♪ 娘(こ)が一人増えて迎えし誕生日ぐったいみんぐで赤ワイン届く
息子が結婚したことで娘が一人増えたような心持がしている。
我家は、私以外酒などほとんど飲まないの家族だ。酒の話題はご法度に近い状況にあったが、先日、息子夫婦が誕生日にワインを持ってきてくれた。
ワインの栓を抜けば、そこはもうオウンワールド。好きなジャズでも聴きながら羽化登仙の心地で、時間など止まったような世界だ。気がつけばボトルは空になり、一人夢野を彷徨っている。
気心の知れた相手と、どんな話題でもいいが一晩中ちびちびとやりながら心を開放して過ごすことができたら、それは極楽というもの。酒の飲めない人には分からない、夢の楽園がそこにはある。
最近、いくら飲んでも酔い潰れることが無い。強くなったのか鈍くなったのかわからない。酒量が増えて行くことへの危機感が無いわけでもないが、飲まなくても居られるのでアル中ではないことは断言できる。
家には一緒に飲む相手がいないのはちょっと寂しいが、好きなものを飲むのに必ずしも相手がいなければならないということもない。
「 白玉の歯にしみとほる秋の夜は酒はしずかに飲むべかりけれ」と詠んだかの若山牧水は、毎日一升の酒を飲んでいたそうな。死んだ時、その遺体はなかなか腐らなかったという。
糖尿病か肝硬変か知らないが、好きなように生きてそのことが原因で死ぬというのは、ある意味とても幸せなことだと思う。長患いで苦しむのは嫌でコロッと逝くのが条件ではあるが・・・。
女好きが高じてハワイに妾を囲い、結局そこで腹上死した人の話を先日聞いたばかり。まあ、そんな贅沢を押し通してその通りの最期を迎えた人の世間の評は賛否半々というところでしょうか。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と
タイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
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