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2016.06.09
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0432 スーパー8 [ブルーレイ+DVD]

『0432 スーパー8 [ブルーレイ+DVD]』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本 J.J.エイブラムス
・製  作  スティーブン・スピルバーグ
       J.J.エイブラムス 他
・製作総指揮 ガイ・リーデル
・撮  影  ラリー・フォン

【キャスト】
・----

『0432 スーパー8 [ブルーレイ+DVD]』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  PPCB120759(2枚組)
・製作年度  2011年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  SUPER 8
【DISC 1 ブルーレイ(本編)(特典映像)】
・収  録  本編 112分
・音  声  1.オリジナル (英語) /
          7.1ch ドルビーTrueHD
       2.日本語吹替/ 5.1ch サラウンド
       3.音声解説 (英語)/2.0ch ステレオ
・字  幕  1.英語字幕
       2.吹替用日本語字幕
       3.日本語字幕
       4.音声解説 (日本語字幕)
・サ イ ズ  16: 9 LB (1080p Hi-Def)/スコープサイズ
・そ の 他  2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       Blu-ray、セル専用
・映像特典  1.J.J.エイブラムス(監督・製作・脚本)、
         ブライアン・バーク(製作)と
         ラリー・フォン(撮影)による音声解説
       2.映像特典 HD
       3.列車事故の解体(英語のみ)
       4.削除シーン HD
       5.クレジット
【DISC 2 DVD(本編)(特典映像)】
・収  録  本編 112分
・音  声  1.オリジナル (英語) / 5.1ch サラウンド
       2.日本語吹替/ 5.1ch サラウンド
       3.音声解説 (英語)/2.0ch ステレオ
・字  幕  1.日本語字幕
       2.英語字幕
       3.音声解説 (日本語字幕)
       4.吹替用日本語字幕
・サ イ ズ  16: 9 Lスコープサイズ
・そ の 他  片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向け、DVD、セル専用
・映像特典  1.J.J.エイブラムス(監督・製作・脚本)、
         ブライアン・バーク(製作)と
         ラリー・フォン(撮影)による音声解説
       2.スーパー8に懸けた夢
       3.訪問者の生命
・日本初公開 2011.06.24.
・字幕・吹替翻訳 岸田恵子
・吹替演出  三好慶一郎
       川合茂美
・発 売 元  パラマウント ジャパン株式会社

『0432 スーパー8 [ブルーレイ+DVD]』ブルーレイディスク
※ブルーレイディスク

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :----

オモテ面は、『未知との遭遇』や『E.T.』を彷彿させるデザイン。70年代後半の雰囲気を醸し出している。私たち世代には、懐かしい。暗闇に立つ少年少女を、遠くから何モノかの光が照らし出している。宇宙船だろうか……。
ウラ面は、ブルーレイにしては、画像も情報もつまっている。作品の雰囲気が伝わって来るが、残念ながらストーリーまでは見えて来ない。それに、キャストが明記されていないのも、残念。画像の選択も、いまいちかなぁ。(苦笑)

『0432 スーパー8 [ブルーレイ+]DVD』DVDディスク
※DVDディスク

【感  想】
「8ミリフィルムの幻影とデジタルカメラのノイズ」

70年代の半ば、既に8ミリフィルムは廃れていた。学校教材にオープンリールのビデオ(モノクロ)が配備されていたし、80年代には家庭用ビデオデッキが普及する。TDLがオープンした年には、ビクターが世界初の録撮一体型のビデオカメラをリリースしていた。『BTTF』でドクの実験記録を撮るためにマーティが手にしていたヤツだ。だから、私たちが8ミリに触れる機会は少なかった。

本作品のタイトルは、アメコミ・ヒーローの名前でも宇宙船の名前でもない。60年代にコダックから発売された8ミリフィルムの規格である。日本ではフジフィルムのシングル8の方が馴染み深い。どちらもカートリッジタイプだった。
――まぁ、そんな話しをしても、知らない人の方が多いだろう。「懐かしい」と思う方は、40~50年代生まれだ。(笑) スティーブン・スピルバーグが40年代半ばの生まれだから、ドンピシャ。一方、J.J.エイブラムス監督は、20歳ほど若いから、ほとんど知らないのではないかと思う。
もっとも、米国人ってのは早熟だから、中学生になる前から映画づくりをしていたとしても驚かないけどね。(笑) 社会が子供の自立を助ける機能を有している。羨ましい限りである。

本作品を観る限り、エイブラムス監督は、8ミリフィルムを回した経験がないのではないかと思う。何せ撮影できる時間が短いから、撮影は時計とにらめっこしながらだ。8ミリ映画は、編集は楽しいが、撮影は制限ばかりで苦労が多い。その辺りの描写がないと、主人公たちの映画づくりに説得力がないではないか。だから、エイブラムス監督がスピルバーグに近づくために立てた企画のような気がしてならない。(単なる勘です。根拠はないので念のため)

本作品は、スーパー8を使って8ミリ映画を撮ろうと奮闘する少年少女の物語。
或る夜、撮影に出かけた少年少女は列車事故を目撃する。どうやら、彼らが通う学校の科学教師が、ワザとトラックで貨物列車に突っ込んだらしい。
然も、彼らが撮影していたフィルムには、得体の知れないモンスターが写っていた……。
ここに主人公の“心の傷”と少女との出会い。異星人の目的が絡み、物語は大人たちのドタバタした市街戦をよそに、摩訶不思議な展開が描かれる。
それに、何だか、何もかも既視感を拭えない出来映え。『ET』のようでもあるし、『アイアン・ジャイアント』のようでもある。『チキンリトル』にも似てるな。いろんな映画の美味しいトコロを、まるで8ミリフィルムを編集するかのように継ぎ接ぎして、『スタンド・バイ・ミー』で味付けした感じ。あまりいい印象ではない。

正直、エイブラムス監督に「ちゃんとしたドラマのある作品が撮れるのかよ」と思った。いつも思わせぶりに引っ張っておいて、結局、最後はうやむやみたいな作品ばかり撮っている監督さんだ。
案の定、登場人物の描き方が即物的すぎて、全く感情移入できなかった。これだけ美味な素材を使っておいて勿体ない話しである。
それに異星人と心を通わす瞬間すら描かれないのは大失敗だろう。クライマックスの主人公たちの奮闘が、どんな気持ちに支えられていたのか、全く観客に伝わって来ない。そのため“摩訶不思議”な展開にしか見えないのだ。

そもそも、スピルバーグとエイブラムスの組み合わせなんて、聞いただけでもゾッとするではないか。片やフィルム撮影にこだわる巨匠、片やデジタル世代の新進気鋭だ、食い合わせが良いワケない。まして、“ボーイ・ミーツ・エイリアン”とくれば、何をかいわんやである。どれだけ興収をあげたのか知らないが、最初から失敗は約束されていたようなものだ。(嘆息)

フィルムの幻影は、観客に夢を与えてくれるが、デジタルのそれは単なるノイズでしかない。本作品に登場する少年少女は、姿形こそ子供だが、行動律や理屈は大人そのもの。私には歪なノイズにしか見えなかった。もし、劇中に彼らの撮ったゾンビ映画が挿入されなかったら、途中でほおっていたかも知れない。

下心が透けて見える駄作だった。

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Last updated  2017.05.07 20:31:26
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