ママの偏差値
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『この私が合格させる』(花鳥&風月)読みました。受験本番を間際に控えたこの季節、現在、そして過去や未来を重ねた母は多かったと思う。私も花鳥さん、風月さん親子の日々に、さくらの受験の頃を思い出した。最初に感じたこと・・・それは母の努力のすさまじさ。ここまで努力できる、してきた母親がいるということに素直に感動。難関校に合格している多くの子の母親はこんなに頑張っているんだろうなあ。数年前、娘の中学受験が終わった、私の友人の一言を思い出した。「御三家クラスに合格させてる家庭はね、コンビニのコピーじゃなくて、自宅にコピー機があるのよね、母親の昼間は勉強とコピーよ」さくらの場合、スタート時点での学力が風子ちゃん、花夫くんとあまりにも違うので、勉強の点では、我が家の過去と重なる部分は殆ど無かった。それは事実。(でも勉強を進めていく過程、考え方は誰にでもおおいに参考になると思う)。でも・・・子どもを中学受験させる母親の気持ちは子どもの偏差値に関係なく、変らないものだと思う。たとえ受験する学校が違っても、本番へ向かう時期の気持ちの揺れ、焦り、緊張・・・当日から発表までのあっという間の数日間、不合格を見た瞬間、合格を見た瞬間・・・2年近くたった今思い出しても、忘れられない日々。2月1日の朝、自宅最寄駅で父親に「行ってくるね」と言って別れた娘の顔は今でもよく覚えている。あんな日があったんだよね。子どもの勉強、精神状態は塾の先生が必死に手厚くフォローしてくれる。母親にも指示を出し、周囲が万全のサポート体制を敷く。でも母親の気持ちは一体誰が支えてくれるんだろう、と思う。子どもが受験に集中できるように、母親は時間と手間を費やし、必死に過ごす。食事、予防接種、勉強、送迎、受験の手配、衣類の準備、家事、他のきょうだいの育児・・全てをこなしながら、頭の中は受験のことでいっぱいな時期。中学受験を目指す家庭なら、ごくあたりまえの風景であり「だからなんなの?自分が選んで始めたことでしょ」と言われても仕方ないかもしれない。親なら頑張ってあたりまえ、自分で選んだ道だから。そうだよね。一番頑張ってるのは子ども、その通り。別に認めて欲しくて言うのではない。でもね、私は思う。母親だって不安と緊張と心細さをいっぱいいっぱいに抱えて、でも、それを隠して過ごしている。その気持ちに寄り添う心があれば、どんなに心強いだろう。「よくやってるよね、誰も褒めてくれないけれど、大変だよね、わかるよ」「あと一息、ここまで来たら、最後まで頑張ろう」そう声をかけてもらえたら、共感してくれる誰かがいたら、少しでも安心できると思う。『この私が合格させる』の中には、そんな親へのメッセージがいっぱい。花鳥さんと風月さんが奔走する姿に、そして合格発表のシーンに思わず涙するのは、皆、この気持ちがよく分かるから。皆、同じ気持ちでいるからだと思う。これから受験を迎える方がこの本を読むと、孤独なのは、不安なのは、自分だけじゃない、皆同じなんだと、そう思えるんじゃないかな。私には花鳥さんと風月さんからの、頑張る母たちへの応援歌に聞こえたよ。私も2年後に、また同じような時間を過ごす予定・・・初めてと2度目ではきっと違うこともたくさんあるけれど、親としてそれぞれの娘の受験に対する変わらない思いがこの本の中には綴られていると思う。思い出させてくれて有難う、そんな気持ちで読み終えた。
2005/11/28
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