B級映画ジャケット美術館

B級映画ジャケット美術館

PR

Profile

helen5015

helen5015

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

オーウェン@ 「遠い空の向こうに」 こんにちは、helen5015さん。いつも楽しく…
ガーゴイル@ どこのドイツ ウチナーは沖縄ではない。ウチナーは内南…
たけちゃ@ Re:0195 映画 謎解きはディナーのあとで(10/16) そういう映画だから(^^) 分かってないのは…
ゆきこ@ 日本にとって大切な参院選 初めまして、こちらのブログとは場違いな…

Freepage List

2015.07.22
XML
カテゴリ: アクション映画
0109 デッド・オア・ウェイブ

『デッド・オア・ウェイブ』オモテ面

【スタッフ】
・監  督  アンナ・ケリチェフスカヤ、
       ウラジミール・キリブルク(「アンティ・キラー」製作)
・脚  本  イーゴリ・ポルブレフ、アレクサンドル・ベレジンスキー
・撮  影  ロッド・ラムボーン、エフゲニー・コルジェンコフ
・美  術  オリガ・オノプリエンコ

【キャスト】
・ドミトリー・ウリヤーノフ
・イヴァン・ボルトニク「アンティ・キラー」
・ミハイル・カザコフ「ミスター・デザイナー」
・オレーグ・タクタロフ「15ミニッツ」「マイアミ・バイス」

『デッド・オア・ウェイブ』ウラ面

【仕  様】
・型  番  GNBR-1609
・製作年度  2006年
・製 作 国  ロシア
・原  題  ----
・収  録  106分
・音  声  1.ロシア語(5.1chサラウンド)、2.日本語(2chステレオ)
・字  幕  1.日本語字幕、2.吹替用字幕
・サ イ ズ  LB ビスタサイズ
・そ の 他  片面1層ディスク、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本国内向、レンタル専用
・発 売 元  ジェネオンエンタテインメント株式会社

【ジャケット】
・オモテ面:ロシア連邦、水没!!
・ウラ面 :究極のディザスター・パニック巨編!!
       ロシア激震!!
        大地震! 大津波!
        しかし、それは人類滅亡への
        序章に過ぎなかった!!

大げさなジャケットだが、主人公が誰なのかハッキリしないデザイン。(苦笑) たぶん、オモテ面には出て来ない。ウラ面に2カット。これでは、「主人公に魅力はありません」と言っているようなものだ。(笑)
やはり、ディザスター映画は、売れるってことだろうなぁ。
本編内容とキャッチコピーが著しく異なっているが、これって違法じゃない?

【感  想】
「JAROに訴えるゾ!(笑)」

このタイトルと、あのジャケットなら、誰もがデザスター映画だと思うだろう。
――まぁ、多少のハッタリはあるにしても、少しはカタストロフを楽しめるはずだと思うのが、人情だ。
それが、この内容では「詐欺だ!」って罵られても仕方ない。何しろ、99.999%、スパイ・アクション映画なんだから……。(ほとんど K24ってことね)

スペクタクル・シーンは、全部で十数秒くらい。予告編で流されたので、すべてではなかろうか。(短っ!)

残りは、地震兵器を巡る地質学者の争奪戦である。
何故、この地質学者が必要なのか不明。学者なんていくらでもいるのに、彼でなければならない理由も不明。どこかで説明されたのかも知れないが、分からなかった。(苦笑)

ロシア連邦の転覆を目論むテロリスト・グループ、テロリストを裏切る者とその一団、国家警察に得体の知れない政府組織も絡んで、相関図はグチャグチャである。
エスピオナージュでもないし、ポリティカル・フィクションと呼べるほど精緻でもない。
この中途半端なところが、未公開の理由だろう。

然も、描写不足で誰が誰やら判然としない。『ボーン』シリーズだって、もう少し親切設計だったと思う。
或いは、私が、いつまでも始まらないカタストロフにイライラしていたせいかも知れない。「いつまで、こんなのを見せられるんだ?」と集中できなかった。

カー・アクションも、少々ヤボったい。
迫力もないのだが、それ以上に洗練されていない。緊張感が伝わって来ないのだ。
手に汗握るシーンであって欲しいのに、何故かミドルテンポのボーカルがバックに流れる。
このセンスって何?
ロシア映画だから?
ちょっと不思議なテイストだった。キリタンポを珈琲で流し込むカンジ。(笑)

格闘シーンもモタモタしている。明らかにスキル不足だ。
或る意味、殺陣のついていない“素”の格闘だと思えば、それはそれで興味深く見ることが出来る。
でも、カメラ・アングルはサイテーだ。肝心なところを背中側から撮ったりしていただけない。(苦笑)

銃撃戦もイマイチ。トリッキーなシーンや、突撃銃を両手に飛び込みながら撃ち続けるなんてジョン・ウー監督ばりのシーンもある。(笑)
遣りたいことは伝わって来るが、やはり力量不足と言ったカンジだ。
センスの問題だろうなぁ。ハリウッド映画を目指しているのだろうが、基本的にエンターテイメントの精神に欠けるお国柄を露呈させる結果になってしまった。

主人公とロシア美人のベッドシーン(?)も、ある。でも、行為そのものは描かず、2人で仲良く就寝中の映像を数カット繋いだだけ。やたら寝返りをうつ方々のようで笑ってしまった。

私は、夢も見ないが、寝返りもうたないタイプ。(笑) 「さぁ寝るゾ!」とベッドに入ったら、そのままの姿勢で朝を迎えることもしばしば。身じろぎひとつしない。
でも、子供の頃は 180度逆さまになって目覚めたこともある。大人になって寝相がよくなったらしい。(笑)

まぁ、本作品も観終えてみたら、 180度違うジャンルの作品だったってこと。
これでは、どうもオススメ致しかねますです、はい。(笑)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2015.07.22 05:45:30
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: