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北海道マラソン報告です。
今回もなんやかやと長文になってしまいました。
7月、8月と毎年のことですが、練習に明け暮れ
夏はこのためにある!!と言ってもいいくらい生活の中心に
「北海道マラソン」があります。
だからと言って、いつでも微笑んでくれるわけではなく
むしろ牙をむいてランナーを待ち受けるように、その道は過酷であり熾烈です。
だからこそ、挑戦のし甲斐があるのかもしれません。
そんなわけで今回も思いいれたっぷりな(^_^;)長文になってしまったこと先にお詫びします。
2012.8.26北海道マラソン当日。
あまり良いとは言えないコンディションの中、出来る限りの回復に努め、当日を迎えられたのは不幸中の幸いだったかも(^_^;)
はい。いつものように直前に風邪引きましたorz
月曜日、鼻の奥が痛くなる、いつもの風邪の前兆
火曜日、午前中に掛かりつけの医者に行くも、雑に診察されとりあえずの薬を出される。
水曜日、一気に悪化、ハナタレまくり、喉の痛みが強くなる。
木曜日、治らない薬と医者に見切りをつけて、初めての耳鼻咽喉科を受診する。
金曜日、薬が効いてきて一気に回復の兆し
土曜日、ハナタレ、喉の痛み治まる。
そして迎えた日曜日。
風邪は引いていたけど、その間気持ちは切れていなかったし、だから直前までしっかり体を動かしてきた。大丈夫、完走に不安はない。
暑さ、敵はこの一点のみ!なはず。
目標タイムはサブ4!!ではなく(笑)4:30それでも去年より30分ほど速い。
スタート時、放送で気温29度と流れてきて
周辺からは苦笑にも似たどよめきが起きた。
そりゃそうだ。
昼スタートから、朝の9時スタートになって少しは涼しい時間帯に走ることが出来るのかと思いきや昼スタートの気温と大差ないのだもの(^_^;)
まぁ、これも「北海道マラソン」と思えば想定内だ。
朝早くから大通り公園に集結したメンバーで集合写真を撮ったあとは
それぞれの指定ブロックでスタートを待つわけだが
整列時間が早まったこと、少しでもブロックの前の方へ並びたいこと。
8時には、ブロック内に入って並んでいた。
そろそろ熱を持ち出したアスファルトの上に腰を下ろし
周辺のランナーと少し会話をしながら、その時を待つ。
大通りのTV塔の電光掲示板が刻む時刻表示が、スタート一分前には
カウントダウン表示に変わったとアナウンスがあった。
ワタシが並んでいたEブロックから、公園の木々が視界をさえぎり
TV塔の天辺すら見えないのだから、10秒前のカウントダウンも
アナウンスでしか知ることが出来ない。
3、2、1・・・
最前列はとっくにスタートしただろうが、ワタシのいる場所は動く気配もない。
いったいどれほどタイムロスがあるのだろう・・・
不安になるほど、列は動かなかった。
ようやく列がゆるゆると動き出した、けれどスタート地点は見えない。
足踏み状態から、ようやくスピードに乗り出した頃5分半近くも掛かって
スタート地点に到達した。いよいよこれからだ。
~5km
スタートして、ススキノを通り中島公園横を走る。去年までのスタート地点だ。
周りのランナーが自分と同じEゼッケンからDゼッケンに変わりだした。
ちょっと、スピードが出すぎているかもしれない。
そう思ったけど、折り返してからの平岸はやや下りになっているからそのせいか?
ラン友のkさんが目の前を走ってる。
追いついて、挨拶をした。
「よく気付きましたね?」と言う。
「背中にメディカルランナーの印が見えたから^^」
そう、彼は今回はメディカルランナーとして、周辺のランナーに気を配り
体調を崩したランナーを見つけたら、走行を止めて救助に当たる任務を抱えていた。
医療関係のお仕事をされているからだろうが、一般ランナーと同じように高額のエントリフィーを支払い、救助のさいには完走が約束されないという。
ボランティア精神がなければ、務まらないだろうな・・・と頭の下がる思いだ。
もちろん、何もなければそのままゴールに向かうことが出来る。
さらに余談だけれども、たくさんのメディカルランナー、自転車で走り回るAED隊
多くのボランティアに見守られながら、大勢のランナーは進むことが出来る。
今回、チームの女子が熱中症?で倒れ救急車で搬送されたものの
その日のうちに自宅に戻ることが出来たのも、こうした大会を支えるたくさんの人の力があればこそ!と思う。感謝である。
~10km
創成川のアンダーパスに入る。暑い。。
11000人ものランナーが一斉にトンネル内にいる熱気なんだろうか?
