋料理、チベット料理、タイ料理、中国料理、と何でも食べることが出来る上に、味もけっこういけるのだ。 1ルピー=1.7円アルチゴンパ 50ルピー朝食(ダル、オムレツ、ティー) 100ルピーバス(レー~アルチ) 90ルピー昼食(バナナパンケーキ、カフェラテ) 130ルピー夕食(ベジトゥクパ) 70ルピーマンゴージュース)25ルピーネット代 60ルピー
2013.08.07
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昨日の夜9時45分にマナリを出発したチャーター車は今日の午後4時に無事レーに到着した。18時間15分(途中休憩あり)の車の旅。5000mの峠を3つ超えるとガイドブックにあったのでワクワクしていた。デリーからレーまでは飛行機があるのだが、私は山を車で超えてレーに入ることを憧れとしていた。私の期待は裏切られることは無かった。次から次へと変わる美しい山々の景色を見て、幸せだなあと思った。長い車中の旅も苦にならなかった。車がレーに到着する。来て見て二つのことに驚く。一つ目は暑かったこと。標高3500mだとガイドブックに書いてあったので、寒さ対策をしっかりしてきたのだ。しかしここは砂漠の気候だった。緑がほとんどなく岩ばかりが目に付く。日中はかなり暑い。夜もそれほど冷えない。二つ目に驚いたことはあまりに西洋人旅行者が多いこと。街全体がかなり観光地化されていて、正直ちょっとがっかりした。ここレーでは寺巡りの他に様々なアクティビティーがある。ラフティング、トレッキング、ホームステイなどなど。たくさんのツアー会社がありお客を呼び込んでいた。今日は街をぶらぶら歩いておしまい。明日は寺巡りをしてみよう。 1ルピー=1.7円車代(マナリ~レー) 2000ルピー (2人でチャーターして1台3500ルピー)朝食代 200ルピー(3人分)コーヒー 60ルピー夕食(タントゥク, ジュース) 140ルピー昼代(チーズモモ、ティー) 170 ルピー
2013.08.06
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バス 6時15分 ダラムサラ出発 17時50分 マナリー着11時間35分のバス旅。ローカルバスを利用したため、途中から次々とインド人が乗り込んでは、降りて行く。あまりに乗り降りが激しいので、バス代金ちゃんと払えているのかな、なんて変なことを思った。このバスの中で「これからレーに行く」というチベット人と知り合った。その後、彼にはいろいろ世話になり、レー行きの車の手配など全部してもらった。車は21時45分にマナリーを出発した。車の中で話したのだが、彼も中国(ラサの近く)から亡命してきた人だった。インド生活は15年間になると話してくれた。中国ではフリーチベットを掲げデモに参加したのが原因で2回、刑務所に入れられたそうだ。刑務所ではムチで叩かれたり、それはそれはひどい拷問だったそうだ。デモに参加している時、周りの者が射殺されていくのも見たそうだ。彼も中国の両親の元に帰りたいと語っていたが、半ば諦めているようでもあった。中国から亡命してきた人たちは、私が詳しく聞こうとしなくても自分から亡命生活を話してくれる。彼がふいに質問をしてくる。「今までに何年間勉強してきたか?」と。私は小・中・高・大学で16年だと答える。「僕は小さい頃小さい村で生まれたから学校なんてなかったんだ。今まで一度も勉強したことがないんだ。君が羨ましいよ。」それを聞いて、心が痛んだ。中国のしたことによって多くのチベット人の運命が大きく変わってしまったことを強く感じた時だった。でも今の彼はインドで力強く生きている。夏にはラダックで、冬にはブッダガヤやダラムサラでお店を出して商売をしている。そんな彼を私は素晴らしいとただただ思う。 1ルピー=1.7円バス代(ダラムサラ~マナリー) 285ルピー夕食(モモ AND トゥクパ ミックス) 70ルピー水 20ルピーポテトチップス 20 ルピー
2013.08.05
