おはようございます。
3ヶ月振りの上京編の続きです…
木更津での仕事を終え千葉錦糸町秋葉原上野大宮迄やって来ました。
9月28日はE1系の定期列車最終日だったからです。
良いポジションは既に無く15、16番ホームで撮影です。
営業中のE5系を撮るのは初めてかも
この上無い流麗なスタイリングなのですが…
量産車の自動車であれば、先ず型を製作して金属板を強い力で型押しカタチを造っていきますが、鉄道車両の場合その多くがハンドメイドに頼っています。
側鋼体(乗客の乗る側面の骨組み)は基本300ミリ間隔で造っていきますが、複雑な先頭形状になる程、この間隔が狭くなります。
そしてその骨組みに金属板を溶接していきます。金属で有るが故に熱で伸縮します。作業現場ではバーナーで炙ったり、水を掛けて冷やしたり、時には叩いたりしながら新幹線を造っていくのです。
出来上がった先頭は溶接跡の残る継ぎ接ぎだらけ。
そこでパテを盛り綺麗な面になる様に研磨していきます。
簡単な説明で恐縮ですが、職人技があってこそのE5系なのです。
いよいよ目当てのE1系が登場。
MAXとき333号。E1系 M6編成。
新幹線で初めてのオール2階建ての形式。
これも設計時に苦労の多かった車両で、中間車は100系等の2階建て車両が既にあったのですが、電動車(モータ付き)である為、強度、走破性、静粛性等各種検討し直されました。
初体験であった2階建ての先頭車は空力性、運転台の位置や構造等苦労の連続でした。
開発時は600系の番号が付いており、現場では「DD・TEC」と呼ばれていました。
DDはダブルデッカー(2階建て)の略。TECは新幹線を表します。
本来、東海道・山陽新幹線の車両には0系100系300系と100の位が奇数番、東北・上越新幹線では200系400系600系と偶数番が決められていました。
だから、100系より200系の方が早く登場したのです。600系を名乗るべきこの車両も、JR東日本の付番方法の変更でE1系として誕生しました。
趣味を超えた思い出深い車両の姿を最後に見られて満足しました。
其々、記録、記憶するファンの方々。
E2系も撮影。
E2系 J14編成。
E2系 N10編成。
E1系を改良したE4系P1編成と200系。
とき335号 200系K26編成。こいつも見納めが近い様です。
君が幼い頃こんな新幹線が走っていたんだよ憶えていてね。
その後も東京行きのE1、200系を撮影して撤収しました。
旧友のO君との待ち合わせの横浜線橋本に向かいます。
時刻を調べると…
大宮18:30(埼京線・通勤快速)18:37武蔵浦和18:41(武蔵野線)19:08西国分寺19:12(中央線)19:31八王子19:35(横浜線)19:47橋本着。
乗換駅各4分の正に神ダイヤのお蔭で武蔵野線が遅れて西国分寺駅では猛ダッシュ
無事O君と2年振りに再会、一献と相成った訳です…続きます。
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