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昨日は母の退院後の初診。2つの科をまわりました。この病院は、まるで、迷路のよう。 母は、病院まで、一人で、タクシーで、やって来て、合流。先週も違う病院に付き添い、またもや、口論になったので、行くのは、止めようかと思ってた。元々、モダンバレエの新年初めての回だったしね。 でも、母のそういう変に強気の言動を主治医にも認識してもらってた方が良いと思って、行き、先生に母が、話したあと、補足するとき、話してみた。母は、先生に諭されて、少し反省したのか?最後は「喧嘩は止めよう」と言ってきた。 え?元々、私は喧嘩してるつもりなく、母が、勝手に私に張り合うというか、虚勢を張って、つっかかってきてたんだよね。 それをいうと、「わかったわよ」と言ったので、取りあえず、昨日は私も今までほどは、イライラしないで済んだ。 きっと、本人、本音はまだ納得してないかも そして、今日は午前は、次男の歯医者。そして、午後は内科。 2日で4つの診療科というのは、疲れた。それも、付き添いでだからね。 その間この本を読んだ ◆◆むかし僕が死んだ家 / 東野圭吾/〔著〕 / 講談 社 あっという間に読み進めた。特に殺人事件がおきるものでもないのだが、ミステリアスに物語は進んでいく。 ゾゾっとする。 そして、家族というものを考えさせられる。 親子に虐待に。 人格形成には、やはり、親の影響って大きいなと。 あらすじは、あえて書かないけど。 かなり可哀想な結末でした
2019年01月22日
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◆◆終わった人 / 内館牧子/〔著〕 / 講談社おととい、友達と会った帰りの電車で、 残りを読んでしまった 。あまり、主人公夫婦と共通点がなく、共通点と言えば、年齢的なことだけ。夫のタイプも奥さんのタイプも私達夫婦とはすごく違う。一番共感を覚えたセリフが多かったのは娘道子だった。 私と父の関係は道子と田代 のように自分の意見を父に向かって言えるような関係ではなかった 。父親は絶対的に強くて、自分の 思っていることは、 なかなか父に言えないものだったなので羨ましい面もある。 主人公田代について感じた事はみちこの言葉そのものだった。 ここでネタバレしてしまえば、物語後半、田代は顧問として入った会社の社長急死で自分が悩んだ挙句、社長に就任。仕事にやりがいを感じて、いきいきと働く。社長就任に関しては妻千草は、反対した。責任も伴うからやめといた方が良いのではといっていたのだ。それでも、千草は、自分の夢に向かって突き進んでいる最中だったので、夫のことにさほど、関心をもっていなかった。そんな時、急転直下 、田代の会社は取引先のミャンマーの会社が潰れた事で、立ち行かなくなる。 ソフトウエアの納品までしていたのに、結局お金は入らず 、倒産の憂き目に遭ってしまうのだった。そして零細企業だったから、 その負債を 田代自信が大事になりその額は9000万円 。その時点で田代の自分名義の資産が1億1千万円以上あるということがすごい。 普通の定年退職したサラリーマンは、億を超えるお金を持っているのだろうか?残念ながら、我が家はな。田代家は、都内で、奥さんが親から譲り受けたということで、まず家のローンがなかったからそのお金があったのだろうし、また一人娘だったからかな。フィクションでも、ついあれこれ、考えてしまう。笑 これが、マンションを自分達で買って、ローンを組み、さらに、二人とか子供がいれば、また出費も増えるから、定年時にそこまで資産残ってないと思うが。それとも、田代のようにメガバンクに勤めたとなるとまた違うかしら? 千種は、美容師として独立ししょうと、 まさにその時に、この青天の霹靂の事件があったので 当、然夫婦仲はギクシャクして行ってしまう。 最後の最後、 悲惨な状況にありながらも、田代は故郷に帰ることを決意する。 以前のようにもうひと花咲かせようなどとはもうさすがに思っていなくて、故郷に帰り故郷の仲間たちと故郷のために、 NPO 法人で自分の力を少しでも役立てたいというように変わってきている。 奥さんとの仲は卒婚という形になり、これからそれがどのように 収束するのかは見えていない終わり方だった。 卒婚よく効くが我が家の ご近所さんでもそれらしき人がいる。面と向かって聞けないのだが。ある日、大きなトラックが来て、引っ越しをするのか?と思ったらば、荷物の半分を運び出しマンションは奥さん名義に変わっていた。ご主人は、たまに数ヶ月に一度、姿を見せる。元大手企業の重役さんだったか 踏み込んだ話は聞けない。多分卒婚なのかな?と思って見ている 。これはフィクションだから、面白く読めたが 、ノンフィクションだったら笑えない話だとも思う