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昨日の18時50分にデリーを出発したバスは今朝の朝7時半にダラムサラに着いた。実に12時間40分のバス旅だった。デリーは蒸し暑くて車窓から入る風が頼りだった。それに比べてダラムサラは山の中にあるので涼しくて快適だ。暑いのが極端にダメな私は救われた思いだった。ここでも25年前に中国から亡命してきたチベット人に会った。来る時は65人で来たという。11才の時、両親に内緒で飛び出した。インドに憧れがあったし、ダライ・ラマに会いたかったのだそうだ。実家の住所も電話番号もわからないまま家を出たものだから家に連絡ができず、次にお母さんと電話で話せたのは5年後だという。来た当初はインド料理が体に合わず、そして憧れたインドには何もなくて、よく泣いた。2年前にお父さんが他界した。彼も昨日のチベット人のように故郷に帰りたくて何度も中国大使館に足を運んだが、ビザがもらえないと話してくれた。何とも切ない話だ。夕食をともにしながらいろいろな話をした。「いつか僕の実家に行ったらいい。」と言われ、行くと約束した。彼の実家は成都からそう遠くないし、現在中国に住んでいる私に十分できることだと思ったから。彼の写真をカメラにおさめた。ダライ・ラマのお寺の近くに小さい博物館がある。中に入ってビックリした。内容は中国がどんなことをチベット人にしてきたかがずらっとチベット語、英語で書かれていた。焼身自殺にいたっては100人以上の名前が書かれ、その人たちが最期に残した切なる思い、願いがかかれていた。中国から亡命してきたチベット人といい、たまたま足を踏み入れた美術館といい、チベットが抱える多くの問題に気づかされた一日だった。何だか暗い話ばかりのようだが、明るい出会いも会った。たまたまレストランで相席になったイスラエル人が私がこれからたどろうとしているルートの逆バージョンでやって来た。早速情報をいただいた。彼女は今22歳でちょうど徴兵制度を終えたばかりだという。イスラエルでは18歳を過ぎると男性は最低3年、女性は最低2年の徴兵義務が言い渡されるそうだ。彼女の場合は特別で5年間行っていたという。徴兵義務を終えた後も呼び出しがあればそれに応えなくてはいけないという。もちろんこの徴兵制度に喜んで参加する者はあまりいないらしい。話を聞いていて、日本人はつくづく幸せな人種だと思った。一日ダラムサラでゆっくりし、美味しいものをたくさん食べて元気が出た。明日はマナリに向かう予定。バス旅10時間。楽しみだ。 1ルピー=1.7円宿代(Loseling Monastry Guest House) 300ルピー朝食(バナナパンケーキ、カフェラテ) 140ルピー昼食(ほうれん草チーズモモ) 60ルピー携帯SIMカード 200ルピー(100ルピーの通話料込み)夕食(ベジタブルチーズモモ、ピザ) チベット人のおごり
2013.08.04
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朝10時半にデリーに到着。3回目のインドである。1回目10年前、2回目は4年前。もうインドにはこないだろうと思っていた。飛行機を降り立つとインドの香りがした。どこの国にもあると思う。その国のにおいが。「あー、このにおいだ。インドに来たんだなあ。」忘れた感覚が一気に蘇ってくるようだった。空港はビックリするくらいキレイだった。こんなに綺麗だったっけ? 10年前、初インドに夜12時に到着して、ビビリまくっていた自分をふと思い出した。あの頃はもっと殺風景な空港だった。インドは確実に成長しているんだろうなあ。アライバルビザをUS60ドルで取得し、人民元200元分を両替して(1800ルピー)空港の外に出た。インド人の顔がいっぱい。あー懐かしい。昔だったら運転手のおっちゃんがいっぱいきて、「どこへ行くんだ。オレの車に乗れ」と口々に言われるハズなんだけど、今回来たのは一人だけ。あれっ!?と拍子抜け。昔ならオート力車が空港に出入りしていて、それが一番安い交通手段だった。今は空港への出入りを規制されたようで、見当たらない。空港の前には先払い式のタクシーカウンターがあった。昔にはなかったものだ。よくわからないまま必至で値段交渉をした昔が懐かしい。ふう、便利になったものだ。カウンターでマジュヌカティラ(Majnukatila)のチベットキャンプへ行きたい旨を伝えると「600ルピー(1000円)だよ」と請求される。騙されないという安心感と、あのスリルある値段交渉がもはやないことの淋しさを感じた。タクシーに乗ること1時間。タクシーはチベットキャンプに到着した。道路も昔よりきれいになったなあ、という気はしたが運転マナーは昔と変わらぬままで荒かった。チベット好きの私はデリーにあるチベットキャンプに泊まることを決めていた。