♪ 懐古趣味 原点回帰 撚り戻し 無い物ねだりて昭和が恋し
彼の名横綱・大鵬が亡くなった。72歳と聞いてそのに若かったことに驚いている。
昭和36年秋場所後、21歳3カ月の若さで横綱になった。私と9歳しか違わないということに驚くと同時に、私が13歳のときは確か、まだ家にはTVが無く近所の家へ見せて貰いに行っていた記憶がある。
史上最多32度の優勝記録は、大横綱双葉山が持つ不世出の69連勝と並ぶ、不滅の大記録だ。昭和30年代半ばから高度成長期に向かう時代の国民的英雄で、子供の大好きなものとして「 巨人、大鵬、卵焼き 」という流行語が誕生した。
それかずっと大相撲全盛時代が続くが、その時代を知っている吾らは今の相撲の余りにも不甲斐なさに暗澹とする。
毎日の「決まり手」を見ればその内容が想像つくというもの。
特に「前頭」の相撲には覇気というものが感じられない。
今場所の昨日までの勝敗で、32人の7日間の勝敗のうち「寄り切り 押し出し 叩き込み 突き落とし 肩透かし 送り出し 引き落とし」などの決まり手が40番もある。延べ80人がこの無気力相撲に関わっている事になる。
投げ技で勝ったのはたった5回しかない。
「横綱 大関 関脇 小結」の10人にあっても、7日間の70番中、投げ技で勝った相撲は12番しかない。
★
今、日本映画界では往年の監督の作品が改めて見直され、若者たちに共感をもって受け入れられている。木下恵介監督も「木下恵介生誕100年プロジェクト」と銘打って、様々な企画が予定されている。
東京家族
山田洋次監督は、小津安二郎の「東京物語」のリメーク盤とも言える「東京家族」という映画を撮った。
ベルリン国際映画祭での上映が、上級な作品が対象の「ベルリナーレ・スペシャル・ガラ」での上映となり、「東京物語」(53年)のデジタルリマスター版も、併せて同映画祭のベルリナーレ・クラシック部門で上映されることになっている。
3月17日開幕の香港国際映画祭での上映と、台湾、香港、シンガポールでの配給も決まった。そしてドイツ、スイス、フランス、北米、インド、韓国からも配給のオファーがあったという。
あの昭和の時代が懐かしい。
あの貧しかったが荒んではいなかった、何もなくても希望だけが溢れていた昭和の時代。
陰惨ないじめによる自殺、モンスターペアレント、通り魔殺人事件、引きこもり、ネットを介しての様々な事件、うつ病や自殺者の増加、精子の減少や卵子の老化による不妊、生活保護世帯の急増、ネット難民等など様々な現代病と言えるものが周りに蔓延っている。
あの昭和の時代をもう一度見直して、今、失ってしまったものを再認識し、本来のあるべき姿を取り戻すにはどうしたらいいのか。
今、誰もが考え直す必要があると気付いている。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と
タイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
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