晴れ晴れ日記:デジブラ彩時季

晴れ晴れ日記:デジブラ彩時季

2008.04.14
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 様々な検査の結果、当初の予定通り『冠動脈バイパス手術』で治療する事が最終決定したが、手術予定日の四日前になって医師から突然『歯周病菌の確認の為、今から院内の“口腔外科”を受診するように』指示されたので口腔外科を受診した所、歯科医は口腔内部のX線写真を見るなり『左下奥歯に歯周病菌があって、今から治療してもバイパス手術には間に合わない』と言い出し、院内電話で外科医師と長い事話し合っていた。

 結果的に、歯周病の治療は見送られ歯周病菌を持ったままバイパス手術を受ける事となった。
 後日、これが大きなリスクとなるとは予想だにしなかった。
 入院以来、毎日暇にしていたのだから、もっと早く口腔外科を受診するチャンスは幾らでもあった筈なのに。。。。。。
 この時、入院当初に同室の患者から『あんたよくこの病院で心臓手術を受ける気になったねえ』と言われたのを思い出す。

 そして、外科医から歯科医への紹介状に 『不安定狭心症』 と記載されてあり、この時初めて自分の正式病名を知った。

 バイパスに適用する血管は当初左手からと説明されていたが、胸を開いた時の血管の状態に左右されるとの補足説明もされていて、結果的には右足の静脈を使用したようだった。

 事前説明によれば、手術当日は7:30過ぎに点滴による麻酔が施されストレッチャーで運ばれて8時には手術室に入り、全身麻酔等術前準備の後10時頃から手術を開始し、順調なら18時頃に終了する見込みとの事であった。
 つまり、順調であっても凡そ8時間の 大手術 と言う事になる。

 手術中の遠い記憶の中に、医師たちの談笑する声が断片的に聞こえたのを覚えている。
術後はそのままICUに運ばれたようだ。

 呼吸が苦しくて眼が覚めた時、回りの雰囲気から自分がICUに居ると気づく。酸素吸入を施されていて喋れないのでICUの看護師に『呼吸が苦しい』旨をジェスチャーで訴えたが、『今、夕方の6時過ぎでたった今先生が容態を確認して戻ったばかりで、9時にまた様子を見に来てくれる事になっているのでそれまで我慢して下さい』と諭され仕方なく再び眠りに入る。

 虚ろな記憶の中で9時になったろうと思われる時間に再び看護師を呼ぶと『今、朝の6時なので先生はいません。8時まで待って下さい』と言われ、苦しいながらも我慢をして三度目の眠りに就く。
 その間も酸素吸入が苦しく喉から口の中までカラカラに乾き切って灼熱の砂漠にいるような苦しみを味わった。

 8時前に医師が来てくれて早速酸素吸入を外してくれ、ようやく喋る事が可能になった。

 ICUには二日間居たが、記憶はほとんど断片的・朧な状態でその大半は寝ていたようだ。

 手術翌日の朝、外科の教授回診があって『心臓は完璧に治したから安心して下さい』と言われた記憶があるがそれも虚ろで確信がない。

 庭の片隅に毎年花をつける木瓜。緋木瓜の色鮮やかな緋色もお洒落だが、私は名前に相応しいこの橙色が好きだ。





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最終更新日  2008.06.15 10:49:31


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