2009年09月08日
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カテゴリ: ノーカテゴリー
来週は、父の命日。
早いもので、亡くなってから3年がたとうとしています。

末の妹と二人で、電車に揺られて茨城のとある町へ・・
台風がくるとか言っていたのに、出かけてみれば今日はぴっかぴかの晴れ。
気温も上がって、遮るものもないお墓はものすごく暑く疲れましたが、お寺さんにお塔婆もお願いし、ゆっくりお参りできました。


帰りにいろいろ妹と話をしましたが・・
父については、倒れてから数カ月、みんなで見守って死を迎えたこともあり、気持ちの中で死に対して納得していると感じました。
多分、周りのだれもがそう感じているでしょう。
しかし、倒れて入院し、2日で亡くなった母に対しては、そういった「看取り」の時間がありませんでした。
亡くなって10年以上たったというのに、やはり私にとっても妹にとっても「ああしてあげていれば」「もっと、こうしてあげていれば」というような後悔ばかりが口をついて出てきます。
多分、真ん中の妹もそうでしょう。
墓場まで、いえ、あの世で会えることがあるとすれば、たぶんその時まで、この後悔を持って生きていくのでしょうね。


母が亡くなる数時間前、見舞いに行った私は母の人相が変わってしまったことに驚きました。
胸騒ぎがして、切なくて、涙を流して眠っている母を見守ったのを思い出します。
でも、義母に子供たちを預けて見舞いに来ていた私、帰らねばならない時間になり・・
ぐずぐず枕もとにいたのですが、どうにも遅くなり帰ろうと腰を上げたとき、突然母が目を開けました。
「うう、うう・・」と私に向って、何か言おうとしていた母。
その母に「ごめんね、もう帰らなきゃなの。また、明日来るから。」と話しかけて、帰ってしまった私。

それが、生きている間に交わす最後の言葉になると、思ってなかった。
そうとわかっていたなら、もうちょっと母のそばにいて、話しかけたのに。
もしかして、なにか話せたかもしれなかったのに。
今でもそんな、小さいけれど苦い後悔が押し寄せるのです。

妹にもまた、別の、同じような後悔があるのでしょう。
お昼を食べながらしんみりとしてしまいました・・



また、お墓参りに来るからね。
しょっちゅうは、来られないけれど。
待っててね、と思いながら電車に乗って家路につくと、もう考えることは夕飯のことか家族のこと。

こうして月日は、流れていくのね。






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最終更新日  2009年09月08日 22時57分50秒
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