「TIBETAN REFUGEE COLONY」と書かれた門をくぐるとそこにはチベットの世界があった。でも本当のチベットじゃない。汚い道にはたくさんのハエがいて、所々にインド人の物乞いがいる。チベット式の小さな寺が二つあった。僧侶も時々見かける。チベットっぽいけど、私のイメージとは違うチベット。Lunta House で一人のチベット人と出会う。38歳独身。出身は中国のチベットエリア康定で、16歳の時6人の仲間と一ヶ月歩いて山を超え、ここインドに来たそうだ。その時は僧侶だった。僧侶だったのは15年間。何があったのかインドで僧侶を辞めてしまった。今はこのLunta House の経営を任されているとのこと。いつか故郷に帰りたいが、中国が彼に戻るためのビザを発行してくれないと言っていた。ここに亡命してきたチベット人はそれぞれに苦労してきたのだ。大好きな故郷に帰れない彼を気の毒に思った。彼と話している中で今日の6時半にダラムサラ行きのバスがあることを知った。じっとしているだけで暑い、そして汚いデリーには残る気がせず、早速バスを予約してもらった。彼がバス停まで私を送ってくれた。優しい人だった。 1ルピー=1.7円空港でアライバルビザ 60USドル空港からチベットキャンプまでのタクシー 600ルピーバス(デリー~ダラムサラ) 650ルピー昼食(チーズモモ) 80ルピー夕食(野菜トゥクパ) 60ルピー
2013.08.03
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北京にきました。初めて故宮や万里の長城をこの目でみました。最近中国の古代ドラマにはまっていたので、故宮は興味深く見ることができました。万里の長城はあまりに壮大で、過去の人々に畏敬の念を感じました。来て良かった。また来たい北京です。
2013.06.09
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蘇州は秋になった。あのひどく暑い蘇州の夏には家にこもり冷房をガンガンにかけるしかなかった私。涼しくなった今、やっと活動期に。蘇州の秋は貴重なのだ。この時期を逃すと寒い冬がやってくる。今のうちに外で遊んでおかないと。バイクを走らせた。蘇州から30分ほどで木涜につく。目的地は霊岩寺。天気がよかったので今日は山登りがしたかった。そこで地図を見て霊岩山を選んだ。頂上付近には霊岩寺がある。寺も魅力的だ。入場料20元を払う。山登り開始。 こんな階段やゆるい坂道がずっと続く。30分もあれば頂上にいける。舗装されているので登りやすい。 頂上付近に霊岩寺がある。入場料1元。奥にある七重の塔がきれい。私はこの近くの木陰で1時間くらい本を読んで過ごした。涼しくて最高~。「さ~て、下山しようっかな。」 と思ったらまだ頂上に行っていなかったことに気づく。山頂に向けて出発!10分くらいで山頂に着く。頂上からの景色はなかなか美しかった。遠くにシャングリラホテルが見える。結構運転してきたんだなあ。下山後、麓の庭園で一休み。山にはたくさんの人がいたけど、この庭園はガラガラだった。人がいない庭園っていいわ~。国慶節に世界遺産に登録されている留園に行ったのだが、庭園より人を見ている感じで庭園の美しさを感じることができなかった。柳が風に吹かれて揺れるさまや静かな庭園を見ていると心が和んだ。最近中国の庭園の良さがわからない、と思っていたさなかだった。人が多すぎるとどんな庭園も良さを失ってしまうな、と思った。美しい景色に出会い、充実した一日だった。
2012.10.08
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25日の午後2時50分にインレーを出発したバスは今日の朝2時45分にバゴーに着いた。冷房がガンガンききすぎてめちゃくちゃ寒い上にガタガタ揺れ、とても疲れたバス旅だった。バス停の近くにある安宿で一休み。8ドルなのにエアコン付きでありがたかった。朝8時に起き、ボロイ自転車を2ドル(高い!)で借り、バゴー観光を始めた。朝はまだ良かったけど昼は暑すぎて、手がどんどん焼けていくのがわかった。まるでフライパンの上で焼かれているようであった。私のようにチャリでまわっている人は他に見当たらなかった。ミャンマー人観光客でさえ、バスツアーみたいなものでまわっていた。誰か教えてくれるなら、私もミャンマー人バスツアーに参加したかった・・・。バゴー観光の中でもチャカッワイン僧院は良かった。「どんだけ僧侶好きなの?」