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2015.12.19
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0259 リンカーン/秘密の書 [ブルーレイ]

『0259 リンカーン/秘密の書 [ブルーレイ]』オモテ面

【スタッフ】
・監督・製作 ティムール・ベクマンベトフ
・原作・脚本 セス・グレアム=スミス
・製  作  ティム・バートン
       ジム・レムリー

【キャスト】
・エイブラハム・リンカーン………ベンジャミン・ウォーカー(石川英郎)
・ヘンリー・スタージス……………ドミニク・クーパー(平田広明)
・メアリー・トッド・リンカーン…メアリー・エリザベス・ウィンステッド(相武紗季)
・アダム………………………………ルーファス・シーウェル(藤 真秀)

『0259 リンカーン/秘密の書 [ブルーレイ]』ウラ面

【仕  様】
・型  番  ----
・製作年度  2012年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  ABRAHAM LINCOLN:VAMPIRE HUNTER
・収  録   105分(本編)
・音  声  1.英 語 DTS-HD マスター・オーディオ 7.1ch (ロスレス)
       2.日本語 DTS-HD デジタル・サラウンド 5.1ch
・字  幕  1.日本語字幕
       2.英語字幕
・サ イ ズ  HD ワイドスクリーン 1920x1080p シネマスコープ
・そ の 他  COLOR、DOLBY DIGITAL、
       日本市場向、Blu-ray、セル専用
・発 売 元  20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社
・映像特典  1.セス・グレアム=スミス(原作/脚本)による音声解説
       2.大いなる苦難
       3.撮影の舞台裏
       4.ミュージック・ビデオ:“Powerless”by Linkin Park
       5.オリジナル劇場予告編
・字幕翻訳  松浦美奈
・吹替翻訳  桜井裕子
・2012年劇場公開作品

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :ティム・バートン×『ウォンテッド』の監督が仕掛けた
      比類なきバトル・アクション!
        命ある限り、ぶった斬る――

ジャケットのオモテ面は、オノをふりかざしたリンカーンのイラスト。レンタル版も含めて何パターンかあるようだが、このバージョンが、一番スタンダードなような気がする。
椅子に座って帽子に手をかけた構図のポスターを、公開前は、よく見かけたが、ジャケットには採用されなかったようだ。やはり、顔が見えるのと見えないのとでは、イメージがだいぶ違う。個人的には、あのポスターは好きだ。一枚の中に物語が凝縮されていたような気がする。
ウラ面は、文字ばっか。あってもなくてもいいようなデザインだ。(苦笑) でも、使われた画像はセンスが良かった。もう少し画像にスペースを割きましょうよ。(笑)

【感  想】
「史実と虚構の狭間にあるもの」

アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンは、実は“ヴァンパイア・ハンター”だった、という映画。他に足すことも引くことも出来ない内容で、そこにはフィクションの面白さがあまりない。やはり、史実に捕らわれるからだろうか。もう少し破天荒な展開を期待していたが、空振りに終わってしまったようだ。

――幼い頃、リンカーンは、ムチで叩かれている友だちを見かける。彼は黒人奴隷だった。使用者たちの暴力から助けようとして、騒ぎになってしまう。両親が止めに入って、その場は収まったものの、その事件がきっかけで、一家は使用者たちに睨まれることになる。
或る夜、母親が何者かに襲われる。相手は、ヴァンパイアだった。程なく、母親は死んでしまい、一部始終を見ていたリンカーンは、必ず復讐を果たすことを心に誓う。
青年になったリンカーンは、銃を懐に酒で勢いをつけ、復讐に向かう。しかし、吸血鬼相手に先込めの銃が役に立つはずもなく、簡単に反撃されてしまう。危ういところを救ってくれたのは、ヴァンパイア・ハンターのヘンリーだった。
……というお話し。

弁護士を目指し、奴隷制に反対し、やがて大統領になって行くリンカーンの“表の顔”は、おそらく伝記に載っているものと同じだろう。そこに“裏の顔”が織り込まれる。
ここに一体感があると良い作品になったと思うのだが、残念ながら本作品は上手く行かなかったようだ。大統領になる過程がゴッソリ抜けて、いまいちメリハリに欠ける流れだった。アクション映画だからそれでも良いような気もするが、不満も感じる。

製作がティム・バートン、製作・監督が『ナイトウォッチ』『ウォンテッド』の監督さん。(覚えられないし発音し難い名前だなぁ) アクションシーンは面白かったが、これまでの作品に較べると冴えがなかった気がする。唐突な感じに白けることも多々あった。

南北戦争を背景に、奴隷をエサとするヴァンパイアたちの思惑が絡む設定は、大胆でOKだ。ところが、戦闘シーンにカタルシスが感じられなかった。
南軍の兵士が全員、身体能力が高い吸血鬼だったなら、一度の戦闘で北軍は壊滅するでしょ? 吸血鬼は死なないし。(笑) 南軍の名将ロバート・リー将軍がヴァンパイアの親玉だったら面白かったのに……。

米国は南北戦争フリークが多いからハメは外しにくいだろうが、少年時代から描かずに南北戦争だけに絞ってじっくり描いたなら、最高に面白いエンターテイメントになったに違いない。TVドラマならいざ知らず、少年から暗殺直前までを描くのは、この尺ではムリがある。
監督さんは“日記”にこだわりたかったようだが、そこは小説という媒体の方が相応しい。映画には映画に相応しいアイテムがあったろうと思う。見立て違いだ。

個人的に興味をひかれたのは、撮影がキャレブ・デシャネルだったこと。TVドラマ『BONES/骨は語る』のエミリー・デシャネル、『イエスマン』のズーイ・デシャネルのお父さんだ。最近、あまり見かけなかったので引退したのかと思っていたが、元気にカメラを回しているようなので、安心した。

出演者については、特に記したい方はいなかったが、『ファイナル・デッドコースター』のメアリー・エリザベス・ウィンステッドが“ファーストレディ”として登場しているのが印象に残った。キャラクタとしては面白味がなかったが、これまでと違った雰囲気に惹かれた。メイクのせいだろう。米国人にとっては、この時代を舞台にした作品は時代劇のようなものなんだなぁと納得してしまった。

ひと言でまとめるならば、史実と虚構の狭間を埋める想像力が足りなかった、ということだろうなぁ。いい素材なだけに勿体ない出来映えだった。

ザンネン!





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Last updated  2015.12.19 09:44:18
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