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未だにQRコードすら読めない3年と4ヶ月も前に機種変した携帯を使っているため、画像もあまり保存できずすぐに満杯になって困っています。先日もTCA経過写真を撮って保存しようとしたら「容量がいっぱいです。以前の画像を削除しますか?」というようなアラートが出てきました。せっかくいいアングルで赤みを激写できたのに、これを保存したばっかりに過去のとっておきたい画像が消去されてしまっても困ります。そろそろ中身を整理しないといけないんだなと思い、さかのぼって確認してみたら本当にどうでもいい画像ばかりでした。その中でも、イタリア出張先で撮った実にバカバカしい通販がらみの画像がありました。あの日あの時あの場所じゃないと撮れない画なので、撮った自分が少し偉いと思いました。さて出張中の自由時間、小心者の私は一人で街を出歩くなんてアバンチュールはとてもとても出来ませんので、ホテルで静かにテレビを観ていました。しかし悟空やベジータまでもがイタリア語で戦っているのでもう半ば自棄になってチャンネルを変えていたら、やっと通販番組を見つけたのです。しかも、商品は当時日本でも人気の掃除機「スイブルスイーパー」です。当然イタリア語だらけなのでアウェイ気分になり少々落ちていたのですが、スイブルスイーパーで一気に気分上々↑↑です。同じアメリカ通販でも、日本語吹き替えの場合は「トーキョー、オウサーカー」と言ったイントネーションおよびテンションですが、イタリア語吹き替えでは、至って淡々と語っているのが印象的でした。イタリアでは日本のように「アメリカ=オーバーリアクション」の図式は成り立っていないのかもしれません。そうこうしているうちに、別の通販番組が始まりました。実にいい流れです。次は、どう使い分けをすればいいのか分からない15種類のナイフセット「カツコンツアープロ」です。この商品もしばらく日本で放送されていましたが、またこの吹き替えがつい真似をしたくなる激しさでした。進行役であるミックは、「さっさとしないと、特製のチェリーパイが冷めちまうぜ」的なノリで「このカツコンツアープロは、なんでもサクッと切れちまうんだ」と力説します。ナイフをまな板に突き刺したところにパイナップルを放り投げスパッと二分される様を見せたり、しまいにはまな板をガシガシ切り始める始末。食べ物を切るならまだしも、こともあろうにまな板まで切り刻むミックを見るに見かねたリズだかブレンダが「ミーーーーーック!!」と叫んで止めるのですが、その叫びの裏にある「こんな非常識な包丁の使い方、止めるに決まってるじゃない!・・え!?でも切れてる!?なんてすごい切れ味なのかしら!オーイエス!」という売り文句である本意をしっかりと滲み出させた「ミーーーーーック!!」っぷりが個人的に大好きでした。それがあまりにも大好きなのでよく真似していたのですが、当然周りは知らないか鬱陶しがるがどちらかなので一人寂しい思いをしていたものです。そんな中、ツボが同じなのか唯一毎回爆笑してしてくれた妹はヴェルタースオリジナルをあげたいくらい特別な存在です。話は逸れましたが、この2つの通販番組を通して、やはり世界はひとつなんだなとイタリアの地で感無量になったというわけです。そしてそのまま少し視線を上にやると、award winning erotic moviesしかもなんだか受賞作だそうです。ホテル・旅館に有料エロティックムービー、というのも通販番組同様、世界共通であるようです。あらためて、空はつながってるんだなと感じました。
2007.12.03