と言われそうだが、大好きなのだ!ちょうどお昼の時間(10時20分)に間に合った。食堂には小テーブルがたくさんあり、その上にカレーやおかず、バナナなどがのっていた。僧侶はスプーンでカレーをすくっては自分の器に入れ、手でご飯とカレーを混ぜながら食べていた。基本、ごはんは地元の人からもらい、おかず等は僧院で用意するようだ。460人の僧侶が集まった。近くにいたミャンマー人が言うには、一昔前は一日約50人ほどの日本人がこの僧院に来て写真を撮っていたらしい。「今は日本人の観光客はめっきり減った。」と話していた。この日は日本人の私一人と、欧米系の団体が一組いただけだった。ご飯を食べ終えると、列ごとに立ち、きれいに一列になって食堂を出て行った。この列がまた美しくてみとれてしまった。僧が一列になって歩く様はいつみても美しいと思う。僧侶の近くにいた、この女性にもビックリした。煉瓦をこんな風にして運ぶなんて!最後にバゴーの写真を少し載せておこう。シュエターリャウン寝仏この寝仏は密林に覆われていたのだが、インド人技術者によって偶然発見されたとのこと。足の裏まで素晴らしい。バゴーの町並み。とにかくゴチャゴチャ。う~ん、今日もチャリで頑張って疲れた~。
2012.03.26
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朝6時半に宿(アクエリアス・イン)の前で坊さんの托鉢を見た。僧侶が一列に並んで裸足で歩く様はどうにも良い。心が晴れるような思いだ。朝早く起きてよかった。地元の人がしゃもじでご飯をすくっては、一人一人の僧侶が持っている器に入れてあげていた。坊さんの持つ器からは湯気が出ていた。地元の人は坊さんのために朝早く起きてご飯を炊き、出来立てアツアツのご飯を器に入れてあげるんだなあ~。どうしてこんなに僧侶にひかれるのかわからないけど、見ていてあきなかった。僧侶として生きる一生はどんなものかとぼんやり考えた。話は変わるが、インレー湖ではアクエリアス・インという宿でお世話になった。ここが最高に居心地の良い宿だったので紹介したい。昨日の夜、ここの宿の女性オーナーに「シャンヌードル(ミャンマーの麺食)が食べてみたいが、どこで食べられるのか?」と聞いてみたら、今日の朝、私の朝食だけ特別にシャンヌードルにしてくれた。一昨日はこの宿に到着したとき、フルーツ、スナック、お茶で歓迎してくれた。インレー湖でのアクティビティや次の旅先バゴーについての相談ものってくれた。今日も夕方になるとフルーツとお茶を差し入れてくれた。肝心の宿のお部屋もとっても素敵。スタッフの人もみんな感じが良い人ばかり。至れり尽くせりのサービスに感激した。こんな素敵な宿が一泊朝食込で7000チャット(700円)なんて安いと思った。いくらでも高くできるハズなのに。宿をチェックアウトする前にオーナーが私にプレゼントをくれた。別れの時、ちょっぴり淋しかった。またいつかこの宿に泊まりたいと思った。いろいろな国をまわり、いろいろな宿に泊まってきたが、その中でもこの宿は印象に残る素敵な宿であった。人を笑顔にしてあげられる、宿の仕事もいいな、と心から思った。午後2時50分インレー湖発のバスに乗り、次の地バゴーに向かった。到着は翌日朝の予定。緑に囲まれたアクエリアス・イン。
2012.03.25
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23日に乗合タクシーを利用してバガンからインレー湖まで移動した。移動に8時間半かかり、25000チャット(2500円)。タクシーをシェアしたミャンマー人が豆乳や栄養ドリンクなどを私にくれた。言葉は通じないけど、やさしさが伝わってきた。そして24日の今日はインレー湖の周りをサイクリングした。途中、インレー湖を横断するためにモーターボートも利用した。朝のサイクリングは涼しいし、楽しめてこげた。まず最初に向かったのは朝のマーケット。宿からこのマーケットまでチャリで1時間。東南アジアでよく見るマーケットと似ていた。少数民族の人もいて、なかなか面白かった。次にインレー湖を横断しようとボート乗り場へ。24歳のミャンマー人SOE WINさんに声をかけられる。最初は「また客引きか・・・」とぶっきら棒に相手をしていたのだが、話しているうちに彼は悪い人ではないような気がしてきた。ボート乗り場で「ここが僕の村だよ」と指差す方をみたら湖の上に竹で作られた家々があった。え?こんな湖の上に住んでいるの?