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2017.04.11
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0738 シンドバッド/新たなる航海

『0738 シンドバッド/新たなる航海』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本・製作総指揮
       シャヒン・ショーン・ソリモン
・製  作  ハーヴェイ・ローリー
       メラニー・マイバラー
・脚  本  イヴリン・ガーベイ
・撮  影  ロジャー・メンド

【キャスト】
・シャヒン・ショーン・ソリモン
・パトリック・スチュワート
   「X-MEN:フューチャー&パスト」(ナレーション)
・サイード・ファラジ「グリーン・ゾーン」
・マリアム・バルダニ
・アイザック・C.シングルトン,Jr.
 「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」
・ローナ・レイヴァー「スペル」

『0738 シンドバッド/新たなる航海』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  MPF-11801
・製作年度  2014年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  SINBAD THE FIFTH VOYAGE
・そ の 他  片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本国内向、DVD、レンタル専用
・発 売 元  ツィン TWIN
       ミッドシップ [MIDSHIP]
・販 売 元  ミッドシップ [MIDSHIP]
・収  録  78分
・サ イ ズ  16: 9 LB スコープサイズ
・音  声  1.オリジナル 5.1ch <英 語>
         ドルビー・デジタル
       2.日本語吹替 2.0ch ドルビー・デジタル
・字  幕  1.日本語字幕
       2.吹替用字幕
・映像特典  オリジナル予告編

【ジャケット】
・オモテ面:伝説の勇者よ、七つの海を超えて征け!
・ウラ面 :黒魔術師に誘拐された王女を救うため、
      命をかけた航海の旅へ――
      シンドバッドの活躍を描く、
      SFアクション・アドベンチャー超大作!

“七つの海を超えて”の“超え”って間違っていません? たぶん、“越え”が正しい。(笑)
“超”は、或る一定の範囲を過ぎた状態を指すので、「売上が1億円を超える」とか「理解を超える」とか、そんな風に使う。
“越”は、境界や妨げをこえるってこと。「峠を越える」とか「年を越す」とか……。
“征け”って表現もオタクっぽいなぁ。(笑)
ウラ面の“誘拐”って表現も、間違っているな。ダマされたわけでも誘惑されたわけでもない。ただ単に連れ去られただけだから、“拉致”って表現の方が近いかも。(苦笑)

『0738 シンドバッド/新たなる航海』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
「レイ・ハリーハウゼンへのオマージュ」

レイ・ハリーハウゼンへの敬意を表した1本。そのための作品なので、気持ちは伝わって来る。ただ、映画づくりという点では、あまりに幼すぎる。そんなところが、未公開である由縁だろうなぁ。(溜息)

――シンドバッドが、婚約者への贈り物にする魔除け探しの航海から帰って来ると、国王をはじめ臣下が全員、凍りついていた。唯1人無事だった魔女の説明では、黒魔術師のホワイト・ディーヴの仕業だと言う。ホワイト・ディーヴは、パリサ姫を連れ去り、清い魂を奪おうとするだろう。
シンドバッドは、部下を連れてパリサ姫の行方を追う航海に出発する。
……というのが、序盤。

シンドバッドの母親に魔の手が迫るプレオープニングから現在、1日前の宴会、シンドバッドとパリサ姫が出会った頃と、時間軸が頻繁に前後して分かり難い。然も、老いたシンドバッドが書物のページをめくりながら過去を振り返る構成になっている。さしたる内容でもないんだから、ヘンに凝らずに素直に構成をして欲しかった。
魔術師が国王の前に現出させた“ミノタウロス”は、『シンドバッド/虎の目大冒険』のオマージュか。
“カーリー像”から魔除けを奪うシーンは、『シンドバッド/黄金の航海』へのオマージュだろう。

――シンドバッドの一行は、強い嵐に遭い、船はバラバラに砕けて沈没してしまう。
ボートで難を逃れた彼らが辿り着いたのは、見知らぬ島だった。怪鳥や巨大なハチ、土蜘蛛、サイクロプスに遭遇しながら、ようやく或る村に辿り着く。しかし、そこは女吸血鬼の村だった。
……というお話し。

ストップモーションによってミニチュアを動かす場合、色温度の問題が出て来る。レイ・ハリーハウゼン監督は、その辺でだいぶ苦労されたようだが、現代では画像のコンピュータ処理によって容易になってしまった。本作品でも、遺憾なく技術が発揮されているが、それって妙に味気ない。(セルアニメの方が温かみがあるのと同じ)
怪鳥“ロックバード”は『シンドバッド/七回目の航海』へのオマージュ。
巨大なハチやカニは、文字通り『巨大生物の島』へのオマージュか。
“サイクロプス”も『/七回目の航海』へのオマージュだろう。

――何とか吸血鬼を倒したシンドバッドだったが、部下をみんな失ってしまう。
失意のうちに彼は、洞窟に辿り着く。そこで彼が見たのは、死神と死んだ仲間の魂たちだった。魂は、闇の中を永遠に歩かされる責め苦にあっていた。
シンドバッドは、死神と賭けをする。ホワイト・ディーヴを見つけて殺せば仲間の魂を助ける、負ければ死神の代わりに魂を見張る役をする。賭けは受け入れられる。
目を覚ましたシンドバッドの前に現れたのは、ランプの精霊だった。精霊への願い事を利用して、シンドバッドは捕らわれたパリサ姫の近くまで来る。そして、一つの贈り物を貰ってホワイト・ディーヴとの対決に向かう。
……という展開。

この後、シンドバッドは“骸骨兵士”と戦う。『/七回目の航海』へのオマージュ。
“レッド・タイガー・ドラゴン”も『/七回目の航海』に出て来たドラゴンへのオマージュだろう。(どちらも槍で一突きされる)

ストップモーションによる撮影に賛否両論あるだろうが、気持ちはわからなくもない。セットや衣装、ストーリーを、1960年代に最盛期だったレイ・ハリーハウゼンの諸作品と似せてみせた心意気も悪くない。
クラシックなテイストの作品に仕上がっている。(別な言い方をすれば、B級感丸出し)
それを微笑ましく受け取れるかどうかだろう。

万人にオススメ出来る作品ではないが、マニアの方は楽しく観ることが出来るかも知れない。ちょっぴりオススメ!





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Last updated  2017.04.11 07:38:15
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