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つくづく女は「若い」と言われることに無上の喜びを感じる生き物なのだなと再確認いたしました。6歳の甥っ子に「はみちゃん何歳?」と訊かれ、まあ32歳なんですがそのまま言っても面白くないので思いつきで「46歳だよ。」と言ってみたら、「えー、それはないでしょ。・・えーと39歳?」と返されたときはどうしようかと思いましたからね。やっぱり若く見られるのは喜ばしいことなんだと思います。こんなに老けて見られる原因のひとつとして、大して動きもせず長時間テレビショッピングにのめり込むことが挙げられると思うのですが、それでも相も変わらず観ています。その番組内で、商材が美容関係だと必ずと言っていいほど「これを飲むようになったら、若く見られるようになったんです!」とか、出てくるんですね。それを見て「私もあれを飲めば・・」「いや、あんなの飲むくらいでいいなら苦労しない」と、期待と疑いの狭間におかれる人も多いのではないかと思われます。そこでそんな揺れる想いを購買意欲へと昇華させるべく、具体的に数字で落とし込んでくる番組は多いです。40代の人の下にテロップで「肌年齢53歳→29歳」とか出ていて「20代!?キャー信じられない!」と大変喜んでいるようなものも実際よく目にします。それを見て、もう我慢できずついつい注文のダイヤル回して手を止めたアイムジャストアウーマンがたくさんいるからこそ、インフォマーシャルも続くわけです。しかしこれは「肌年齢」だからなせる業であって、これが「実年齢」だったらそうはいきません。「私40代だけど、20代って言われるの。」と言っても、黒木瞳さんなどの超人レベルでない限り「本音と建前の分からん人だな」と思われチャンネルを変えられてしまうのが関の山でしょう。というわけでこの「肌年齢」ってやつは非常に便利だと思います。「肌丘と肌溝の高低差が何μmなら20代」などとしっかりと基準が定められているわけでもない。さらに元からの肌質やお手入れ方法などで大きく差も出るものですから、先程のように実年齢マイナス20歳の肌年齢なんていうのも可能になるのですから。とは言え、いくら肌年齢が便利だとはいっても限界というものはあると思います。
2007.11.16
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数日、実家で留守番をしていました。実家は、普段うちでは観られないBSもCSもいけます。そうしたら当然私はインフォマーシャル、いわゆる通販番組をやってるチャンネルを追っかけ続け、夜っぴて観るに決まっております。さすがに、気付いたら明け方4時だった日には、私頭おかしいと思いましたがやっぱりやめられないとまらない。それにしても内容が分かってるものを繰り返し観て面白いのかとよく言われるんですが、とても面白いです。回を重ねるごとに気付くディティールの発見や、愛用者の声などを先回りしてつぶやく楽しみなどは、むしろ一度観ただけでは得られないものです。番組の傾向なども見えてきて、インフォマーシャルの奥の深さを感じさせます。その中で気になり続けているのは、プロアクティブ。冒頭での街頭インタビューで、ツヤツヤ肌のギャルが「ニキビは最悪だしー、気持ち悪いしー。」と華麗に言い放ち、ニキビの解消した愛用者(19)は「もう私、普通なんだ。もう『ニキビ族』じゃないんだ、って!」とのたまう。普通にひどいです。ガシーレンカーにニキビとニキビによる深い心の傷まで思いやる気持ちが本当あるなら、あんなセリフは即カットですよ。自虐ならまだしも、非該当者が該当者をボロクソ言ってんですから。君なら治る!ヴィクトリー!くらい言ってもいいはずなのに。モロに不安や劣等感を煽るコンプレックス産業と言えましょう。なのに直後、眞鍋かをりやバネッサ・ウイリアムスに「ニキビって本当に辛いんですよね」「心に深い傷を残してしまわないように」なんて言わせる。かえって白々しく感じてしまいます。その姿勢を貫くならまだしも、特定のコンプレックス産業ではない、ほぼ皆に平等にやってくる「老化」や「くすみ」に対応する商材だとまた事情が変わってくるのです。シンディ・クロフォードのミーンニグフルビューティや、ユースフルエッセンスがそのあたりに位置すると思うのですが、街頭インタビューでピチピチの若いギャルに「シワは最悪だしー、老けて見えるしー」とは絶対言わせないし、愛用者に「もう若返ったんだ、もうババア族じゃないんだ!」とも言わせない。ダイエット関係全般においても言えます。本人が「もうヤバいです~見てこのおなかー!