2018年09月30日
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読み終わったのは、先週なのだが このところ群ようこさんの本2冊読みました。 最近はすっかり読書は 、ちょこっと電車の移動中か、もしくは、病院の待合室だけになってしまいました。 なので、だいたい軽い本を持ち歩いています。物理的にも軽く、そして、内容的にも軽いという意味です。 群さんの本は 軽いので好きです 。 そして よんでいて、その光景が目に浮かんでくるので読みやすい 。 どちらもブックオフで100円で買いました。 図書館がすぐそばにありますが、返すのがめんどくさいので 100円で買うほうが楽です。 途中で読み終えられれば、ホームの本用ゴミ箱に捨てられますし。 さて最初に選んだのは、「れんげ荘」。 こういう花の名前がついた物ってなかなか、覚えられない。苦笑。 カスミ荘?なんて思ったり、近所のカスミストアもしばらく、スミレ ストア?とか、なかなか覚えられなかった。脱線しました 独身の 45歳の女性が主人公です。 でも、この本が書かれたのは、 すでに9年も前のことなので、当時の45歳の感覚と今の45歳の感覚はまた違うように思います 。 共感したのは 、主人公きょうこの お母さん に対する気持ち 見栄っ張りだったお母さんは 完璧に家事をこなして て 家中ピカピカにしているような母。 バリバリのキャリアウーマンだったきょうこだったけれども ある日、急に今までの生活をリセットしたくなり、会社を退職してしまう。 そして、45才で初めて独り暮らしをすることに。 今までの自分の蓄えでどうにか暮らしていきたいと思い、 とても古くてトイレもシャワーも共同のアパートに引っ越した。 すっかりと昭和感が、漂ってくるようなアパートの描写。 まだ、こういうアパートは残っているのだろうか? 私の家の近くには 、つい最近まで、かなり古いアパートがあったのだが、 昨年取り壊されて綺麗な一戸建てが家建売にされた。それでも、個別に玄関ドアがついてた。 私が生まれた頃、両親は、お金がなくて、それこそ、6畳ひと間の共同トイレ、お風呂なしのアパート暮らしだったそうだ。母が、言うには、部屋のなかには、質屋の札が、ぶらさがってたらしい。そんななのにも関わらず、テレビは、持ってて、写真も山と撮ってた。 しかし、私が一歳になる前にはもう少しましな一軒家に引っ越したので、私の記憶にはそのアパートがない。 その後 一応 私が中学生の頃には 家を購入した。が、このきょうこの母のような母ではなかったので、家中ピカピカというわけでもなく、またきょうこの父のように 自分の楽しみまでも抑えて、ひたすら家族のためにだけ必死に働くような父でもなかった。 私には多分 共用トイレ での暮らしなどはできそうにない 。 隣の家の物音が聞こえてくるようなアパートにも住めないだろう。 きょうこの暮らすアパートの住民の個性的なこと。 全ての自分の生活が、そんなアパートでは、筒抜けだ きょうこは、同じアパートの中の 独身女性熊谷さんのお古の服をもらって喜ぶシーンがある。 会社勤めの頃には、ブランドのものすごい高いスーツなどを着こなしていたきょうこが いくらセンスがいい人と言っても人のお下がりの服を着るようになるわけだ。 と自分の 御主人公に置き換えて 読んでいた 。 今なら断捨離が流行っているが、この本の出版時には、さほど断捨離が流行っていたわけでもないと思う。 しかし、自分の 生活の 無駄な部分や 、もう少し 生活を見直すのもいいのかもしれないなと思いながら読んだ。 あっという間に読み切れた本だった
2018年01月17日
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黒い樹海 (講談社文庫) [ 松本清張 ]半分位までなかなか乗れずに、進みが遅かったのは、多分、ストーリーよりも、漢字とか、文章の言い回しが今風でなかったから? しかし半分過ぎたあたりからは、そんなのも気にならなくなり、ひたすら、犯人は、誰だったっけとそれが知りたくなった。多分、テレビ版を見てるはずなんだけど、そのときの犯人も全く思い浮かばなかった。誰が出てたものだった?なんとなく篠田三郎が出てたような・・・ テレビでも何度もドラマ化されてるようだが、私は、多分一度だけ見てるのだと思う。 自分の尊敬して、大好きな姉。既に両親は亡くし、姉妹二人だけで暮らしていて、姉は、新聞記者。ある連休前に、姉は、仙台にいる伯父を訪ねがてらの一人旅を楽しんでくると、うきうきして出かけるが、なんと、全く違う静岡でバス事故に巻き込まれて亡くなる。 そして、その妹は、姉の死の真相を探っていくという簡単に説明するとそんな物語。 なんだけど、これが、姉の相手だったのかもとめぼしをつけた男達がみんな個性的な中年男達。 