なんで陸じゃなくて湖の上に住むわけ???基本、湖の上での移動は小さな手漕ぎの船を利用するようだ。「僕の家においでよ」と言われるままおじゃましてみた。彼の家は・・・↓。最初、「壊れないのかな~」なんて思っていたけど、思っていたより頑丈にできていた。ここの家族。妹たちは毎日手漕ぎの船で学校にいくそうだ。学校も湖の上なんだ~。湖上にある学校の先生のサラリーは一か月30000チャット(3000円)だって話していた。うわっ。3000円じゃ日本では暮らしていけないや。SOE WINさんがお茶やスナックをくれた。SOE WINさんの運転するモーターボートに自転車を乗せ、インレー湖を横断した。ボートを降りるまでに何度も「次来るときは僕の家に来ていいからね。」と繰り返し言われた。なんだか優しい人すぎて、別れがちょっとさみしかった。ボートを降りてからはまた自転車を走らせた。午後のサイクリングはかなりバテた。暑い上にデコボコ道路。舗装されている道路もあったが、その舗装が中途半端で基本ガタガタ。土埃にまみれてやっとこさ宿にたどりついた。疲れたけど、なかなか面白いサイクリングの旅だった。
2012.03.24
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3月21日はバガンからマンダレーまでバスで移動22日はマンダレー観光をした。やっぱり暑かったマンダレー。でも夏のエジプトに比べればまだマシかな。マンダレーには僧侶が勉強するパニル大学がある。チベット仏教に興味を持って以来、僧侶の生き方に興味がある私。もちろんパニル大学に行ってみた。パニル大学ではこの日、運よく子供たちが出家をするセレモニーをやっていた。朝9時頃、子供たちはきらきらする衣装に身をつつみ、写真を撮られていた。お昼頃に髪を剃り、坊主にするとのこと。「出家する一大事をわかっているのだろうか」と思うくらいワンパクで元気な子供たちだった。出家後は別の僧院で勉強するそうだ。セレモニーを開催するホールではご馳走がふるまわれていた。関係者に声をかけられ「ご飯食べていきなさい」と言われ、断る理由もないので遠慮なくいただいた。これがまたおいしかった。今までのミャンマー料理の中では一番おいしかったなあ。シンプルな料理だったが、味付けライスとチキンはとてもおいしかった。食事後、パニル大学内を散歩した。試しに英語で僧侶に話しかけてみると、英語を流暢に話す僧侶が出てきた。この僧侶、とても親切で自分の部屋に私を招いてくれコーヒーを出してくれた。いい機会なのでパニル大学での生活を聞いてみた。このパニル大学に受かるのは結構難しいらしい。大学で4年間勉強した後は、ミャンマー国内でも中国国境付近、またはインド国境付近で奉仕活動(?)のようなものをするそうだ。そこで良い行いをするよう説いてまわり、そこでの任務が終わると学位がもらえるんだと。優秀であり、更にチャンスがあれば修士課程に進める。修士課程ではインド、スリランカ、またはタイのいずれかの国に行って勉強できる。私の知り合った僧侶は修士に進んで、スリランカに行きたいと話していた。英語は大学一年生の時から勉強するとのことで、現在大学四年生の彼は英語を上手に使いこなしていた。朝食は朝5時半、昼食は10時半、夕食は無しとのこと。「これも修行だよ」という僧侶。食べることが命の私には真似できないわ・・・。そうこう話しているうちに時計が10時半に。僧侶たちが一斉に食堂へ向かいだした。歩きながらきれいに一列に並んでいく様は美しかった。食堂にいるおばちゃんが私に「あなたも食べていきなさいよ」と手招きしてくれたが、お腹いっぱいだったので失礼した。僧侶と別れてからはマンダレーの観光スポットを見てまわった。行ったのはサダムニ・パヤーシェナンドー僧院クドードオ・パヤー王宮チャウットーヂー・パヤーマンダレーヒルこの中ではシェナンドー僧院と王宮がとてもよかったな。夜は宿で日本人に会い、話に花が咲いた。マンダレーには日本語学校が20校ほどあって、訪問すると手厚くもてなしてくれると話していた。YMCA日本語学校には京都大学の学生がボランティア(だったけ?)をしているそうだ。いろいろ情報が聞けるようなので、マンダレーに行く方はYMCA日本語学校に行ってみるといいかもしれない。
2012.03.22
