おひげドクターからビビの今後の治療について連絡がありました。
まず、タフツ大学付属動物病院のDr.G(今年3月までボストンの総合動物病院に居た、シトロン&ビビの元かかりつけ医)に、ビビの皮膚のバイオプシー検査&治療連携を依頼したところ、Dr.Gから以下のようなお話があったそうです。
昨年7月~今年2月まで、たびたび通院していたビビのことを覚えているとのこと。
※Dr.Gに実際にお会いしたのは1回だけ(初診のみ)でしたが、その後もシトロン&ビビの薬だけを貰いに行ったり(ドクターの承認が無いと薬を出してもらえませんでした)、最近だと、ふたばのプニプニを診てもらおうと転勤先のタフツ病院まで押し掛けたこともあったので、覚えていてくれたのかもしれません。
そして治療法としてベストなのは、やっぱりビビの皮膚のバイオプシーをして、皮膚状態の悪化の原因を調べて、そこから治療法を導くということ。
ただし、Pathology(病理学)の担当ドクターがハムスターを取り扱ったことがない(少ない?)ので、検査の準備をするのに時間がかかるかもしれないとのこと。
なので、バイオプシーを行う前の段階で、まずDr.Gが考えたある方法を試してみましょうということになりました。
Dr.Gが考えてくれたのは「市販の抗アレルギー薬を投与して、1週間ほど経過・効果を見る」という、なんとも仰天な治療法。
この抗アレルギー薬は「Benadryl(ベナドリル)」という商品名で、ここアメリカではアレルギー性の痒み止めとして最もポピュラーな市販薬らしいです。
ボストンでは『犬も歩けばダンキン(ドーナッツ)とCVSに当たる』と言われてる(ホントか?)、アメリカの大手薬局チェーン・CVSでも普通に買うことができるとのこと。
「Benadryl(ベナドリル)」にはいろんな種類(錠剤、シロップ、塗り薬)がありますが、ビビには小児用の液体タイプの薬を、1日2回、1回につき1滴だけ,毎日投薬してみることになりました。
本当はDye-freeタイプがよかったのですが。。。まぁ、アメリカにしては控え目なピンク色だし、スタミノールだってビタシロだって着色料が使ってあることですし。。。ここは、まぁ良しとしましょう。
主成分はDiphenhydramine HCl(ジフェンヒドラミン:末梢及び中枢のヒスタミンと競合的に拮抗することにより炎症、気道分泌の抑制、鎮静作用がある)で、これはペット用の乗り物酔いの予防薬としても使われるそう。
この薬の副作用は、強い睡眠が促進されること。。。なので、ビビの様子を見て、注意して投薬するように言われました。
Dr.Gの予想では「この薬を飲ませれば一定の効果があるはず。これで症状が良くなれば、あえてバイオプシーはしなくてもいいんじゃないか?」とのことです。
とりあえず1週間後、来週の月曜日におひげドクターに電話をして、経過報告をすることになりました(またまた相棒さん、よろしくです)
2日間、「Benadryl(ベナドリル)」を投薬した感想は。。。
朝に1回、夕方~夜に数回、トイレや空腹で起きてきた時に、いつもならひっきりなしに痒がってカイカイしていましたが、投薬後からそういう姿を見かけなくなりました。
でも、全くカイカイしていないわけではないようで、ハウスの中で毛繕いをしつつ、患部(顎の下~お腹にかけて)を熱心に舐めた跡はありました。
まだ、多少の痒みは気になるようです。
睡眠促進については問題ないようです。
ずっと寝ていて起きてこない、起こしても寝ぼけて起きない、ということもありません。
むしろ、投薬後のほうが、起きてきた時の表情が「スッキリ」していますし、動きも俊敏になりました。
皮膚の状態は、乾燥、フケ、角化不全、どれも変わらず。。。悪くなった感じも良くなった感じもありません。
そりゃそうですよね。
この「Benadryl(ベナドリル)」は、単にアレルギー性の痒み止めで、皮膚状態を悪化させている抜本的な原因をつぶしていないんですから。。。
とは言え、今はDr.Gの見解を信じて、少しでもビビの痒みがおさまってくれるよう、投薬を続けてみようと思います。
来週月曜日までビビをよく観察して、
このままフケが減らないようならイベルメクチンで駆虫を優先する
もしくは、角化不全が改善しないようならケトコナゾールでクッシング治療をする
早急にバイオプシーを実施して対策を練る
というように、次のステップ、今後の治療について話をすすめていきたいと思います。
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