結局犯人を見つける途中に、殺人事件がおき、その後、また一人、事件の鍵を握ると思われてた女も殺されて。 とドンドンと、犯人は誰?どうやって殺したの?とか思って読む速度が増した。 しかし、最後は、あっけない感じ。 犯人は、紳士的に見えた病院院長だったんだけど、これが、見た目と違って女好きだったようなんだけど、自分が結果的には見殺しになってしまった女の妹をいけしゃーしゃーと飲みに誘ったりとかできるのか?って思うよ。 冷たい男という設定だからなのか? 最後、トリック解明みたいなのも、ぼかして、「今後の捜査の展開をみたい」のような終わり方も何だか、しっくり来ない気持ちもした。 しかし、中年男、妻帯者には気をつけろって思う。昔石野真子が「男は狼なのよ♪と 歌っていたが、多かれ少なかれ、下心というか、若い女の子が嫌いな男はいないよね。 そういえば、短大の頃に、フランス語の教授は、キザな男だった。が、チンチクリンで、全くフランス語っぽくない発音の中年男性だった。結婚してるのか?してないのか?知らなかったが。私達の仲間の(今もよくあう)Mさんは、何度もその教授に誘われて、一緒にお茶飲んだりしてたらしい。別にそれ以上のことはなかったらしいが。 私もOLの時、一時、男ばかり60名ぐらいに私だけが女という職場にいた事があったが、中年の妻帯者、それも、全然いけてない男ほど、「御馳走してあげるよ」みたいに、言って来た。 大体、友達を誘って夕飯や飲みには、付き合ってあげたり笑 したが、隙あらば的な態度はみえみえでした。苦笑。 いつも、奥さん達、こういうの知ってるの?って思ったものだ。
2017年09月27日
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つい先日、テレビで大分前に放送した松本清張の「共犯者」の再放送があった。 かなり原作とは変えてるようだ。清張の小説は、ほとんど読んでるはずだが、これを読んだかどうかは覚えてない。大体が昔に読んだから忘れてるのだろう。 ちょうど、先月に、ブックオフで、100円で買った清張の「黒い樹海」を読んでるのだが、これも、昔に読んだのか?それともドラマで見たのか?なんとなく覚えはあるものの、詳細は、覚えてない。つい先日放送終了の「黒皮の手帳」も、まだドラマ録画がたまったまま。 何度もドラマ化されてるものは、覚えがあるものの、原作とは時代が違うからいろいろと脚色されてて、原作を忘れてしまってるというのもあるだろう。 黒い樹海なのだが、これが、常用漢字でない漢字がとても多いし、日本語としても、今はそういう言い方しないよというフレーズが多いので、簡単に読み進めばそれで良いものも、「この読み方であってる?」とか、なんとなくつまづいて、進みがいつもよりも遅い。 昔は、そういう事ってなかったのだが、いろんな語学講座を見たり聞いたりするようになってからの私は、やたらと、言葉に敏感なのかもしれない。笑 例えば、何か好みをいう時に、スペイン語、イタリア語だと、「○○は、誰誰に好かれる」という直訳になり、日本語としては不自然だな〜と思ってた。 同じラテン語から派生したフランス語は、好みをいう時も主語は、人になります。私は、○○を好むとなります。 ところが、つい夕べ読んだ「黒い樹海」の中、全くそのままのような文があったので、驚き。 「あの画が彼女らの気に入るんだね」 ええ〜?なんだか、不自然。違和感ある〜。私なら、「この画」を主語にするなら、受動態で書くと思うけど。 でも、当時は、そういう言い方をしたのかしら・(1958年から1960年に連載とある) 日本語もかなり変わったという事だ。 よく父が生前に、「早急に」というのをアナウンサーが、「そうきゅうに」と読むと、「さっきゅう」と読むんだ。全くと怒っていたが、今ではどちらかといえば、「そうきゅう」と読むほうが多くなってる。 中学のときの国語の担当の担任は、「一所懸命」であって、「一生懸命」ではないと言ってた。 肝心の授業のところは、全く覚えてないのに、今と同じく私は、雑学ばかり頭に残るらしい。 そんなわけで、この本読みながら、辞書引くのが多いです。笑 昨日も書いたように、マッチも最早死語と思うが、私はマッチをどういう時に使ってたのかが思い出せない。 子供時代にもマッチは使ってたはずなのだが、日常生活のどんな時に使ったんだろうか? 夫は、お風呂を沸かす時に、まず新聞紙に火をつけて薪をくべて、そのあと、石炭を入れたというのだけれど、私はそういう経験はない。夫と私は、たった3歳違いだけど、子供時代の生活様式がかなり違うようだ 黒い樹海 講談社文庫 / 松本清張 マツモトセイチョウ 【文庫】
2017年09月21日
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