♪ 街燈が灯るがごとき月ありぬその清冷にグラスを捧ぐ
昨日20日は「大寒」。一年で最も寒い時期となっているが、今年は早々から寒い日が多くこの時期だからと言って特別に気温が低いというわけでもない。
しかし、今までとは違った冷えを感じる。空気の芯から伝わって来るような清冽な冷え方をする。湿度が低いせいなのか。
夜、ふと窓の外を見ると南西の方角の低い位置に、街燈を灯したような明るい月が出ていた。上弦の月で、曇りというものがまったくなくLEDの様に白っぽい。低い位置にあるのでその清冷な感じがいっそう際立って見える。
その月を眺めていたら、過日観たジャン・バルジャンの姿が重なって来た。まさしくあの月のような男だった。
そう思うとその清冽な人生で圧倒的な感動を呼び起こしてくれたビクトル・ユーゴーに杯を捧げたくなった。飲んでいた焼酎のお湯割りを掲げて、心の中で「カンパイ」。
今の月は、正午ごろに昇ってきて夜中の3時前に沈んでゆく。27日に満月を迎え、夕暮れとともにその毅然とした雄姿を見せる。曇りのない白く美しい姿が一晩中眺められる。
そして、その月が下弦の三日月になるころ、待望の立春がやって来る。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と
タイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
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