なんとかしなきゃ!」というのは山ほどあるけれども、峰不二子みたいな人が「デブって最悪だし~」って言いながらカルニチン売ってるのなんて見たことありません。でもガシーレンカーに限ったことではなく、あまねくニキビと薄毛への扱いはひどいもんなんですよね。悩んでいる人への真の思いやりがないんですよ。カウンセリングとか返金制度とか、システムは整ってても心が見えてきません。心ない態度と共に、表面上の優しさも同時進行させる。これはなによりも恐いです。それならいっそ非情に徹してほしい。「ありがとう、君は素敵だと思うよ。だからこれからもこのままでいたいんだ。」と言うなら、「お前みたいな前なのか後なのか分からん貧乳には端っから興味ねーよ!バーカ!」とハッキリ言われた方が、まだもやもやも残らずスッキリするというものです。でもやっぱり一番いいのは「口は悪いけど、その裏には愛がある」これだと思います。ことさら私はこれに滅法弱いです。恐いな近寄りがたいなと思っていたのに、その態度からふと垣間見れてしまった愛情というのは、額面の2~3割増くらいに感じるからです。これぞ最初のキツさと愛情のギャップです。メイド喫茶ではなく確実にツンデレ喫茶です。なので、マツコデラックスあたりが「こんなきったない肌で下向いて外歩いてるの?イヤね!だったら思い切ってプロアクティブに替えてやるだけやってみなさいよ!悩んでる間があったら、さっさとサリチル酸で固くなった角質をやわらかくする努力くらいしなさいよ!」とか「頭のせいで積極的になれない、ですって?ならボズレー式で自分の髪を生かした対策くらいしなさいよ!中身には自信があるんでしょ?それを最大限に生かす努力をしないなんて馬鹿だわ!もったいない!」とか言ってくれるインフォマーシャルがあったら、視聴者はマツコデラックスの隠された真の愛情に心打たれ、売上はあがると思います。丸見えよりも意図しないチラリが有難がられるのと同じだと思います。この心理はおそらく全国区ではないでしょうか。
2007.09.26
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スーファミが出たころにファミコンに執心していた私らしく1テンポほどズレていますが、ビリーズブートキャンプが大変なことになってますね。世の中にビリーのビの字も浸透していなかった2年前に、既にDVDを購入して実践していたという友人に後光が差しています。遅ればせながら、無意識にサーコゥサーコゥ言ったり、「俺がビリーバンドを好きな理由を知ってるかい?ズルできないからさ!」とのSっぷりに興奮したり、今まで水泳やジムに通っていたのに、ブートキャンプをやるだけで十分になってしまったという個性派俳優ルー・ダイヤモンド・フィリップスを検索したりしながら、週5で2~30分ずつやっています。おかげさまで体脂肪率は21.5%から18.5%になりました。ビリーと仕事のストレスによる急性胃炎の相乗効果で、ものすごい成果です。それにしても、こんなにビリーが流行るとは思ってもみませんでした。中2から通販が大好きで、小物をこっそり買っては怒られ、通販番組によってアドレナリンが放出されるという私の経験から言わせていただくと、ダイエット系は、「楽して」というものが鉄則だったからです。美川憲一の「サンヨーデルラップシステム」然り、佐藤藍子の「ヒルズダイエット」然り、「ダイエット雑炊」然り。これに倣い、ショップジャパンでも巻くだけの「スレンダートーンフィギュラ」が台頭していました。そしてこのスレンダートーンは、30分間の使用で腹筋100回相当から150回相当にパワーアップしたにもかかわらず、今や稼ぎ頭のビリーのせいで、随分と放映頻度も落ちているようです。それでもこれはショップジャパン内のことだからまだいいのですが、見ていていたたまれない気持ちになるのは、私が勝手にライバル会社と位置づけているプライムです。プライムは5~6年前、EMSの「アブトロニック」でブレイクしたものの、パッドにジェルが必要なのが面倒、ベタベタして不快という欠点がありました。継続がものを言うダイエットにこれは致命的。