汗の臭いも凄い。。
ようやくトンネルを抜けると、暑さは変わらないものの少しだけ熱気も臭気も和らいだ。
この辺りは10km地点、沿道からは少し離れているものの応援は多い。
チームのむらまーちゃんに追いついてしまう。
間違いない、オーバーペースだ。そう思うが、落とすことが出来ない。
この時点で、後半は辛いことになるなと思った。
この辺りでは、この大会で久しぶりに会ったまっちょくん、kaboさんも抜いてしまう。。
~15km
北24条の給水所では、時々当ブログに書き込みをしてくださるルナさんがいるはず。
走りながら目で追うが、分からなかった。残念。。
きっと、ルナさんも忙しくて気付かなかったことだろうと思う。
でも、道庁に行けばきっと会える!!
そう思うと、今会えないことにガッカリする必要はないと思った。
新琴似で、トップを走ってきた選手とすれ違う!
川内選手~~~!!思わず、声を張り上げて応援する。
ダントツ!!ぶっちぎりのトップだった。
二位以下が来るのはそれからずいぶん後だった気がした。
川内くん、何度も見かけてるけど、今回はとても大きく見えた。
~20km地点
新川通りに入ってすぐのところに、チームのエイドが設営されていた。
抜き返されたむらまーちゃんがエイドに入るのが見えた。
続いてワタシもエイドに入ろうとして、ふら~っとよろめいてしまった。
チームのママが「大丈夫かいっ!?」と声を掛けてくる。
うん、大丈夫、大丈夫。
預けていたゼリーを補給して、スイカを一口頂く。
hideさんが棒キャンデーを差し出してくれた。
それを持ってまた走り出す。
ここからが、新川通りの長い直線の始まり。
速いランナーはすでに折り返してきて、反対側を走っている。
何人かの顔見知りのランナーを見つけては声を掛ける。
チームのエイドを出てすぐに、しまったっ!!と気付く。
思ったよりもお腹が空いてる?バナナ食べてくるんだったと思ったけど
オフィシャルのエイドも通り過ぎてしまった。。どうしよう・・・
反対側のエイドを眺める、あそこまで持つだろうか・・・
幟の立ったどこかのチームのエイドに立ち寄り
すみません、バナナ頂いていいですか?と言うと
どうぞ、どうぞと快く差し出してくれた。
甘えついでに、スイカも一切れ頂く。
ありがとうございますとお礼を述べて、また走り出した。
これで大丈夫!!お腹も心も安心感に満たされた。
思えば、スイカを食べたのはいつ以来だろう?
あまり好きではないので、もう何年も買った記憶もない。
だけど、新川で頂いたスイカはどれも甘くて優しい味がした。
去年まで、制限時間ギリギリで走っていたワタシは
この辺りに来ると、ランナーの密集度も薄れてくる。
ところが、今年は密集度が濃いまま走り続けていた。
結局、たくさんのランナーに囲まれたままゴールするのだけど
こんなところにも、去年までとは違う自分を感じていた。
~25km地点
新川通りを折り返す。少し行くと、折り返し前の久美ちゃんが「姐さーーん」と声を掛けてくれた。
股関節痛で、20kmくらいで止めると言ってた久美ちゃんがまだ元気に走ってた。
大阪マラソンでゴール直後に「30km過ぎてからが楽しかったっ!!」と言って
こりゃ大物だわ~と思ったのは、やっぱり間違いなかった(笑)
38km地点で、時間制限でリタイアになったしまったけど
思うように練習出来ない中、よくここまで走ってきた!!と正直思う。
華奢でたおやかなイメージの彼女からは、想像出来ないほど強いものを感じる。
ワタシはと言えば、残り半分の新川をとにかく前へ、前へ。。
何も考えず、ひたすら進んでいたように思う。
時々、反対側に見覚えがあるグリーンのシャツのランナーを見つけると誰だろう?と思うくらいで、それも段々思考が停止して我がことでいっぱいになっていた。
追記~くりやまマラソン 2012年09月07日 コメント(6)
2012北海道マラソンVOL2 2012年08月30日 コメント(9)