B級映画ジャケット美術館

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2017.04.30
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0757 72M

『0757 72M』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・製  作  ニキータ・ミハルコフ「太陽に抱かれて」
       コンスタンチン・エルンスト
       アナトリイ・マクシモフ
・監  督  ウラジミール・コチネンコ
・原  作  アレクサンドル・ボクロフスキー
・脚  本  ヴァレリー・ザロツハ
       ウラジミール・コチネンコ
・撮  影  イリヤ・ディオミン
・音  楽  エンニオ・モリコーネ
          「海の上のピアニスト」「マレーナ」
・編  集  オレグ・ライェフスキイ
       スベトラナ・タリック

【キャスト】
・セルゲイ・マコヴェツキー
・マラト・バシャーロフ
・アンドレイ・クラスコ
・ディミートリィ・ウリアノフ
・チュルパン・ハマートヴァ

『0757 72M』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  ALBD-5222R
・製作年度  2004年
・製 作 国  ロシア
・原  題  72M
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD
・発  売  アルバトロス株式会社
・販  売  アルバトロス株式会社
・価  格  ----
・収  録   116分
・サ イ ズ   4: 3 ビスタ
・音  声  1.オリジナル <ロシア語> (Stereo)
       2.日本語吹替 (Stereo)
・字  幕  1.日本語字幕
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・公  開  ----
・映像特典  ----

【ジャケット】
・オモテ面:最終指令――限界水域からの生還。
・ウラ面 :ロシア全土で感動の嵐!「ローレライ」
      「Uボート最後の決断」、そして「72M」
      潜水艦には究極のドラマがある。
        ロシア・アカデミー賞金鷲賞受賞!
      製作:アカデミー賞、カンヌ映画祭
         グランプリ受賞監督
         ニキータ・ミハルコフ
         「太陽に抱かれて」。
      音楽:名匠エンニオ・モリコーネ
         「海の上のピアニスト」「マレーナ」。

海上を走る潜水艦。背後から巡洋艦が砲撃している。空にはヘリも見える。なかなかカッコイイが、昔のプラモデルの箱のイラストみたいだ。ちょっと古臭い。(笑)
ウラ面は、一転して人物ばかり。潜水艦も巡洋艦も出て来ない。確かにヒューマン・ドラマの映画だから、これが正しいのだろうが、ちょっと雑然とし過ぎている。
アルバトロスからのリリースにしては、イマイチの出来映えだった。(笑)

『0757 72M』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
「ロシア海軍は大丈夫か?」

最近、歳をとったせいか、認識力がトンと衰えたような気がする。誰が誰やらサッパリ分からないし、各人の人間関係も理解できない。本作品を観ながらシミジミと、そう思ってしまった。(苦笑)

――ロシア海軍の潜水艦“スラブガール”が、軍事演習のためウクライナの軍港を出航する。計画通りに洋上の巡洋艦に魚雷を命中させ、24時間の隠密行動に入る。
しかし、巡洋艦の放った対潜水艦ミサイルが、第二次世界大戦時の機雷を目覚めさせてしまう。スラブガールは魚雷に接触。爆発が、艦の横腹に穴を開け、たちまち浸水が始まる。乗務員は何が起きたのか分からないままスラブガールは海底に沈んでしまう。
生き残ったのは、わずかに13名。深度は72m。彼らは艦から脱出するため潜水具の準備に取り掛かるが、残酷にも潜水具は12組しかなかった。
……というお話し。

物語のタテ軸は事故に遭った潜水艦からの脱出劇。ヨコ軸に登場人物のドラマが描かれている。
ネリーを巡るピョートルとイワンの対立が中心だが、ウクライナ人なのにロシア海軍に残った艦長と妻の交流、ドイツ系ロシア人の情けなくも幼稚な行動とか、いろいろ盛り込まれている。
最も興味深いのは、ウクライナとロシアの関係。独立に際して、ウクライナに移籍した者を「裏切り者」と呼び、ロシア海軍に残ったウクライナ人とか、複雑な事情が垣間見える。
もしかしたら、その辺の情勢に詳しいと、本作品に対する評価は、大きく違うのかも知れない。

ただ、純粋に映画だけを楽しもうとすると、意味不明な表現が多く、面食らうことになる。それに、抽象的(象徴的)な表現も多く、慣れない方には退屈かも知れない。もっと、情報を持っていない人でもフラストレーションをためずに観ることが出来るように演出して欲しかった。(苦笑)

そうした点を割り引いても、回想シーンや“お話し”を映像として挿入したためか、全体的に散漫な印象であることは否めない。もっと短めにすれば良いのにとも思うが、これがロシア映画のロシア映画たる由縁なのかも知れない。

一番気になったのは、ロシア海軍の無能ぶりだろうか。(笑)
冒頭からアジア系のロシア人が赤いペンキを塗っていたり、若い連中は終始、バカっぽい顔をしている。浮気している妻の関心を繋ぎ止めるために、潜水具を横流ししてピアスを買うヤツがいたり、抗うつ剤をバラ撒く学者がいたり……。だいたい、演習中に潜水艦が行方不明になっているのに、必死で捜そうとするのが普通じゃないか? なのに捜そうともしないで、ネリーに言い訳をしているところが、バカみたいだ。こんな海軍には、誰も志願しないんじゃないか?
オフビートのコメディのようだから誇張しているのだろうが、私だったら、怒鳴り散らしているところだ。
もし、これがロシア軍の現状を反映しているなら、同盟国にはなりたくないな。後ろから撃たれそうだ。(笑)

世界史に興味のある方にオススメ!(ロシアやウクライナ情勢に詳しい方も可。そうでない方は、ご遠慮いただくのか懸命です)





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Last updated  2017.04.30 10:32:12
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