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19日ヤンゴン発の夜行バスに乗ってバガンへ。夜行バスなんだから19日の宿代は浮くぞ~と思いきやバスは20日の早朝2時45分にバガンに着いた。こんな時間に・・・バスを降りてみると、外国人観光客は私一人。「どこのホテルに行くんだ?」とミャンマー人の客引きに囲まれた。まず初めにピンサ・ルパ・ホテルに行くが、満室。次にゴールデンミャンマーゲストハウスに行くが、15ドルの部屋しか空いていないという。あと数時間しか寝ないのに、15ドルは高すぎる!結局、客引きの連れて行ってくれたZAR CHI WINというホテル(ピンサ・ルパとゴールデンミャンマーの間)で値段交渉をし、一泊8ドルで泊まることにした。バスが変な時間に着くものだから19日の宿泊代金まで取られた。こんなんなら、今度から移動は昼にしよう。真夜中に新しい場所に到着するのはやっぱり不安だ。ヘトヘトに疲れていたが、少し休んで朝5時にはバガン馬車ツアーを始めた。馬車に乗るなんて初めての経験だったのでワクワクした。一人で貸し切って一日15000チャット(1500円)。日本円で考えると安い。6時に朝日を見た。馬車で13か所ほどの有名なバガンの遺跡めぐりをした。バガンはやっぱりスゴイ。スゴかったけど、自分はあまり遺跡に興味がないことを改めて感じた。いや、興味がないのではなくてもう見飽きてしまったのかもしれない。今までいろいろな国の遺跡を見てきたものだから、似ている遺跡にはもう感動が生まれてこないのかもしれない。そうだとするとちょっとさみしいな。暑期のミャンマーは非常に暑い。日中は気温が39度近くにもなる。このうだるような暑さの中で、遺跡の階段の上り下りがつらかった。夜は33歳の日本人男性に会い、一緒にご飯を食べた。
2012.03.20
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旅人が 「ミャンマーは人がいい!」 と絶賛するのを何度も耳にし、ぜひ行ってみたかった。 仕事の休みを利用し、ついにあこがれのミャンマーへ。 3月18日から29日まで、11泊12日の旅である。 ヤンゴンの空港を出た途端 「すみませーん。」 の声がかかる。 日本語でタクシーの兄ちゃんが話しかけてくる。 マジで? 必ずと言ってもいいほど中国人と間違われる私が日本人だとばれている。 日本人観光客がそんなに多いのだろうか? 空港からTokyoゲストハウスまでタクシーで10ドル(若干ぼられている)。 タクシーの窓から外を眺める。 久しぶりだな、こんな光景。 インドにちょっと似ているかな。 人々の暮らしはどう見ても裕福ではない。 もちろん近代的な建物なんてない。 ムンムンと暑い感じもインドと似ている。 さあ、明日からどうしようか!?
2012.03.18
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ひたすら移動ばかりしていた旅行だったが、やっと追い求めていた暖かい地に着くことができた。あ~幸せ。今までの疲れも出て、結局今回の旅はここで終わり。もう移動する気がおきないのだ。(最後は飛行機乗るために夜行バスで昆明までは行ったけど、観光地としては景洪が最終地。)ここ景洪では3日間滞在。まず景洪で目についたのがこれ。普通、中国の標識には中国語の上にアルファベットで読み方が書いてあるんだけど、この標識にはわけのわからない文字がある。調べてみたらこれはタイ・ルー語というらしい。確かにタイ語に形が似ている。なんか異国に来たようなそんな気分になる。いやいや!ここは中国だぞ!寺に行ってみた。まるでタイのお寺みたいだ。景洪は中国でも限りなく南に位置する。ミャンマーの国境近くにあるせいもあり、もはやここは中国ではない(と言っても過言ではない)。ヤシの木が!!!中国の感じがしない景洪が好きになった。あまりに暇なんで、盲人マッサージに行った。気持ちいい!(一時間 600円くらい)暖かいだけあってかき氷も売っていた。食べ物に目がない私。早速買って食べた。美味い!こんな感じで、寝て食べて、マッサージしての極楽の3日間だった。ここで食べたタイ料理も美味しかったなあ~。特にタイカレーが最高だった!!夜は踊りの舞台を見に行った。たいして期待していなかったら、かなり面白かった。個人的には上海の雑技団より面白かった。というわけでこの旅も終わり。疲れたけど、楽しかったな~。
2012.01.03
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