そこをうまいこと突いて、ジェル不要、おまけにFDA認定という勲章まで引っさげて現れたスレンダートーンにあれよあれよという間にお株を奪われてしまったわけです。おまけにインフォマーシャル中では、ジェルベタベタの従来品として比較される始末。私がプライム社員なら、ハンカチ噛んでキーです。その後もショップジャパンは、斜めに体をひねりながらステップ運動ができる「ラテラルサイトレーナー」をヒットさせます。それに続いてプライムも、ほぼ同機能に廉価およびバンド付きの「ツイストアンドシェイプ」で対抗。当時ラテラルは1ヶ月待ちなんてザラだった品薄状態に加え、おまけつきであるツイスト~も需要はあったのではないかと思います。しかしながら、どうしても二番煎じの感が否めない。そうこうしているうちに、ビリーという名の決定打がお見舞いされます。もはや書くまでもない大ヒット、さらにビリーほどはいかないまでも「ターボジャム」をも並走させる様は正に圧巻。これはもう鉄板です。巨人のV9を髣髴とさせる勢い。さすがにこう来られてしまっては、プライムもラテラルのときのような戦法は難しいでしょう。仮にトミーズブートピラティスとか出しても多分ヒットしないし。おそらく、ショップジャパンには日本人好きしそうなものを見抜く目利きバイヤーがいるんでしょうな。効果の有無は別として、これまでの通販ダイエットの王道「楽して痩せる」に真っ向から立ち向かう商品を採用する度量と先見の明が、全くイカしてます。私だったら、この風潮に流されてとても決断できない。だから初めてビリーを見たとき、努力型ダイエットなんてすぐフェイドアウトするだろうと思ったのです。「これさえあれば、もう、天気によってサングラスの種類を変える必要なんてないのさ。」との売りに「イヤ、元から変えないッスけど」とツッコミたくなる4,900円グラサンのインフォが無残なまでに即行フェイドアウトしましたが、ビリーもそれに近い感じだと。この革命を目の当たりにしたかもしれないプライムは、このような展開を見せます。原点に立ち返られたのか、ツイストアンドシェイプをミニにして復活。体を動かして脂肪燃焼!を売りにします。さらに、「振動」で攻めるダイエットベルト「スレンダーシェイパー」をリリース。体験者の声も「この振動スゴイ!」「EMSは電気だから不安で・・」といったもの。それと並行させ、根本はるみさんをナビゲーターにした88,000円もする高級ライン「ナール」も出します。これは超音波とEMSの合わせ技。この手のインフォマーシャルは「はぴねすくらぶ」や「shop島」と違い、30分で1商品が不文律。ところがスレンダーシェイパーとナールはそれを破り、二本立てでやってきました!だけども前半「EMSは不安」と言った直後、後半でEMSを推す構図ってのは、消費者を混乱させやしないかといささか心配になります。もちろん消費者のニーズはそれぞれだけども、もうちょっとタイムラグが必要じゃあありやせんかと。これらを踏まえたただの憶測なのですが、今の時点ではショップジャパンにかなり差をつけられてるのではないかと思います。だけど、底や地獄や屈辱を味わって這い上がったからこそ今がある!!的な話はよく聞きます。これからも私は、通販番組を始めとしたいろんなチャネルの通販をじっとり見守っていくので、プライムの今後の動きにも特に注目したいと思います。ちなみに母は、ビリーを見た瞬間「これはイケる!」と思ったそうです。実家に帰ったとき、インフォマーシャルでやってるビリーの動きを描いた紙を見ながらブートキャンプしてましたし。もう数ヶ月経ちますが、おなかに縦線入ってます。それと数十年前、母の若かりし頃、ラジオから「♪よこはま・たそがれ」と流れてきた途端、「これは大ヒットする!!」と思ったそうな。まだまだ私はただの通販好きなだけのひよっこだと思い知らされました。もっと感覚を研ぎ澄まさなくてはいけない。ですので、ひとまずこれからQVCとジャパネットスタジオ242で修行します。
2007.06.28
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