変性意識体験で一番楽しいのが「空を飛ぶこと」です。
大体二つのタイプが合って、1つは『明晰夢』の中で空を飛ぶこと。もう1つは『幽体離脱』による現実空間での飛翔です。
幽体離脱に関しての是非を問うのはこのブログの趣旨に反するので置いときますが、幽体離脱を脳が作り出した幻想と考えたとしても、アップ系の技法を用いるため、ダウン系の明晰夢とは違う現象だといえます。
幽体離脱の方は主に、エネルギーやらバイブレーションや波動とかいったものを高めること(を意識して)で、体から抜け出すというもので、逆に明晰夢の方は一端寝てしまう訳ですから、同じ変性意識体験でも対照的な面がハッキリしています。
この点は他の技術との大きな差異で「空を飛ぶこと」の得意な面でもあります。他の技術ですと、流派や文化によって呼び名や定義が違っても、中身は一緒であるパターンが多いですね。
さて、アップ糸というと幽体離脱以外にも、仙人の使う『陽神の術』などというのもあります。
これは自らの気とか霊力などで自分そっくりの人形を作り出し、自由に動かすというもので、当然空を飛ぶことも出来ます。ただし、陽神の術は最終的に肉体を捨てる為の技術なので、分類が難しいところです。
同じく、気功の軽功やヨガにも空を飛ぶという技術は存在します。ただ、これらはあくまで修行の目標や目安といった感じで、空を飛ぶことそのものを目的としている訳ではないようです。
そういう意味では現実的に「空を飛んでみたい」と思うなら、前述の『明晰夢』や『幽体離脱』が候補に挙がります。
難易度としては『明晰夢』の方が簡単で手間も掛かりません。『幽体離脱』に関しては自己流ならまだしも、人から習おうとすると、宗教や師弟制度に巻き込まれかねないので注意が必要です。
明晰夢はそれなりにオープンな態度で扱われていますし、普段の生活でもお金や時間を掛けずに実践できるのでオススメです。
ただ、明晰夢は潜在意識の状態に大きく左右されるので、自分に自身がないとか色々と不安を抱えている人だと、逆に「飛びたいのに飛べない自分」というシーンを演じさせられる危険性があります。
とはいえ、それで何の危害がある訳でもないので、 「肉体感覚を持って空を飛ぶという体験」を諦めるのはもったいないと思います。
さて、具体的なテクニックに関しては明晰夢に入れさいすれば、あとは特別なことは必要ありません。
明晰夢は潜在識の匙加減に依存する面があるので、いつでも好きな時に空を飛べるとは行きませんが、何度もチャレンジすれば難なく達成できるでしょう。
ちなみに、夢のなかで高いところから落ちて、その時の落下感が凄くリアルで思わず目が覚めるという体験はありますか?
これが意外に多いようで、場合によっては幽体離脱の証拠として論じられることもあります。ことの真偽は未来の科学者さんに任せるとして、その体験と同じリアルさで空を飛べると思っていただいて問題ありません。
落ちるのは凄く怖いですが、自由に飛べるとなるとこれほど楽しいものはないですよ。
また、明晰夢にしろ幽体離脱にしろ、空を飛ぶためには一定の明確な意図が必要であり、それがもう少し深い技術を扱うときに役に立ってくるという利点もあります。
Calendar